2026/10/08

カザフ/キルギス/タジキの3スタン旅(その7 近代都市アスタナ、そして寝台列車でアルマトイへ)

8日目の夜、タジキスタンからカザフスタンの首都、アスタナに移動、9日目、ほぼ終日市内を観光します。そしてその夜、夜行寝台で今回の旅行の出発点、アルマトイに移動いたします。

アスタナは広さ722平方キロ、東京23区より1割増の広さで、人口134万人。アルマトイに次ぐ大都市で、1991年のカザフスタン独立後、アルマトイが首都でしたが、1997年にここへ遷都、首都になっています。この時都市計画策定の国際コンペが行われで建築家、黒川紀章氏の案が採用され、これにそって空港も含めた都市建設がすすめられています。全体計画の目標年は2030年となっており、今なお建設がされているそうです。

アスタナ入りの第一歩は、宿の入口探しから

タジキスタンのドゥシャンベ国際空港を18:30出発のSomon Air SZ171に搭乗、20:40にアスタナ国際空港に到着、この空港の正式名は「ヌルスルタン・ナザルバエフ国際空港」、私には絶対覚えられません。

入管では不思議なことに何人も別室に移されていて、ちょっと心配。このへんでは先進国だから不法移入が多い? 幸い、すんなりと入国でき、制限エリアを出たところで念願の両替、キルギスのソムもタジキスタンのソモニもOK、まずまずのレートで全部カザフスタンテンゲに両替することができました。大きな空港ではありませんが、さすが黒川紀章、なかなか格好良い、気が急いていて屋内での写真は撮り忘れたのが残念です。この地を出るのは列車なので、この空港へは戻ってきません。

空港からは、YandexGoの乗合タクシーに乗車、途中の車窓の景色、なかなか幻想的で良い感じ。

宿のそばで下ろしてもらいました。ボロっちいアパートかとおもったら、都会の真ん中でまるでオフィスビル、そこまでは良かったんです。

前日、WhatsAPPで入室方法の連絡がはいっていました。指示内容は、こうです。「5番の入口から入って、テンキーパッドに番号◯◯◯を打ち込み内扉を開け、そのまま奥まで行き、エレベーターで◯階まで、入口のテンキーに◯◯を打ち込んで入室...」。

その5番の入口をみつけて外扉を開けたら、確かにテンキーパッドがある。でもエラーが出て開けられないんです。幸い、管理がしっかりしているところで、WhatsAPPで連絡したらスタッフが出てくれました。指定された番号を押してもあかないよと、動画付きで連絡したところ、なんとそれ、隣のビルだと。名前酷似しているので気づきませんでした。

老人特有の、あるいは私固有の早合点、思い込みでタクシーをおりた所にあった類似名称のビルに行っていたのですね。下の写真、右の白っぽいのが間違えたところ、左の赤っぽいのが正しいビルです。この写真、昼間に撮ったものなので明らかに違いますが、深夜、荷物を持っていたので、間違えても仕方ないでしょ、と言い訳。

やっとの思いでたどりついた部屋は、キッチン付きの広くて清潔感あるとっても良い部屋でした。心底ホッとしました。

もう23時近くです。

直ぐとなりの大型スーパーはとっくに閉店、幸い10分ほど歩いたところのスーパー(というよりコンビニ)が開いていたのでそこで、食材を買い込んで、遅い夕食をすませました。


(9日目)

LRT乗り場で受けた親切

来る途中で、高架の上を鉄道が走っているのに気づきました。事前に知らなかったわけですが、これアスタナLRTと言って2026年5月に開通したばかり。アスタナ国際空港とヌルリー・ジョル鉄道駅間22キロを40分で結んでいます。

