キルギスでは3泊し、市内見物のほかアラ・アルチャ国立公園で自然を楽しみ、プラナの塔を見物します。
ここでは、市内中心にレポート、次号で郊外をご紹介します。
国際バスに乗車
国境を越えてキルギスに行くバスはサイランバスターミナル(アフトヴァグザール・サイラン)から出ています。うまいことにホテルのそばを201番バスがここに行きます、前日買っておいたONAYカードにはチャージできていなかったのですが、1回だけ乗車可能だったので、これに乗車しました。終点だと勘違いしていましたが、そうではないようで、それらしい建物を過ぎたのであわてて下ろしてもらいました。建物の中にいくつか窓口が並んでいましたが、左端にあるKACCAと表示されたカウンターにむかいます。
バスは8時から2時間毎に出るということで、7:30ごろに行ったのですが、8:00の便はすでに満員、10時の便のチケットを購入しました。お値段は3000テンゲ、約1000円です。急ぐ旅ではないのですが、2時間も空いてしまったので近所のサイラン湖をみたり、ベンチで寝たりして、ゆっくりと待ちました。
バスは指定席で快適、満員の乗客を載せて定刻に発車、途中1回の休憩をはさみ、14時頃国境を通過、越境はスムーズでした。国境でYandexGo(配車アプリ)の車に乗り換える
バスの越境手続きを待つ間、現地通貨キルギスソムに両替、あたりにはタクシーがたくさん泊まっていて声をかけてきます。
ここで、ひとつの選択を迫られます。この辺の事情はARCさんのブログ「【陸路国境越え】細かすぎるアルマトイ→ビシュケクバス移動まとめ!(2025年7月)」に多々教わりました。
国際バスはこのまま市内はずれのバスターミナルに行くので再乗車するのがオーソドックスな行き方なのですが、そこから宿のある中心部までタクシーを使う必要があり、一方でこの国境から市内中心部に行くバスが出ているようですし、タクシーの料金もそんなに高くないようです。に乗り換えるか思案のしどころ。周りの様子を見ていると、観光客というより日常利用している方が多いのか、多数派はバスに再乗車しなさそう。
ということで、このバスで終点までいくことはせず、YandexGoの配車アプリで車を呼ぶことにしました。空港でもよくあることですが、タクシーが出入りしているメインの場所には乗り入れできないようで、ピックアップポイントは少し離れた駐車場。おろおりしていたらタクシーの客引きが教えてくれました。この国、貧しいのに親切です。
今回初めて知ったのですが、ここのYandexGoには最安値の乗合モードがあって、これを選ぶと、乗合になり、途中、他の客を拾ったり下ろしたりしていきます。今回も何人か乗り込んできて、おしゃべりのおばあちゃんが、運転手さんと盛り上がっていたりして、わけわからないままながらも楽しかった。
さて、移動の話が長くなりましたが、こうしてキルギスに到着、宿にたどりつきました。
キルギスという国
カザフスタン同様中央アジアにある旧ソ連の国。キルギスタンというのは、かっての名称。古くは中国から匈奴とよばれていました。天山山脈、パミール高原に囲まれた内陸国でカザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、そして中国と国境を接しています。首都はビシュケク、共和制で20万平方キロ、人口730万の人が住んでいますがキルギス系が80、ウズベク系が15%、ロシア系が5%、という構成で、国語はキルギス語、公用語はロシア語、宗教はほとんどが75%がイスラム教シーア派、キリスト教正教会が20%、主要産業は農業、鉱業(金属採掘)となっており、2025年のひとりあたりGDP(購買力平価)は3千ドルとなっています。
ホテルじゃなかったので大変だった話
ちょっとした失敗談です。
宿を選ぶのは、大抵Booking.comで、①場所の利便性 ②専用のバス・トイレがあること ③口コミ評価が高いこと ③価格がやすいこと (ケースによっては④キャンセル可能なこと)を基準に選ぶのですが、こうして選ぶ宿はホテルとは限らず、一戸建ての「ヴィラ」や「コテージ」といったホテルの別タイプ、「ゲストハウス」や「B&B」といった民宿タイプのもの、などがありますが、もうひとつ、「アパートメント」というのがあります。
アパートメントは、通常、マンションの1室を貸し出しているものが多く、今日本でインバウンド向けに増殖し問題になっている「民泊」と同じように、通常無人となっています。家丸ごと借りられるので大人数の場合は安上がりですし、大抵キッチンがあるので自炊や持ち込み可能、洗濯機などがついているところも多く、長期旅行者にはありがたい存在です。
今回、ビシュケクではアパートメントを借りたのですが、アパート特有の問題があります。以下、一般論も交え、今回の流れを紹介します。
1.前日頃、WhatsAPP(LINEのようなもの、多くの国で一般的です)にメッセージが送られてきました。やりとりは英語なので、複雑な話になると、翻訳アプリを使ったり大変です。
2.今回は、パスポートの写しをPDFで送れとの指示。セキュリティー上、あまりしたくないのですが、宿泊業者に課せられたルールなのでしょうからこれに従いました。
3.入室方法について、キーボックスやセキュリティーロックの暗証番号が告げられる。今回の場合は、アパートの入口を見つけてから入室までの手順を動画で贈られてきて便利でした。
