2023/10/24

棚田と少数民族を求めてベトナム北部一人旅(その8)インドシナ最高峰、ファンシーパン

10月2日、標高3142メートル、インドシナ半島最高峰といわれるファンシーパンを登頂します。値段も高いし、特に思い入れはないのですが、時間があるし、そこに山があるから。

チケットを購入

この山には、ロープウェイなどで登れます。

チケットはサパ駅(下の写真)窓口でも売っていますが、宿のおかみさんが、手配してくれました。QRコードを読み取る方式で、紙のチケットはありませんでした。(窓口で買えば紙でくれると思います。)


料金は、ラオカイ省民、省民以外と異なります。また、平日・土曜午後・日曜より、土曜日午前・祝日午前のほうが高くなっています。日曜日より土曜日の方が混むということなのでしょうね。

Sapa駅からのMuong Hoa Funicular(登山電車)は往復150千ドン、ケーブルカー往復は800千ドン(ラオカイ省民600千ドン)、 最後のFansipan Funicular(ケーブルカー)は片道150千ドン(下りは120千ドン)、合計1100千ドン

右側の表は、入場料がMuon Hoa Funicular乗車賃こみで150千ドン、仏教徒のケーブルカー往復680千ドン、なんて書かれていて料金体系が異なっておりよくわかりませんでした。


頂上までの道のり

冒頭右側の写真がSAPA駅ですが、ホテルやショップが入ったSUN PLAZAという建物の中にあり、外観からは到底駅にはみえません。時計の下にSAPA STATIONと書かれているのでわかりますが、入り口から入っても、すんなりとはたどり着けない場所にあります。

右のポスターは、字が小さくてちょっとわかりにくいのですが、

① まずSAPA駅からMuong Hoa Funicular(登山電車)で、Hoang Lien 駅まで行きます。

② 次に、Hoang Lien駅からCable CarでFansipanまで行きます。

③ そこから階段を70段ほど登り、Quyen Funicular 駅まで行きます。

④ そこから更に、603段ほど登るか、Fansipan Funicular (ケーブルカー)で登ります。 

Hoang Lien駅は、ちょっとした植物園

まず最初の登山電車で、Hoang Lien駅につきます。ここからすぐ、ケーブルカーに接続しているかというと、駅舎に続いた建物の横のスロープを10分ほど上り、左手のビルに入り、そこから、エスカレーターで下ります。 Hoang Lien 駅のそばから直接はいれば早いし楽なのに、庭を見せたいため? 上にあるお寺がメインだから?

でも、きれいに整備された庭で、観光にかける意気込みが伝わります。



世界一の長さを誇ったケーブルカー

このケーブルカーは距離6,293m、一時は世界一長いロープウェーということだったのですが、2019年末、同じベトナム、ホーチミン・シティのそばにあるフーコック島に7899m のものが出来て追い抜かれました。
ただ、フーコック島のは、海の上を島伝いにひたすら横に進むのに対して、こちらは山の中をぐんぐん高度を上げていきます。 
(たまたま、この2月、フーコック島もおとづれましたので、リンクを張っておきます。)

ファンシーパンの前の世界一はダナンにあったといいますから、ベトナムの人ってケーブルカーの長さになにかこだわりがある?

窓下の棚田が美しい。 終点から少し階段を上がって、急勾配の登山電車に乗車、頂上につきました。


頂上はおぼろ

まだ雨季、出発前に上をみあげたら雲がかかっていました。山の景色は変わりやすいといいますから、いっとき、パーッと視界がひらける、なんてこともあるかと、淡い期待をもっていたのですが、一面の霧。眺望どころか、10メートル先も定かではない世界。
それでも、標高3143メートルと大書きされたモニュメントもあり登ったという、努力なしの達成感。
サパ自体1600メートルの高地にあったこともあり、高山病とは無縁でした。




1時間、河清?を待ちましたが、一向に晴れず。諦めて下山することにしました。

頂上までの最後の階段70+603段は電車funcularを使ったのですが、帰りは徒歩。1段の高さも高く、アップダウンあり。よく整備されていて掃除も行き届いていましたが、下りでも結構大変。間違っても絶対金輪際徒歩でのぼらないように。150千ドン素直に払うべし。




【旅程概要】

1日目

成田9:30発VJ933便に搭乗、13:05ハノイノイバイ空港着 

公共バスで市街地に移動 歴史博物館など市内散策

夜行バス(スリーパー)にて、ムーカンチャイに向かう

2日目

早朝、ムーカンチャイ着、バイクでホームステー先に到着  棚田など見学

黒モン族の家にホームステイ

3日目

バイクでバス停に行き、乗り合いバンでサパに向かう サパ教会など市内見物

サパのゲストハウス泊

4日目

早朝発のツアーバンでBac Ha 日曜市場(近隣の少数民族が集まる)見学、

ラオカイで中国との国境地帯を見学後、夕刻帰着 

サパのゲストハウス連泊

5日目

登山電車、ロープウェイを乗り継ぎファンシーパン山頂(標高3143m)登頂

下山後、黒モン族の観光村カットカット村訪問、バイクで宿に戻る

夕方のバンでラオカイに移動、ラオカイから夜行寝台列車でハノイにむかう

6日目

早朝ハノイ着 ホアンキエム湖、セントジョセフ教会、タンロン遺跡、民族博物館など見学

ハノイのゲストハウス泊

7日目

早朝、バイクタクシーで空港に移動

7:55発VJ934便にて帰国15:25成田着

総費用

交通56,060円(うち航空機40,940円) 宿(4泊)15,357

ツアー・観光12,987円 飲食9,063円 通信1,890円    合計95,352




読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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