2023/02/27

ベトナム南部一人旅③ メコンデルタ、クチトンネルに行ってきました。(2023年2月)

メコンデルタ、クチトンネル見物

12日成田を発ち、ホーチミン入りをしたのですが、前のブログにもかきましたように到着、入国手続きが遅れ、ホテル到着が17:30と遅くなってしまいました。

13日は、朝7:30出発の1日ツアーに申し込んであります。「ホーチミン発:クチの地下道&メコンデルタ 1日ツアー」 所要時間10時間、ランチ付き 金額8066円 というやつです。

ツアー参加者は欧州の人ばかり

旅行社は近所だったので直接行くこととし、近所の路上でバインミー(フランスパンに野菜や肉を挟んだもの、絶品)を購入、食べながら待ちます。最初、自分とアイルランド人カップルと3人だけで、こりゃ楽勝と思っていましたが、あちこちのホテルを回り、結局12人と満員。色の白い黒いはありましたが、みんな欧州からのツアー客でした。(ほかも含め、アメリカ人の観光客には会わなかった。やっぱり来にくい?) ちなみに、2018年新型コロナ前の国別旅行者数は、中国、韓国、日本、台湾、アメリカ、ロシアの順だそうです。

ミトでメコンデルタの一端に触れる

ホーチミンから、2時間あまり、メコン川に面したミトまで走りました。途中、障がい者の工房を訪問。戦争や枯葉剤で障害を受けた人が器用に工芸品を作っていました。説明している女性が健常者だったのがちょっと興ざめ、もしかしたら障がい者を食い物にしている観光事業? そういうひねくれた見方はやめましょう。さすがに偽物ではないでしょうし、50年経ってもこういう支援活動を継続することは大事です。ここでは、ココナッツなどで作った飴や、ココナッツ酒をコブラに漬け込んだリキュールなどを試食試飲しましたが味がなかった、滋養強壮に効いたかもしれませんが。

このあと、メコン川で観光船に乗船、島にわたって養蜂所を訪れ、そのあと小さなボートで水路を走りました。

平和な今、クチトンネルを見物

さて、クチトンネルですが、ホーチミンの北西70キロのところにあるクチを中心に掘られた総延長250kmにわたる地下トンネル。ベトナム戦争時代(1960ー1975、うちアメリカ参戦は1964-1973)、当時の南ベトナム解放戦線のメンバーがアメリカ軍の空爆に抗してこの地下トンネルの中に潜み、生活し、ゲリラ活動をくりひろげたとのことです。


偽装された出入り口、この中で横穴につながっている


落とし穴、下には上向きの槍が並んでいる。

中に入らせてくれます。(実際は拡幅してある)

射撃実体験。的は米兵の像でなく普通の的でした。

トンネルは観光用に拡幅されてありますが、それでも中に入って真っ暗な中10メートルも進むと腰が痛いは、不安が嵩じるは。中には炊事場、作業場、武器庫、野戦病院もあり、ガイドいわくは当時は食料事情が悪くてみんな小さかったから自由に行き来できたとか、これ冗談でしょ。(ガイドは明らかに戦後生まれ)
ベトナム人たちは必死に戦ったのだろうけど、ジャングルの中から神出鬼没、アメリカ兵もすごい恐怖だったでしょう。
今はまさに観光施設で、ホーチミンサンダル(米軍車両からとったタイヤで作ったサンダル)、その他お土産も売っており、10発60千ドン(360円)で射撃体験までさせてくれます。戦いとった誇りとともに民族の歴史を保存、語り継ぐだけでなく、アメリカ人にたいしても韓国人に対しても遺恨を引きずらず、商売のネタにしてしまうところがたくましい。

