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2024/01/30

阿里山森林鉄道で阿里山森林公園へ ー台北郊外・台中の九族文化村・阿里山森林公園訪問(その4)

3日目は、阿里山鉄道に乗って阿里山森林公園に行きます。今回の旅行で一番行きたかったところです。幸いお天気は晴、さほど暑くもなく寒くもなし。

森林鉄道に乗車

8:30にホテルをチェックアウト、嘉義には戻らない予定なので、荷物は持っていきます。事前の調査では台湾では主要駅にコインロッカーが設置されているとのことなので、問題ありません。

台鉄嘉義発9:00の列車で奮起湖に向かいます。この時期、1日1本、この便だけです。もともと終着駅は森林公園だったのですが、災害のため奮起湖の少し先、「十字路」までしか運行されていません。

到着予定時刻は11:21ですから、ほぼ2時間半の乗車。乗車券はネットで事前購入しておいたのですが、ありがたいことに老人割引があり、一人 NTD192≒1,000円弱の安さ。

嘉義駅はこんな感じ。ほどほどに異国を感じさせられますが、日本のどこにもありそうな感じでもあります。森林鉄道は台鉄のホームの隅にあります。ホームには、普通列車のほか、軍用車を積んだ貨物列車も停まっていました。台湾だから写真とりましたが、中国でこれやったらスパイ容疑で拘束されるかもしれませんね。

少し待っていると、定刻少し前に可愛いディーゼル機関車に引かれた列車が入線してきました。線路の幅は日本や台鉄の狭軌より更に狭く、車内も3列シートになっています。



2時間半ほどの乗車を楽しみ、11:21定刻に奮起湖着。駅には、昔活躍していた蒸気機関車が展示してありました。駅にほとんど隣接して奮起老街があります。名物の奮起弁当や各種特産物が並べられていました。



危うくバス乗り場を間違え、韓国人旅行者に助けられる

奮起湖からのバスは12:50発の予定、その間、老街を散策したり、弁当を買ってたべるつもりでいたのですが、念のためバス停まで行き、事前チェック。
駅から2-3分ほど坂を上がった所にバス待合室があり、たしかに乗るべきバスの時刻が表示されています。一安心して車道を下っていくと、広い駐車場の横にまた待合室。どうもこちらは土日用のバス停のようでした。

そうか、さっきのところで良いのだなと納得して歩いていたところ、お姉さんとお婆さんの3人連れから日本語でバス停はどこでしょうかと聞かれました。
得々として教えたら、そうではないのでは、道路工事の関係で使われていない筈だとのこと。そこで一緒に「休日用バス停」に行って表示を確かめたところ、工事のため駐車場脇から出発しますというような感じの張り紙がありました。表示は漢字のみ。彼女たちは韓国人とのことで、漢字は読めない、なのに正しく掌握しておられた、危ういところでした、教えたつもりが教えてもらっちゃいました、カムシャハムニダ。

走行するうちに、バスが走ってきたので、まだ予定の時刻にはまがあるのですが、これを逃したらきちんと来るか怪しいものだと言うわけで、飛び乗り、阿里山公園にむかいました。そんなわけで、老街を少しひやかしただけで、ゆっくりは出来ず。弁当も書いそこねました。ちなみに、奮起湖というから、美しい湖があるのかとおもいましたが、山の中でそんなものありませんでした。ガイドによると「奮起湖風景区は滝や渓流、奇岩怪石など自然の景観観賞が主な楽しみです。」とのこと、要約すれば、山の自然以外なにもないところです、というわけで、ま、いっか。

阿里山森林公園に入園

バスで一旦山を下り、また上がって約1時間、阿里山森林公園に到着。ターミナルにあるロッカーに荷物を預け、少しスロープを登り公園(正式には阿里山國家森林遊樂區)入口から入園。入園料はNTD150、700円あまりですから、これで広大な公園をメンテするのだから安いもの。

バスターミナルから10分近く坂をあがったところが、森林鉄道沼平線の駅があり、ここから6分ほど揺られて、沼平まで上がります。木製でなかなか風情のある車両です。両駅とも木を基調としていて格好良い。駅の操車場なんかも、材木を積んだ貨車がならんでいそうな、いかにも森林鉄道って感じ。





