2026/08/07

ボルネオ島3ヶ所を巡る(その2 シンガポールでのトランジットを満喫)

シンガポール経由便でクチンに向かいます

マレーシアのクチンに直行便はなく、シンガポールトランジットのLCC、スクートで行きます。乗り継ぎ時間が5時間以上と長いのですが、これはむしろメリット。去年もスクートのシンガポール経由便でジャカルタに行ったのですが、シンガポール、チャンギ空港の施設、「ジュエル」が素晴らしく、今回もここで楽しむことにします。

4時、車で出発、パーキングに車を預け、6:30チェックイン、7:00出国審査、8:20発のScoot TR885便に乗り込みます。シンガポール到着予定は14:35、5時間20分後の19:55発、TR434便でクチン着21:30というスケジュールです。

快適なチャンギ空港

シンガポールの最大の目玉は、海鮮料理。ボルネオにも沢山海鮮料理店があるのですが、名物のチリクラブは、やはりシンガポールが本場、お値段ははりますが、是非とも食べたいということで、Junbo ジュエル店を事前に予約しておきました。

飛行機はほぼ定刻の14時過ぎに着陸、シンガポールの入国手続きはめちゃくちゃ速い、いつ行っても快適な空港です。


ブルネイではシンガポールドルが流通しているので、早速ここでシンガポールドルに両替、プレミアムは2%少々で、後で知ったのですが、クレジットカードの料率(手数料込み)よりずっと良いレートです。

リュックを背負ったまま、ジュエルを散策、ジャンボをみつけたので、予約時刻より30分以上早かったのですが入れてもらいました。

期待に違わぬチリクラブ

早速3人で大きめのカニ1杯とチリカンコン(空芯菜炒め)、油條、チャーハンを注文、期待通りの味、昔チャンギ海岸に並んでいた屋台で食べた時は格安だったと思っていましたが、お値段は高級。なにせ、シンガポールの一人あたり所得は今では東京の倍なんですから仕方ない。

その後、ジュエル内を散策、ラウンジで早めの夕食を食べて、クチン行の飛行機に乗り込みました。

シンガポールからあとはやや難行苦行

スクートという飛行機、LCCの割には快適なのですが、シンガポールまでのフライトで注文した食事(有料)は、2000円もするのにお世辞にも美味しいとは言えませんでした。まあ、それは予想されていたことでしたが、問題は、シンガポールからクチンに向かう飛行機。

乗り込んだ途端に感じた違和感、冷房が全く作動していない。乗務員も手うちわをしたりし、いかにも暑そう。なにせ赤道直下の国、機内もほぼ満席ですから、たまりません。おまけに待てど暮らせど出発しない。30分も待ってたまりかねた乗客がクレームしたからか、たまたまか、やっとエアコン作動。なんだやれば出来るじゃん、機内から拍手が湧きましたよ。

それからも20分くらい待ってようやくスタート、スケジュール自体にサバをよんであったのか、22時頃にクチン国際空港到着、マレーシアリンギへの両替をすませ、Grab(配車アプリ)を使って、10キロあまり離れた宿まで行きました。

宿の入口がわからず右往左往

車から降りたところにあるのは、のっぺりとした殺風景なマンション。名前の表記もなく、正しい場所なのかどうか、守衛に聞いたり、隣を見に行ったり、ウロウロ。どうもそのビルらしいことはわかったのですが、入り方がわかりません。てっきり受付でもあるのかと思っていたのですが、これは私の認識不足。前にもアパートメント形式の宿に泊まったことは何回かあるのですが、事前のガイドもはっきりせず、当惑当惑。

気を取り直して、メールやWhatsAP(日本のLINIにあたるもの)でやりとり、郵便ポストの並んでいる一角に行き、教わった暗証番号でボックスをあけ、部屋の鍵を取り出しました。

