2025/07/30

インドのチベット世界ラダック(その2 デリーから空中散歩、レー、アルチまで)

デリーで1泊、ラダック入り


1日目の夕方にデリー入りし、1泊。
2日目の早朝出発してインディゴ航空9:30発の6E2049便にラダック直轄州のラダックに飛びました。

インドのナショナルフラッグで日本にも飛来している飛行機はエア・インディア、インディゴ航空は馴染がないですが、LCCながらインド最大の航空会社で、インド内を飛び回るときは何かとお世話になるキャリアーです。




ヒマラヤ、カラコルムを見下ろす


ガイドさんからは早めに行って窓側の席を確保しろとのお達し、お勧めの通り、窓下の景色がすごい。雪の残るヒマラヤ山脈とその西側に続くカラコルム山脈が見渡せました。



残念ながら少し雲が多かったのと、翼のそばであまり良い写真はとれませんでしたが、帰りの便では最後尾に陣取り、雲もすこし消えて無事撮影成功。私には何という山か、どこがどうなっているのかわかりませんが、山好きの人にはたまらない景色でしょう。

レー空港に到着、空が青い

一所懸命窓の下をみていたのですが、レー空港の手前では窓を閉めることを要求されます。国境近くで軍の施設も多い場所柄、軍事的な理由でしょう。

1時間少しでレー空港に到着、思った通り小さな空港、バス停といっても納得してしまうレベルです。その代わり、空が真っ青、北京や上海と世界一を争うデリーと大違い、何を争うかって、空気汚染度です。

ちなみに下の写真、左側がデリーのインディラ・ガンディー国際空港、右側がレー空港、どちらも天候は晴です。

レーの街には寄らず空港から一気にアルチへ

空港で預け荷物回収など一連の手続きを終えたあと、レーの街にはよらず一路、70キロ離れたアルチに向かいます。このあとレイに戻るのですが、目的は高度順応。レーの標高は3500メートル、富士山の8合目と9合目の間くらい、徒歩でではなくいきなり飛行機でここに降り立ったら高山病必至、せめて7合目付近の標高3100メートルのところに1泊して体を馴らそうとうものです。
空気が薄いことが実感されます。念の為、意識的に沢山呼吸をします。鼻ですって口をすぼめて吐き出す、これを早いピッチで繰りかえす、空気が薄い分沢山すってやろうという魂胆です。はたして効果ありや。
森林限界を超えた高所、しかも降水量が僅少の高山沙漠地帯、沿道にはあまり緑がみられません。ひたすら空が青く雲が白いだけで、土色の世界です。
途中、インダス河とザンツカール河の合流地点で一休み。冬は清流のようですが、この季節、雪解け水が土砂を含むため、濁った色になっています。

瀟洒なホテルに投宿、早速「アルチ・チョスコル・ゴンパ」見学


ホテルから徒歩で5分もしないところにアルチ・チョスコル・ゴンパがあります。沿道には僅かですが、お土産物屋さんが並んでいます。おばあちゃん軍団に遭遇、国内からの巡礼のようですが、インド人というよりチベット的な服装、顔立ち、近隣からの訪問者なのでしょう。
村はインダス河沿いの「オアシス」のような場所にあるのですが、雑草が生い茂り、多様な樹がいたるところに生えていると言う風景ではありません。
下の写真は、この地の特産「杏」。花の季節はとうに過ぎ、まだ熟していない青い実がなっています。そして川沿いの湿地のそびえ立つのはもっぱらポプラ(セイヨーハコヤナギ)やヤナギといったヤナギ科の広葉樹、建築材料としてももっぱらこれらがつかわれているようです。



沿道にはマニ車が沢山ならんでいます。最初、全部を回して歩きましたが、根つきはてました。



これは大昔のマニ車のようで、中に経文が詰まっているのが見えます。
考えてみれば、マニ車はだたの回転具ではなく、なかに手で書写したお経がつまっている?としてら、大勢の人の信仰心、努力がつまったありがたいもの。そりゃご利益もあろうってものです。


翌朝、近所を散歩しました。朝だから空は一段と澄んでいます。インドなのに道も清涼、これから露天商売に行くための道具を背負った人が歩いていました。村中を歩き回りたかったのですが、すぐ息切れ、あまり頑張ると危険なので大人しくホテルに戻りました。

明日からはレイに戻って、僧院(ゴンパ)巡りです。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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