日程やりくりして戦争証跡博物館

ベトナム戦争つながりでもうひとつ戦争証跡博物館に行きたかったのですが、あてにしていた初日、閉館時間を過ぎていて外側からしか見られませんでした。2日目(13日)はクチツアーで早朝から終日ふさがっており、3日目は郊外のバスターミナル9時発のバスでカントーに行く必要があります。一旦は諦めたのですが、突如のひらめき。7:30から開館なので、駆け足で見て、タクシーでバス停にいけば間に合うのでは。

ということで、14日、6時起きして近所の店で食事。朝早い街ですが、さすがにこの時間開いている店は少ない。麺の種類と、肉の種類を指定すると、香草のたっぷりはいった美味しい汁麺が。2泊したホテルを7時にチェックアウト、荷物を背負って約20分歩き、博物館開館と同時に滑り込みました。

外には戦利品?の戦車やヘリが展示
爆弾ですか

各国の報道などの記録
戦時の写真と、爆弾の残骸?

説明はベトナム語と英語だけですが、説明より写真がすべて物語る。当時新聞報道などで残酷な写真の数々を見ましたが、個々の展示はもっと直接的。こわれて、つぶれて、引き裂かれた人間がそのまま写っていて正視にたえられるものではありません。時間もなかったこともあり、駆け足で見ました。二度と来たくないけど、無理して来てよかった。

それにしても、日本ではこういう施設あるのですかね。広島、長崎、沖縄、あるいは靖国神社、東京大空襲・戦災資料センター(これは民間のボランティアがやっているごく小規模のもの) など部分的なものがあるようですが、加害者としての側面も含め、前の戦争の全体像を客観的に示す、国営の施設がほしいです。右翼や左翼がうるさくて収拾がつかないのだろうけど、右や左の旦那様、ぜひ正しい歴史と民族の誇りを後世に語り継ぎましょうよ。


ついでに間抜けな失敗談をご披露(愚痴)

ところで、今回のツアーに関連し馬鹿な失敗をやらかしました。
いくつか検討したあと、最終的にBooking Comでツアーを申し込んだのですが、実は、詐欺的な勧誘に引っかかってダブルブッキングをしてしまいました。

出発が間近に迫った2月10日、GET YOUR GUIDE という予約サイトから「予定されていた支払いが完了しませんでした。この予約の支払いを完了する必要があります。すぐにご対応ください。お支払いが完了しない場合は、アクティビティがキャンセルされます。」というメールが。

クレジットカードの手続きがうまくいかなかったのかと思い、慌てて言われるままに支払い手続きをしてしまいました。
おまけに、念のためと前日訪問した本来の予約先の旅行会社で、そんな予約はいっていないと言われ、実は現場にデータがないだけでそのあと本社のほうからすぐ連絡があったのですが、結局、詐欺まがいのメールを送ってきた方のツアーを利用してしまいました。
この旅行会社自体が悪いわけではなく、ツアー自体も満足いくものでしたが、8000円だまし取られた思い。騙された自分が悪いのでクレームしても仕方ないので泣き寝入りしました。事前に買っておいたSIMカードが使えなかったことと良い、初っ端から1万円の大損を背負ってのスタートとなってしまいました。小さな失敗も旅の醍醐味、このムダを含めて総費用が15万円で収まったから、良しとしますか。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。





2023/02/26

ベトナム南部一人旅② ホーチミンシティの街角にて(2023年2月)

ベトナムのパワー恐るべし~ホーチミンシティの街角にて

2023年2月12日、8:55発のLCC,ベトジェットエア便でホーチミンシティ、タンソンニャット空港にむけて出発、5年ぶりのベトナム入りをしました。

2018年、阪急交通社の「ベトナム航空往復直行便利用!ベトナム縦断5つの世界遺産めぐり6日間」というツアーで、統一会堂、サイゴン大教会、中央郵便局を半日、駆け足で巡りましたが今回2回めの訪問です。

