大人の充実倶楽部パスは超お得
ここのところ、大人の休日フリーパスにはまっています。なにしろ東日本だと4日間特急含めて乗り放題で15,270円(ミドル会員=50歳から男性64歳女性59歳まで=は21,660円)。多少時期により変わりますが、東京から仙台まで特急指定席含め11,610円ですから、仙台往復だけでも元がとれてしまいます。
今回、2023年6月下旬から7月上旬にかけて、東北地方で「ホタルの名所」といわれるところを巡ってきました。 詳しい行程は末尾に示してあります。
ホタルへの想い
私、子供の頃、山梨県の田舎で沢山ホタルがとんでいたのを覚えています。それこそ乱舞状態で、捕まえてかごに入れ持ち帰り、蚊帳のなかに放ったりして楽しんだものです。そのあと、大学時代、記憶は定かでありませんが、バイトで兵庫県の山間部(佐用か養父?)をおとづれて、川沿いに乱舞するホタルに青春の胸をしめつけられた記憶があり、それ以来、ホタル大好き。
さてどこに行くか
ホタルを売りにする観光地も多く、ネットで検索すると様々なホタル情報が載っています。ウエザーニュースの人気ランキングをもとに、行き先を調べました。この中から、この時期が旬で公共交通機関で行きやすいところ、できればまだ行ったことのない場所という基準でいくつか選びました。
青森県 浅虫ダム(ランキング2位)
秋田県 森のテラス(ランキング7位)
山形県 小野川温泉 (最初、ランキング6位、福島県うぶかの郷を選んだのですが、宿がそばにないことと、今年は早くてもう少なくなったとのことで断念、ベスト10外でしたが、こちらにしました。)
ローカル線で山形経由で米沢、小野川温泉へ
目的地は米沢からバスで少しはいったところ 仮に大宮を8:33に出るつばさ127号に乗ったら10:22に着いてしまう。折角だから付近を散歩しても良いですが、のんびりと、大宮駅9:32発のはやぶさ11号に乗車、仙台から仙山線奥羽本線快速に乗って山形、そこで昼食をとり散策、そこから山形線に乗るという迂回ルートをとりました。
仙台から仙山線で山形へ
仙台駅からは、新幹線で米沢に直行せず、仙山線で山形に寄ることにしました。仙山線は名前の通り仙台と山形(正確には羽前千歳駅)を結ぶローカル鉄道ですが、日本初の交流電化が行われたところで、急勾配を上り下りすること、雪に加えて秋の落ち葉で線路が滑りやすいことなどで、鉄道は苦労したようです。駅にはざわざわ「JR仙山線を知ろう」というパネルがあり、いかに急勾配を克服したかを訴えておりました。
流石に東北最大の都市仙台、ここからの電車も6両編成で、途中の愛子駅(「あやし」とようむそうです)まではベッドタウンが広がり、朝夕はかなりのラッシュになるようです。
山形駅にて
山形駅では所々に「山ラーメン」のポスターがあり、これによると、山形市はラーメン消費量日本一とのこと。さくらんぼや紅花だけではなかった。駅の売店にさくらんぼが並んでいましたが見事なものばかり、さすがに種類が多い。でも持って買えるわけにもいかず(これは言い訳、本当は値段)、せめてと、ラーメン消費日本一記録に貢献することにしました。
食事前後、付近を歩きましたが、駅前は何もないところ、昼食後、中途半端な時間では何も見ることが出来ず、隣のビルにあった「山形県産業科学館」をチラ見するだけにとどめ、山形駅から4両編成の山形線で米沢に向かいます。
ここで、珍しいものにあいました。東海道新幹線などで活躍している鉄道のお医者さん「ドクターイエロー」は鉄道ファンでなくても有名で、これにあうと運がむく、といわれています。で、これは、それのJR東日本版、イーストアイです。ちなみに、手前の線路は山形線が発着するのですが、幅が広くなっています。米沢までの山形線も、一般在来線が狭軌なのに整備新幹線にあわせて標準軌になっているようです。
小野川温泉到着
だいぶ寄り道しましたが、それでも米沢には15:11に到着、そこからバスで30分くらい揺られて16時過ぎに小野川温泉に到着です。
今夜の宿は、小野川温泉扇谷旅館さん、100年以上の歴史があるレトロな旅館で、館内には司馬遼太郎、藤沢周平などの残したものが展示してありました。
荷物をおいたあと、今夜の蛍狩りの場所、「ほたる公園」を下見しました。足湯もありましたが、人影はまったくありませんでした。横を流れる大橋川は折からの大雨のせいか濁っていました。
ホタル見物
チェックイン後、20:00 インフォメーションセンター集合し念願のホタル見物をしました。ほたる公園に至るまでの途中の用水路にも1頭、2頭と飛んでおり、期待がたかまりましたが、チラホラというレベルで乱舞には程遠い状態でした。とは言え、集まった人の数くらいはいたかな。液晶ディスプレーを見ながら写真撮影をする無神経な人がいてちょっと残念でしたが、まずは満足。
田んぼアート
翌日、バスの時間を待つ間、少し離れた小高いところにある展望台にのぼりました。何の展望台かというと、田んぼにしつらえた、田んぼアート。ちょうど丘から正しく見えるように工夫してうえてあるようです。時間の関係で稲のところに行くことは叶いませんでしたが、そばでは何のことかわからないのでしょうね。全国に沢山有名な田んぼアートがあるようですが、まわりの景色とあいまって楽しい、美しい、心意気を感じますね。【東北ホタル旅日程】
◯ 6月30日(金)
大宮932ー(はやぶさ11号)‐1039仙台1107‐(仙山線奥羽本線快速)‐1226山形 (昼食 散策) 山形1421‐(山形線)‐1511米沢 米沢1545-(バス590円)‐16:09小野川温泉 チェックイン後、20:00 インフォメーションセンター集合しホタル見物
◯ 7月1日(土)
小野川温泉847‐(バス)‐912米沢10:37‐(つばさ136号)‐11:12福島1125‐(やまびこ177号)‐1148仙台(駅弁購入)仙台1154‐(こまち17号)‐1324角館1358‐(秋田内陸縦貫鉄道1500円)‐1555米内沢 旅館チェックイン後 米内沢1652‐(170円)‐桂瀬1700 徒歩20分 森吉 森のテラス(夕食、ホタル観賞会19:30ー20:30)
◯ 7月2日(日)
米内沢1016‐(秋田内陸縦貫鉄道440円)‐1041鷹巣、鷹ノ巣11:10‐(奥羽本線)‐1128大館1134‐1218弘前 (散策、食事)弘前1534‐(奥羽本線)‐1625青森1628‐1649浅虫温泉 (夕食後、宿の車で内野ダムのホタル鑑賞)
◯ 7月3日(月)
浅虫温泉9:45‐(青い森鉄道)‐10:55八戸 (昼食)八戸1224‐(八戸線)‐1409久慈1415‐(三陸鉄道リアス線)‐1549宮古1554‐(山田線)‐1821盛岡 (立ち食い冷麺) 盛岡1850‐(はやぶさ42号)‐2039大宮
*1台早い電車に乗れたので予定変更* 浅虫温泉8:15-(青い森鉄道)ー9:26八戸9:29ー(八戸線)ー11:10久慈(弁当購入)ー12:07ー(リアス線宮古経由)‐15:39釜石ー(釜石線)ー新花巻ー(やまびこ68号)‐19:09仙台19:31ー(はやぶさ42号)ー20:39大宮
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。
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