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2024/12/18

北欧バルト8カ国一人旅(その5)オスロ

オスロには2泊しますが、1泊目は深夜到着、2泊目は早朝の列車でストックホルムへ向かいますので、観光はまる1日だけ。

午前中市内を散策、午後はすこし郊外まで足を伸ばし、ノルウェー民俗博物館、そしてヴィラーゲラン公園の有名人「怒りん坊」に面会します。

結構広範囲の移動になりますが、交通の便が良く、また強い味方24時間乗り放題パスがありますので全然無理はありません。





ホテルから駅周辺、突然の雨であんよずぶ濡れ

早朝、昨晩降り立ったオスロ中央駅まで散策。ホテルは駅から10分ほどの場所なので、ちょうどよい散歩なのですが、出る時降っていた小雨が、土砂降りに。傘は持っていたのですが、急な雨で道路が水浸し、靴がずぶ濡れになってしまいました。


観光名所でもない普通の建物も、歴史を感じさせます。オスロ大聖堂は外観だけ鑑賞しました。
ただ、時々ホームレスを見かけました。北欧は福祉が進んでいると聞きますが、自由をもとめているのでしょうかね。冬はどうするんだろう。

途中、サンドウィッチと牛乳を購入、ホテルまで戻りました。出鼻をくじかれた思いですが、朝食を食べて靴を少しだけ乾かして、気を取り直して出直し。
朝食のサンドウィッチと牛乳で、いくらだと思います? 99クローネ、1600円という豪華朝食でした。


再び駅に戻り、インフォメーションで地図をもらい24時間エリア有効64クローネ(←シニア料金。大人は127クローネ)のチケット購入、これで、バス、トラム、地下鉄、一部のフェリーが郊外も含めてどこでも乗り放題、最強です。北欧の交通機関、公共施設は全般的にシニア料金のあるところが多く、外人も使えるのがありがたい。

トラムやバスをフルに活用して、市内くまなく見学しました。車窓からですが。
気に入ったらいつでも下車、また次のバス、トラムを拾えるのがありがたい。

ヴィーゲラン公園 

市の中心部から2,3キロほと離れたところに広大な公園があります。
この公園はバラがうえてあったり、美術館や博物館があったりで、市民の憩いの場ですが、何よりも212点もの彫像が随所におかれているので有名。すべてぐすタブヴィーゲランという人が彫ったのだそうで、公園の名前にもなっています。冒頭に掲げた「怒りん坊」少年が特に有名ですが、ひとつ一つに表情があり、見て飽きません。




正直なところ、いろいろな観光地、どこも似たりよったりで、たくさん見ていると飽きてきますが、この公園は行く価値があります。

公園から海の方、ビッグドイにいくバス停を目指して坂を降りていきます。付近は高級住宅地? あるいはごく普通の住宅地かもしれませんが、なかなかきれいです。

ビッグドイ地区  

フェリー埠頭のそばに、コンチキ号博物館、海洋博物館、フラム号博物館(写真左)、ヴァイキング時代博物館などが固まっていました。




民俗博物館

少し離れたところにノルウェー民俗博物館があり、訪ねてみました。中は大きな公園になっていて、各時代、各地域の建物が置かれています。ノルウェーは南北に広く北極の極寒地まで含まれますが、外人の私にはあまり区別がつきませんでした。





下の右側が、一番人気の教会です。木造です。


結構広大でアップダウンもあり、ちょっと疲れました。

美しい民族衣装を着たモデルさんがいたので、写真をとらせてもらいました。若い娘さんと言いたいところですが、かなりご年配の婦人でした。ま、年とっても着るのでしょうけれど。
タイミングが会えば、伝統衣装を着た娘さんないしおばさんたちのフォークダンスがみられるそうです。









王宮

美しい王宮の奥に広大な王宮公園が広がっていました。
きれい、それだけです。



帰り道のスナップ、どこもみんな同じに見えてしまいます。

マトハーレンにも立ち寄りました。屋内食品市場で、野菜や肉、魚が整然と並んでいて、食べるところもありオスロの台所といった趣ですが、整然としすぎていて、面白みに欠けるというのが所感です。

