2026/07/14

パッケージツアーでバルカン7カ国を巡った(その8)セルビア

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボから290キロ走り、セルビアの首都ベルグラードにやってきました。着いたのは20時、翌日20:25発の飛行機で、イスタンブール経由羽田に帰る予定なので、今回の旅行最後の宿です。

最終日は、セルビア正教会や性サヴァ大聖堂などを観光する予定ですが、正直、教会やフレスコ画は堪能しすぎ。お土産に何を買って帰るかに心が行きます。

セルビアについて

人口691万人、一人あたりGDP(PPPベース)26千ドル 共和制、首都ベオグラード。かつて存在したユーゴスラビアの地理的にも政治的にも中央に位置しています。セルビア人が82.86%、マジャル人が3.91%、ボシュニャク人が1.82%、ロマが1.44%、ユーゴスラビア人(正式に言えば民族ではない)が1.08%、クロアチア人が0.94%、モンテネグロ人が0.92%、アルバニア人が0.82%、公用語はセルビア語。ヴォイヴォディナではルーマニア語、パンノニア・ルシン語、ハンガリー語、スロバキア語、クロアチア語も公用語。コソボ(セルビアはコソボの独立を認めていない)ではアルバニア語も公用語。セルビア人のほとんどは正教会の信者、マジャル人やクロアチア人の多くはカトリック、ボシュニャク人やアルバニア人はイスラム教が多い。通貨はセルビア・ディナール(RSD)

北半分はカルパチア盆地の平野で、南部は山地、四季がはっきりとした大陸性気候で年間を通じて寒暖差が大きい。主要産業は、豊富な労働力やヨーロッパと中東を結ぶ地理的優位性を背景に製造業(自動車、電気機械)と、豊かな自然を活かした農業、および鉱業です

この国(地域)の簡単な歴史

6世紀 、東ローマ帝国の領域であったバルカン半島西部にセルビア人が居住を始め、12世紀はじめにセルビア王国が成立。第一次世界大戦後はユーゴスラビア王国の中心となり、第二次世界大戦後も社会主義ユーゴスラビアの中心共和国でした。

・14世紀にはセルビア帝国として広大な領土を支配、バルカンの覇者となりましたが、1389年の「コソボの戦い」でオスマン帝国に敗北し、400年にあわたり支配下に入ります。

・1817年にセルビア公国が成立し、オスマン帝国から自治権を獲得、その後1878年に正式に独立、その後、第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件(1914年)を経て、1918年には「ユーゴスラビア王国」の核となりました。

・第二次世界大戦後はチトー大統領のもとで「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」の主要構成国となりました。

・1990年代の冷戦終結とともに連邦は解体。1991年にはクロアチア、スロベニア、マケドニア共和国(現・北マケドニア共和国)がユーゴスラビアから独立、1992年にボスニア・ヘルツェゴビナが独立、2003年にセルビア・モンテネグロとなり、2006年にモンテネグロが独立したことで現在のセルビア共和国が成立しました。2008年に独立を宣言したコソボについては、現在も自国領とする立場を維持しています。コソボ紛争を巡っては、1999年の北大西洋条約機構による爆撃に晒されました。

ベオグラードまでの沿道風景

ボスニア・ヘルツェゴビナの国境通過が16:30、更に農村風景が広がる中を3時間ほどすすみます。沿道には、小麦畑、ひまわり畑などが広がります。なかなか豊かそうです。


ベオグラードのホテルには20時少し前に到着しました。

カレメグダン要塞

翌朝、最終日です。朝、ゆっくりして9:30にスタート、市内観光にむかいます。車窓から市内の風景をみながら、まず向かうのはカレメグダン要塞。

右は、クネズ・ミハイロヴァ通り、歩行者天国になっています。ここから、カレメグダン公園を経て、徒歩で要塞に向かいます。





カレメグダン要塞(ベオグラード要塞)は、ドナウ川とサヴァ川の合流点を見下ろす丘に位置する平和なスポットですが、過去には波乱の連続でした。1世紀には既にこの場所にケルト人の要塞があり、2 世紀にはローマ帝国が、 6世紀から12 世紀にかけてはブルガリア王国やビザンチン帝国が、13世紀から15 世紀にかけてはセルビア王国やハンガリー帝国が、そして16世紀からはオスマントルコ、19世紀にはオーストリア・ハンガリー帝国がと、有史以来100回以上の戦闘が起き、40回も侵略者に破壊され、そして新たな征服者に再建されてきたのだそうです。

要塞の入口付近は、自然史博物館、その関係?子供用?の恐竜展示、軍事博物館などがあります。





右は、オスマン時代の将軍、ダマト・アリ・パシャを祀る霊廟です。
洞窟や拷問場所なんかも残っているのだそうです。

高台からはドナウ川とサヴァ川を見下ろせます。立ち去りがたい絶景です。夕陽がまた美しいのだそうですが、残念ながらそこまで待てません。

セルビア正教会

カレメグダン要塞から出て、付近を散策していきます。
左の写真は、なんと小学校、キング・ペタル1世小学校と言い、20世紀に作らrたベオグラード最古の学校だそうです。
そして、右が聖ミハイル大聖堂(セルビア正教会)、ベオグラードで2番目に古い教会だそうです。





聖サヴァ大聖堂

街の風景を眺めながら少しバスで移動、聖サヴァ大聖堂を見物します。




熱心にお祈りする姿って美しいんですが、この人たちって、必ず最後にイコンにチュッてやるんですよね。いくら信仰の力が強くってもコロナが蔓延したわけだ。



クネズ・ミハイロヴァ通りを散策

昼食後は、 クネズ・ミハイロヴァ通りを散策。ここは歩行者天国になっており、いわば銀座通り。高級店らしき店が並び、露天なども店を出しています。                         





その一角にある大型ショッピングセンターの中にあるスーパーでお土産をゲット。ミッションコンプリーテッド、あとは帰国するのみ。




ベオグラード空港。構内をミニカーが走っていました。


イスタンブールの夜景。右は、お土産品。何だ、酒ばっかりじゃないか。



読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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