朝、少しゆっくりしたあと、宿(アパート)を引き払いの最寄り駅、Syganakに行きました。自動販売機があリ、1回券200テンゲ、5回900、10回1800、20回3500、30回5000テンゲと書いてある他に、Transit料金1回500、3回1500、…というのもある。このTransit料金なるもの、説明がなく、あとでAIに聞いたら、いい加減な答えをしてくる、結局意味が解りませんでした。

ほかに、バスとの共通券がないかと探していたら、2人連れの青年が近づいてきて、どうしたの?って。説明していたけど通じない、そもそもバス共通のカードなどないみたいで、5回分のカードを差し出してくる、プレゼントだとのこと。お金は受け取ってくれませんでした。5回券なら自分でも変えたのですが、声をかけてくれるの優しい、親切に感謝です。この町ではほかにも同じような経験をしました。

写真左は自販機と、いただいたカード。右の写真は路線図。



泊まった宿はアパートメントなので、荷物を預かってもらうわけには行きません。予約した列車は21:03分発、それまでの間を荷物背負ってというのは、できればやめたい。まずはLRTでAstana Nurly-Zhol駅まで行き、ここで荷物を預けることにしました。

左の写真、パイプのようなものがLRT駅から鉄道駅までの通路、その先が駅です。




無事荷物預けを見つけることが出来ました。2000テンゲ(700円)と、高かったですが。

右はその付近から見下ろしたホームの様子、沢山入線していました。







右はコインランドリー、長距離旅行者にはありがたい存在ですね。
左の案内板で乗る列車の発車時刻、ホームを確認しておきました。これが後で役に立ちます。





LRTで横着市内観光

LRTの駅には、沿線の名所案内を兼ねた路線図がありました。この町、新しすぎて人間味のある町にも見えません。見どころはいろいろな意匠をこらした建物、タクシーやバスでこれらを巡る予定でいたのですが、疲れているし1日で見て回るのは結構忙しい。で、そこで悪魔の囁き、荷物を預けたあとは空港まで往復して、車窓から市内見物すれば充分じゃないか。

我ながら横着な考え、でもどうせ、建物ひとつひとつ入るわけじゃない、説明聞いたって覚えていられない老ボケ頭、のんびり車窓風景を楽しんだほうがずっとマシ、許してください。




以下、写真貼り付けますが、名称について、Googleレンズも結構いい加減で、同定困難、まちがいがあるかもしれませんのでお含み置きください。

左はこの街のシンボル的存在、バイテレク。高さ105メートルのモニュメント。右はそのそばの、名乗るほどの者ではございません、多分中華料理店?




左は、中央コンサートホール 右は大統領官邸(多分) 




左の三角はこの記事の冒頭に掲げたものと同じもので平和と調和の宮殿。右は「カザフの人々記念碑」とハズラト・スルタンモスク





なんだか解りません。やたらとこういうの多いです、




左は、ハウスオブミニストリー(官庁ビル)、右はナザルバエフセンター、図書館施設のようです。





左はヌール・アスタナ、右はアスタナアリーナ(ドヴォレツ・エジノボルストフ・イメニ・ジャクシリカ・ウシュケムピロヴァ武道宮殿)、格闘技の殿堂のようです。





左はアラウ・アイス・パレス(屋内スケート場)、国際競技の会場にもなっています。右はそのそばにある植物園の温室のようです。(不確かです)




共和党メインモスク、前日空港から来る時、ライトアップされていたものです。




左は正体不明、駐車場みたいなところにあったから、民間施設かも知れません。右はカーンシャティリーン・エンターテインメントセンター?