4.今回揉めたのは、支払い方法。予約サイトでクレジットカードを登録しているから、これから引き落としてくれればよいのですが、現地通貨の現金をテーブルの上に置いておけとの指示。領収証もほしいし、現金なのでトラブルが心配。なれない英文(多分、先方にとっても)でやりとりしたのですが、最終的には指示に従い、念のため写真をとって、先方に送っておきました。
5.以前、マレーシアでは、部屋を汚したときに備えて、保証金を銀行口座に振り込めといわれ、旅先でどうするんだ、手数料も高いし返ってくるのか不安、と大いに困惑しましたが、(結果的には免除)、今回は大丈夫でした。
6.あと、今回は問題ありませんでしたが、アパートメントの場合、ホテルのような看板がないので、場所がわかりにくいという問題があります。夜中に到着する場合なんか、近所の人や犬にしてみればもう不審者。
今回お借りしたアパートは、部屋自体はよく、満足のいくものでしたが、古いアパートの4階まで会談で上がること、ドアが老朽化していて、開け閉てが難しいなどの難点があり、実は2日目、内側からドアがあかないという、閉じ込められ事件が発生、オーナーさんに来てもらう事態になりました。(こちらの扱い方にも問題があったのですが)
今回のように連泊のときはありがたいのですが、アパートを利用するときは、上記の問題点があるのを覚悟しなければなりません。最近気力も衰えてきたので、もうアパートはやめようかなと思う今日このごろです。
素敵な歩道とビシュケク駅
さて、前段が超ながくなってしまいましたが、部屋に荷物を置いてまずは近所探索。ホテルの前はErkindik Avenueが南にあるビシュケク駅から北のオーク公園まで2キロ程度走っていて、両側には住宅やショップが並びます。歩道の隣が片道の車道、反対車線も同様ですが、中央分離帯にあたる真ん中部分が公園・遊歩道になっています。下の写真では真ん中の公園は写っていませんが、遊歩道の両側にはベンチが置かれ、子供用の遊具スペースがあったり、憩いの場になっています。この国の歴史はまだ200年、さほど豊かな国ではないのに、だれがどの時代、こんな贅沢な道をつくったんでしょうか。
宿はその中ほどのところにあり、まずは10分余り歩いた所にビシュケク駅があるようなので、見に行きました。
この日は、この日はこのくらいにして、途中のレストランで肉料理とスープを食べ、小型のスーパーで朝食用のパンやハム、チーズ、牛乳を買い込んでホテルに戻りました。冷蔵庫、皿などがあるので便利です。
牛乳を買うの、少し大変でした。色んな種類があって、Google Lensを駆使しても普通の無調整牛乳らしいものが見当たらない。通りかかった他のお客さんに見つけてもらって買ったのですが、宿に帰って飲んででみたら、酸味があって妙な味。
この国、ヨーグルトを好む文化のようですから、ヨーグルトだったのかもしれません。でも、そのせいか、それともそれは冤罪で単に疲労のせいなのか、翌日は、お腹の調子が悪くて苦労しました。
オーク公園、アラ・トゥースクウェア周辺
翌日(旅行4日目)は、アラ・アルチャ国立公園、翌々日はプラナの塔と、郊外にいきました。これについては(その5)に載せますが、両日とも午後に市内散策を続けました。
オーク公園には色々な銅像が建てられています。
書かれている文字は「ソ連権力との闘争で命を落とした人たちに永遠の感謝を捧げます」、そういうことだったんですね。
左は革命戦士の記念碑。右は詩人アールィ・トコムバエの記念碑だとか。いろんなカテゴリーが混然と置かれている?
野外博物館になっていて記念碑以外にもたくさんの石像が建てられています。半円形の回廊のまんなかにどこかの女王の銅像が置かれ、その前でおばちゃんたちが、体操をしていました。
左は、アブドラス・マルディバエフ記念キルギス国立オペラ・バレエ劇場、右はロシア演劇劇場と書かれています。
アーク公園から、アラ・トゥー広場にかけては政府機関らしきものが沢山並んでいます。
まず大統領官邸、ホワイトハウスです。
左は最高裁判所? 右は文科省?
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右の国旗、高さが45メートルあるそうです。その下では 衛兵交替が行われます。
右はマナスの語り部の胸像、国立フィルハーモニーの前に設置されています。
左はキルギス国際大学? 右は市庁舎?
ロシア正教会と中央モスク
少し外れた所にロシア正教会( 復活大聖堂)があります。•1947年に創立されたもので、 青い屋根(ドーム)と白い外観が特徴的です。
ビシュケク中央モスク、2018年に建てられたもので1万人の礼拝者を収容できるそうです。モスクの前がちょっとした公園になっていました。
オシュバザール
沢山ある建物の内一つは、宝石、貴金属商が集まっていました。(右)
左はハチミツです。
市場はどこへ行っても楽しい。食肉とか、まだまだあったのですが、お腹の具合が悪く、断腸?の思いで、早々に引き揚げてしまいました。
バスも縦横に走っていますし、配車アプリをつかえば、車も比較的安い。遠方へはそれを利用しましたが、アラ・トゥー広場を中心に見どころが連続していたので、結構歩きました。毎日1万5千歩、多い日は3万歩近く歩いています。
さて、市内歩きは主に午後でしたが、4日めと5日目の午前中は郊外に行きました。街も綺麗ですが、郊外の自然も美しい。これにつきましては、次回にて。
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。
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