(5日目)
北ボルネオ遺産列車に乗って汽車弁
サバ州立鉄道は、1駅隣の港のそばのSembulanから、タンジュン・アル(Tanjung Aru)を経てBeaufortまで9駅、更にその先テノム(Tenom)間まで200キロ余りを結ぶ線路を旅客列車と貨物列車が運行されています。
サバ州立鉄道の全体の運行経路と、駅で写した時刻表です。1日、2本ないし3本、途中乗継で合計4時間の道のりです。
「北ボルネオ遺産列車」という名称は、ツアー会社が勝手につけたものだと思いますが、1890 年代に植民地時代のイギリス北ボルネオ会社によって建設され奥地のプランテーションから港まで、ゴム、タバコ、砂糖、タピオカ、大豆、パイナップル、米などを運んだ、歴史のある鉄道のようです。
利用したツアーは、「コタキナバル、サバ州:北ボルネオ遺産列車というもの、GetYourGuide経由で運行会社はKinabalu Heritage Tours社、一人約18,000円でした。水曜日のみの運行なのですが、ちょうど日程がはまったので、少し高いとは思いましたがこれに参加しました。
なお、他に土曜日のサンセットツアーというのも同社からほぼ同料金で運行されています。またKdayのサイトにはNetquas Holiday社のものが載っていて、これはホテル送迎付き6時間、7500円程度となっていますが、但しこれは駅で切符を買って乗れる普通の列車のようです。
タンジュン・アル駅から途中のパーパル(Papar)駅まで往復の汽車旅
集合時刻は9:30、集合場所が不明確で混乱しましたが、無事乗車、牽引しているのはガイドの写真にある蒸気機関車ではなくディーゼルでしたが、木造のレトロな車両です。
案内サイトをよく見たら、「ヴァルカン・スチーム・エンジンとして知られる蒸気機関車は現在もメンテナンス中で、蒸気機関車の安全性と円滑な運行を確保するため、さらなるメンテナンスが必要となります。蒸気機関車が完全に稼動し次第、お知らせいたします。ディーゼルエンジンを使用していても、列車ワゴンには蒸気機関車が使用されていますのでご安心ください。」とありました。最後のくだりは笑ってしまいますが、まあそういうことなら仕方ない、特に蒸機愛好者でもないので大きな問題ではありません。
左は「釣り」右は本物です。
今回のツアーの具体的なスケジュールは、こんなものです(詳しい説明がなかったのでJTBのサイトより拝借):
パパールの風景です。歩道のアーケード、ここに限らず、時々みかけました。スコールのある街ではありがたい存在でしょうね。
マリマリ文化村は試食もあり楽しかった
GRABでマリマリ文化村へ。10時と14時スタートの2回限りだったので少し焦りましたが、北ボルネオ鉄道ツアーの終了時刻にはかなりサバがよまれていて、12時すぎに帰着したので、無事時間前に到着できました。
入園料はガイドおよびローカルフードの夕食付き130リンギ(約6500円)、食事無しは110?(やや不確か)、夕食は海鮮をたべたかったので、食事無しのコースにしました。
開始直前にスコールがあり約30分遅れスタート、幸い雨はほぼやんで、カダザン・ドゥスン族、ルングス族、ルンダエ族、バジャウ族、ムルート族それぞれのレプリカ小屋を歴訪しました。
上の右、竹筒のようなものは階段です。娘さんは上で寝て、夜は男がこないように階段を外すのだとか。
ガイドさんは英語だったのですが、はっきりゆっくりで、わかりやすく、何より親切。お菓子、地酒、ハチミツなどの試食もあって充分楽しめました。
左はTAPAI LIHING (コメを醸造した酒、まあ飲める)、右はLINAPAK(bamboo kookingとありますが竹がはいっている?竹で蒸した?)上の左はコメ酒の蒸留酒を作っている所、あまり強くありませんでした。右の写真、TRIGONA BEE HONEYとありますが、ハリナシバチの蜜です。この種類は熱帯、亜熱帯に広く分布しているそうで、その蜜にはプロポリスが溶け込んでいて、抗炎症と抗菌作用が他のハチミツより高いそうです。サラサラしていて少し酸味があって悪くないです。ブルネイの大手店で買ったら、普通のハチミツの10倍の値段がしました。
ハチミツは後ほど買えましたが、売っているお姉さんは非売品でした。
その他、いろいろありましたが、パンダン、バナナ、ココナツなど山の幸が良く使われていました。
帰り道、ちょっと慌てる。
入口の戻ってGrabを呼びました。ここで一悶着、なかなか捕まらない。実は入場する時、受付の女性が、帰りの車が見つかりにくいのでタクシーを予約しませんかとの申し出を受けていたのですが、値段も倍程度と高めだったのでセールストークだと高を括り、予約しませんでした。クチンでは予約していたのですが、比較的街に近いと油断、ちょっとの費用を惜しんでの失敗です。郊外に行くときは要注意です。
