棚田と少数民族を求めてベトナム北部一人旅（その２）ハノイで夜行バスに乗り込むまで

10月２８日、成田空港からVJ９３３便にのり、ハノイ・ノイバイ国際空港に行き、公共バスで市街地に移動、夕方まで散策、夜行バスでイエンバイ省ムーカンチャイに向かいました。

出国まで

チェック・イン

２４時間前からオンラインチェックインが可能とのこと。やってみました。画面を開くと座席指定と、食事の注文画面。これをしないと先に進めない？　トイレが近いので４００円払って通路側に座席指定、この時点ではかなり空いていました。昼食はおにぎりでも買って持ち込もうと思ったのですが、どんな食事がでるのか興味もあり、１０００円ちょっとを奮発。これでチェック・インができるたようだったのですが、プリント画面やQRコードが出てこない。ネットで調べたり、あちこちいじってやっとプリントに成功。（ちなみに帰りの便では、うまくいきませんでした。）

早めに着いたので、カウンターはあまり混んでいませんでした。オンラインチェックイン済みの窓口もあったのですが、どちらも同じくらいの列でしたので、通常のカウンターでチェック・イン。バックパックは６キロと優に規定内でしたが、どこを見てもサイズや重さを測ったりしている様子はなく、比較的緩やか。

セキュリティーチェック

パスポートコントロールは自動化されていて極めてスムーズ。海外旅行で一番嫌いなセキュリティーチェック。液体や電子機器類の分別、ポケット内のものを全部出させられ、靴、ベルトまで剥がされ、ビクビクしながら検知器のゲートをくぐり、それでもチェックされます。

国によって、航空会社によって違うようですが、昔の経験ですがアメリカは怖かった。徹底的。何回もチェッカーをあてられ、それでもパスしない。通りがかりの人に、金歯をはずせ、などと冗談言われたことがありました。台湾では、小型のアーミーナイフを没収されて、結構高かったのでショックだった。これは自分が悪かったのですが。

別に悪いことしていないから、素直に従ったら良いのですが、めんどくさいし、分罰したりポケットから出したものを慌ただしくもとに戻すのが大変。今回、後で気づいたのですが、旅の必携品、モバイルバッテリーを出したまま回収忘れ、あるいは、バックパックのポケットにいれてファスナーを締め漏れて、紛失してしまいました。

ホント、これいや。安全のため仕方ないことで係員はご苦労さまなのですが。

空港ラウンジはちょっとガッカリ

今回始めてラウンジ、「I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空」を利用しました。これからちょくちょく海外旅行楽しむつもりで、特にトランジットのとき便利だろうということで、楽天プレミアムカード経由入手したものです。　今回はお試しということと、あわよくば朝食をここで、と目論んでのことです。

以前、縁あってJALだったかANAだったかキャリアーのラウンジを使ったとき、食事と各種アルコール類が充実していたので、期待していたのですが、全くの期待外れ。軽食とうたってありましたが、本当に軽食で、おかずなしでお握り、味噌汁、そば、パンのみ。アルコール類はビールとワイン、日本酒１種類づつのみ。置いてあった日本酒は、御湖鶴純米吟醸で、これは上等。

とは言え、今回、朝っぱらから飲んだくれる気持ちはなく、おにぎりだけ戴いて、搭乗口に向かいました。

機内は快適

前回ホーチミンに行った時は、格安とは言え韓国のアシアナ航空でLCCではなかったのですが、今回ははじめて。でも、モニターが付いていないだけで、広さも十分、快適でした。食事も、見た目は貧弱でしたが、結構おいしかった。狭い機内で食ベるの、こぼさないよう気を使って好きじゃないのですがシンプルでかえってよかった。

ハノイにて

空港

２０分ほど遅れてハノイ・ノイバイ国際空港到着、２７℃小雨。　入国手続は可もなく不可もなくといったところ。早速、ATMでデビットカードの初体験、キャッシングをしてベトナムドンを入手、２０００ドンが13,105円（1ドン＝6.55円）。ついで、SIMを購入しました。　有効期限１ヶ月、電話付き、容量も多めで300千ドン（1890円）、もっと安いのはあるはずですが、ここは割り切って、セットしてもらいました。私のスマホ（シャープのAQUIOS　SENSE6) は、過去にもAPN設定とかがややこしいようですんなり行かない。案の定、結構揉めましたが、なんとか開通。Google Map 使えないとホント苦労するから、やれやれ一安心。

