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2023/10/16

棚田と少数民族を求めてベトナム北部一人旅(その3)黒モン族の家にホームステイ


9月29日、早朝、バスを下りてバイクに乗せられ、宿泊先に向かいます。

バスを降りたところは、ポツンと1軒家

バスの予定では、目的地はムーカンチャイの市街にあるVua Xu Mu Cafeで03:40着だったのですが、そこから15キロほど手前にある、Indigenous homestay1で降りる予定です。

ホームステイ先はIndigenous homestay ですが、メールのやりとりで、同じ経営(our other branch in different position)のIndigenous homestay1が、道沿いにあるから、そこで降りれば、バイクを手配しておくとのことでした。 同じ経営の支店とは大きく出たものですが、多分、親戚の誰かが2軒まとめてマネージして、いるみたいです。

少し前で降りる人もいたので、待機していました。前にも書きましたように、野犬が怖かったので、かねてから隠し持ってきた唐辛子入りお酢スプレーに水を入れて準備したのは言うまでもありません。

早朝5時、停車したところは、1軒の家があるだけで何もない。幸い、犬がウロウロしているわけでもなく、バスがクラクション鳴らしてくれたので、家から、男性と、仲間のワンちゃんが、フェンスの戸を開けて迎えに出てくれました。

ほんと、一安心、二安心。ワンちゃんごめんね疑って。善良なワンに変なもの吹きかけようと思っていた悪い旅人でした。家では奥さん、お爺さん、皆起きていて、お茶をご馳走になりました。(下の写真 左)

そこから、バイクの後部座席に乗って山道を7キロ、かなり急坂ですが、概ね舗装されていました。 夜が白みかかった頃、目的地に無事到着しました。(下の写真 右)

今夜の宿、レセプション
バスをおりたところの家





部屋の準備ができるまで、ここで寝ていろ、と小部屋に案内してくれました。特に眠くはなかったので、荷物だけおかせてもらい、活動開始。朝食にそばを頼んだら、チキンラーメンみたいなのに、目玉焼きを載せたやつをだしてくれました。(15千ドン)
ダナンあたりから来たというベトナム人のグループ、オーストラリア人が囲炉裏端にいて、一緒にお餅にはちみつをつけてたやつをごちそうになりました。

トイレ事情

夜行の場合、トイレと洗面がすまないと、一日が始まらない。幸いトイレをお借りすることが出来ました。写真のような、オーソドックスなもので、横にシャワーがあります。日本のシャワートイレ同様、紙で拭かずに水で洗い流すという、衛生的、近代的なしくみであります。(そのあと紙で水分を拭き取る場合は、排水管のキャパの問題もあり紙は流さずくずかごにいれるのがマナーのようです。)

とは言え、今後もここを使うのか、でも水シャワーは辛いなと思ったのですが、確か、高いランクのトイレ付きの部屋にしたはず。



今夜の部屋

付近を見学(次回ご紹介)、昼食に戻ったら、部屋の用意ができていますということで、荷物を移動。左の写真にある、近代的な別棟です。こちらから見ると、普通の建物ですが、反対側から見ると、高床式。民族の伝統でもあるし、何より、斜面だから仕方ない3部屋あるようで、その右側。真ん中はご主人夫妻の部屋のようで、左側は存じません。

室内は、結構可愛らしく飾ってあります。Booking.Comに載せて、観光に力入れようって言うのだから、精一杯、世間並みにしつらえたのでしょう。初めての経験ですが、蚊帳が用意してありました。懐かしい。


心配していたトイレもキレイです。手作り感満載ですが、お湯もバッチリ。燃料はどうしているか聞き漏らしました。マキにしては、電源いれて暫く待てばお湯が出てくる。WIFIも完備、こんな山の中でこれらってすごいことです。


この宿の売り、窓からの景色は絶景です。午後は、洗濯したり、のんびりと過ごして飛行機、市内徒歩徘徊、夜行バスの疲れを癒やしました。(左の写真は午後、右は翌朝。)

左は昼食、右は夕食、いずれも皆で分け合って食べるスタイルです。マスクしてピリピリしている世界と縁遠い、最盛期、どうしていたんだろう。 夕食のとき、ライスワインを分けてくれました。もち米から作るのだと思います。有名なルアモイは40度くらいと聞きますが、感じとして25度の焼酎くらいの感じ、以後、時々飲む機会がありましたが、それぞれ味がちがいます。


下が、ご主人のツォンさんと奥様です。(ご了承済みなのでモザイクかけていません。) モン族の中でも、黒モン族(Black H'mong 黒を基調とした服装を好む)に属しているようで、このあたりのマジョリティーです。予約段階でやりとりしたYienさんは従兄弟だとかで、ツォンさんはカタコトの英語が少々、コミュニケーションは、グーグルのベトナム語翻訳、奥様はどうも、ベトナム語も苦手の様子でした。(Yienさんも、当方同様グーグル翻訳だったと思いますが。)

ちなみに、後ろにあるのは、神棚のようです。



お庭では鶏、アヒルが歩き回っています。軒下の沢山下がっているとうもろこしはこの子達の餌。庭先では穀物を広げて乾燥、ときどき籾摺りをしています。脱穀はどうしているのか聞きたかったのですが、話が通じませんでした。まさか手ではないでしょう。畑はお持ちのようですが、目立った農機はみかけませんでした。ツォンさんのところでは、水牛はみかけませんでしたが、どの家でも見かけるので、もしかしたら別棟で飼っているのかもしれません。


長期滞在するものオツなものですが、日曜マーケット(その7でご紹介)に間に合わせなければならない。明朝、サパに向けて発ちます。


【旅程概要】

1日目

成田9:30発VJ933便に搭乗、13:05ハノイノイバイ空港着 

公共バスで市街地に移動 歴史博物館など市内散策

夜行バス(スリーパー)にて、ムーカンチャイに向かう

2日目

早朝、ムーカンチャイ着、バイクでホームステー先に到着  棚田など見学

黒モン族の家にホームステイ

3日目

バイクでバス停に行き、乗り合いバンでサパに向かう サパ教会など市内見物

サパのゲストハウス泊

4日目

早朝発のツアーバンでBac Ha 日曜市場(近隣の少数民族が集まる)見学、

ラオカイで中国との国境地帯を見学後、夕刻帰着 

サパのゲストハウス連泊

5日目

登山電車、ロープウェイを乗り継ぎファンシーパン山頂(標高3143m)登頂

下山後、黒モン族の観光村カットカット村訪問、バイクで宿に戻る

夕方のバンでラオカイに移動、ラオカイから夜行寝台列車でハノイにむかう

6日目

早朝ハノイ着 ホアンキエム湖、セントジョセフ教会、タンロン遺跡、民族博物館など見学

ハノイのゲストハウス泊

7日目

早朝、バイクタクシーで空港に移動

7:55発VJ934便にて帰国15:25成田着

総費用

交通56,060円(うち航空機40,940円) 宿(4泊)15,357

ツアー・観光12,987円 飲食9,063円 通信1,890円    合計95,352



読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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