2024/03/22

バンコックからシンガポールまで南下一人旅(その3)バンコック街歩き、エインシェントシティ訪問

バンコック2日目、今日はあちこち行くぞということで、BTSの終日フリー切符を購入。名所旧跡は前に行ったし、あまり興味がない(というか、教養がないから深い意味がわからないし、どうせすぐ忘れてしまう)ので、今日は足の向くままのミステリーツアー。電車の中でスマホで検索、行き先を決めるという行き当たりばったりのズボラ旅。


BTSのフリー切符購入

アソート駅で終日フリー切符を購入。150バーツですから、700円弱。MRTには乗れませんが、BTSが乗り放題。前日、MRTで、チャイナタウンや夜市に行ったのですが、MRTはほとんど地下鉄なので外の景色が見えない。その点、BTSは、主に高架を走るので、市内見物にはもってこい。おまけに寒いくらいに冷房が効いています。






左の写真、貨物列車ではありません。外側から見るとこんな感じですが、マジックミラーみたいになっていて、中からはしっかり景色が見えます。暑い国の知恵ですね。

下記に略図を示しますが、今回利用するのは主に、黄緑色のBTSスクンビットラインと、緑色のBTSシーロムラインです。




(詳しい路線図は、このサイトから入手できます。)


日本人も多く住むというオンヌットの町

まずは、スクムビット線(Sukhumvit line)を中心に巡ります。

古くから日本人が多く住む街というと、アソーク、スクンビット周辺のようですが、通勤に便利なBTSに沿って、プロンボン、トンロー、オンヌットなどにも日本人も多く住む街が拡がっているようです。
動画のサイトで、オンヌットが有数のコンドミニアム激戦エリアで、進境著しいと聞きましたのでちょっと覗いてみました。


右の写真は、ホウズキのようです。ほかでも何回かみたので、タイでは食用ホウズキは結構ポピュラーのようです。ナス科で日本で食べたこともありますが、結構おつなもので、お酒のオツマミや、しょっとした副菜においしいです。


トンローは日本料理店がいっぱい


沿線の地図でトンロー市場というのがあるのを見て、これを求めてトンロー駅で下車しました。 駅のホームで目についたのがエベッサンのイラスト「大衆オッサンパラダイス、お通し席料なし、昼から飲める」と大書き、その時はチョット意外に思っただけでしたが、他にも日本料理店が沢山あることに気づきました。下の写真なんか、走っている車といい、大阪あたりにいるのかと思ってしまう。


ただ、肝心のトンロー市場はみつからない。Google地図上に示されているところは、1軒の少し大きめの商店らしきものだけ。時間帯で閉まっているのか、衰退してしまったのか。何しろ、コロナのせいか、都市政策のせいか、ここに限らず、昔ながらの屋台やゴミゴミとしたマーケットは消滅しているところが多いみたいです。

日本生鮮卸売市場?(トンロー)

Google Mapを広げながら行ったり来たりして探しているうちに、地図上に日本生鮮卸売市場というのを見つけました。いくら5万の日本人が住み、首位のロサンジェルスに迫ろうかというバンコックでも、日本食専門の卸売場なんてあるわけ無い、いや、今日本食ブームでそこらで日本風のお惣菜やお寿司、オニギリがうられているこの地だから、もしかしたら、大きな市場になっているのかもしれない。そう思い、徒歩30分くらいかかるのですが、行ってみることにしました。

目的地に近づいたところで、トンロー市場なるもの発見、看板にうそいつわりなく、横丁にいくつか店があって、表にはお品書き。まるで日本の飲み屋街です。
他にも途中、何件も高級そうなところから庶民的な所まで、いくつかの日本料理店がありました。ここは、どうもバンコック駐在不良オヤジの街?

もう少し行ったところで、目的の「生鮮市場」がありました。


残念ながら、これも空振り。なかは、少し広めの日本食店。野菜からz魚、食材、お菓子などと一通り揃っていて道の駅ッと言った感じの店でした。バンコック在住の方には便利なお店なんでしょうけれど、生鮮卸売市場というのは、誇大広告、羊頭狗肉。
でも、おかげさまで、途中の街並みをたのしめました。駅周辺と異なって、意外と高級住宅地っぽかった。

終点、ケーハまで行ったら面白いテーマパークが

とりあえず終点まで行って、ローカルな雰囲気を味わおうということで、スクンビット線の終点ケーハまで行きました。


いかにも郊外という感じで良い雰囲気です。
どこか見るべきところはないかなと、調べたら、ムアンボーラン(Muang Boran The Ancient City)というのがでてきました。

聞いたことなく、有名観光地とも思えなかったのですが、行くことにして、そこらで屯していたタクシーに交渉、100バーツ’約500円弱)で行ってもらうことにしました。
(ちなみに、BTSは、さらに延伸工事がすすんでおり、Ancient City の前にも駅ができるそうです。タイは躍進しています。)

