2023/10/16

棚田と少数民族を求めてベトナム北部一人旅(その4)ムーカンチャイの棚田は圧巻

9月29日、早朝にムーカンチャイの宿に到着、荷物を置かせてもらって、近所を見て回りました。今回の旅行の最大の目的、棚田鑑賞です。

息をのむ棚田群

ホームステー先から一歩出ただけで一帯この景色

ムーカンチャイの棚田は、ベトナム国家文化遺産に指定されているそうですが、なかでもベトナム一の美しい棚田といわれる、この地の最大のビューポイント、マムソイ(Đồi  Mâm xôi=Rice Tray Viewpoint)へは、小一時間で行けます。

(なお、Đồi  Mâm xôi をGoogle で訳したらなぜか「ラズベリーヒル」となりましたが、本当は、「お盆にののったおこわ」という意味だそうです。ここにはラズベリーはない。)

「マムソイ」のように名所となっているもの以外にも、それに負けないものが至るところにあります。本当に見下ろしても、見上げてもいたるところが棚田。

(左の写真は、その1でも同じものを使っています。)


観光客に売り込むわけでなく談笑している花売り娘(昔の)たち



想像を絶する労力、努力

さすがにこの円形のやつは、かなり観光を意識してメンテされているのではと思いますが、どこも観光用でなく、生活に根差したものです。気が遠くなるような努力です、人手にしても、どこから調達する?

あたりの農家を見回しても、耕運機らしきものを見ませんので、水牛が動力のようです。 

去年、最貧国といどおってもよいラオスに行った時も、一部ではおお小型トラクターをみましたから、これは貧しさというより、地形的に困難なのかもしれません。あるいは、気づかなかっただけで、小型の管理機みたいなものを使っているに違いない、そうでなければ、ありえない。想像もつきません。そう思って、ネットでいろいろ探したら、やっぱり狭い棚田に合わせて小型の耕運機を使っている例がありました。それでも、ここ数年の話のようです。

生活の風景

牛を見ながら編み物(刺繍?)をしています。糸で織っている姿を随所でみかけます。


コンビニ

子供たち、現代的な服を着ている子もいれば、伝統的な姿をしている子もいます。


手作りの電柱

歩いていると、耕運機に出会いました。子供の耕運機もいます。おとなしいです。

ヤギもみかけます。乳をとるためでしょうか。 右の写真は、耕運機に草取りをさせている男性、民族楽器を吹いています。趣味?練習? のどかです。




きれいな風景ばかりではなく、足元を見ると、こんな具合。
環境に還らないプラゴミが散乱しています。
意識が低いを言うのは簡単ですが、我々だってちょっと前までは、こんなふうでした。今でも、膨大なゴミをゴミステーションに出して、その後どうなるかは知らぬ存ぜぬ。彼らのほうが圧倒的に、環境を保っています。






バッチイ写真お見せしたもんで、最後に美しい夕景を。




【旅程概要】

1日目

成田9:30発VJ933便に搭乗、13:05ハノイノイバイ空港着 

公共バスで市街地に移動 歴史博物館など市内散策

夜行バス(スリーパー)にて、ムーカンチャイに向かう

2日目

早朝、ムーカンチャイ着、バイクでホームステー先に到着  棚田など見学

黒モン族の家にホームステイ

3日目

バイクでバス停に行き、乗り合いバンでサパに向かう サパ教会など市内見物

サパのゲストハウス泊

4日目

早朝発のツアーバンでBac Ha 日曜市場(近隣の少数民族が集まる)見学、

ラオカイで中国との国境地帯を見学後、夕刻帰着 

サパのゲストハウス連泊

5日目

登山電車、ロープウェイを乗り継ぎファンシーパン山頂(標高3143m)登頂

下山後、黒モン族の観光村カットカット村訪問、バイクで宿に戻る

夕方のバンでラオカイに移動、ラオカイから夜行寝台列車でハノイにむかう

6日目

早朝ハノイ着 ホアンキエム湖、セントジョセフ教会、タンロン遺跡、民族博物館など見学

ハノイのゲストハウス泊

7日目

早朝、バイクタクシーで空港に移動

7:55発VJ934便にて帰国15:25成田着

総費用

交通56,060円(うち航空機40,940円) 宿(4泊)15,357

ツアー・観光12,987円 飲食9,063円 通信1,890円    合計95,352



読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