2026/01/02

ベトナム↔カンボジア陸路往復の旅(その8 プノンペン )

(10日目ー11日目)

9日目の夜、プノンペン入り。10日目は終日市内観光にあて、11日目は9:45発のバスで、ベトナムのホーチミンに入り、同日23:55タンソンニャット国際空港発の夜行便で帰国する予定です。

まずはロシアンマーケットへ

プノンペンはベトナムのハノイやホーチミンより歩きやすい気がします。交通量のせいか、歩道が比較的きっちり確保されているせいか、たまたま歩いたところがそうだったのか。まず、宿のそばにある、トゥートムポンマーケット(ロシアンマーケット)に向かいます。途中、パン屋さんが多いのに気づきました。意外でした。

あちこちで出勤前?の人が朝食をとっています。市場っていつどこで見ても楽しいですね。見慣れないもの、懐かしいもの、人々の一所懸命な、でも楽しそうな様子。

プノンペンは、バンコックやマニラより南なのですが、この時期30度前後で、南国の内陸なのに意外と暑くない。売られている果物もドリアンなども一部に並んでいますが、スイカやメロンがゴロゴロといった様子はありません。私の観察不足か、あるいは季節のせいかもしれません。







市場では、托鉢しているお坊さんを何組かみました。市場の人は信心深い人が多いからかもしれません。






中の方に入っていくと、食料品以外のものが並びます。下の写真なんか、秋葉原の電気街を思いださせます。








トゥールスレン虐殺博物館

また少し歩いて、午前中の主目的地、虐殺博物館に行きました。入館料は10ドル、日本人ですかと聞かれて、ヘッドフォンをわたされました。有料にしなくて入場料に含めるっての良いですね。説明を聞くのと聞かないのでは大違い、なかなか良い説明で、じっくり楽しませてもらいました。いえ、楽しんだのでなく、勉強させてもらいました。

建物は学校だったところ、元教室だったところに拷問具や展示物、説明パネルが並びます。ベトナム戦争終了後の1970年後半、人口の4分の1にあたる180万人を虐殺、それも想像を絶する拷問のあげくに死なせてしまったというのですから想像もつきません。人間、変な理想を信じちゃうと、あるいは権力欲の虜になると、ここまで酷いことを出来るんだなと思ってしまいます。去年アウシュビッツも見てきましたが、自国民に対してここまでやっちゃうのですから、より凄惨さが迫ってきます。中国の文化大革命や少数民族虐待などの実態はよく存じませんが、こういう博物館が作られるようになったら見に行きたいと思いました。






有刺鉄線はもちろん、逃亡防止のためで学校時代にはありませんでした。





王宮から国立博物館まで

このあとトクトクを拾って独立記念塔まで行きました。記念塔自体はなんというものでもありませんが、そこからニーク・バン・テアック公園、ワット・ボトム公園と繋がった公園をすす見ました。途中、見慣れたデブ将軍の写真がはられている建物があり、何かと思ったら北朝鮮の大使館でした。友好関係にあるんですね。当距離外交ということでしょう。

ワットボトム公園は公園と言っても木陰がありません。ベトナム友好記念碑が建っていました。木陰の無い公園、ハトも日陰にあつまっているのがおかしい。

公園を抜けると、前方に王宮のシルバーパゴダ、右手に最高裁判所が見えます。








王宮は大きいのに入口は1箇所のみ、かなり歩かされました。途中の塀もうつくしかったですが。









王宮の中です、どれが何か、よく判別出来ません。白いのがシルバーパゴダであるのはわかるのですが。




王宮本体、中は撮影禁止ですが、赤い絨毯が敷き詰められ、黄金のシャンデリアが下がっていて壁には様々なものが飾られていました。








宮殿の外のとおりです。広くて車通りも少なく綺麗です。





ワールドトイレットアソシエーションというなんだか分からないインフォメーションに寄って地図入手がてら食事をしました。日本並みのお値段でした。

そのあたりは、リバーサイドパーク。メコン川とトンレサップ川とが合流するあたりの少し上流、トンレサップ川沿いに設けられています。

なかなか気持ちの良い散歩道です、暑いけどね。

右側の子は、シンガポールのマーライオンのお古ではありません。それが証拠に水を吐きません。




王宮にほとんど隣接した場所に、国立博物館がありました。一部は撮影禁止でした。





セントラルマーケット近辺

少し進むとセントラルマーケット、そのそばには、ナイトマーケットの広場がありました。マーケットといっても、中には貴金属店などもあり、デパートの様相。







プノンペン駅

地図で見ると少し歩くと駅なので、行ってみました。走ってはいないのだと思いますが蒸気機関車が目立ちました。ほかにも列車が何編成か停まっていましたが、全部お休み状態、駅には人影がありません。駅の待合室はきれいなのですが、通信会社の売り場を兼ねているようで、駅の外観の表示も通信会社に乗っ取られている感じでした。




ワツトプノン

このあと、最後のひと頑張り、ワットプノンを目指します。

途中、エクスチェンジスクェアと書かれたビルがありました。名前からしてこの辺がオフィス街? 仏教国ではありますがクリスマスツリーが飾られていました。

ワットプノンの入口には緑でつくられた大時計があります。明らかにここが正門だとおもうのですが、扉はしまっていて、かなり大回りして裏?から入りました。長い階段の上にワットプノンがありました。








ナイトマーケット

翌朝のバス乗りば下見がてら、ナイトマーケットに行きました。左の写真は警察のバイク。マーケット警備のためとも思えないので、この辺に駐屯所があるのかもしれません。17時を少し回っていたのですが、マーケットは開き始めたという感じです。雑貨と食べ物屋がメインのようで、あまり期待できそうもありませんでした。