市内徘徊

インフォメーションで聞いて、86番バスで市内の適当なところまで移動。150千ドン。

バスの集合時刻まで時間がたっぷりあるので、荷物背負ったまま、ベトナム歴史博物館を訪問、見学しました。　昔のものも若干はあるのですが、やはりベトナムはフランス、ついでアメリカに勝った誇りある国、革命関係のものばかりで、（ホーチミンでも散々みたし）面白くありませんでした。

バスの集合場所は分かりにくかった。バスの停車スペースがあるものとの思い込みもあって、同じ場所を行ったり来たり。近所で食事、そこで聞いてやっと見つけたのですが、何の変哲もない、旅行会社のオフィスって感じのところ。お姉さんが一人で働いていました。

ハノイの初食事

荷物を預け、近所散策。どこに行ってもナイトマーケット状態、活気があります。面白かったのは、店の前で待っている間、上から、バナナや食べ物が降ってくる。上の階のひとが窓から放るのでしょう。あ、ベトナム来たって感じで、妙に嬉しくなりました。

また両替

少し手元のお金が心配になったので、ATMで引き出しを図るも、エラー。しかたなく両替所探し。意外だったのは近隣にツア―オフィスが沢山あるのに観光地にはよくある両替所があまりないこと。ツアーオフィスで両替してもろくなことなさそうだったので、Googleマップで探して、10分ほど離れたところにある貴金属商で両替。驚いたことに、顔見ただけで円との両替レートを紙に書いてよこす。20,000円が3260千ドン（1ドン＝6.13円）、キャッシングより良い。QUANG HUY　という貴金属・両替商です。

大幅に遅れてバス乗車

19：40集合、1時間前には来るべしと書かれていたのに、待たされて待たされて、キャンセルになったのではと不安になったころ、お兄さんが現れ、乗用車に乗って30分、なにかの博物館のそば、公園のようなところに駐まっているバスに案内されました。

スリーパーと言われるタイプで、足が長すぎる人でなければ、横になれます。（逆に起きて座るのが大変）　乗る時は、靴を脱いで乗車、一番乗りでした。

結局、1時間30分以上遅れ、3時に着くからどうしようと心配していたのでこれはむしろラッキー。　途中で降ろしてもらわなければならないので、その旨ベトナム語で書いた紙をわたし、念のため100均でかってきたスナックを差し上げ、少しして気づいたら結構大勢乗っていました。そうこうするうちに、発車、運転手と乗客の姉さんが大声でおしゃべり、わからない言葉だから心地よい子守唄。途中、2330にガスにスタンドのような「サービスエリア」でトイレ休憩、道路は意外と良く、暗闇の中を走っていきます。

予定通り、思う通りにはいかないけれど成るようになる。今日も無事に終了。

【旅程概要】

１日目	成田９：３０発VJ９３３便に搭乗、１３：０５ハノイノイバイ空港着　 公共バスで市街地に移動　歴史博物館など市内散策 夜行バス（スリーパー）にて、ムーカンチャイに向かう
２日目	早朝、ムーカンチャイ着、バイクでホームステー先に到着　　棚田など見学 黒モン族の家にホームステイ
３日目	バイクでバス停に行き、乗り合いバンでサパに向かう　サパ教会など市内見物 サパのゲストハウス泊
４日目	早朝発のツアーバンでBac Ha 日曜市場（近隣の少数民族が集まる）見学、 ラオカイで中国との国境地帯を見学後、夕刻帰着　 サパのゲストハウス連泊
５日目	登山電車、ロープウェイを乗り継ぎファンシーパン山頂（標高3143ｍ）登頂 下山後、黒モン族の観光村カットカット村訪問、バイクで宿に戻る 夕方のバンでラオカイに移動、ラオカイから夜行寝台列車でハノイにむかう
６日目	早朝ハノイ着　ホアンキエム湖、セントジョセフ教会、タンロン遺跡、民族博物館など見学 ハノイのゲストハウス泊
７日目	早朝、バイクタクシーで空港に移動 ７：５５発VJ９３４便にて帰国１５：２５成田着
総費用	交通56,060円（うち航空機40,940円）　宿（4泊）15,357円 ツアー・観光12,987円　飲食9,063円　通信1,890円　　　　合計95,352円

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。