2023/01/26

フリーパスを使っての欲張り秘境周遊~只見線、リゾートしらかみ、恐山など

(少し遡った記録を公開します。記録のみでほとんど写真がありません。悪しからず)

今回も大人の休日4日間フリーパスを使い倒すぞ(2022年6月)

4月に大人の休日東北フリーパスを使って、乳頭温泉、下北半島、龍飛岬を訪れたのですが、東北ではまだ冬。龍飛岬の階段国道は閉鎖中、恐山もまだ雪に埋もれていました。今回はそのリベンジ旅行、恐山のほか、五能線の十二湖、只見線沿線の景色を味わってきました。今回もJR東日本全線4日間乗り放題 15270円 のお世話になり、どうせならとなるべくアチラコチラ乗りまくるプランで臨みました。

6月26日(日)  只見線沿線の景色を堪能しました。

早朝出発、秋田に向かいます。直行したらあっという間なので、この際只見線にも乗ってやろうじゃないかということで、遠回りルートで行くことにしました。

大宮発6:33(とき301号自由席)7:36浦佐 浦佐発7:43(上越線)7:52小出
小出発7:58(只見線)9:10只見 只見発9:25(代行バス)10:15会津川口
会津川口発12:29(只見線)14:15会津若松
会津若松発14:20(磐越西線)15:36郡山 
郡山発15:58 やまびこ65号自由席 16:38仙台
仙台発16:53 こまち31号 19:06秋田
上越新幹線ときで、長岡の手前、浦佐で下車。浦佐と言うと昔スキーでよく行った所、懐かしいかといえば全く記憶なし、そりゃ60年前だもん名前覚えていただけマシというもの。そこから上越線で2駅ほどすすみ、小出駅であこがれの只見線に乗り換えます。暫くは田んぼが拡がり、ここ魚沼だったのだと納得。そう言えば魚沼田中なんて駅もありました。

只見線は新潟県魚沼から会津までの渓谷を走る秘境路線、各種の観光ベストテンの常連で撮り鉄の聖地ともいわれる人気路線ですが、もともと毎年数億円の赤字を出す路線。そこへもって2011年東日本大震災と同じ年の夏に豪雨に見舞われ、3箇所で橋りょうが流出するなど大被害を受けました。JRからは当然ながら廃線、バス路線への転換が提案がされたそうですが、永年の交渉の結果、地元側が復旧費用85億円の3分の2、年間維持費2億円を負担することで存続することになり、少しづつ復旧、2022年10月に全線開通に至っています。行きずりの私から見れば無駄なことをと思いますがこの心意気、感動もの。

「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」1位、「雪景色のきれいなローカル線ベストテン」3位に選ばれる、コロナ以前は外人観光客にも人気の路線だそうですが、私の乗ったときはオフシーズン、撮り鉄すらおらず平均して2-3人、いや運転手をいれて3-4人くらいしか乗っていませんでした。それだけに両サイドに迫る山の緑、白い飛沫を見せる川、など両サイドの景色を満喫できました。写真なくてごめんなさい。

6月時点では、まだ、只見、会津川口間がまだ不通で、只見駅から代行バス(ハイエース)に乗り換えました。客は私一人、今度はいくつかの集落を巡り、今はお休みしている鉄道駅には都度律儀に停車していきます。会津川口まで約1時間弱ののんびりしたバス旅を楽しませていただきました。

会津川口駅では接続がなく、駅の人のすすめで川沿いに30分ほど歩いたところにある道の駅会津金山を訪れ、そこで昼食をとりました。途中、川の景色を堪能したのは言うまでもございません。

福島県金山町(只見川)
次いで、隣にあった東北電力記念館を見学、只見川は東北電力が利用しまくっているようです。その後、会津川口から1つ目の会津中川という無人駅で列車待ち、ここで夫婦連れの方に会いました。久々の旅行者遭遇。お二人は、2駅ほど先の早戸温泉つるの湯に泊まり、なんとか山を経て来たとのことで、早戸温泉を絶賛していました。



このあと、会津若松、郡山、仙台を経て、こまち号で秋田に入りました。宿はビジネスホテルだったので、夕食は郷土料理の店でいただきました。

(泊)中通温泉こまちの湯ドーミーイン秋田 秋田市中通2-3-1(素泊まり7040円) (ドーミーイン名物の夜鳴きそばをいただきました。)

27日(月) 五能線リゾートしらかみ号で白神台地十二湖に行き湯瀬温泉に泊まりました。 

秋田8:19発(りぞーとしらかみ1号)10:25十二湖 十二湖(バス)奥十二湖
十二湖13:04発(リゾートしらかみ3号)15:49弘前
弘前16:32発(奥羽本線つがる6号)17:09大館
大館17:35発(花輪線)18:49湯瀬温泉

リゾートしらかみは2回目です。以前、2015年3月にこれも4日間フリーパスで、気仙沼、陸前高田、宮古、久慈などを訪ねたあと、青森で三内丸山遺跡を見物、その足で青森から秋田まで乗ったのですが、車両の楽しさと景色の良さに感激したものです。その時は直行でしたが、今回は途中十二湖で下車、バスで奥十二湖に行きました。今までどこ行ってもガラ空きでしたがこのバスは満員、さすがと変に感心。

十二湖はそれぞれの湖が美しいというだけで、特にこれといったものはないのですが、なんといっても一帯は世界遺産白神山地、ブナ原生林におおわれた小道を散策するだけで気分爽快でした。帰りは茶屋でインスタントの疑いのある「名物ラーメン」を食べたあと、下り坂を駅まで歩き、2時間半後に来たリゾートしらかみ号で弘前まで行きました。弘前からは奥羽本線の特急で大館、次いで花輪線にのり、湯瀬温泉駅で下車、19時近く宿に入りました。それにしても、何処に言っても列車の本数が少なく、特にローカル線に乗った日には細切れの上接続がわるく長時間待たされる。

(泊) 湯瀬ホテル  鹿角市八幡平字湯瀬湯端43 (2食付12950円)

 28日(火) 豪雨のなか恐山を見物、宿坊に泊まりました。

湯瀬温泉7:47発(花輪線)9:12好摩  
好摩9:36発(いわて銀河鉄道)11:00八戸
八戸11:04発(青い森鉄道)11:49野辺地 
野辺地13:00発(大湊線)13:56下北
下北14:05発(バス)14:48恐山  
秋田県鹿角市湯瀬温泉にて

湯瀬温泉は、列車の乗り継ぎ上の必要から選んだのですが、これも秋田県の秘湯、お湯といい食事といい大満足。朝、川沿いを散歩したのですがなかなかの景色でした。
朝食をとりたかったのですが、朝食は7時30分からだと(公式H/Pには7:00とありますが季節によるようです)、一方、列車は7:47発でこれを逃したら12:02までない。しかたないので、弁当をつくっていただきました。鉄道で来る客を想定していないのですね。卵か鶏か、ローカル鉄道は、そして山奥の宿も衰退の一途。

早立ちのガラ空き列車に約1時間30分ほど好摩まで乗り、そこからいわて銀河鉄道で八戸、ついで2ヶ月前お世話になった青い森鉄道で野辺地に出ました。
野辺地で昼食をとり、これも2ヶ月前にお世話になった大湊線で下北まで乗車、バスに乗り換えて、15時に恐山に到着しました。