どこかの会社だと思いますが、旧ソ連といった感じの建物も残っています。




バスに乗れない

ひととおり車窓からみたあとで、LRTの走っていない方面にもということで、路線なかほどのBaiterek駅で下車、そこからバスで中央公園に向かうことにしました。

YandexMapにバスの案内があるので、バス停の位置やどの乗るべきバスは分かります。ネット情報では大きなバス停にはistopというコンビニが敷設されていてここでプリペイドカードを買えとのこと。

ところがです、そんな店ありゃしない。どうも皆撤去されてしまったようです。通りがかりの人に聞いたら、自分も知らないとのこと。みんなはアプリを入れてQRコードを使っているようで、丁寧にその入れ方まで教えてくれたのですが、いかんせん電話番号をもっていないので無理。

なんとかなるだろうと、バスの入口で聞いたけれど、現金はダメ、クレジットカードも使えない、仕方ないので、そばにいた人に身振り手振りでお願いして現金引き換えに支払いしてもらいました。皆、本当に親切、惜しむらくは英語、それも基本的な単語も通じない人が多い。

イシム川、中央公園附近

バスを降りるとクロックタワーが建っており、その附近から公園にはいっていきます。







わざわざ苦労してバスで来た割には観光としてはハズレでした。公園内は森の中にジョギングやサイクリングのためのコースがしつらえているのですが、特に何もなく出入り口までの距離が遠く、参りました。



巨大フラッグポールが建っていたのでそこまで行ったのですが、かなり歩かされました。ここの丘に登ると、公園はじめ、周囲を眺め渡すことが出来ました。







このあと、スーパーに寄り、列車の中で食べる弁当を購入、右の写真、ここではオニギリがありました。買いませんでしたが。




いろいろあって目移りしちゃいます。



レストランに寄ってウォッカと地元料理を食べて栄養補給、お疲れ様した。




痛恨のミス、ニアミスでしたが

YandexGoのタクシーを呼んで、最寄りのLRT駅まで行ってもらいます。夜景が綺麗でしたが、意外と時間がかかります。

気づいたら、これ発車時刻に間に合わない可能性がある。夜の列車だからと、ゆっくりしすぎました。何となく深夜発のような気がしていましたが21:03分発なんです。




最悪、明日の飛行機をとって今夜は空港泊するか、なんて考えながら、LRTに乗車、終点についた途端に駅まで猛ダッシュ。預けてあった荷物を引っ掴んでホームに滑り込み。発車5分前でした。LRTの1列車おくれていたらアウトになるところでした。

息が苦しく、しばらく吐きそうでしたが、ホント危ないところでした。寝台列車にのるためにアスタナにきたとも言えるのに、これじゃ馬鹿みたいです。ボケてきたかな、一人旅する年じゃないのかな、だんだん自信をなくしてきます。

寝台列車は快適

乗った列車は Astana Nurly-Zhol駅21:03発、翌日14:27Almaty 2駅着の寝台列車。 

隣の車両は食堂車。ボルシチが食べられるという噂です。まだ開業していないのでしょう、ガラガラでした。(幸い、一人部屋になったので、部屋でのんびり過ごし、結局いきませんでした。)





事前にネット予約していたのですが、旅の最後で疲れているだろうと1等寝台SV、上下2段ベッドの下段を奮発(上下は同一料金の9897円)、その下の2等寝台Kupeでもよかったのですが、結果大正解。独占できて快適でした。





乗るとすぐ、乗務員さんがベッドメーク、自己紹介したりして、きちんとしています。トイレ、洗面所、水飲み場、充電コンセント、ワイファイ、全部あってこれでシャワーがあればカプセルホテルです。





 

ずうっと草原を走り続けます。朝になって朝食を食べてもまだ走ります。


15時過ぎ、約30分遅れでアルマトイ2駅に到着、快適な汽車旅でした。





駅を出たら、バスターミナルになっていて沢山のバスがとまっていました。駅前には例によって銅像、銅像と国旗ポールが好きですね。

バスにつかえるカードがなかったのと、メトロに乗ってみたかったので、10分ほど歩いてそこからMRTに乗り、宿に向かいました。

10日目のこの日の夕方と、11日目、前回行きそびれた近郊のリゾートを見て回ります。そして日付がかわった0:05の便で帰国の途に付く予定です。そのへんは(その8)にて。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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