チェンナイから空路マドゥライへ
南インドツアーの3日目は、チェンナイ空港から飛行機で1時間あまり、マドゥライ空港に行きました。おそらくインド最南の空港で、スリランカも目と鼻の先、とまでは行きませんが、東に200キロ行けばスリランカの島があるという位置です。
隠されたラウンジ
チェンナイ国内線の二階出発ロビーはきれいですが何もなく搭乗を待つ間手持ち無沙汰。目立たない場所にエレベーターがあったので、探索がてら上がってみると三階の目立たない所に「トラベルクラブ」の表示。ダメ元で聞いてみたらプライオリティパスでの入場OK。中は豪華でガラガラに空いていました。南部では酒を飲む人が少ないそうで、ビール以外の酒を飲む機会がない。ハードリカを飲みたかったので意気込んだのですが酒は有料、ビュッフェは充実しているようでしたが、腹一杯で食べることはできずグレープジュースだけごちそうになって帰ってきました。
南インドの食事
空港からの景色も、水の豊かな農業国といった趣、豊かな自然の景色が広がります。
到着後、レストランで当地の名物、マサラドーサが出されました。米粉と豆粉で焼き上げたクレープにスパイスと玉ねぎなどで炒めたマッシュポテトを挟んだものだそうですが、正直美味しいとは思いませんでした。
その代わり、ビュッフェで出された他の料理、例によってダールマサーラだとか定番のマンネリですが、とっても美味しかった。
こちらの料理は付き物だと思っていたナン、チャパティーが必ずしもついてきません。ホテルのビュッフェなどでは見かけることもありますが、存在感がなく、ビリヤニはじめおコメが中心。北では主に麦が、南ではコメが穫れるからということのようです。
あと、こちらで気づいたことですがなぜか卵の黄身が薄緑色に近い。でもこれが本来の姿。
キューピータマゴというサイトによると、餌に色素を入れないと薄い色なのですが、日本では赤みがかった濃い黄色が好まれるのでマリーゴルドやパプリカ等をえさに混ぜてカロチノイド色素を生成するように仕向けているのだそうです。
ベトナムやタイではどうだったかな、他の国ではあまり気づかなかったのですが、気をつけてみましょう。
ティルマライ・ナーヤカ宮殿
17世紀に造られた宮殿の遺跡。ヒンドゥーとムガルの折衷になるインドサラセン様式というのだそうですが、かっての宮殿の大部分が失われ、王冠の間と謁見の間が残っています。
左は謁見のためのホール、右はアーチの上方にある彫刻群、なかなか豪華です。
かってはスマホの写真はOKだったようで、そのころご覧になった「海渡さん」のブログ「William Dabadieの世界一周ブログ」に写真や説明が載っていますので、ご紹介しておきます。と、責任転嫁、義務逃避。
右は宮殿を出たところの路地。左側の壁は宮殿および博物館の建物ですが、一歩外にでるとたちまち生活感が出てきます。(でも、インドなのにゴミ散らかっていませんよ、褒めてやってください)
ミーナークシー・アンマン寺院
バスを停める場所がなく、少し離れた場所で下車、そこから歩いていくのですが、名所旧跡よりお店が好きな私にとってはラッキー。
バス車窓から撮った市場の様子。果物が豊か。右のゴロゴロしているのはジャックフルーツ。ドリアンのようにクセの強い果物です。(ドリアンは季節がことなるせいか見かけませんでした。)
街の様子をみながら、車を避けながら、寺院に向かいます。
街角でのスナップです。
このヒンドゥー寺院は代表的なドラビダ様式だそうです。
東西南北に砲門(ゴープラム)がありそれぞれ青、緑、黄色、そしてピンク色で、細かい彫刻が施されているそうですが、これらも工事中でしたので、右の写真を無料サイトから拝借しました。
ミーナクシー・アンマン寺院の入口付近はさすがに門前市。土産物屋が並びます。
そのうちの一つにカメラ、スマホ、バッグを預けました。
かつて電子機器の爆発によって被害を受けたそうで、寺院の入口は飛行場並みの厳重なセキュリティーチェックがあり、これら全部持ち込み禁止というわけです。
そういうことで、写真は全く残っていません。
印象的だったのは、すごい彫刻群、天井にもなにかの模様が彫ってあります。すべて石です。そして何よりすごかったのは神殿を目指して列を作る信者たちの大群。
あと本物の象がいてなにかご利益商売をしていました。
このあと、更に250キロほど南進、最南端、カーニャクマリ(コモリン岬)へ行きます。
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。
0 件のコメント:
コメントを投稿