到着したのはよいのですが、大雨。尋常じゃない大雨でした。私、晴れ男を自負していたのですが、そこは恐山。流石です。幸い買ったばかりの登山用のレインスーツを用意していたので初仕事をしてもらいました、快適、満足。地獄めぐりから極楽浜まで全部見て回りました。ほかにも何人か傘をさして歩いていましたが信心のチカラか、せっかく来たのだから元を取らねばという執念からか。
宿坊は広々、部屋も困ってしまうほど広く、かつ掃除が行き届いてて快適でした。お坊さんの説明を受けたあといただいた食事は精進料理なのですが素晴らしく美味しかった。旅館としても一流です。敷地内にある湯の小屋は少し離れたところにあり、多少小降りになったとは言え軒伝いに傘さしていく必要がありました。暗くてさほど広くない秘湯ムードの温泉で、ここは一流旅館じゃないですがこれもなかなか乙なもの。上がろうとしたら頭を丸めた中年のお坊さんと思しき人が入ってきたのですが、アヒルの絵のある洗面器を携えていました、カワイイ。(風貌は全然かわいくなかったけど)

夜、暇なもので置いてある本で勉強させていただきました。有名観光地だからと言うので来たものの、いろいろな観光案内をみるからにおどろおどろしく、好印象はもっていませんでしたが、実際に来ていろいろ見せてもらうと、非常に真面目な姿勢で気持ちの良い場所、評価がガラリと変わりました。来てよかった。
(泊)宿坊 吉祥閣 青森県むつ市田名部宇曽利山3-2 (1泊2食12,000円)

29日(水) 恐山から鳴子温泉、新庄など迂回しながら帰宅しました。

恐山10:05発(バス) 10:35むつターミナル 
大湊11:48発(大湊線)12:39野辺地 
野辺地12:45発(青い森鉄道)13:31八戸
八戸14:16発(はやぶさ28)14:44盛岡
盛岡15:08発(やまびこ66)16:10古川
古川16:59発(陸羽東線)17:46鳴子温泉
鳴子温泉18:06発(陸羽東線)19:08新庄 
新庄19:57発(つばさ160)23:03大宮

 恐山からバスでむつターミナルまで移動。そこから徒歩で下北駅にむかいそこで昼食。下北駅から11:52発の列車に乗って野辺地方面に行くつもりでしたが、ちょうど11:08発の大湊ゆきの列車がいたのでこれに乗りこみ一旦大湊に行きました。ターミナル駅というより最果ての田舎駅という風情、駅前をちょっとだけ散歩、雑貨屋のお婆さんとちょっとお話をして、再び大湊駅発の列車で下北、野辺地方面に行く折り返し列車に乗りました。(乗り放題切符だから不正乗車ではありません)

野辺地からは来た道を戻り八戸まで。そこから真っすぐ帰宅することも可能でしたがそこはせっかくの乗り放題切符。盛岡から古川に出て、鳴子温泉で乗り継ぎ、新庄へと迂回して帰りました。山形新幹線に乗りたくでわざわざ新庄まで迂回したのですが、この新庄駅、新幹線始発駅なのに何もない。時間が遅いせいもあるのでしょうけどガラーンとしていてレストランどころか駅弁を買うのがやっとという駅でした。これが新幹線始発駅。まっすぐ帰ればよいのにワザワザ寄り道する愚行でしたが、何か変わったことすると新しい発見があります。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

2023/01/25

最果ての雪景色いいですね。フリーパスで乳頭温泉、下北半島、龍飛岬に行ってきました。

(少し遡った記録を公開します。記録のみでほとんど写真がありません。悪しからず)

大人の休日4日間フリーパスを使い倒すぞ(2022年4月)

大人の休日東北フリーパス、以前2015年に利用して以来、暫く利用しないできました。2020年から蔓延していた新型コロナが一段落した今、そろそろ行くかと早速プランづくり。JR東日本全線4日間乗り放題 15270円 を購入、根がセコいので、どうせならできるだけ乗ってやると言うことで、にわか乗り鉄のようなプランになりました。

4月11日(月) 乳頭温泉鶴の湯を目指しました。 

まず、最寄りの大宮駅から新幹線に乗車、仙台を目指しました。一気にはやぶさで行けば1時間あまりで行けるのですが、ヒマを持て余していたので、わざわざ途中福島、白石で鈍行列車に乗りかえて行きました。

大宮発7:05(やまびこ303自由席) 福島着8:30
(このまま行けば仙台着8:53 6:57発のはやぶさ1号なら8:03仙台到着)
福島発8:35の普通列車 9:08 白石着  白石発9:15 10:03仙台着 
のんびりと鈍行で行くのも良いものです。途中、随所に桜が咲いていてきれいでした。
仙台では、牛タン弁当を購入、こまち号で田沢湖を目指します。

仙台発11:04(こまち217号) 田沢湖13:11着

 牛タン弁当は、正直期待外れでした。やっぱり、仙台に腰を落ち着けて食べるものかな。

田沢湖駅前発13:20(バス)13:32田沢湖畔着 

田沢湖駅からはバスが接続していて、30分ほどで目的地付近に着くのですが、途中田沢湖畔で一旦下車、付近をぶらつきました。季節外れのせいか、乗降客は自分以外なく、土産物屋で飼っていた秋田犬も寂しそうでした。ここの名所、龍子の像は前にみたことがあるし、少し遠いので割愛、かわりに「飲水思源」像の写真を1枚。1987年に田沢湖と中華民国澄清湖とが姉妹湖提携をした記念の像だとかで、水を飲んだら井戸を掘った人の恩を忘れるな、いい言葉です。台湾(清澄水海は台北でなく高雄が近い)にも行って少しはお金を落として恩返ししなければ。食べ物おいしいしなあ。

次のバスで、いよいよ送迎バスの来る、アルパこまくさに向かいます。アルパこまくさは、自然ふれあい温泉館、情報センター、火山防災ステーションの3つの施設がある秋田駒ケ岳や田沢湖観光の中核拠点の筈ですがガラガラ、防災ステーションでダムカードを頂戴しました。本当はもう少し先の鶴の湯温泉入り口バス停まで行き、そこから40分ほど歩いていけばよかったのですが、この季節道がぬかるむとのことで、駅前から宿に電話して、送迎バスを依頼しておきました。送迎バスは途中「鶴の湯温泉別館山の宿」に立ち寄り、ほんの10分ほどで念願の鶴の湯温泉に到着しました。そう、念願の温泉です。以前にも近所まで友人とドライブ出来たのですが満室で断念、今回も何回かのトライのあとたまたま空いていたので予約できたものです。

田沢湖畔発14:32(バス)14:54アルパこまくさ着(送迎バス)宿着 15:15

付近は雪が残り、秘湯の雰囲気満載。事務所で受付をしたあと、部屋に行きます。事務所のある棟「本陣」は食堂と、いくつかの部屋が並んでいますが、泊めてもらうのはお向かいの2号棟、板敷き、山小屋風の素朴な作りですが、居心地は十分。ちょっと前、友人たちと近所の秘湯と称する温泉にいったのですが単なるボロ旅館でがっかりした経験があります。それ以来、「秘湯」の宣伝文句に眉唾しているのですがここは本物でした。

