ラベル

2023/10/24

棚田と少数民族を求めてベトナム北部一人旅(その12)またやらかしたなートラブルの数々

10月4日、HAN7:55発 VJ934便 15:25NRT着、これで帰国します。


ハノイノイバイ空港までバイクタクシーで移動、ちょっとスリリングだった

4時半起床、5時前にグラブでタクシーを呼ぶ。早朝なので動いていないようなのでグラブバイクにする。多少時間がかかったが、1台到着、後ろにまたがって出発。

早朝だから隣を走っている車と接触するなどの危険は少なく安心と思っていたのですが、ちょっとした誤算。空港までの道は制限速度70キロだったか80キロだったか、なにしろ高速。快適と言えば快適なのですが、正面からの風圧を顔面で受ける。このスピードだところんだらおしまい。安全運転してくれていましたが結構スリリングでした。

(反省点1)混雑した場所とか高速利用では、バイクタクシーは差し控えよう。

無事空港についたのですが、運ちゃん、まちがえて国内線で降ろされてしまい、15分徒歩で国際線に向かう羽目に。国内線と国際線が離れている空港は多いので、到着したとき、確認すべきでしたが、Grabのシステムで登録されたナビを見ながら運転していたので、安心しきっていたミスでした。 

(反省点2)常に自分の目、常識で確認。善意の相手でも信用しきらないこと。

帰国便もオンラインチェックインがうまくいかず、カウンターで行列、更に出国チェック(エミグレ)、保安検査ともに結構な混雑で、開放されたのが搭乗開始時刻間際。ラウンジでゆっくり朝食を取るつもりが、大あわて。それでも根性でSong Hong Business Loungeに行ったのですが、写真取るどころでなく、牛乳を一気飲み、サンドイッチをつまんで慌てて搭乗口へ。急いだおかげで余裕で間に合いました。 

ラウンジのメニュー充実していて、ここぞ隠し持ったるプライオリティーパスの使い所という場面だったのに残念。 1時間以上余裕を持って出たつもりだったのですが、空港の混雑を舐めていました。

(反省点3)絶対遅れてはならない場面では、必要以上に余裕をもって行動すること。

集団就職の若者たち

帰国便はベトナムの若者でいっぱい。なかには「やさしい日本語」なんて本を持っている人もいる。そうした数人単位の集団がいくつか。日本への集団就職でしょう。日本は低賃金国に成り下がり、出稼ぎ先としての人気は落ちているはずですが、ベトナムではまだまだ人気のようです。

ちょっと調べてみたら、2022年10月現在(まだ新型コロナの影響が色濃く残っている時期ですが)外国人労働者数は180万人、そのうちベトナム人が46万人と、中国の38万人を離して断トツの1位。 もともと親日的なところに、バイクやサブカルチャーなどで日本の存在感が高いのでしょう。つい最近までは変な技能実習制度があったり、日本語学習の壁が高いのに、こうやって来てくれるのはありがたいことです。(個人的には、ベトナム料理店が増えて、美味しいベトナム料理が身近になって嬉しい。)

帰国便で真っ青

といっても、飛行機事故ではありません。日本も近づきやれやれ、スマホのSIMをベトナムのものから日本のものに差し替えようとして、え、ない。しまっておいたはずのケースから脱落してしまった模様。

SIMがないと、電話できない。電話だけでなく、最近SMSを使った二段階認証が主流になっており、これがないと、本人確認ができない。何より、数日後に、ちょっと沢山使う予定がありこれは大変。 しかたないので、新たに格安SIMを契約、郵送だと1週間程度かかるようなので、EーSIMにして、無事、翌日開通しました。この機会に乗り換えてかえってよかったかも。 

(反省点4)SIMは超大事。念入りに保管。できればSIM差し替え不要な仕組みにすること。 具体的には、Dual SIM(機種変更が必要)、海外もE-SIMの利用、楽天モバイルなど日本のキャリアーが提供する国際ローミングサービスの利用(海外の電話番号が使えない難点あり)