あらためてタクシーをお願いしてみたのすが、直前では困難な模様。1時間後に来てくれ、だめだったら自分たちが送ってやるとの言葉、そう言えばガイドさんが別れ際にタクシーこなかったら言ってこいよと申し出てくれていました。有料にしても随分親切な人たちです。結局何回かやっている間にGrabがつかまり、無事、市内にもどることができました。
味よし、格安の海鮮料理
Grabタクシーで向かったのは、ウェルカムシーフードレストラン。安くて美味しいということで有名、少し早めだったのかすんなり着席でき、大小のエビや貝など次々注文、うわさにたがわず格安かつ美味。3人で腹いっぱい食べてビールも1本つけて150リンギ(8千円弱)もしなかったんじゃないかな。
珍しい特産果物、サバ果を賞味
その後、前日目をつけておいたガヤストリートの果物屋台に行き、サバ果(沙巴果、タラップ Tarap)を購入。ボルネオ島の特産で、バンの木やジャックフルートの仲間だそうです。早速横にあったテーブルで食べました。クリーミーでドリアンのような独特の臭みはありません。
本当はドリアンも食べたかったのですが、お値段は倍くらいしますが、これって病みつきになります。3人とも最近他の場所で食べているし、今回満腹だったので、別の機会にしました。ドリアン売りたちと客との大声での掛け合い、これが圧巻。客の乗りもよくて凄く盛り上がっています、ドリアンは食べなかった代わりにしばし無料のライブショーを鑑賞しました。
近所の市場での朝食がGood
さて、夜も更けて帰館。
6日目、この日はマレーシア最後の日、夕方のフライトでブルネイに飛ぶまで、博物館などを訪れる予定です。
朝食はアパートホテルのそばでと近所を探しますが、クチンの時と異なり、近所はマンションが並び、自動車道ばかりで必ずしも歩きやすくなく、ファストフード以外みつからない。
Grab呼んで中心部まで行くしかないのかななんて半ば諦め気味で海沿いの自動車道の歩道を歩いていると、フェンスのむこうに市場らしい建物を発見。GoogleMapで調べると大回りしなければならないのですが、よくよく見ると、フェンスの一部に隙間があって植え込みの一角に獣道ができている。そこを辿っていったら、大きな市場に行き当たりました。人影は多くないですが、Signal Food Squareと書かれている別棟は広いフードコートになって、いくつかの店が並んでいます。
驚喜雀躍とはこのこと、フルーツジュース、ラクサ(スパイスとココナツミルクをきかせ、柑橘を絞り込んだスープ麺)、カヤトースト(トーストにココナツミルクと卵を煮詰めたカヤジャムを乗せて、半熟卵に浸して食べるもの)、それからエッグダルトなどいくつかのスウィーツにコーヒー、市場からポメロなどのフルーツも買ってきてマレーシア最後の朝食にふさわしい豪華メニューとなりました。
サバ州立博物館は休館だったけど屋外展示を堪能
ここには、動物の剥製、首狩族など原住民の民具や楽器、衣装、歴史の説明パネルなどが展示されているはずなのですが、人影まばら、残念なことに2024年9月から休館なのだそうです。
ショップが開いていたので聞くと、本館は開いていないけれど屋外展示はオープン、しかも無料と。ザックを預かってもらって、広い敷地を見て回りました。
マリマリ文化村に行ったばかりですが、別の趣があります。こういう家って、なんか安らぐんです。
ちょっとしたジャングルウォークも楽しめます。
マンゴの木があって、実がポトポト落ちていたり、前夜に食べたサバ果(沙巴果、タラップ Tarap)の木にはいくつか実がなっていたり、熱帯は豊か。
左下の赤い実は正体不明、AIに聞いたら、「土柿」「土栗」と言われるキノコだとか。場所や時期をつえたて聞き直したら「ザクロ」、マンゴスティンのようなヘタがあるけど、と言ったらマンゴスティンの近縁種「ハママンゴスティン」の未熟果だとか。それにしては色が鮮やかだと思い、ハママンゴスティンで検索したら、まさのそっくりの画像が出てきました。マレーシアやタイなどの東南アジア原産であるフクギ科(オトギリソウ科)の常緑低木です。英語では「シーショア・マンゴスチン(Seashore mangosteen)」とも呼ばれ、海岸近くなどに自生します、とのこと。拾って食べてみる蛮勇はありませんでした。
その右は、イスラム文化博物館ですが、入場はしていません。
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