観光庁のサイトによると、「タイ中の歴史遺産や遺跡、寺院、建築物などをミニチュアで再現したテーマパーク。敷地もタイの実際の形になっており、アユタヤなどの遺跡は実際と同じ位置に配置されています。半日から1日かけての見学で、タイ国内1週の旅ができます。」とのこと。

香港タイガーバームガーデンの類のちゃちい物かと思っていたのですが、行ってみると、これは結構なもの。入場料も700バーツ(3000円)とさほど高くなく、看板に偽りなしです。
園内は無料バスが運行されており、結構広い園内を効率よく巡ることができました。(それぞれの説明をゆっくり見る余裕はなく、頭の中には何も残りませんでしたが。)



















今度は反対方向に

スクンビット線で南部をめぐりましたが、バンコックの中心部、サイアムを経由して、シーロム線に乗り換え、チャオプラヤー川に沿ったあたりの街をいくつかみてみました。

とりあえずは、サラディーン(Sala Daeng) 駅下車、シーロム通りをチラ見。どこのビルもキレイなのですが、どこも同じような気がして深入りせず。オフィス街だけあって、売っているお菓子もおしゃれです。

2段目は、サイアム駅そばの大型ショッピングセンター、サイアムパラゴン
3段目は、ナショナルスタジアム駅そばの、マーブンクロン(MBK)センター、ここでは中古品や、一説によるとニセブランド品が売られているそうです。ドンキは本物ですが。






チャオプラヤ川の船着き場


次に向かったのは、チャオプラヤ川沿いの駅、サパーンテクシン(Saphan Taksin)駅、ここから5分ほど歩いた所にサトゥーン船着場があります。ここからはワット・ポーなど三大寺院初め、川沿いの有名観光地をむすび、観光並びに通勤の足として頻繁に運行されているボートが発着します。今回、のんびり船に乗る時間はなかったので乗りませんでしたが、雰囲気だけ味わってきました。

右の写真は、この辺で見かけた、ただの電線。近代化著しいバンコックですが、一部で馬脚を表し得ています。正直、こういうの見るとホッとします。



メークロン市場につながるローカル線


そこから2駅ほどすすんだところに、ウォンウェイヤイ(Wongwian Yai)駅があります。ここから、メークロン市場方面に向かう鉄道(国鉄)がでていると言うので行ってみました。

メークロン市場について、公式観光サイトから引用すると
現役で使用している線路脇に野菜や果物などの商店が所狭しとひしめき合う鉄道市場があります。別名タラート・ロム・フッブ=傘をたたむ市場(ตลาดร่มหุบ)。その名の通り、線路脇で商売をする人たちは、メークローンとバーンレーム間を往来する列車が行き交う時(1日8回)に、店のテントやパラソルをたたんで列車を除け、列車が通り過ぎると再びテントやパラソルを広げて商売を再開します。
もともとはモグリだったのでしょうけれど、すっかり観光名所になって、今や公認といったところですか?

タクシーでは片道5000円ちかくかかるけれど、鉄道なら数百円もしないそうです。行き方は、ウォンウェンヤイ駅からマハチャイ駅まで電車に乗り、渡し船に乗って国鉄バーレーン駅に向かいます。そして、バーレーン駅からメークロン市場を通って終着メークロン駅に行くという行程で、所要時間は約2時間半とのことです。

ウォンウエイヤイ駅から進行方向に5分ほど鉄道下の高架通路を歩き、そこから地上に降り更に10分ほど、国鉄駅にたどり着きました。
ここがメークローンかと思うくらい、ローカルな感じの駅でしたが、ちょうど列車が入線するところで、結構な人数がいました。切符売り場で聞くと、市場に行って返ってくるのは無理だとのこと、興味あったのですが断念しました。行くためには、次の便にのるしかない。
  ウォンウェイヤイ駅発 5:30/8:30/12:15
  メークロン駅着    8:30/11:10/14:30
これではハードルが高い。少なくとも今回は無理でした。

そんなわけで、次の写真はウォンウェイヤイ駅で撮ったものですが、最初の1枚は、観光庁のサイトからお借りしたものです。




Bearing の夜市は、ちょっとがっかり

Bearinng駅周辺の夜市が大規模で有名だとの話だったので、1日の締めに、ここで夕食をと、再びスクンビット線を南下して行ってみました。下記の写真のようなテント村が広がります。駅の反対側にもあるようでした。
ただ、平日でまだ夕刻だったせいもあり、活気はも一つ。お勤めのみなさんがお帰りになる頃には活気づくのでしょうけれど期待外れ、わざわざ来たのですがここで食べる気にはならず、30分でおいとましました。

結局、アソート駅にもどって、ターミナル21を覗いて、地元の店で夕食をとりました。写真はないのですが、駅前半露天の広いお店、大混雑でフランス人と日本人母子との相席でした。相席の方は近所の中級ホテル(私は下級、でもいいホテルです。)ご滞在の様子、日本人の母子も楽しそうにやっていたので、私も日本人であることを明かさず言葉は交わしませんでした。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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