帰国後、警察体験

今回、無事帰ってきたのですが、前にも書いたように、鬼門のセキュリティーチェックでいくつか失敗をやらかしています。

①害虫対策でもっていった「どこでもベープ」を没収されてしまいました。 

②また、電子機器の取り出しを要求され、どうもその際、モバイルバッテリーをしっかり元の場所に格納セず、落としたか、盗られたかしてしまったようです。

(反省点5) セキュリティーチェックは受けないようにしよう、なんて無理だから、落ち着いて慎重に行動しよう。

成田ターミナル2に到着後、I.A.S.S Executive Lounge 2(一般区域)で休憩、軽食もなく飲み物だけでしたが、上記のトラブルも有り、カバンを整理したり、作業ができてプライオリティーパスが役立ちました。

モバイルバッテリーについては、気づいた時点で成田空港に連絡をいれ、それらしいものを預かっているとの連絡をうけていましたので、まずサポートセンターを訪問。残念ながら確保してくださったものは別物でした。まさか代わりに戴いていくわけにも行かず、これで紛失確定。

その足で成田空港警察を訪問しました。警察に届けても無駄とは思いましたが、SIM発行元が、警察に届けろというから、素直に従いました。それに、もしかしたら保険がおりるかもしれない。(帰宅後調べたら、盗難、破損は填補してくれますが、紛失は不可ということがわかりました。)

成田空港警察は第1ターミナル徒歩10分、わかりにくい場所にありました。暫く事情を聞かれて、受理してもらいました。紛失届の写真を貼っておきます。2時間位帰宅が遅れましたが、面白い経験で、これも旅の収穫。

そんな、こんなで、無事帰宅。荷物整理、洗濯に加え、MVNO(格安スマホ)の契約をしたり、忙しかったですが、意外と疲れはのこりませんでした。ゆったりとしたスケジュールで動いたせいでしょう。


12回にわたるグダグダと長い日記と、下手な写真におつきあいくださり、ありがとうございました。

最後に空港で慌てたので手元にベトナムドンが数十万残ってしまいました。また行かねば。



【旅程概要】

1日目

成田9:30発VJ933便に搭乗、13:05ハノイノイバイ空港着 

公共バスで市街地に移動 歴史博物館など市内散策

夜行バス(スリーパー)にて、ムーカンチャイに向かう

2日目

早朝、ムーカンチャイ着、バイクでホームステー先に到着  棚田など見学

黒モン族の家にホームステイ

3日目

バイクでバス停に行き、乗り合いバンでサパに向かう サパ教会など市内見物

サパのゲストハウス泊

4日目

早朝発のツアーバンでBac Ha 日曜市場(近隣の少数民族が集まる)見学、

ラオカイで中国との国境地帯を見学後、夕刻帰着 

サパのゲストハウス連泊

5日目

登山電車、ロープウェイを乗り継ぎファンシーパン山頂(標高3143m)登頂

下山後、黒モン族の観光村カットカット村訪問、バイクで宿に戻る

夕方のバンでラオカイに移動、ラオカイから夜行寝台列車でハノイにむかう

6日目

早朝ハノイ着 ホアンキエム湖、セントジョセフ教会、タンロン遺跡、民族博物館など見学

ハノイのゲストハウス泊

7日目

早朝、バイクタクシーで空港に移動

7:55発VJ934便にて帰国15:25成田着

総費用

交通56,060円(うち航空機40,940円) 宿(4泊)15,357

ツアー・観光12,987円 飲食9,063円 通信1,890円    合計95,352




読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

棚田と少数民族を求めてベトナム北部一人旅(その11)ハノイの民族博物館は期待以上

10月3日、5:25ハノイ駅到着。折角なので、各種「名所」をチラ見、民族博物館に行きました。

ハノイ駅 

沢山の列車が並んでいる大きな駅ですが、地味な駅です。


ハノイの街

朝食にバインミーでもと思ったのですが、あまり美味しそうなものがなく、また、旅の疲れの出る頃なので生野菜はさけようということで、列車で出された軽食(ビスケット)とバナナで腹ごしらえ、早速、街見学を兼ねて2キロの行程をゆっくりとゲストハウスに向かいます。

下の写真は、最高裁判所と、女性ミュージアム、いずれも通りかかっただけです。



ホアンキエム湖のほとりでは大勢の市民が思い思いに楽しんでいました。おばちゃんの集団体操ダンス、オヤジ体操するひと。
そういえばサパの公園前広場ではダンス大会が、ラオカイ駅前駐車場広場でも音楽鳴らしてダンスする集団が二つ、バドミントンするひとたちもいました。夜なのに。
ハノイの人たちの健康志向?  ラオカイまでのバスで一緒になったドイツ人夫妻と再会、彼ら、集団体操みて喜んでいました。ドイツではめずらしいのかな。