荷物を降ろしたあと付近を散策、なだらかな坂道を下っていきます。足元にはところどころにフキノトウ、両側には雪が積もっており葉を落とした木々の彼方には雪山が望めます。20分ほど下りっていくと先程車で通った「山の宿」に着きます。こちらは茅葺屋根の棟があったりして、また一段と秘湯の雰囲気でした。


お風呂ですが、黒湯、白湯、中の湯、それぞれ男女に分かれています。ほかに、中央に露天風呂があり、ここは混浴です。白湯、中の湯をちょっと覗いてみました(もちろん男湯ですよ)が、狭い小屋の中で4人も入ったらキツキツの広さ、誰も入っていませんでした。露天風呂は数人の男性客が入っていましたが広いので他人が気にならない。雪景色は抜群、四季折々に素晴らしい景色を望めそうでまた来たいな。

食事は下駄を履いて向かいの棟に行き、そこで郷土料理をいただきました。何がでたか忘れましたが普通においしかったですよ。

 (泊)乳頭温泉郷 鶴の湯温泉  仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50 
     2食(朝夕食)9,680円+入湯税150円

4月12日(火) 本州最北端、下北半島をドライブしました。

水車小屋など付近を散策後、送迎バスでアルパこまくさに向かいました。

アルパこまくさ発9:04(バス)田沢湖駅前9:38着
田沢湖発10:14 (こまち216号) 10:49盛岡着
盛岡発11:26(はやぶさ211号)12:02八戸着
八戸発12:10発(青い森鉄道)12:55野辺地着 
野辺地発13:00(大湊線)13:56下北着 

アルパこまくさから路線バスで田沢湖駅に向かい、秋田新幹線こまち号で盛岡に出、新幹線で八戸、そこからローカル線を乗り継いで下北駅に向かいました。なぜか八戸でなく盛岡で買った八戸小唄寿司弁当、これは美味しかった。

下北駅からはバス便もあるのですが本数が少ないのでレンタカーを借りました。もう春ですし道路は除雪されており全く問題ないとのことでした。(14:00-翌10:00 6160円)

下北駅→(61㌔)→仏ヶ浦→(38㌔)→大間→(19キロ)矢印下風呂温泉 という行程で行きました。仏ヶ浦は、本来、船に乗って海から眺めるとすごいとのことでしたが、断崖を下に降りる遊歩道があり、そこから眺めました。途中2人連れの女性と男性1名にあっただけで寂しいものです。まあ、良い運動になりました。それだけです。

仏ヶ浦から大間までの道は、必ずしも道なりではなく、所々に◯◯方面積雪のため通行止めなどという表示があり、土地勘のない私は心配が募るばかり、とはいえ、なんとか大間崎に到着。本州最北の地、マグロで有名な場所なので、なにか良いものがないかと期待したのですが誰もいない海。何もない街。寒風だけが吹きすさんでいました。北端に来たといううらぶれた雰囲気があっていいっちゃえばいい。宿には17時すぎに到着、古びた旅館でした。ウニプランを申し込んだのですが、あるか分からないとの念押しがあった通り季節前で入手できず、代わりにトゲクリガニが出てきました。青森の特産で心尽くしなのだろうけど、カニって面倒くさい。正直不満が残りました。

(泊)まるほん旅館  うにプラン 11000円+入湯税150円  

13日(水) 龍飛岬で津軽海峡冬景色を眺めました。

8時前にチェックアウト、むつ科学技術館付近を経由、海上自衛隊基地をチラ見、レンタカーを返却しました。むつ六ケ所村の原子力再処理施設に興味があったのですが、観光案内にも載っていないので外から見ても何もない可能性が高いし時間的余裕もないので見送り。それにしても青森県には原子力関係の施設が沢山あるのを知って驚かされます、地産地消のほうがエコだから他にもいろいろな電力を使う工場が来るのを期待していたのでしょうね。電気に近隣割引は無いのかな。

(今回、恐山にも行きたかったのですが、まだ深い雪に閉ざされているようで5月の山開きを待たねばなりません。行けないと聞くと行きたくなるもので、実はこのあと、6月に再びプリーパスのお世話になることになりました。これについてはまたいずれ)

下北発10:26(大湊線)11:13野辺地着 
野辺地発11:49(青い森鉄道)12:37青森着 

この日の目的地は龍飛岬。昔から一度は行ってみたいと思っていました。今回プランづくりで困ったのは足の便。津軽線にのり終点の三廐まで行き、そこからのコミニティーバス(←リンク貼っておきます)で行きたかったのですが、どう考えても時間があわない。ホント最果て。宿も1軒しかなく、そこが送迎バスを出しているので、これをお願いすることにしました。青森駅前で立ち食い津軽そばを食べ、ロータリーにある交番前で待っていると、所定の時刻13:20、お姉さんが声をかけてくれました。お姉さん運転の乗用車で途中青函トンネル入り口広場に立ち寄ってくれ、次いで平坦な海沿いの道を再びホテルに向かうのですが、最後に海沿いの道から急坂をしばし登り、15時過ぎに到着しました。お姉さんは青森市内に在住、送迎はマイカーで手の空いた人がやっているとのことでした。(通勤マイカーは軽が通り相場だから、違っていたのかも知れませんが、一見プライベートカーでした。)

荷物を置いてまずはあこがれの階段国道。車で上ってきた急坂を徒歩で降り、下の国道339号線に出、岬方面に歩いていくと小さな漁港の脇に太宰治文学碑と観光案内所があります。観光案内所は休業、文学碑をチラ見、さらに進むと前のより少し大きい漁港、その先には漁港につきもの、弁財天宮があります。太宰治の言う「ここは本州の袋路地」です。ここもチラ見、少し戻ると階段国道入り口に至りました。この間誰にも会わず、国道入り口もわかりにくい場所でした。

階段国道(これも339号線)は急な崖を362段ほど上がり、ホテル上方に至る道ですが、5月1日まで閉鎖だとか。雪も氷も残っておらず通行に全く支障ないのに、入り口には非情な通せんぼがありました。横をくぐれるレベルでしたが、階段国道の上を見るには、もと来た急坂を遠く巻いて徒歩で戻るのが正しい方法です。

階段国道の上からは、暗い海とはるか彼方の北海道が見渡せ、達成感と微かな罪悪感とで暫し感激に浸りました。ここからホテルまで800メートルほど道を下っていくのですが、途中に「津軽海峡冬景色」の歌碑がありスイッチを押すと誰もいない空に向かって石川さゆりの歌声が流れます。私、演歌は好きじゃないのですが、ここで聞くと心に染みます。名曲、名歌詞です。泊まった「龍飛崎温泉ホテル竜飛」は独占営業にもかかわらず、設備、サービスとも上等、何と言っても景色が最高。津軽海峡を見渡しながら舟盛りの食事と地酒を楽しみました。

(泊)  龍飛崎温泉ホテル竜飛 1泊2食  14800円+入湯税150円

14日(木) 龍飛岬を堪能したあと、仙台、常磐線経由の遠回りで帰宅 

チェックアウト前に灯台まで行ってきました。暗い雲天、見晴らしはあまりよくなかったのですが、むしろこの場所にふさわしい。タップリ最果てをたのしませてもらいました。このあと、青函トンネル記念館にも行ったのですが、当然休館でした。ホテルも空いていたし、コロナもさることながらこの時期に来るもの好きはいないということなのでしょう。