遊歩道を経て、巨木のそびえる中を下山

駅を出ると、高架の遊歩道がめぐらされています。行先表示があまり明確でないので、若干迷路のようでしたが、春なら桜が沢山咲いていてそれを遊歩道から眺めることができるとのことです。園内にはいくつか瀟洒なホテルがあり、夏なんか宿泊客でにぎわうのでしょう。下の方に行くと大木がそびえる神木エリアです。



迷路を迷い迷いも、森林有楽区を経て神木駅まで下り坂を1.6キロほど下り、森林鉄道神木駅に到達しました。神木からは、今度は森林鉄道神木線に乗車、7分ほどで出発点の阿里山駅に戻りました。


またバスに騙される

荷物回収、阿里山16:40発、高鉄嘉義行の7329Aバスの看板が出ています。他の行き先は書いてありませんし、大勢並んでいるので間違いありません。

定刻の20分ほど前、バスが到着、やれやれと乗り込みます。定刻よりかなり早く出発、おいおい良いのかい、日月潭九族文化村のときもそうだったようで、どうも定刻前発車は常識? 山を降りるのは間違いないでしょうけれどバス不信症の私は、平野部にでてからGPSで確認しながら乗っていたのですが、どうも高鉄でなく台鉄の嘉義方面に向かっている模様。そうでした、案の定結局台鉄駅に行ってしまいました。

列の先頭に行き先が書いてあったし並んでいたのでバス車体前にある行き先表示を確認しなかったのが悪いのですが、どうも別のバスに乗ってしまったようです。そんな便はどこにも書いてなかったけどな、でも台湾語のできない悲しさ、他の人はなぜか分かっていたようでした。

ということで、大枚NTD400≒2,000円払ってタクシーで高鉄駅に移動、そこから新幹線に1時間半ほど乗って台北に移動、ホテルにたどり着きました。

日系のホテルで3泊予定

今夜の宿は、ホテルグレイスリー台北(格拉斯麗台北飯店)、ワシントンホテルをやっている藤田観光の経営になるホテルです。

優待券を使って3泊NTD8500(約42,000円、1泊ひとりあたり7,000円)でした。もっと安いホテルでもよかったのですが、(その1)で書きましたように、トコジラミ(ナンキンムシ)が流行っている折、万一被害にあったら家族に申し訳がたたない。安ホテルでもこうした中級ホテルでもリスクに大きな違いはないと思うのですが、安ホテルでは申し開きが出来ないというのが選んだ理由です。幸いある筋から株主優待券を入手することができたので、リーゾナブルに泊まれました。

場所は、台北からMRT2駅、忠孝新生駅から200mという好立地、受付も親切でホッとしました。

夕食難民

22頃の到着だったので、問題は夕食。食文化の国、大都会、夜遅くまでやっている、そういうイメージは裏切られます。ネットで調べた限りでは台北駅周辺も含め、9:30頃に閉まる店ばかり。屋台は別として、遅くまでやっているのは日本人向けの居酒屋ばかり。

さすがに台北に来てまで日本式居酒屋に行く間抜けなことはしたくないので、ホテルフロントに相談。まだやっていて、日本食でなくてお酒飲める店ない?

日本語達者なやさしいお姉さん、ちょっと調べて丁寧に教えてくれました。徒歩20分くらいのところですが、海鮮の店。

大盛況でほぼ満席だったのですが、幸い入口付近の席をあけてくれて、夕食にありつけました。

言葉は通じにくいのですが、メニューは豊富で、指差し点呼。


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支払いでまさかのトラブル

機嫌よくビール飲んで、食べだしたところで、はたと思いつきました。この手の庶民的な店、クレカ使えないのではと。聞いたところ案の定。

あわてて近所のコンビニに駆け込み、NTD2,000≒1万円ほどキャッシング。あやうく皿洗ししなければならないところでした。ちなみにお勘定はNTD1220≒6,000円。好きなもの食べて紹興酒一瓶明けたのに、安さと旨さと親切さで大満足でした。

明日から、台北近郊を旅行します。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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