一時はどうなることかと思いました。でも、そうやってたどり着いた部屋は、リビング、ツィンルーム、ダブルベッドのあるマスタールーム、ツィンベッドのならぶ部屋、バス・トイレも二組、ダイニングキッチン、洗濯機つきの洗濯場まである、立派なマンション、これが2泊で2万円弱、なにより洗濯できるのが嬉しい、一同大喜びで疲れも吹き飛びましたよ。

この日はもう23:30、明日からクチン観光です。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

2026/08/06

ボルネオ島3ヶ所を巡る(その1 概要)

ブルネイという国に行ってみたくて、ボルネオ旅行を計画しました。ブルネイはボルネオ島北部、マレーシアに囲まれた小さな国、主要部分は1日も見たら充分な気もしたので、マレーシアのクチン、コタキナバルを目的地に加えました。今回は一人旅ではなく、娘夫妻も同行、一人旅ノウハウを伝授すべく、これまでイギリスドライブ旅行、インドネシア旅行と、一緒しましたが、さすが若い頭脳と感性、出藍の誉れというか、老いては子に従えというか、すでに主導権は失い、そのかわり介護付きの気楽な旅となりました。

おおよその日程

こんな日程です。

1日目(土)

羽田を出発クアラルンプール経由クチンへ

早朝、車で出発、パーキングに預け、6:30チェックイン、7:00出国審査

820成田T1)-(Scoot TR885)-1435シンガポール(乗継520

シンガポール19:55-(TR434)- 21:30クチン

(泊)クチン Riverwiew Vintage Home 8pax (アパートメント)

市場など周辺散策後、サラワク文化村

午後、ウォーターフロント観光。

クチン Riverwiew Vintage Home 8pax Kuching (連泊)

3日目(月)

クチン市内見物、午後コタキナバルへ

市内の建築遺産見物後、空港へ移動。

クチン1435ー(エアアジアAK6356)ー1605コタキナバル

チェックイン後、ウォーターフロントの海鮮市場、ガヤストリートなど見物

(泊)コタキナバル Bay Suites Likas KK by 8Avenue(アパートメント)

4日目(火)

コタキナバルで終日自然公園ツアー

キナバル自然公園、ジャングルクルージング(カニクイザル、ワニ、トカゲ、テングザル)

夕食、ビーチで夕陽鑑賞後ナイトクルーズでホタル鑑賞

(泊)コタキナバル Bay Suites Likas KK by 8Avenue (連泊)

5日目(水)

コタキナバル(北ボルネオ鉄道、マリマリ文化村)

北ボルネオ遺産列車ツアー

マリマリ文化村

ガヤストリート

(泊)コタキナバル Bay Suites Likas KK by 8Avenue (3連泊)

6日目(木)

コタキナバル市内見物後、ブルネイへ

サバ州立博物館(改修で閉館中)付属の野外展示見物後空港へ移動。

コタキナバル16:35(ロイヤルブルネイBI826)ー1715ブルネイ

(泊)ブルネイ Al Afiah Hotel  

7日目(金)

ブルネイ市内見物

市内見物、カンポン・アイール(水上集落)ツアー

(泊)ブルネイ Al Afiah Hotel (連泊)

8日目(土)

ブルネイ市内見物、深夜空港に

ロイヤル・レガリア(博物館)、マレー技術博物館、海洋博物館、スルタンシャリフアリ廟など見学

7つ星ホテルのブルネイエンパイアホテルでアフタヌーンティー。付属のビーチで夕陽鑑賞後空港へ。

9日目(日)

早朝便で帰国

ブルネイ0:35-(BI695)-7:30成田T1

事前準備(入国書類)

・シンガポール 入国前3日以内に電子入国申告書(SG Arrival Card) *今回、一旦入国したため。
・マレーシア 入国3日前からマレーシア・デジタル・アライバル・カード(MDAC)提出
・ブルネイ .E-Arrival Cardの登録  健康申告(到着日を含む3日前から)
(ともにビザは不要) 