ホテル入りまでの艱難辛苦

スーッと行って、初日、17時までやっているベトナム戦争証跡博物館、ついで市内をちょっと見物しようかと目論んでいたのですが、そうは問屋が卸してくれません。

まず、成田。余裕を見て2時間以上前に行ったのですが、航空会社のカウンターが長蛇の列、ここで50分並びついでセキュリティーチェックで30分、搭乗ゲートについたらすぐ搭乗が始まるくらいのタイミングでした。LCCとは言っても居心地は悪くなくやれやれ、だったのですが飛行機は30分遅れ、タンソンニャット国際空港がこれまた2時間近くの大行列。14時着の予定が、やっと開放されたのが16時過ぎでした。

空港からの足ですが、先達のブログ記事によると、バゲージクレームの横にシャトルバスのカウンターがあるとのことで期待していたのですが、無人。結局、公共バスを使うことにしました。バスは152系統、青色(これも緑という噂がありましたが、変わったのでしょう)、白色のミニバスもありましたが、40分待てと。152系統バスは乗り心地もよく途中ほとんど停車せず、渋滞の中ではタクシーつかっても大差なし。費用は5千ドン(30円)の格安、大正解でした。

問題発生第2弾は、目的地、ベンタイン停留場に着いてから。実は事前に買っておいたSIMが機能せず、しかも悪いことに前もってGoogleMapをオフラインでダウンロードしていなかったので、頼みの綱はプリントしておいた大まかな地図のみ。大体の勘でおおむね正しい方向に行けたようでしたがあとはお手上げ。道を聞いても有名ホテルじゃないし誰も知らない、言葉も通じない。やむなく、西洋人の旅行者をつかまえてGoogle Mapで検索してもらい、なんとかたどり着きました。ホテルが1泊500ドン(3000円ほど)なのにおもったより良いホテルだったのと、道を聞いた人々が親切だったのが救いでした。ということで、ホテルに荷物を置いて、早速徘徊開始。

このあと翌日のクチトンネルへのローカルツアーをはさんで、15日まで2泊滞在。もともと名所旧跡には興味も薄くそれを楽しむ知性もないのでもっぱら街歩きに徹しました。サイゴン大学、ベンタイン市場、サイゴン駅を結んだ1辺3、4キロ程度(4キロというと東京駅から六本木、あるいは梅田から御堂筋を難波まで時々横にそれながら歩くくらい)の限られた範囲だけで住宅地のほうまでは行っておりません。以下とりとめもなく。

近代都市とボロのいりまじり

時間がなく表通り中心に歩いたせいもありますが、ゴミゴミした街並み、朽ち果てそうな住宅兼商業ビルといった、かって持っていたアジアの街をイメージしていたら裏切られました。

たしかに廃墟みたいな建物や薄汚れた場所もあり、小さな商店もそれぞれ自己主張しながら並んでいますが、至るところきれいな高層ビルが出来ていて夜は派手なイルミネーションを競い合っています。

意外にきれいな街並み

街並みは歩道も整備されいて綺麗、きれいな所は。

早朝はラッシュもなく緑の田園都市


人民委員会前の広場(皇居前もこうすれば良いのに)


謎の構築物、日本協力の地下鉄入り口か

公園で太極拳(日本の揚式と異なる)。若い人も交じる。

狭い路地裏でなくこうなると路上床屋も素敵

公園も結構沢山あり、人々ものんびり楽しんでいました。東南アジアでよく見る路上床屋は普通路地裏のスラムのようなところにあるのが定番ですが、ここでは大きな公園の前の歩道でやっていました。こうなると気持ちよさそうでいいですね。ちなみに、街のあちらこちらにマッサージ屋さんがあるのですが、日本のと同じようなおしゃれな美容院・理容院を沢山みかけました。

もちろん生活感もたっぷり

食器や道具類の店が並ぶかっぱ橋

両替は貴金属店が主流(ベンタイン市場前の繁忙店にて)

本屋が並ぶ、学生街か

児童書から専門書まで、こういうの日本では希少

本屋さんが並び、日本では余り見られなくなったちょっと懐かしい風景でした。近所には学校がいくつかあり、朝は子供の送迎をする2人ないし3人乗りのオートバイで賑わっていました。良い子はみんなお勉強しています。

ゴミが落ちていない? 