オスロ市庁舎周辺

市の中央部にもどり、オスロ市庁舎前広場周辺を散策します。
フィヨルド(ノルウェー語で「内陸部へ深く入り込んだ湾」)に面したウォーターフロントには、アーケル・ブリッゲ
アーケル・ブリッゲは中がショッピングセンターになっていて食料品などの店、カフェ、レストランなどなどが入っています。

ノーベル平和センターもこの周辺にあります。
港の周辺には露天も並んでいて、港ならではの風景でした。

少し離れたところには、ムンク美術館がありました。

適当に歩き回ってホテルに帰館


グリーネルロッカ地区?ここは観光案内にのっていないので特に有名ではないと思いますが、色とりどりの落書きが楽しかった。楽しいというより物騒な場所なのかもしれませんが、そばを流れるアーゲル川沿いにはレストランが並び、なかなか良い雰囲気でした。 

まあ一日よく歩き回りました。ノルウェーというからには魚料理なんかが美味しいのかと期待していましたが、物価が高く、ワンパターン、食べる楽しみには恵まれませんでした。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。



























2024/10/23

北欧バルト8カ国一人旅(その4)ベルゲンからフィヨルドツアー

港町ベルゲンから、鉄道、バス、遊覧船を乗り継いて、フィヨルド見物をします。最終目的地はノルウェーの首都、オスロです。






ベルゲン駅からヴォスまで

ベルゲン発8:30のベルゲン急行に乗りヴォスに向かいます。ベルゲンはターミナル駅で、近郊の町から通勤客らしい人や観光客が続々と降りてきます。



座席指定ではなく、どこに座ってもよいですが、予約客が来たらお譲り下さいとの表示。なにか落ち着かない気持ちで、少し高い位置にあるボックス席窓側に陣取っていましたら、案の定、8人グループのベトナム人グループがやってきました。
いいよいいよとおっしゃり、なんとなくその一団に混ざってしまった感じ。ホーチミン付近から来られたそうで、このあとオスロに直行するのだとか。
(あとで、ストックホルムの広場で声をかけられ、再会しました。)


 8:30、定刻にヴォスにつきました。列車はこのままオスロにむかいますが、ここで下車、ヴォスはソグネフィヨルドの拠点駅で、冬はスキー客でにぎわうのだそうです。


ヴォス発9:42バスに乗り換え、2時間ほどバスにゆられ、観覧船の出港地、グドヴァンゲンをめざします。車窓の風景は流石です。こうした緑と水の景観は我が国どこにでもあるといえばそれまでですが、この大きさと静けさは格別です。
これは途中のスタルハイムホテル、なかなかの景観で、バスは暫く休憩します。一緒に3台ののバスを連ねてきたので、休憩の後、どのバスに戻るのか迷ってしまいました。ナンバーを控えておくべきでした。
いたるところに大小の滝がみられます。
グドヴァンケン11:30到着。ここから12:00発のフェリーに乗り換え、いよいよ湖に乗り出します。 
ソグネフィヨルドはヨーロッパで最も細長く、深いフィヨルドなのだそうで、電動のフェリーは渓谷の間を静かにすすみます。
14:00フラムに到着、駅前には鉄道博物館があり、昔の山岳鉄道の様子が展示されています。ご自慢は最大傾斜5度、(アプト式などギアなしでは)世界最急勾配の登山鉄道ということ。

そして16:15分発のフラム鉄道。長い編成で、前後に機関車が連結されています。 
途中、落差が225mあるというショース滝で暫しの観光停車。なにか音楽がながれているとおもったら、赤い衣装をまとった人が舞っていました。伝説にある、男性を誘惑する妖精フルドラになぞらえたものなのだそうです。遠くて男女の区別、年齢はわかりませんでしたが、妙齢の美女ということにしておきます。 
途中駅のたたずまいです。
17:10、フラム鉄道終点のミュルダールに到着、ここから17:40発のベルゲン鉄道に乗り換え、オスロを目指します。

約5時間後の22:27、さすがに日は落ちて、無事オスロに到着しました。まえもって地図で見たときは真っ暗な夜道をホテルまで歩くのかと思っていましたが、さすが一国の首都、ネオンに照らされた石畳が雨に濡れていました。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。