これが今夜の宿、オペラハウスの前で立地はよいですが、いかにも安宿ふうな外観。

ソファーで居眠りしていた若いお姉さんを起こしてしまいましたが、荷物を預かってもらいました。街歩きのあとチェック・インしたのですが、良い部屋でした。3階でしたが、なんとエレベーターがある。私の泊まるレベルの宿では、3階くらいでエレベーターなんかあった例がない。変なことで驚きました。Opera House Suites 1泊4021円。


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名所巡り

宿に荷物をあずけ市内散策。左はハノイ歌劇場。右はハノイ大教会(セントジョセフ教会)

レーニン公園、レーニン像です。だれも訪うものなし。 右はタンロン城跡のタワー。


タンロン城跡には入場して、中を見物しました。タンロンとは漢字で昇龍、ベトナムに長期的な統一政権を打ち立てた李朝が、中国支配時代の砦の跡に1010年に宮城を創建し都としたのが起源。2002年に発見された遺跡で、ベトナム諸王朝の各時代の遺構が重なるように眠っているそうで、世界遺産に登録されています。



民族博物館

今回のお目当ては民族博物館。タンロン遺跡からバイクタクシーで移動しました。
ベトナム全土には54の民族が住んでおり、その内約9割を占めるのがキン族(ベト族)。残る53の民族が少数民族といわれているそうです。

各民族の分布、それぞれの顔の特徴、衣服など、見ていたらますます、訪れたくなります。


左の図は、今回よくあったモン族(ミャオ)の分布図です。まさに、サパ近辺に多く住んでおられるようです。

野外展示にも興味深いものが沢山ありました。

ひとしきり見学後、ちかくの店でブンボーフエ(麺)と肉春巻きを食べ、ホテルの戻りチェック・イン。これで、今回の旅行にッテはほぼ終了、夕食まで洗濯したりのんびり過ごしました。


街の様子

朝の街は交通量も少なく、きれい。(所によりますが)所々にベンチがあったりします。

路上をショップにしてしまうのは、ここでも同じ。


かなり前にも立ち寄ったことがあるのですが、その時は、バイクだらけの大渋滞。今回、1日をとおして、あまりそういう感じがしませんでした。当然乗用車が増えてバイクにとってかわったでしょうけれど、大渋滞はみませんでした。少し前に地下鉄がかいつうしているようですが、そんなに影響があるとも思えません。私の見る目が慣れっこになったのかな。

信号ですが、青信号の短いこと短いこと。私早足のほうだと思っていましたが、それでもうっかりするとわたりきれない。並んでいる車どもは、カウントダウンの数字を睨んでフライイングするのがあたりまえ、下手に青信号を守るより、隙を見て赤信号で渡ったほうが安全だったりします。

夕食はさすが大都会

夕食はCheerinngーBeer collection と書かれた、ちょっと小洒落た店。静かに談笑しているカップル、連れ出したと思しき女性と飲んでいるグループ、オヤジ集団。旅の最後を飾るにふさわしい夕食でした。