ほかのお客、男性1名とともに9時発の送迎車乗車、青森駅前まで送っていただきました。このあと、新青森からはやぶさで一気に帰宅、せずに、やや寄り道をして最後は常磐線に乗って帰宅しました。途中、盛岡で昼食、盛岡冷麺ビビンパ付き、夕食には鶏めしの駅弁を食べ、23事前後に帰宅、JRを使い倒したという満足感と多少の疲労感とで、心地よい眠りにつきました。

青森発11:22 11:27新青森着 
新青森発11:52(はやぶさ240号) 12:45盛岡着(14:00仙台)
盛岡発13:52(東北本線)15:19一ノ関着
一ノ関発15:51 16:38小牛田着 小牛田発16:49 17:36仙台着
8:02仙台発(ひたち30号)    以後省略

今回行きそびれた恐山については、このあと6月にリベンジしました。いずれご報告したいと思います。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

2023/01/15

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅⑯ バンコックから帰国便搭乗(2022年11月14日)

ありがとう。おうち帰る。


11月14日夜、3日に東京を発ってから足掛け12日、MRTとエアポートリンクを乗り継いでバンコックスワンナプーム国際空港に向かい、夜行便で帰国します。

空港まで

体調がまだ万全なレベルまで回復していなかったので、大事をとってチェックアウト時間ギリギリまでホテルで休んでいました。もったいなかったですが、自分の歳考えると無理は禁物、また体調悪化して搭乗や入国審査でひっかかったりしたら面倒だし。

高級ホテルならエアポート直行バスがあるのでしょうけど、ホテル前からまっすぐ一本とはいかず、国鉄バンコック駅に並んでいるファランポーン駅(BL28番、BLはブルーラインの略です)から地下鉄(MRT)に乗りBL21番、ペッチャプリ駅で一旦下車、ここで空港へ行く高架鉄道エアポートリンクに乗り換えます。

エアポートリンクの駅名は、マッカサンという別名で多少離れた場所にありますが、ペッチャブリ駅にはわかりやすい案内板がでており、迷うことはありません。

親切な駅案内図がありました

連絡通路も用意されているのですが、外の景色も見たかったので、一旦道路に出ました。
乗換通路もあり雨季でも大丈夫

上を走るはエアポートリンク

その下はタイ国鉄

エアポートリンクの下には、ちょうどタイ国鉄の列車が走っていました。この国鉄路線は、ラオスから乗ってきたNORTHEASTERN LINEとは別で、バンコック駅から出てカンボジアや、途中から分岐してパタヤに伸びるEASTERN LINEのようです。西に進みバンコックを経て南下すると、マレーシア国境につながっています。線路って夢が広がります。

マッカサン駅(A6番)からエアポートリンクに乗ると5駅で空港駅(A1番)、これまでの料金はMRT31THB、エアポートリンク35THB、合計66THB(260円)。渋滞の心配もなく便利なものです。ついでに日本での最安を調べたら、関空から大阪駅では南海利用で1110円、羽田空港から東京駅まで京急利用で460円、成田の東京国際空港からなら京成利用で1210円、成田エクスプレスなんか使った日には3070円、成田に来られる外人さん高くてごめんなさい。

空港にて


空港内のコンビニ

弱者優先入口

かなり早めに着いたので空港でウロウロ。食事をしたあと地下に降りレートの良い駅そばで再両替しました。残金2523THBを出したら、2353.50THB→9000円(@0.2615)おつり169THB。お釣りでタイのお菓子を買って、出国ロビーに。

BKK23:15発HND翌日6:55着のTG0682便チェックイン。今回はスカーフなど土産を買って7キロオーバーしそうだったのと、帰国便だからロストバッゲージの心配がないとで、預けにしました。測ったら7.5キロ、ちょうど1キロ重量が増えていました。ちなみに、帰宅後本体の体重を測ったら2キロ増えていました。

保安検査場には乳幼児連れ、元青年、体の不自由な方、などのための優先入口があり、楽々通過でき順調に出国手続き終了、寝ている間に無事帰国できました。

いろいろありましたが、タイもラオスも良い人ばかり、多少トラブルがあったものの全部結果オーライ、お陰様で存分に旅行を楽しめました。タイの皆さまコップンカップ ขอขอบคุณ 、ラオスの方々コップチャイຂອບ​ໃຈ 

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

(追記)今回の旅行の反省 (この項、次の旅行の糧にするためのほとんど個人的なメモです。)

1.良かった点

◯ タイミング  
・今回、アジア各国のコロナ規制緩和、日本での規制緩和を見越して8月頃に思い立っての旅行。乾季が始まる11月をターゲットにしたが、その間、日本の入国規制が解除され、陰性証明が不要になリ、ラッキー。
・フライトの頻度は本格回復していない模様だったが、料金はリーゾナブルだった。
◯ 交通、プラン
・それなりにユニークなプランを楽しめ、成功だった。 
◯ 宿の選定
・極端な節約はせず、バス・トイレ付き個室の一線は確保、ある程度の宿にしたが正解。それでも結構エコノミーだった。反面、ドーミトリーなどで他の旅行者と交流するという機会はもてなかった。もっとも、若者の間で浮いてしまっていただろうけど。
◯ 荷物
・必要十分で、身軽に動くことができた。

2.反省点
◯ 事前準備 ~手抜きしすぎた。行き当たりばったりが楽しいといえば楽しいが。
・Google Mapを過信せず地図など十分に用意すべきだった。(パークベンで宿への道がわからず慌てた)
・ポケトークを持参するか、スマホのアプリを入れていくなどの方策とるべきだった。最小限の用事は足せたが、現地の人とのコミュニケーションを楽しむことができなかった。
・特に、行き先などを書いた現地語のカードを用意しておけばよかった。
・食べ物をもっと研究してから行くべきだった。フードコートや屋台中心で、適当に選んでいろいろ食べたが、せっかくの美食の宝庫を堪能したとはいえなかった。
◯ 行動様式 ~何かと軽率で、ヒヤリハットが多かった。
・大事なイベント前はもっと余裕を持って行動すべきだった。(バス乗り場間違い、夜行列車発車時刻ギリギリ)
・早とちりせず、ひとつひとつ丁寧に確認すべきだった。(バス乗り場間違い、ホテル間違い)
・若い頃のような積極性がなかった。タクシーアプリGrabをインストールしていったのに使わなかった、路線バスに乗らなかった、など。
・中途半端に「名所」廻りをした。特に興味もないのにガイドブックに載っているという義務感で立ち寄り、折角の名所なのに事前調査もじっくり見ることもせず結果的に無駄になった。
・欲張って3万歩も歩くなど無理をし、体調をくずしてしまった。

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅⑮ 雑記帳~ノウハウ(2022年11月)…


今回の旅の雑記帳

今回の旅行で気づいたこと、思ったこと。そして僭越ながら自分のやり方について書き記します。独断と偏見、お許しください。

お金の話 

海外旅行といえば両替はつきもの。どういう形で現地通貨に変えるかは大きなテーマ。

チョイス1.クレジットカード  

安全有利です。大金でも対応可能だし、盗難リスクも少ない。万一紛失しても保険で補償されます。信用の証にもなり、ホテルなどで事前に提示を求められることもあります。個人へのチップや屋台での支払いなどには使えないのが難点ですが、換算レートも現金両替よりも有利、特に円高トレンドの時期には(請求が後日になるので)更に有利になります、大きな金額の支払いはこれが一番。