日本に来たらゴミが落ちていないので驚いたと外人に言わせて悦に入っている記事をよくみかけますが、東南アジア=ゴミ散らかし放題、という図式は今回歩いた範囲ではあてはまりませんでした。もちろん、それぞれのお店の廃棄物は道路上に積み上げたりしていますが、然るべき容れ物にいれています。郊外のバスターミナル付近の大通り脇のゴミはかなり目に余りましたが、町中は意外ときれい。なんでだろう。
その1.スコールが来て洗い流してくれる。 その2.そこらに寝転がっているワンコがたべてくれる、なんて馬鹿なことも考えましたが、早朝に散歩していてわかりました。
まず、行政がしっかりゴミを集めている、それから、これは本当に感心したのですが、随所で女性たちがシュロの箒で、家の前、周辺の小路を掃き清めていること。(男はみかけなかった。)ノンラー(例の菅笠)を被って長い柄の箒で掃いている姿、これは絵になる。(写真を向ける失礼をしなかったけど。)

交通はカオスのようでいて、それなりの秩序あり。

オートバイ天国

5年前に来たときはオートバイが道いっぱいにあふれていてたじろぎましたが、慣れたのでしょうか活気があってむしろ好ましい風景に感じられました。女性ドライバーも多く、特に朝は通勤途中に子供を学校に届けると言った感じのおかあさんたちが沢山走っていました。人が多いのだから仕方ない、仮にこれが車になったら大変な渋滞になる。日本も都心では車は高額の乗り入れ税をとりバイク利用に誘導するべしとこれは暴論。

もちろん乗用車も沢山走っていますが、ボロ車はあまり見かけない。私の8年ごしの愛車をもちこんだら悪目立ちしてしまうレベル。車買える人は普通の日本人以上のお金持ちだからでしょうか。

車のクラクション考

最近、アジアでもクラクションの乱発は減ってきたと思いますが、ここではよく鳴らします。ただ、思いました。ツアーバスで助手席に座ったとき思ったのですが、物陰からバイクが飛び出してくるかもしれないような場所とか、実に良いタイミングでならす。サイドミラーをつけていないバイクも多いし、逆走も(その人的には)許される世界。民度が低いのではなく、クラクションで注意喚起したほうが安全、インドや中国のように「どけどけ」ではなくて、「気をつけろよ」です。(国による偏見と、ベトナムへの依怙贔屓かも) 

歩道は沢山あります

歩道は随所にあります。沢山あります。冒頭の写真のように本物の歩道もたまにありますが、大方はバイクか車の駐車場、それでなかったら屋台食堂の客席になっているか、舗石がもりあがってバリアフルなところばかり。勢い、歩行者は車道を歩くことになります。そのほうが安全です。

道路横断のしかた  

もちろん横断歩道は随所にあります。ちょっとだけ残念なこと誰もそれを気にしない事。車(主としてバイク)の切れ目を見定めて、切れ目がなければ覚悟を決めて、相手の目を見ながら堂々と、決して走らずにわたるのが正しいマナー。バイクはうまいこと避けてくれます。誰だって人を轢きたくないですから。私もすぐ慣れました。その点犬は苦労しているようでした。体が小さいし、視野角が狭いし。キョロキョロして人が渡るとき便乗しているようでした。

日本だとさほど渋滞していないのでスピードを出すやつもいるし、進路変更するものもいる(これ全部自分のこと)、その点ここではバイク集団がびっしりと固まってゆっくりと流れているのでみんな歩行者に合わせられるのではとも言えます。例えて言うなら人の列を横切るのと同じ、それの少し早い版。

ただ、ロータリー(Roundabout)は怖かった。車が集中して切れ目がない、自分が運転する立場でも、いつ流れに入りいつ出るかで頭はいっぱい、歩行者を気にする余裕がない。流石にここは避けて面倒でも少し離れた場所で渡ることにしていました。