【旅程概要】

1日目

成田9:30発VJ933便に搭乗、13:05ハノイノイバイ空港着 

公共バスで市街地に移動 歴史博物館など市内散策

夜行バス(スリーパー)にて、ムーカンチャイに向かう

2日目

早朝、ムーカンチャイ着、バイクでホームステー先に到着  棚田など見学

黒モン族の家にホームステイ

3日目

バイクでバス停に行き、乗り合いバンでサパに向かう サパ教会など市内見物

サパのゲストハウス泊

4日目

早朝発のツアーバンでBac Ha 日曜市場(近隣の少数民族が集まる)見学、

ラオカイで中国との国境地帯を見学後、夕刻帰着 

サパのゲストハウス連泊

5日目

登山電車、ロープウェイを乗り継ぎファンシーパン山頂(標高3143m)登頂

下山後、黒モン族の観光村カットカット村訪問、バイクで宿に戻る

夕方のバンでラオカイに移動、ラオカイから夜行寝台列車でハノイにむかう

6日目

早朝ハノイ着 ホアンキエム湖、セントジョセフ教会、タンロン遺跡、民族博物館など見学

ハノイのゲストハウス泊

7日目

早朝、バイクタクシーで空港に移動

7:55発VJ934便にて帰国15:25成田着

総費用

交通56,060円(うち航空機40,940円) 宿(4泊)15,357

ツアー・観光12,987円 飲食9,063円 通信1,890円    合計95,352



読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

棚田と少数民族を求めてベトナム北部一人旅(その10)中国国境の町ラオカイ、そして夜行寝台列車

10月2日、夕刻、サパを出て、中国国境の町ラオカイにむかいます。バスで直接ハノイに行ったほうが安いし早いのですが、夜行列車に乗ることにたためです。


バス乗り場から乗車

今までと異なり、小さいながらも専用の駐車場もあるバスステーションです。
今度は定刻の18時に出発、乗客はほかにドイツ人夫妻と、西洋人2組。ラオカイまでは山道とは言えよく整備された道を走り、1時間弱で到着しました。


ラオカイ駅

中国とは線路で繋がっていますが、旅客列車はここがターミナル。中国風のこけおどし的な建物ではなく、普通の駅でした。

右側が時刻表です。1日2本しかありません。

バスだと約4時間でいくところですが、21:30発の5:25着、8時間かかります。

料金は、今回4人部屋の寝台(VIP Sleeper)を予約しましたが、800千ドン、約5000円、バスだと2500円程度です。 時間単価では同じくらいですね。


驚安の殿堂、駅前食堂

西洋人さんたちは、駅前の瀟洒なカフェレストランにいきましたが、それではおもしろくない。お金もないし。

ということで、いわゆるコーヒーショップに行きました。メニューをと思ったら、おばちゃんが、こちらこちらと指差す。そこにある色々な料理を指差し、皿に乗せてもらうスタイル、いろんなもの食べられて最高。


欲張っていろいろ乗せてもらって、いわゆるワイン(ライスワイン)もいただいて、50千ドン(約300円)、これって何かの間違い? それにおいしかったよ。 (安すぎ、記録間違いか、酒除きのねだんかもしれません。)

お酒飲んだのはtao meoというお酒(ラベルと中身が同じなら)、ウイスキー色、昨日の真白よりも味が濃い。

バックハーの市場で見た竹虫があったので、思わず頼んでしまいました。(皿の右上)

ぐにゅって感じだったらちょっと引くなと思っていたのですが、乾き物に近い感じ、癖もなくビールなんかによく合いそうな、美味しいものでした。


寝台列車は普通に快適

車両もきれい、シャワー室こそないですがトイレもきれい。ベットは広くこそありませんが、快適。線路の上京は我らがJRには遠くおよばず、揺れがありましたが、ハノイまでよく眠ることができました。



【旅程概要】

1日目

成田9:30発VJ933便に搭乗、13:05ハノイノイバイ空港着 

公共バスで市街地に移動 歴史博物館など市内散策

夜行バス(スリーパー)にて、ムーカンチャイに向かう

2日目

早朝、ムーカンチャイ着、バイクでホームステー先に到着  棚田など見学

黒モン族の家にホームステイ

3日目

バイクでバス停に行き、乗り合いバンでサパに向かう サパ教会など市内見物

サパのゲストハウス泊

4日目

早朝発のツアーバンでBac Ha 日曜市場(近隣の少数民族が集まる)見学、

ラオカイで中国との国境地帯を見学後、夕刻帰着 

サパのゲストハウス連泊

5日目

登山電車、ロープウェイを乗り継ぎファンシーパン山頂(標高3143m)登頂

下山後、黒モン族の観光村カットカット村訪問、バイクで宿に戻る

夕方のバンでラオカイに移動、ラオカイから夜行寝台列車でハノイにむかう

6日目

早朝ハノイ着 ホアンキエム湖、セントジョセフ教会、タンロン遺跡、民族博物館など見学

ハノイのゲストハウス泊

7日目

早朝、バイクタクシーで空港に移動

7:55発VJ934便にて帰国15:25成田着

総費用

交通56,060円(うち航空機40,940円) 宿(4泊)15,357

ツアー・観光12,987円 飲食9,063円 通信1,890円    合計95,352




読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。