利用した現地ツアー

・コタキナバル郊外観光ツアー 世界遺産キナバル公園+デサファーム+テングザルリバークルーズ&ホタル観賞 <昼食&夕食付き/日本語ガイド/コタキナバル発着> (Beltra経由Ocean Delight Tours & Travel 社) 一人約27,000円

・コタキナバル、サバ州:北ボルネオ遺産列車  (GetYourGuide経由 Kinabalu Heritage Tours社) 一人約18,000円

・ブルネイ水上集落2時間ツアー (KLook経由 Pan Bright Travel Service) 一人約7,000円

主な費用

◯ 航空運賃 : 一人あたり約144千円

 成田 ー シンガポール ー クチン (Scoot=LCC)    158,688円/3人

 クチン ー コタキナバル (Air Asia=LCC)   30,369円/3人

 コタキナバル ー ブルネイ(Royal Brunei)   29,760円/3人

 ブルネイ ー 成田              213,210円/3人

◯ 宿泊 : 一人当たり約 26千円

 クチン2泊    19,771円/3人

 コタキナバル3泊 24,942円/3人

 ブルネイ2泊   34,250円/3人

◯ 現地ツアー: 一人当たり約52千円  (内訳は上述のとおり)

◯ 博物館等入場料  (省略)

◯ その他、食費、現地移動費用 (省略)


詳しくは、その2以降でレポートしますが、治安もよく食べ物も美味しい、満足感の高い旅行でした。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

2026/07/14

パッケージツアーでバルカン7カ国を巡った(その8)セルビア

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボから290キロ走り、セルビアの首都ベルグラードにやってきました。着いたのは20時、翌日20:25発の飛行機で、イスタンブール経由羽田に帰る予定なので、今回の旅行最後の宿です。

最終日は、セルビア正教会や性サヴァ大聖堂などを観光する予定ですが、正直、教会やフレスコ画は堪能しすぎ。お土産に何を買って帰るかに心が行きます。

セルビアについて

人口691万人、一人あたりGDP(PPPベース)26千ドル 共和制、首都ベオグラード。かつて存在したユーゴスラビアの地理的にも政治的にも中央に位置しています。セルビア人が82.86%、マジャル人が3.91%、ボシュニャク人が1.82%、ロマが1.44%、ユーゴスラビア人(正式に言えば民族ではない)が1.08%、クロアチア人が0.94%、モンテネグロ人が0.92%、アルバニア人が0.82%、公用語はセルビア語。ヴォイヴォディナではルーマニア語、パンノニア・ルシン語、ハンガリー語、スロバキア語、クロアチア語も公用語。コソボ(セルビアはコソボの独立を認めていない)ではアルバニア語も公用語。セルビア人のほとんどは正教会の信者、マジャル人やクロアチア人の多くはカトリック、ボシュニャク人やアルバニア人はイスラム教が多い。通貨はセルビア・ディナール(RSD)

北半分はカルパチア盆地の平野で、南部は山地、四季がはっきりとした大陸性気候で年間を通じて寒暖差が大きい。主要産業は、豊富な労働力やヨーロッパと中東を結ぶ地理的優位性を背景に製造業(自動車、電気機械)と、豊かな自然を活かした農業、および鉱業です

この国(地域)の簡単な歴史

6世紀 、東ローマ帝国の領域であったバルカン半島西部にセルビア人が居住を始め、12世紀はじめにセルビア王国が成立。第一次世界大戦後はユーゴスラビア王国の中心となり、第二次世界大戦後も社会主義ユーゴスラビアの中心共和国でした。

・14世紀にはセルビア帝国として広大な領土を支配、バルカンの覇者となりましたが、1389年の「コソボの戦い」でオスマン帝国に敗北し、400年にあわたり支配下に入ります。

・1817年にセルビア公国が成立し、オスマン帝国から自治権を獲得、その後1878年に正式に独立、その後、第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件(1914年)を経て、1918年には「ユーゴスラビア王国」の核となりました。