くいしんぼの街

ベトナムといえば安くて美味しい食いしんぼ天国。本当はフレンチなんかもおいしいのでしょうけど、それはさておいて。

着いた日の夕食は、ベンタイン市場の中の食堂でブンボーフエ(米の太麺と野菜、牛肉の汁麺)を摂り、翌朝は炉端で売っていたバインミー(フランスパンに肉や野菜などをはさんだもの)、その次の朝は早朝から鍋にスープをわかせている店に飛び込み、野菜も肉もたっぷりのビーフン麺と出だし好調。どこも500円以下、安くておいしい。

昔ながらのお店



デパートの食堂?

一方、きれいなショッピングモールもいくつかありそのうちの一つをのぞいてみました。流石にブランド店は閑散としていましたが、レストランの前には平日にもかかわらず大勢の家族連れが並んでいました。


超きれいなショッピングモール(3階からB2を見下ろす)


ショッピングモール内の食堂。足元以外は日本とかわらない



日本食も普及

至るところに和食の店がありました。


日系の食べ物屋多し


造花もここまで徹底すると素晴らしい(和食店)

吉野家、すき家、丸亀製麺、ココ一番 などなんでもござれ。 
中に入っていないのでわかりませんが、屋台などにも寿司が売られているところから見て、客の多くは現地の人たちだと思います。

帰りの飛行機で一緒になったベトナム人も日系レストランで働き、山形にいってパンつくりをするとか。(なぜ山形?あるいは聞き間違いか)
私の住んでいる街でもベトナム料理店が10軒はあるという増殖ぶり、客の多くはベトナム人のようですがベトナムと日本は食の相性がよいのでしょうね。

昆虫食はみかけず

コブラの酒はありましたが、前の北部タイ旅行で当たり前にあった昆虫食はみかけませんでした。狭い見聞でなんとも言えませんが豊富な海産物があるのにわざわざ昆虫を食べる必要がないからですかね。(タイの干しコーロギや蜂の子はおいしかったですけど。)

ハンバーガーの値段に驚き

そういえば、世界中どこにでもあるマクドナルドを見かけませんでした。(これはたまたまでしょう。高島屋の中にあると聞きました。)


Triple Whopper チーズかけベーコン入 355千ドン(1000ドンは6円くらいです)
これは帰りの便を待つ間、バーガーキングをみかけたので、ちょっと覗いたものですが、お値段びっくり。トリプルホッパーが2000円。ちなみに、2022年のビッグマック価格ランキングによると、1位スイス925円、以下6位アメリカ710円ときて、中国31位の490円、タイは33位482円、ベトナムは40位の406円、日本はその次の41位390円とのことです。



以上独断と偏見、結構思い入れが強くて、贔屓の引き倒しぎみの観察記でした。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。


2023/02/09

ベトナム南部一人旅① 準備段階で難問続き。列車の予約がとれない、難問、トラブル続き(2023年2月)

11月のタイ北部・ラオス一人旅など18本ブログにアップ、ホッとしたところでまた旅の虫が騒ぎ、ベトナム旅行をすることにしました。旅は、前、中、あと、と3回楽しめますが、目下準備の楽しさと苦しさを味わっています。特に今回、大いに悩み、苦しみました。

旅のあらまし

目的地: ベトナム ホーチミン周辺(カントーなどメコンデルタ地帯カントー、ニャチャン、ダラット、フーコック島といったリゾート地域)

行程: 

2月12日 成田からホーチミンに移動
2月13日 ホーチミンからクチなどベトナム戦遺跡やメコンデルタ訪問
2月14日 ホーチミン →(バス)→カントー 市場など見物
2月15日 水上マーケットなど見物後 カントー →(バス)→ホーチミン
     ホーチミン→(夜行寝台列車)→ニャチャンへ
2月16日 ニャチャン見物後、ニャチャン→(バス)→ダラット
2月17日 ダラット見物後 ダラット→(飛行機乗継)→フーコック
2月18日 フーコック等で1日ツアー ビーチ、工場、農園など見物
2月19日 フーコック→(飛行機)→ホーチミン 深夜の帰国便搭乗
2月20日 朝、成田帰着

