2023/08/07

東北ホタル旅(2日め) 秋田内陸縦貫鉄道にのって米内沢へ(2023年7月1日)

秋田内陸縦貫鉄道に乗りかえました

米沢から角館に行き、そこから秋田内陸縦貫鉄道に乗りました。この鉄道はもともとの国鉄路線がベースですが、秋田県、北秋田市、仙北市、秋田銀行、北都銀行、東北電力などの地元公的機関が出資する第3セクター、大人の休日倶楽部フリーパス対象外なので、何か損するような気がして今まで行ったことがありませんでした。

JRの角館駅をでて、少しだけ離れたところにある駅舎で乗車券を購入します。のりばはJRの隣で、線路は並んでいます。

2両編成のワンマン気動車が待機していました。外側はラッピングもなく何の変哲もない車両でしたが、車内はワンコ一色。広告を張るスペースは秋田犬の写真でうめつくされ、座席横のテーブルに貼られている路線図の注目ポイントの表示も肉球マークです。

途中ですれ違った列車や車庫にはいっている列車はそれぞれ個性があります。

駅名も、縄文小ケ田駅とか、阿仁マタギ駅とか、聞いただけで行きたくなります。ローカル線の割にはいくつか有人駅もあります。下野4枚目の写真は途中の阿仁合駅、北緯40度線上にあり、秋田内陸縦貫鉄道の本社があるなど中心駅です。巨大な三角屋根が特徴で東北の駅100選に選定されているそうです。このほか温泉を併設している阿仁前田温泉駅なんてユニークな駅もあるようです。


秋田内陸縦貫鉄道に惚れ込みました

角館を出発すると、桧木内(ひのきない)川、阿仁川と川沿いを走ります。やまあいを走るので絶景の連続、主要なところではスピードをおとしてくれます。

トンネルが連続する区間もあったりしますが、ただ、どちらかというと川沿いの平坦部を走るので、里山がつづきます。車窓からなので本当のところはわかりませんが、あまり荒れている感じはなく、豊かな里山という感じです。

そして、素晴らしいなとおもったことは、鉄道会社も、沿線もやる気があるなと思えること。

角館駅、翌日行った反対側の終点鷹巣駅などでの沿線案内も充実、貸し切り車両を設けたり、利き酒列車を走らせたり、観光でやっていこうという意気込みが伝わってきます。車内にフリーWIFIがあるのも高得点。

沿線のところどころに、田んぼアートがあったりして、そんなに規模は大きくないのですが、ワンマンカーの運転士がわざわざコメントし徐行して、楽しませてくれます。

帰宅後調べたら、もちろん赤字路線 2012年より「年間の経常損失を2億円以内に収める」という目標値を立て、収支改善に向けた取り組みを続けています。現在も続いており、直近10年間でみるとほぼ毎年目標をクリアしているようです。こうした、地域そろっての応援が実をむすんでいるのでしょう。また季節を変えて、乗リに行きたくなりました。



今日の目的地、オープンガーデン「森のテラス」にて食事&ホタル鑑賞

ウェザーニュースで東北地方ランキング8位に載っていた「森吉 森のテラス」(北秋田市桂瀬字楢岱22)を目指します。
ここを選んだのは、ホタルもさることながら、26ヘクタールという広大な敷地に、田んぼ、畑、ため池、森を配し、人々に無料開放していること。これってなかなか出来ない素晴らしいことじゃありませんか。

悩んだのは、宿とアクセス、最寄り駅「桂瀬」から徒歩20分、これは良いとして、宿泊施設が付近にないこと。キャンプサイトはあるのですが、まさかね。
電話でお聞きするなどして、お隣の駅、米内沢駅そばにある「阿仁川あゆっこ温泉」に宿をとることにしました。しかも、帰りの足がないので、お送りしますよ、行きも駅まで迎えに行きましょうか、と言ってくださり、迎えは遠慮しましたがこれで目処がたちました。宿に聞いたらタクシーを呼ぶことは可能とのことですが、高いし、本当に来るかわかったものではない。本当に助かりました。

ホテルチェックイン後、米内沢16:52発、桂瀬17:00着の列車に乗って、駅から国道を歩き、目指す「森のテラス」に到着。行ったら、30人くらい集まって演奏会をしていました。(有料だったので入場せず、皆が帰ってから撮った写真です。)
下見を兼ねて少し歩き回ったのですが、木道なんかもしつらえてあって、ほどほどに自然を管理している感じ、ちょっとハイキング気分。

併設のステーキハウス内はなかなか洒落た作りで、窓の外を眺めながら赤石肉ステーキ(300g2500円とグラスワイン(500円)を楽しみ、ホタルのお出ましを待ちました。


期待のホタルは、期待したほどではありませんでしたが、用意してあった箒でつかまえられる程度には飛んでいました。(もちろんその後放ちます)田んぼの中をふわりふわりと、いいものですね。
このあと、声をかけたら、電話に出てくれた山田さんが自分の車で送ってくださいました。オーナーの作庭家,山田茂雄氏と同姓だったので、奥様ですかと伺ったら、そうでなく従業員ですとのことでした。心底ありがたかった。


泊まった宿は、阿仁川あゆっこ温泉、北秋田市米内沢字柳原39-1  ここは鮎釣りの人がよく利用するようです。鮎の養殖、販売も行っています。朝食のみ入湯税こみ7610円
ホタルの時間にあわせるため、夕食はとれませんでしたが、「鮎のフルコース」とか「そばだまこ=キリタンポの一種のようです)」、食べたかったな。

大変満足度の高い一日でした。(あゆっこ温泉については、次の原稿で簡単に続報します)

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。



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