・第二次世界大戦後はチトー大統領のもとで「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」の主要構成国となりました。

・1990年代の冷戦終結とともに連邦は解体。1991年にはクロアチア、スロベニア、マケドニア共和国(現・北マケドニア共和国)がユーゴスラビアから独立、1992年にボスニア・ヘルツェゴビナが独立、2003年にセルビア・モンテネグロとなり、2006年にモンテネグロが独立したことで現在のセルビア共和国が成立しました。2008年に独立を宣言したコソボについては、現在も自国領とする立場を維持しています。コソボ紛争を巡っては、1999年の北大西洋条約機構による爆撃に晒されました。

ベオグラードまでの沿道風景

ボスニア・ヘルツェゴビナの国境通過が16:30、更に農村風景が広がる中を3時間ほどすすみます。沿道には、小麦畑、ひまわり畑などが広がります。なかなか豊かそうです。


ベオグラードのホテルには20時少し前に到着しました。

カレメグダン要塞

翌朝、最終日です。朝、ゆっくりして9:30にスタート、市内観光にむかいます。車窓から市内の風景をみながら、まず向かうのはカレメグダン要塞。

右は、クネズ・ミハイロヴァ通り、歩行者天国になっています。ここから、カレメグダン公園を経て、徒歩で要塞に向かいます。





カレメグダン要塞(ベオグラード要塞)は、ドナウ川とサヴァ川の合流点を見下ろす丘に位置する平和なスポットですが、過去には波乱の連続でした。1世紀には既にこの場所にケルト人の要塞があり、2 世紀にはローマ帝国が、 6世紀から12 世紀にかけてはブルガリア王国やビザンチン帝国が、13世紀から15 世紀にかけてはセルビア王国やハンガリー帝国が、そして16世紀からはオスマントルコ、19世紀にはオーストリア・ハンガリー帝国がと、有史以来100回以上の戦闘が起き、40回も侵略者に破壊され、そして新たな征服者に再建されてきたのだそうです。

要塞の入口付近は、自然史博物館、その関係か子供用?の恐竜展示、軍事博物館などがあります。





右は、オスマン時代の将軍、ダマト・アリ・パシャを祀る霊廟です。
洞窟や拷問場所なんかも残っているのだそうです。

高台からはドナウ川とサヴァ川を見下ろせます。立ち去りがたい絶景です。夕陽がまた美しいのだそうですが、残念ながらそこまで待てません。

セルビア正教会

カレメグダン要塞から出て、付近を散策していきます。
左の写真は、なんと小学校、キング・ペタル1世小学校と言い、20世紀に作らrたベオグラード最古の学校だそうです。
そして、右が聖ミハイル大聖堂(セルビア正教会)、カレメグダン要塞内にある聖ルジツァ教会に次いでベオグラードで2番目に古い教会だそうです。





聖サヴァ大聖堂

街の風景を眺めながら少しバスで移動、聖サヴァ大聖堂を見物します。




熱心にお祈りする姿って美しいんですが、この人たちって、必ず最後にイコンにチュッてやるんですよね。いくら信仰の力が強くってもコロナが蔓延したわけだ。



クネズ・ミハイロヴァ通りを散策

昼食後は、 クネズ・ミハイロヴァ通りを散策。ここは歩行者天国になっており、いわば銀座通り。高級店らしき店が並び、露天なども店を出しています。 
右は、 「セビリ」と呼ばれるトルコの伝統的な石の水飲み場を模したものでしょうね。これまでの道中でも広場などで本物をよく見かけました。                     





その一角にある大型ショッピングセンターの中にあるスーパーでお土産をゲット。ミッションコンプリーテッド、あとは帰国するのみ。




ベオグラード空港。構内をミニカーが走っていました。


イスタンブールの夜景。右は、お土産品。何だ、酒ばっかりじゃないか。



読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。