というのが一般論で、今回も、JCB(私、愛国者ですから国産品優先)、VISA、Master の3枚を持っていきましたが、ほとんど利用しませんでした。理由は、東南アジアでは、多くの場合3%前後のクレジットカード手数料を上乗せされ、高くつくからです。

チョイス2. キャッシング

クレジットカードやデビットカードのキャッシングはクレジットカードのメリットと現金のメリットの両方を享受できるので、一般的にはおすすめのようですが、私は使っていません。理由は、対応ATMがあるとは限らないこと、あっても人通りの少ないところでは危険なこと、そして一番の理由は機械に故障があってカードを吸い込まれてしまうリスクを考えてのことです。もっとも本当は、やったことがない、という老人の保守性が理由かもしれませんが。

チョイス3. 現金

最強です。今回、「シリーズ⑤ お役立ちグッズ、お世話になったモノたち」でも「今回持っていったもの明細」にも書きましたように、現金8万円+300米ドルを持っていき、うち6万円を両替(9千円を使い残し再両替)しました。現金の場合、盗難や紛失のリスクがあり事故があっても保険で補償されないので注意が必要ですが、そんなに治安の悪い国ではないのと、下手に分散させると置き忘れたりなくしてしまうリスクもあります。現地通貨用の財布と日本円、ドル用の財布の2つにわけ、そのままファスナー付きのポケットに入れて持ち歩きました。

今回の両替レートは、タイ入国時@0.2563(1000円が256円になる) ブログ情報で入国フロアでなく地下で替えた方が良いとのことだったで地下の鉄道乗り場そばで替えました。同じフロアーでも10メートル歩いたところにある別の店では、0.229。ちなみに、出国の羽田で見たところではでは、0.2278。 

一方、タイ出国時は@0.2615、2週間弱の間のレート変動を捨象すると1000円あたり5.2円だから、9000円再両替して47円(0.5%)減っただけでした。

ラオスキープは、タイ・バーツから両替しました。入国時、入管の施設で1000バーツが445,000キープ、ルアンプラバンの街で494,000キープ、ビエンチャンの街で495,000バーツでした。円安の折でしたが、タイバーツは日本ほどバーツ安になっておらず、したがって円・バーツでも円安。一方ラオスキープは恒常的な下落傾向で、そのため泊まった宿はすべて米ドル建てで値段表示していました。また、一帯の国々はバーツ経済圏で、ラオスも例外でなく博物館など公的機関でもキープ価格と並んでバーツの価格が提示されていました。

チョイス4. 電子マネーその他 

アジアのキャッシュレスは日本以上と聞きますが、流石に日本のSuica 、icocaやペイペイ、Edyなどは使えません。タイではファミマと並んでセブンイレブンが沢山出店されていましたがナナコも使えません。ということで、わざわざ現地で手配する意味もないので今回は使いませんでした。あと2,3年経てば事情が変わってくる可能性も大です。

あと、高額のお金を安く両替する方法として、送金によるという手段もあります。ただ、これは受取人がいるのが前提で、また、普通の銀行ではレートがそんなによくなく、むしろ現地の安い両替屋さんで現金を替えた方がよかったりします。(この辺の情報は、日本来ておられるタイ人などが詳しいかもしれませんね。)

ついでながら、昔は大金を持ち歩く手段として、T/C(トラベラーズチェック)というものがあり、万一なくしてもリスクが小さいので多くの旅行者が持ち歩いていましたが、使える場所が限られている、発行手数料も取られる、などの理由で私は(取り扱う側の仕事をしていたこともあったのですが)ほとんど使ったことありません。10数年前に終わったようです。

保険について

私の場合、旅行保険はかけずクレジットカード付帯保険で満足しています。海外旅行保険の定番は損保ジャパンのoffですが、タイで12日間だと6000円前後とかなりお高いです。かって利用したこともありましたが、高血圧があるだけでちょっと手続きが必要になり、また高齢者の場合制約があるようで、ちょっと面倒でした。メリットはトラブルがあったときの手厚いサポートのようで、この辺を重視するなら選択肢かもしれません。

と言って全くの無保険は、安い命とは言え家族に迷惑をかけられないので、クレジットカード付帯保険を頼みとしております。カード会社、グレードによって異なりますが、私の場合は現役時代からの惰性でJCBゴールド(毎年11,000円とられる)にはいっており、海外の場合死亡時や賠償責任が1億円、救援者費用400万円、治療費300万円と、結構手厚く、これが、カードを利用しなくても自動的に補償されます(自動付帯)。万一の場合のサポートも、結局保険会社が扱っているので心配はないと思っています。 もっとも、JCBは2023年4月から利用付帯と言って、代金の一部でもJCBを使わないと補償されないことに変わるそうで他のカードも含めこれがトレンドのようです。なお、海外旅行者に最も有名なのが、エポスカードだそうで、会費無料。責任はもてませんが、多分、これが今のところベストチョイスでしょう。

WIFIなど通信の話

ネット依存症に罹っておりWIFI環境はなしで済まされません。特に海外旅行中は、Googleマップや、レンズ、翻訳、その他検索と、国内以上に活躍します。今回もパソコンやタブレットは重たいのでスマホひとつ(+モバイルバッテリー)で行きましたが、WIFI環境の確保にはいつも頭を悩まされます。

チョイス1.ただのり(フリーWIFI)

空港はもちろん、今やほとんどのホテルでフリーWIFIが使えます。タイやラオスなど東南アジアの多くの国は日本以上に普及していますのでちょっと我慢すれば済む話です。荷物も増えないしお金もかからないのでおすすめ、私もパッケージツアーや決まりきった場所しか行かないときなどは、このスタイルでやっていました。(セキュリティーの問題があるそうので、街中ではあまり使いませんでしたが。)

チョイス2.モバイルWIFIルーター

空港に行くと、グローバルWIFIやイモトのWIFIなどのレンタルワイファイの店が並んでいます。私も一度利用しました。安心感は高いのですが、1日1000円以上するし、何よりルーターを持ち歩き、かつこれにも充電する必要があり気を使うのでやめました。グループで行くときなどは1台で共用できるので便利でしょうけれど、その場合も単独行動のときは使えません。

チョイス3.国内キャリアーによる海外パケット定額サービス

今のスマホをそのまま使えるので、私のようなめんどくさがり屋には最適なのでしょうけど、高そうなので怖くて使ったことありません。

チョイス4.フリーSIM

これ一択です。SIMカードを購入して、あるいは持っているカードにチャージして、それを国内カードと差し替えて使用するもので、カード差し替えがちょっとだけ面倒ですが極めて安いので私にとってはこれ一択です。今回私は、AIS 16日間(384時間) 利用可能 タイ国内用プリペイドSIM データ容量15GB データSIM タイSIM  タイ国内への発信100バーツ分無料通話付き 800円 を購入、これを差し替えて使いました。この会社のものは定評が高く、ほかにも、数カ国使用のものも安く売られています。米国など一部の国では周波数の関係でアイフォン以外はうまく作動しないようで、行く国によって、よく選んで行こうとおもっています。

その他雑感

◯ 日本人旅行者が見当たらない

今回、バンコックは別として、日本人旅行者は1組、大阪からのカップルを見ただけでした。タイ北部やラオスは、日本人にはまだマイナーだからでしょうか。それとも、最近の日本人の内向き姿勢のせいなのでしょうか。コロナが本格収束しないうちに海外に飛び出すおっちょこちょいがいないということなのでしょうか。

