2025/11/16

ウズベキスタン・トルクメニスタン(その7 タシケントの街)

振り出しのタシケントに戻る

8日目の夜、ウルゲンチ空港を20:20発のウズベキスタンエアー機で発ち、21:40に首都タシケントに戻りました。泊まった宿は初日と同じGrand Art Premium Hotel、前は1階だったのが3階になったかわりに、控スペースつきのやや広い部屋になっていました。広くなくても1階のほうが楽なんだけれど、良いホテル、朝食が豊富で美味しい。

ホテル周辺の町並み

付近の町並みも綺麗、商品に書かれているもの以外では超久しぶりに漢字を見ました。不動産のチラシですが、漢字みるとホッとします。右下の写真、パイプは天然ガスのパイプです。地下に埋めずに表に露出しているところなんかいい加減ですが、石油や天然ガスの豊富な地域らしいです。




地下鉄の駅探訪、デコレーションの凝りよう

タシケントの街は地下鉄が便利です。それから、駅の装飾がすごいとの話を聞いていましたので、まずは地下鉄へ。

ホテルから20分ほど歩いたところに地下鉄のOybek駅があるはず。左の写真はニセもの。UNDERGROUNDと大書してあるし、右上にロンドンの地下鉄マークのようなものが掲示されていますが、よく見るとCAR WASHとある。本物の入口は右側の地味なやつでMetro をあらわすMという字が示されています。




駅にはATMが沢山並んでいてどれが券売機かわからない。人の動きを観て見つけようにも、ATM使う人も多い、結局窓口でATTOというプリペイドカードを買いました。20千スム、カード代金と数回分乗車賃込みで約250円、何回も乗るわけではないので個別のクレジットカードのタッチ決済したほうがやすいのでしょうけれど、もともとが安いので嬉しがって購入。



早速乗り込みます。製造国を確認しもれましたが多分ロシア製でしょう、きれいな車体です。


各駅の装飾です。もしかしたら、日本でも外人さんにとっては、結構面白い駅があるのかもしれませんが、それにしても力の入れ方がすごい。あちこち降りて、時にはドアが閉まるまでの一瞬をつかったりして見て回りました。全部の駅がそうというわけではありませんでしたが、建物の装飾に凝る文化なのかな。





圧巻のカルスー市場

Chorsu駅で下車、市場を覗いて、そのあとハズラティ・イマーム・モスク、バラク・ハン・メドレセが集まるハズラティ・イマーム広場を目指すつもり。

駅を降りたら、もう雑踏。大きな市場が広がります。(実は、これは誤解で、後で知るのですが、「大きな市場」というより「超巨大な市場」でした。)

右の靴下はラクダの靴下で、随所でうられています。色は単一、ラクダ色です。


階段を少し上がると食料品店が並びます。


左の写真、これも食品です。AIに聞いてみたら、この石、「食べられる粘土」または「食べられる石」として売られていて、現地語では「ギルヴァタ (gilvata)」と呼ばれているのだそうです。ほのかな塩味があり、口の中で徐々に溶けて粘土状になる食感を楽しむ人もいますが、特に妊婦さんが、不足しがちなカルシウムやミネラルを補給するために食べる習慣があるようです。残念ながら試しては見ませんでした。(ちょっと後悔)





ああ、大きな市場でよかったなと満足していたのですが、ふと見るとまだ上に行く階段があり、大きなドームが。競技場?
足も疲れていて躊躇したのですが、好奇心が先に立ち、階段を登っていきました。




中は巨大なドーム、何でも売られています。乳製品、パスタ的なもの、麺、ピクルス、果物など、セクションごとに区切られています。魚はなかったかもしれません。

肉は、羊、馬、牛などと種類ごとになっていました。ラクダやロバはあったのかもしれませんが、見ませんでした。
もちろん豚はありませんでした。










ハズラティ・イマーム広場

市場横の食堂で昼食を摂ったあと、タクシー(Yondex)でハズラティ・イマーム広場に行きました。
ここには、ハズラティ・イマーム・モスク、バラクハーン・メドレセ、コーラン博物館と、2022に建てられたイスラム文化センターが集まっています。もうモスクやメドレセは見飽きた感もあったので一つ一つはのぞかず少し駆け足でまわりました。真っ青の空に日干し煉瓦の建物と青タイルが映えて、綺麗でした。

ハズラティ・イマーム・モスクはモスク本体と2つのミナレットからなり、2007年の完成になるものですが、16世紀の伝統に基づいているそうです。






このあと、Yondexタクシーでウズベキスタン歴史博物館を目指します。
すぐ横に国会議事堂があります。
なにか様子がおかしいとおもったら、工事中閉館とのこと。建物と美しい扉を無料で見ることができました、と負け惜しみ。
しかたないので、アムール・ティムール広場に行きます。
サマルカンドのは座っていたし、シャフリサーブスでは直立不動、動かないのは当たり前ですが。    
後ろに見えたのは多分国際フォーラムパレスでしょう。(右)




ということで、それぞれのティムールさんにご挨拶できたので、ティムール歴史博物館(左下)には寄らず、外観を見ただけで、地下鉄でホテルに戻ることにしました。。

ところで、今度の旅行中、一見日本のプレゼンスが低いことに驚きました。
街を走っている車、アジア一帯ではトヨタやホンダであふれているのですが、ここではほとんどが現地のウズオート・モーターズが生産するシボレーブランドのもので、十字型のロゴをつけているやつが走っています。トルクメニスタンではトヨタがほとんどだったのと比べ好対照です。
そんなに日本の影が薄い?その割には、コンニチワとか声を欠けてくる人が多い。あとで、調べたら、プラント建設、トラックなどの輸送機器では、かなり頑張っているようです。
(右の写真は、帰りがけに使った地下鉄駅の自販機、唯一日本の製品名が書かれていました。左はティムール博物館)



この日はその後での空港も含め24700歩、よく歩きました。
17時すぎにホテルに戻り、荷物を引き上げて帰国の途につきました。
(帰国便は、21:40発のソウルインチョン空港経由のアシアナ航空便、翌日11:20に成田に到着)

(付録)この地の特産品、スザニとアドラス

今回の旅行、空が青い盛夏色彩鮮やか。建物群は言うに及ばずですが、うられている布地や女性方の召している洋服が、とっても素敵でした。

この地の特産は、スザニといわれる刺繍生地。18世紀ごろからの伝統のようですが、嫁入りのときには必ず持参するそうです。

また、アドラスと言われる生地も特産品。日本の絣のような手法で織られたもので、独特の模様が美しい。

以下順不同で、スザニ、アドラスに限らず、売られているもの、観光客らしい人が着込んでいるものなど、スナップ写真を貼り付けます。





読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。



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