秋田内陸縦貫鉄道に乗りかえました
米沢から角館に行き、そこから秋田内陸縦貫鉄道に乗りました。この鉄道はもともとの国鉄路線がベースですが、秋田県、北秋田市、仙北市、秋田銀行、北都銀行、東北電力などの地元公的機関が出資する第3セクター、大人の休日倶楽部フリーパス対象外なので、何か損するような気がして今まで行ったことがありませんでした。
JRの角館駅をでて、少しだけ離れたところにある駅舎で乗車券を購入します。のりばはJRの隣で、線路は並んでいます。
2両編成のワンマン気動車が待機していました。外側はラッピングもなく何の変哲もない車両でしたが、車内はワンコ一色。広告を張るスペースは秋田犬の写真でうめつくされ、座席横のテーブルに貼られている路線図の注目ポイントの表示も肉球マークです。
途中ですれ違った列車や車庫にはいっている列車はそれぞれ個性があります。
駅名も、縄文小ケ田駅とか、阿仁マタギ駅とか、聞いただけで行きたくなります。ローカル線の割にはいくつか有人駅もあります。下野4枚目の写真は途中の阿仁合駅、北緯40度線上にあり、秋田内陸縦貫鉄道の本社があるなど中心駅です。巨大な三角屋根が特徴で東北の駅100選に選定されているそうです。このほか温泉を併設している阿仁前田温泉駅なんてユニークな駅もあるようです。
秋田内陸縦貫鉄道に惚れ込みました
角館を出発すると、桧木内(ひのきない)川、阿仁川と川沿いを走ります。やまあいを走るので絶景の連続、主要なところではスピードをおとしてくれます。
トンネルが連続する区間もあったりしますが、ただ、どちらかというと川沿いの平坦部を走るので、里山がつづきます。車窓からなので本当のところはわかりませんが、あまり荒れている感じはなく、豊かな里山という感じです。
そして、素晴らしいなとおもったことは、鉄道会社も、沿線もやる気があるなと思えること。
角館駅、翌日行った反対側の終点鷹巣駅などでの沿線案内も充実、貸し切り車両を設けたり、利き酒列車を走らせたり、観光でやっていこうという意気込みが伝わってきます。車内にフリーWIFIがあるのも高得点。
沿線のところどころに、田んぼアートがあったりして、そんなに規模は大きくないのですが、ワンマンカーの運転士がわざわざコメントし徐行して、楽しませてくれます。
帰宅後調べたら、もちろん赤字路線 2012年より「年間の経常損失を2億円以内に収める」という目標値を立て、収支改善に向けた取り組みを続けています。現在も続いており、直近10年間でみるとほぼ毎年目標をクリアしているようです。こうした、地域そろっての応援が実をむすんでいるのでしょう。また季節を変えて、乗リに行きたくなりました。
今日の目的地、オープンガーデン「森のテラス」にて食事&ホタル鑑賞
併設のステーキハウス内はなかなか洒落た作りで、窓の外を眺めながら赤石肉ステーキ(300g2500円とグラスワイン(500円)を楽しみ、ホタルのお出ましを待ちました。
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。
0 件のコメント:
コメントを投稿