予約段階で大苦労

今の時代、旅行社に頼まなくてもネットで何でも出来るようになって本当に便利になりました。ちなみに私の愛用しているサービスは: 

◯ 航空機: スカイスキャナー (ここは、直接扱うのでなく、旅行代理店のサイト、例えば トリップドットコム  Agodaなどにリンクしているものです。従って、旅行代理店を選ぶ段階で、信頼できるかどうか判断する必要があります。)

◯ 宿泊: Booking.Com 

◯ レンタカー:レンタルカードットコム 

◯ ツアー:Trip Advisor 

◯ その他 その都市特有のサービスは、個別に調査。

◯ ついでに、国内旅行、これは 大人の休日一択。(これ、冗談です。)

このほか、楽天トラベルトラベルコちゃん、エクスペディアも愛用しています。 

ということで、せっせと予約をとりにかかったのですが、思わぬ苦労をしました。

列車の予約がとれない、大変だ

ベトナム統一鉄道にはちゃんと予約サイトがありました。https://dsvn.vn/#/
教えてくださったサイト「ダナンスタイル」さんによると、「支払方法が現地払い(駅払いなど)、国内インターネットバンキング、クレジット決済(ベトナム国内で発行されたもののみ)などであることから初めての方は少しハードルが高い」とのこと。
ということで、私のような初心者には「旅行専門サイト「12go」から購入する」のがおすすめとのことでした。このサイトはバスの予約もできるので、それもあわせてチャレンジ。
このサイトは、バスも含めて、複数の交通手段が1回で予約できるすぐれものです。(結果的には後で述べる理由で使いませんでしたが。)
ところが、なんと、右のような表示が。春節明けだし人気路線なので満席なのかなと主今したが、待てよ、これはおかしい。夜行列車以外にも「予約できません」のオンパレード。これは、なにか別の理由があるのでは。

気を取り直して統一鉄道のサイトから予約をこころみたのですが、2つ問題があり、とれません。これは、ダナンスタイルさんのおっしゃる通り、まず、電話番号が必要なこと、それから、クレジットカードが弾かれること。

仕方ないので、アジア旅行専門のTNKトラベルさんのサイトにあたってみました。ところが、「列車のご予約」ページがあるのですが、予約画面にはすすまないで挫折。だめもとで、HISホーチミン支店にコンタクトとるも、当社では扱っていません、とのこと。

この段階で、最悪10時間かけてバスでいくことも覚悟したのですが、最後の望みをかけて、一呼吸置いて翌日、公式サイトに再チャレンジ。
予約サイトは列車正面のイラストでどの便か表示、次いで列車の図で号車を、更に座席図があって、ビジュアルでおしゃれな仕組みです。ただ、番号ではどちらが上段か下段がわからず、いろいろネットで調べて、図の下の方が下段だと確認できました。(当たり前か)
で、そこまではよかったのですが、そもそも短距離区間に割り当てられている席は少ないようで、予約したかった2段ベッド4人部屋は全部埋まっていました。写真の青色は長距離用、赤色は予約済み、つまり2人部屋4室のみが空いているということ。(上図で9番が赤くなっているのは、私が押さえたため)仕方ないので2人部屋にアップグレードしました。

このあとが、また大変でした。公式ページを行ったり来たり。
まず、電話番号を入れろとあり、日本の電話番号ではエラーがでる。仕方ないから、ベトナムの電話番号体系に合わせて一部改変(ニセモノとも言う)したもので無事クリアー。
次なる伏兵はクレジットカードの記入、何回かエラーがでたあと、別のカードにしてやっと予約完了画面になりました。  ああよかった。でも、電話番号のインチキばれたらだめかなとちょっと不安。ま、その時はしかたない。