◯ マスク

中国はまだ鎖国、韓国も解禁したばかりでしたので、そのせいか見かけた旅行者は西洋人ばかり。彼らははぼノーマスク、効果の是非はともかく、現地の人がマスクしているのだから遠慮したら良いのに。もっとも現地の人も、深く気にしないお国柄か、西洋人観光客の影響か、結構いい加減ではありましたが。

◯ 食べ物、飲み物

写真入りが多く、現物を指させるので、色々楽しめました。美味しくて大好きなのですが、素材的には似たりよったり、要はライムなどの酸味、ハーブ、ナンプラー、タマリンド、砂糖、唐辛子、ビーフンなどの組み合わせ、それから肉をケチらないこと、こんなものでしょうか。(理解は浅いかも) 

飲み物ですが、普通の食堂ではビール以外のアルコール飲料はあまり売られていません。もともとビールは苦手な方で、メコンウイスキーやタイワインも料理にあわせて飲みたかったのに。

果物は、南国の例に漏れず市場や屋台でたくさん綺麗に並べて売られておりました。特に喉が渇いたときは、ポメロ(文旦の大きいやつ)やマンゴ、あるいはこれのジュース、ココナツに助けられましたが、ドリアンは見かけませんでした。高いのであまり売られていず気づかなかっただけかもしれませんが、南タイの産物だから北のほうにはあまり来ていなかったのかもしれません。品種改良によりかってほど臭いが強くなくなっているので食べるのを楽しみにしていたのでちょっと心残りでしたがまたの機会に。

◯ 言葉

バンコックではあまねく英語が通じるという話でしたが、私の行ったタイ北部、ラオスでは、宿を除いてほとんど通じませんでした。もちろん身振り手振りを交えて簡単な単語で用件は伝えられるのですがちょっと込み入った話になるとからきしダメでした。運転手さんなどはちょっとわからなくなると翻訳アプリのはいっているスマホを差し出してきたりして、こういうものがあるから観光客相手の仕事をしていても不自由はないのでしょう。西洋人が沢山来て普通にやっているようなのだから、私の方の英語が悪かったのかもしれませんが、これは意外でした。平日で英語を話すような人種はオフィスに出勤中で街に出ていなかったのかもしれません。もっと根本的には一般に日本と同じで英語を勉強しなくても就職できて飯が食えるということなのでしょうか。

◯ その他

日本の農村風景は、今やハウス、マルチ、それから太陽光パネル、作業は機械。ハウスはなくて当然ですが、ほかも今回こういうもの見かけませんでした。ごく狭い範囲での観察ですし季節にもよるのでしょうけれど、ラオスはともかくとして成長、近代化の著しいタイなのに農機を見なかったのは意外でした。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅シリーズ全体の目次

① その1 行程などあらまし(2022113日~15日)

② そもそもの発端 ~ ラオスに魅せられて(202211月)

③ 羽田からチェンマイのゲストハウスまで(2022113日)

④ チェンマイ郊外 ~メオ族ドイプイ村など(2022114日)

⑤ お役立ちグッズ、お世話になったモノたち(202211月)

⑥ チェンライに移動、サタデーマーケット最高。(2022115日)

⑦ タイ・ラオス・ミャンマー国境付近(2022116日)

⑧ 国境川沿いの街、チェンコーンにて (2022117日)

⑨ 陸路国境越え、スローボート乗船、何もない田舎漁村へ(2022118日)

⑩ ルアンプラバン再訪 (2022119-10日)

⑪ ラオス、バンビエーンまで悪路バス移動(20221110日)

⑫ バンビエーン郊外散策後ラオス中国鉄道でビエンチャン入り(20221111日)

⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(20221112日)

⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(20221113日)

⑮ 雑記帳  WIFI 言葉 移動手段 お金 その他(202211月)

⑯ バンコックから帰国便搭乗(20221114日)


2023/01/14

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(2022年11月13日)

タイ国鉄寝台列車でバンコックに入る

寝台列車の予約 

(細かい経緯をグダグダ書きますので興味のない方は以下読み飛ばしください。)寝台列車の予約は、すこし手こずりました。amazingTHAILANDというサイトによるとオンライン予約が出来るのことで、早速予約サイト(D-Ticket)にアクセス、タイ国鉄のサイトを開くことが出来ました。(ブラウザーによってはブロックされるようで、Edgeでは開けず、Cromeから開いたらたどり着けました。) 

親切にも日本語が表示されており日本語でも出来そうですが、変な訳になっており想像力を働かせてもわけがわかりません。仕方ないから英語表示に変えて続けました。路線(Northeast Line)を選択、出発駅と到着駅、乗車日などなど必要事項をいれておくと出発便の選択肢が出てきました。(受付は1ヶ月前からのようです。)7:45発 16:37着のEXPRESS 18:50発 0:32着のRAPID  19:40発 5:52着のSPECIAL EXPRESS という具合に選択肢が出てきましたので、19:40を選びました。このあとは、コンピューターのご機嫌次第のようで、最初Data not found などと出てきましたが、あーだこーだやっているうちに、なんとか席を選択する画面に至りました。

やれやれということで、下段ベッド(Lower berth)を選択しました。支払いの部分では最初、日程変更時等の二重支払いリスクも考えクレジットカードにせず現地支払を選んだのですが、結果的には無理でした。仕方ないから画面を戻ったのですが、支払い方法だけの変更はできず、座席選択の前の画面に戻り最初からやってみると、元の席はうまった形になっており選べませんでした。あたかも私が席を押さえてしまったかのように見えダブルブッキングになりはしないか不安だつたのですが已むなく別の席を選びました。支払いはクレジットカード決済にしました。不安が残りましたが最悪ダブルブッキングになっていても落ち度はないみたいだし1回しか払っていないからなんとかなるあろうということで深追いせず、ベッド選択画面に進みました。一等個室は上段ベッド、下段ベッドの2席があったのですが、下段を選びました。最初の席どうなったかと思い、翌日再度検索したらちゃんと空きになっていました。どうも席の片方を予約すると全席埋まった形になり、他人と一緒の部屋にはならない仕組みになっているようにと思えました(状況からの推定)。どんな御婦人とご一緒できるかなと思っていたのですが結果的には1人分の料金で1室独占することが出来ました。料金は1557バーツ(約6,000円)

いよいよ乗車

ノンカイ駅入り口(再掲)

列車は入線済み

先頭機関車

何やら機械類、頼もしい

最後尾は電源車?