一つ面白いのは、広場一面にゴザ(ビニールシート)が敷いてあること。ここの人たちは椅子に座るより、地べたにあぐらをかいて座るのが好きなのでしょう。近所の店で料理をかってゴザの上で食べるというスタイルのようです。日本も昔はそうだったわけですが、いくつかの国行きましたがこういうの初めてです。





夜市と言うからには、生鮮食料品や食べ物屋がズラリと並んでいるのを期待していたのですが、平日だったこともあるのでしょうけれど期待外れでした。その代わり、すぐそばにあるkondal marketがなななか味がありました。

付近でレストランを探しますが、なぜかインド系ばかり。日もくれてくると歓楽街っぽくなってきます。このあたり歩いているのは白人が多いようです。




(11日目 最終日)

予定: プノンペン9:45 ー(Giant Ibis Transport 昼食付き)ー バヴェット/モクバイ国境 ー 16:15 ホーチミン (238キロ 6.5時間)

バスに乗車

前日下見しておいた、バス乗り場にむかいます。お隣のナイトマーケットは静まり返っていました。その代わり、隣のオールドマーケットでは、鰻や小魚がピチピチ元気、メコンの恵みですね。




乗客は、ニュージーランド、フランス等白人ばかり。3列シートの豪華バスで、交代運転手と英語堪能な女性乗務員がのっています。クロワッサンとコーヒー、水が配られました。 車内も綺麗で快適なのですが、それなのに窓は汚いのが残念。日本がきれいすぎるのでしょうね。

プノンペン、カンボジアともさよならです。空気もきれいでしたし、気候も概ね快適でした。クメール文字の印象か、なんとなく敬遠していた国でしたが好きになりました。






バベット→モクバイ国境が近づくと、なぜか街に漢字の多い一角があります。貿易かなんかで華僑が多いのですかね。

出国ゲートを出ると、大きな免税店があり、そこの併設食堂で昼食をとりました。焼きそば5ドルとぼつたくり価格でしたが、きのうのツーリストセンターよりまし。なぜかこの中間地帯に高層住宅が並んでいます。この中間地帯に免税工場でもあるんですか、謎です。







不思議だったので、AI(Google Gemini)に聞いてみました。少し長くなりますが、とても興味深いのでほとんどそのまま引用します。

結論から申し上げますと、あの中間地帯や周辺に建つ高層ビルは、主に「カジノ・ホテル」およびその「従業員宿舎」であり、さらにその背後には広大な「経済特区(SEZ)」という免税工場地帯が広がっています。

1. 高層アパートの正体:カジノ従業員とIT産業の拠点

あそこに建っている高層ビルの多くは、単なる一般向けマンションではなく、以下の目的で使われています。

カジノ従業員の宿舎: バヴェットには数十件のカジノが密集しています。24時間営業のため膨大な数のスタッフが必要で、その多くがビル内の寮に住み込みで働いています。

オンライン・ゲーミング(オンラインカジノ)拠点: 近年、カンボジアの国境沿いでは、海外向けのオンラインギャンブルやカスタマーサポートを行う企業がビルを一括で借り上げ、数百人規模のスタッフを住まわせるケースが急増しました。

ベトナム人・中国人労働者の居住地: ベトナム側からはカジノ客だけでなく、仕事のために越境してくる人も多く、それらの人々の生活基盤となっています。

2. 「免税工場」の存在:経済特区(SEZ)

ご推察の通り、あのエリアには「免税工場」が非常に多く存在します。

経済特区(SEZ)の集積: バヴェットには「マンハッタン経済特区」や「タイ・セン経済特区」など、複数の巨大な産業団地があります。

ベトナムのホーチミン港に近いため、カンボジアで製造してベトナムから輸出するというルートが非常に効率的です。

免税措置: 経済特区内の工場は、原材料の輸入関税や法人税の免除といった優遇措置を受けています。

主な生産品: 自転車(カンボジアは世界有数の自転車輸出拠点です)、衣類、靴、電子部品、タイヤなどが製造されており、数万人規模のカンボジア人ワーカーが周辺から通っています。

3. なぜ「中間地帯」がこれほど広いのか

通常、国境の「ノーマンズランド(無人地帯)」は狭いものですが、バヴェットの場合は「国境そのものが町になっている」という特殊な構造をしています。

カジノ特区としての発展: カンボジア政府がベトナムからの集客を狙い、国境ギリギリの場所にカジノ建設を許可したため、本来「何もないはずの場所」に巨大なエンターテインメント施設と居住区が先にできてしまいました。

独自の経済圏: あのエリアは「バヴェット市」という行政区画の一部ですが、実質的にはベトナムとカンボジアのどちらの文化も混ざり合った、国境特有の独立した経済圏として機能しています。

納得しました。調べてよかった。Googleさん、今回の旅行、何から何まで大変おせわになりました。

ベトナム入国

入国ゲート(左の写真)を通りベトナムに入ると大渋滞、遅れに遅れ、市内到着予定16:45なのに2時間くらい遅れそう。帰国便は23:55なので余裕は十分ありますが、市内でゆっくりする時間はなさそう。それどころか市内から空港までも渋滞しそう。地図を見たらこのバスは空港のそば通りそうだったので、頼んで比較的近いところでおろしてもらいました。





帰国便はほぼ予定通りに出発、翌日8時ごろ、無事に成田に降り立つことが出来ました。

今回、マイナーな場所ばかり行きましたが、なかなか良い旅でした。このブログをかき終えたら、またどこか行きたくなってしまいました。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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