バスの予約はとれたが、なにか変

バスは当日買っても良いのしょうが、安全第一で予約をいれることにしました。最初、ネット検索でよく勧められているサイト、https://12go.asia/jp で予約成立一歩手前まで行きました。バスはフルリクライニングの「スリーパー」で、快適との評判ですが、2段になっており、体の硬い、若くない自分にとって2回はご容赦を。ここで困ったのが、座席番号のどれが下段か表示がない。一緒に予約しようとした列車の予約が不調だったので、一旦断念。運行会社のサイトから直接予約することにしました。
最大手で評判の良いFUTAバス(フーチャンバス)には英語の予約サイトがあり、予約は簡単。https://futabus.vn/
便を選ぶと座席表が図示されており、上段、下段も明記されており安心。無事予約でき、即座にコンファメーションがメールされてきました。
 
ところが、コンファメーションをよく見ると、発車時刻がおかしい。2時間早まっている。1時間前に乗り場に来いと書いてあったからこのことかなとも思いましたがやはり変。
幸い、メールアドレスが書かれてあったので、照会をいれました。(Google翻訳のお世話になりました。) 
素晴らしいことに2時間後くらいに返答があり、先方いわく Because different time zone between Viet Nam and your country so you booked wrong time (you should set Vietnamese time in your device whenever you book ticket on our website. 
つまり、時差のせいであり、お前のパソコンにベトナム時間をセットすべきだった、とのご宣託。 ええっと思いましたが、気持ちよく修正に応じてくれました。
ただ、チケット自体は再発行できない、ちゃんと変更になっているから大丈夫、もめたら現地の人は英語もわかるので、このメールを見せれば良い、とのこと。
少なからず心配ではありますが、最悪次のバスに乗れば良い、とここも諦め。(こういう旅をしていると、人間が出来てくるなぁ)

飛行機もとれたが価格変動が激しい

最初往復37670円、翌日見たら5万円台、色々やって、再度みたら戻っていた  ちなみに、今日現在では45000円、と思っていたら目の前で数字が変わって50541円、外為マーケットのようです。ともあれ、満足の行く値段でとれました。

現地ツアーが大変

クチ地下トンネル(ベトナム戦争の遺構)・メコンデルタのツアーと、フーコック島のツアーを申し込みました。他にも、カントーから水上マーケット訪問のツアーを探したのですが、時間帯、値段で適当なものがなく、これは現地で探すかぶっつけ本番でタクシーなどで行くことにしました。大方の現地ツアーは1人だと2人分の料金をとられるのが不満。

予約サイトはTrip Advisor のが充実していたのでここ経由、現地旅行社に予約したのですが、コンファメーション(確認書)が届かない、アカウントから照会する仕組みでなにか不安。旅行者からはピックアップなどの連絡なし、前もって訪問したほうが良さそう。

なんとか、予約はほぼ完了

前回のタイ北部・ラオスツアーでは、準備不足の反省があり、今回は念入りに準備しました。予約していくなんて、と本物のバックパッカーから叱られそうですが、体力のない好機高齢者ですからお許しあれ。

ここまでの作業を全部やってくれる旅行社は偉い。お金のある人、時間や自信のない方は、旅行代理店にお願いすべきです。でも、苦労する楽しみ、それから手作りの良さってのもありますよね、と、これは負け惜しみ。

さて荷造り こちらは真冬、あちらは常夏+冷涼な高原あり海あり

初めて知りました。空港には普通の荷物預かり(1日400円)だけでなく、衣類預かりサービスがあり、手荷物一時預かり所では6-10日間1700円 JAL ABCでは4-7日間1600円、8-10日間1750円。これは大助かり。

今回は愚痴をこぼしてすみません。旅の様子は再来週、帰国後にアップします。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。