後ろ姿

始発駅ノンカイ駅についたら列車は既にスタンバイしていました。列車は機関車いれて14両、うち14号車の半分は機械類。横付けされているのは隣のホームでしたが、跨線橋のような面倒なものはなく、そのまま線路に降り、そこから別ホームに上り乗車しました。ちょっとはしゃいで列車の前後を走り回ったのですがお咎めなし。ラオス中国鉄道の初々しくピリピリした雰囲気とは別世界、良いことか悪いことかわかりませんが好感をもった次第であります。勝手な評価ながら。
写真に写っている最終尾の後方には線路がラオス・ビエンチャン駅まで伸びており、将来的には中国まで直行列車が走る予定とのことです。いずれシンガポール駅からマレーシア・クアラルンプールを経てタイ、ラオス、そして中国まで列車で行くことができるようになるでしょう。一帯一路というと胡散臭くなってしまいますが、嬉しいことですね。
参考までに、タイのローカル誌WISE「タイの鉄道事情」のリンクを貼っておきます。

車内は快適

2等寝台車

1等二人室を独占


シャワー室もあります

寝台車はまこと快適、二人部屋を一人で占拠。室内には洗面所もしつらえてありました。またテーブルもあって上にペットボトルの水が2本用意されており、コンビニ弁当をたべるのに不自由はしませんでした。見た目も衛生的、念のためどこでもベープを使いましたが、虫に刺されることもありませんでした。

発車後、機嫌よくウロウロしていたのですが、お腹がおかしくなりました。腸はつよいほうですが、流石に疲労がたまっており、安心した途端に反乱をおこしたのでしょう。幸い室外の共用トイレはきれい、意外にもシャワー室もあり汗もかいていた折これには助けられました。

バンコック到着

終着駅、これは幸せなドラマか
隣では車内清掃中

沢山並んでいます





そうこうする間に、無事バンコックファランポーン駅につきました。ちなみにこの駅名は正確にはバンコック駅なのですが、地元の人はファランポーン駅と呼んでおり、地下鉄(MTR)の駅名はクルンテープ、チョットややこしい。大阪駅と梅田駅みたいなものですかね。当初、途中の道路との踏切が渋滞のもとになると言うことで2021年12月をもって閉鎖する予定がありお別れ式典までされたそうですが、地元の反対もありその後延期になっています。最近、どこかの記事で今度こそ廃止とあったような気がします。(追記  2023年1月19日から一部普通列車を除きバンスーン中央駅を終着駅にすることになりました。)どうなることやら、タイらしくていいですね。 (駅廃止情報のお陰でホテルや列車の予約を取るにあたってずいぶん惑わされました。)


予約したと思ったホテルは思いの外のボロホテル

駅ロビー、いい雰囲気
ファランポーン駅外観


こんなボロホテル嫌だなー

夜行列車で早朝着くということで、駅そばのホテルを予約しておきました。駅廃止の噂もあり新駅予定地で予約するか、結構逡巡したのですが、流石に列車の予約を受け付けた以上変わることはないだろうということで決めたものです。

駅到着後、荷物をホテルに預けたかったのですが流石に6時はまだ無理だろうということで、暫し駅構内で時間を潰し、7時前にGooglemap様と相談しながら予約したとおぼしきホテルに行きました。
ところがこれが超ボロボロ、入り口は木製の机の前にコンクリのタタキが広がり売り物のない市場のような風情、まあここは中華街だからこんなものか、寝るところがあればいいやと諦めたのですが、そもそも言葉の通じる人がいない。30分ほど待ってやっと英語をはなすオーナーらしい老婦人が来て受付け。デポジットをおかされ、しかたないから500バーツと荷物をあずけて観光に出発しました。

初めて乗る地下鉄(MRT)

MRT入口

MRT切符自販機


スカイトレイン(観光庁サイトより)

20年以上前でしょう。以前来たバンコックは至るところ車の洪水、当時から鉄道の建設が始まっていましたが、どこの道路も大渋滞で最速の交通手段がバイクタクシーという時代でした。
そういうことで今回MRTに乗るのは初めて、ワクワクです。設備は流石に近代的で入出場も電子化されており、クレジットカードをかざして入場することもできるようです。写真とりそびれましたが、車両も内部もきれいで快適、文句の付け所がありません。難点を言えば、道路からの入り口が目立たないこと。これはタイ語がわからないからかもしれませんが。



涅槃仏、目開いているじゃん

踊りのリハーサル中

お腹が心配なので朝食は摂らず、ワット・ポー、ワット・プラケオ、王宮付近など駆け足で一応足を運びました、正しい観光客の義務ですから。詳しくは観光案内にいくらでも載っていますのでご参照ください。
途中の店で食事を摂ったほかは歩き詰め、疲労困憊、宿に戻りました。
幸いこっちの宿でなく

こっちの宿でした

件のボロホテルに戻ったのですが、念のため予約シートを提示しても話があわないので、よく聞くと2、3件隣のホテルと間違っていたこと判明。名前はそっくりでした。ああよかった、デポジットは没収と言うのを交渉、結局違約金50THBせしめられましたが、まあこちらが悪い、仕方ない。ボロホテルでなくてよかったと本物ホテルに移り、少し早いがチェックイン時刻までロビーで待つことにしました。幸い疲労困憊、テーブルにづっ伏している様子を見た宿のお姉さまが早めにチェックインさせてくれ、しかも華奢な体で3階の部屋まで荷物をもち上げてくれ大いに助かりました。午後はなにも食べず洗濯だけして静養。

最後に体調崩して残念、歩数計みたら日本を発った3日の7600歩から始まって、24400,20630,13100,13600,6900,10000,18820,32400,20200,そしてこの日11200歩と、スローボートに乗った8日以外は全部1万歩越え、暑い中よく歩いたものだ。これでもっと悪化させて自信をなくさないよう、よく休んで回復させよう。結局翌日も終日休養、ホントは、クロンタイとか、オンヌットとかクローントイとか歩き回りたかったんだけど夢は枯野を巡る。いい、長生きしてまた来るもん。

泊まった宿は

Baan Wualamphong บ้านวัวลำพอง(調べたらWild Cow Houseの意味だそうです。)455 Rong Mueang Road Rongmuang, パトゥムワン, 10330 バンコク  駅に近いから選びました。 食事なしTHB801 

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅シリーズ全体の目次

① その1 行程などあらまし(2022113日~15日)

② そもそもの発端 ~ ラオスに魅せられて(202211月)

③ 羽田からチェンマイのゲストハウスまで(2022113日)

④ チェンマイ郊外 ~メオ族ドイプイ村など(2022114日)

⑤ お役立ちグッズ、お世話になったモノたち(202211月)

⑥ チェンライに移動、サタデーマーケット最高。(2022115日)

⑦ タイ・ラオス・ミャンマー国境付近(2022116日)

⑧ 国境川沿いの街、チェンコーンにて (2022117日)

⑨ 陸路国境越え、スローボート乗船、何もない田舎漁村へ(2022118日)

⑩ ルアンプラバン再訪 (2022119-10日)

⑪ ラオス、バンビエーンまで悪路バス移動(20221110日)

⑫ バンビエーン郊外散策後ラオス中国鉄道でビエンチャン入り(20221111日)

⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(20221112日)

⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(20221113日)

⑮ 雑記帳  WIFI 言葉 移動手段 お金 その他(202211月)

⑯ バンコックから帰国便搭乗(20221114日)



2023/01/13

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(2022年11月12日)

ビエンチャン市内散策

11月12日、この日はビエンチャンの市内を見物、夕刻、国際バスでタイのノンカイに出て、そこからバンコックゆき寝台特急に乗車します。

ビエンチャンはユルいけど大都会

ビエンチャンは、「アジアで一番ゆるい首都」とも「何もない首都」ともいわれるそうで、これといった見どころは思い当たりませんが、そうは言ってもラオスの総人口730万人のうち100万人(仙台市や千葉市とほぼ同じ)が住む一国の首都、大きなビルが立ち並びます。観光名所もあまりなさそうですが、こんなものデッチ上げればいくらでも出来るわけで、短期訪問者にはむしろ有り難い。

まずはバスチケット購入がてらマーケット見物

ホテルに荷物預けてバス停にむかいます。2-3百メートルも歩くと銀行や官庁のビルが並び、さすがに首都。地球の歩き方の地図で中心地として囲んである図の北東のあたり、すなわち、市街地のほぼ中心地にいることを確認しました。(地図で見ると、官公庁や銀行はエリア全体に散在しているようです。)

バスターミナル付近

バス発車時刻

バス運賃

更に進むと、タラートサオという大型ショッピングモール、その隣は小さな店が並ぶマーケット、まもなくバスターミナルに到着します。ここまで15分程度。バスターミナル付近には沢山のトゥクトゥクがたむろ、街の玄関口なのでしょう。バスターミナルで夕方18:00の乗車券を買います。(1台早い15:30にすれば慌てなかったと、あとで反省) 料金は週末と平日と別料金で60THB(230円)、キープ建てとバーツ建てが併記されていました。

昔ながらのマーケット

新タイプのショッピングセンター

タラートサオは旧タイプ 入り口
いろいろな店があります。

2階は貴金属屋さんばかり

景品交換所ではなく両替店です

バスの乗車券を買えたので一安心、周辺のマーケットやタラート・サオの中を見て回りました。いかにも一昔前のアジアって感じ、地下1階にバッグや靴、1階が食堂と衣類、雑貨、2階が貴金属など(3階以上は行けなかったので不明)雑多な店があり、エスカレーターがとまっているのも味がありgood。
ついでに両替しました。先客の奥様は大きな札束を替えていました。お金持ち?お仕事の人? そういう人が利用するだけあって、レートは1000THB=495LAKと良好。(入国時は445 ルアンプラバンでは494、もちろん相場は変動するので何とも言えませんが)

市内観光スポット巡り

ワット・シーサケット

国家主席府

ワットホ-パケオ

付近の観光名所らしいワットシーサケート、ワットホ-パケオをこれもチラ見。チラ見だと? だって何処見ても同じようなものなんだからゆっくり見ても印象に残らないんだもん。

トゥクトゥク拾ってタート・ルアンを訪問

乗り心地は悪いが順調

パトゥーサイ公園

タート・ルアン


高貴な人かと思ったらプレ

トゥクトゥク(三輪タクシー)を拾ってパトゥーサイ、これはパリの凱旋門をモデルにした戦没者慰霊塔だそうですがこれもチラ見でいいやと、そのままタート・ルアンまで直行しました。タート・ルアン(タート・ルアン博物館)は、仏像や銅像、蛇神ナーガなど展示物はさほど面白くありませんでしたが、全体的な雰囲気は抜群、ビエンチャン一の名所の名に恥じません。途中、格好良い服装のカップルが通ったので写真撮って良いかとジェスチャーしたらわざわざ止まってポーズしてくれました。どういう人なのだろうかとちょっと疑問に思っていたのですが外に出て疑問氷解。あちこちで昔の礼服?着て写真撮っている。ここは新婚さんののメッカなのでしょう。

周辺のタート・ルアン南院や公園にも寄りました。

ブラブラ歩きしながら荷物を取りに宿へ

国際会議場
革命記念塔

人民安全保障博物館

きれいな街並み

 


寿司屋も多いがここ、名前がユニーク


 

 
結構立派な床屋さん

綺麗な町並み

何かの工場

これもどこかの会社

小洒落た喫茶店で遅い昼食

喫茶店ながら侮れない

ずいぶん歩き回りました。さすが首都だけあって大通りを外れても結構立派な家並み。食堂探しに苦労した挙げ句に見つけたコーヒーショップで昼食。
ホコリまみれの家々が並ぶ、工場地帯の裏手と言った雰囲気の場所にはちょっと場違いの佇まいの店で、特殊なご商売の店かもとちょっと警戒しながら入ったのですが、中も小綺麗で食事も美味しく干天の慈雨でした。このあとなかなか見つからないタクシーを拾うべく大通りを歩いていたら後ろからバスがププッ、よたよた歩きの老人を哀れんで拾ってくれました。これも追加の慈雨、乾季は始まっているのに。最後まで好印象のままラオス旅行を終えることになりそうです。

国際バスに乗車、国境を越えてタイのノンカイへ向かう

国境越えてタイまで行く
タイのイミグレ

ノンカイ駅の賑わい?

宿から荷物を取って早めにバス停へ。タラート・サオでお土産のスカーフを買って残ったキープを使い果たしていたので、バーツやクレジットカードで食べられそうな安食堂(たか食堂など周辺にはない)を探しましたがバーツ経済圏なのに意外と見つからず往生しました。仕方ないからコンビニでサンドウィッチを買い込みました。コンビニはレジ機も複数通貨対応で普通にバーツで支払えました。

最後にまたアクシデント

ビエンチャンバス停からノンカイ行のバスは定時の18時に出発、30分程度で国境まで来ましたが、ラオス出国ータイ入国の手続きは瞬時とはいかず、大方の入国手続が済みそろそろ出発という段階で19時ごろになっていました。心配になったので念のために運転手さんに確認すると、このあとバスはノンカイ駅による予定はなくノンカイバスターミナルに直行する模様。ノンカイバスターミナルからトゥクトゥクを拾って駅まで行く時間があるか不安が募りました。

運転手はほとんど英語を介さず、細かい話が通じず困っていると隣の若いカップル(多分タイ人)が、彼らも英語苦手のようなのにわざわざスマホの翻訳アプリを差し出して来ます。事情を説明すると、運転手に仲介してくれ、そのまま下車しトゥクトゥクに乗り換えてノンカイ駅へ行くことになりました。冷や汗でした。もう1台早いバスで行くべきでした。親切な乗客が助けてくれたのと、たまたま国境にトゥクトゥクの空車があり、バスの運転手さんが親切に話を通してくれたから助かったのですが。。。。調査不足、早合点、時間に余裕を持たせなかったこと、再び反省。

ノンカイ駅は無人駅に毛が生えた程度の駅、列車は入線済み。19:40の発車時刻まであと僅か。危ないところでした。

夜行寝台の話はまた次の回で。次回は夜行寝台列車の話、バンコックでのお話をいたします。それではおやすみなさい。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅シリーズ全体の目次

 ① その1 行程などあらまし(2022113日~15日)

② そもそもの発端 ~ ラオスに魅せられて(202211月)

③ 羽田からチェンマイのゲストハウスまで(2022113日)

④ チェンマイ郊外 ~メオ族ドイプイ村など(2022114日)

⑤ お役立ちグッズ、お世話になったモノたち(202211月)

⑥ チェンライに移動、サタデーマーケット最高。(2022115日)

⑦ タイ・ラオス・ミャンマー国境付近(2022116日)

⑧ 国境川沿いの街、チェンコーンにて (2022117日)

⑨ 陸路国境越え、スローボート乗船、何もない田舎漁村へ(2022118日)

⑩ ルアンプラバン再訪 (2022119-10日)

⑪ ラオス、バンビエーンまで悪路バス移動(20221110日)

⑫ バンビエーン郊外散策後ラオス中国鉄道でビエンチャン入り(20221111日)

⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(20221112日)

⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(20221113日)

⑮ 雑記帳  WIFI 言葉 移動手段 お金 その他(202211月)

⑯ バンコックから帰国便搭乗(20221114日)