2023/01/25

最果ての雪景色いいですね。フリーパスで乳頭温泉、下北半島、龍飛岬に行ってきました。

(少し遡った記録を公開します。記録のみでほとんど写真がありません。悪しからず)

大人の休日4日間フリーパスを使い倒すぞ(2022年4月)

大人の休日東北フリーパス、以前2015年に利用して以来、暫く利用しないできました。2020年から蔓延していた新型コロナが一段落した今、そろそろ行くかと早速プランづくり。JR東日本全線4日間乗り放題 15270円 を購入、根がセコいので、どうせならできるだけ乗ってやると言うことで、にわか乗り鉄のようなプランになりました。

4月11日(月) 乳頭温泉鶴の湯を目指しました。 

まず、最寄りの大宮駅から新幹線に乗車、仙台を目指しました。一気にはやぶさで行けば1時間あまりで行けるのですが、ヒマを持て余していたので、わざわざ途中福島、白石で鈍行列車に乗りかえて行きました。

大宮発7:05(やまびこ303自由席) 福島着8:30
(このまま行けば仙台着8:53 6:57発のはやぶさ1号なら8:03仙台到着)
福島発8:35の普通列車 9:08 白石着  白石発9:15 10:03仙台着 
のんびりと鈍行で行くのも良いものです。途中、随所に桜が咲いていてきれいでした。
仙台では、牛タン弁当を購入、こまち号で田沢湖を目指します。

仙台発11:04(こまち217号) 田沢湖13:11着

 牛タン弁当は、正直期待外れでした。やっぱり、仙台に腰を落ち着けて食べるものかな。

田沢湖駅前発13:20(バス)13:32田沢湖畔着 

田沢湖駅からはバスが接続していて、30分ほどで目的地付近に着くのですが、途中田沢湖畔で一旦下車、付近をぶらつきました。季節外れのせいか、乗降客は自分以外なく、土産物屋で飼っていた秋田犬も寂しそうでした。ここの名所、龍子の像は前にみたことがあるし、少し遠いので割愛、かわりに「飲水思源」像の写真を1枚。1987年に田沢湖と中華民国澄清湖とが姉妹湖提携をした記念の像だとかで、水を飲んだら井戸を掘った人の恩を忘れるな、いい言葉です。台湾(清澄水海は台北でなく高雄が近い)にも行って少しはお金を落として恩返ししなければ。食べ物おいしいしなあ。

次のバスで、いよいよ送迎バスの来る、アルパこまくさに向かいます。アルパこまくさは、自然ふれあい温泉館、情報センター、火山防災ステーションの3つの施設がある秋田駒ケ岳や田沢湖観光の中核拠点の筈ですがガラガラ、防災ステーションでダムカードを頂戴しました。本当はもう少し先の鶴の湯温泉入り口バス停まで行き、そこから40分ほど歩いていけばよかったのですが、この季節道がぬかるむとのことで、駅前から宿に電話して、送迎バスを依頼しておきました。送迎バスは途中「鶴の湯温泉別館山の宿」に立ち寄り、ほんの10分ほどで念願の鶴の湯温泉に到着しました。そう、念願の温泉です。以前にも近所まで友人とドライブ出来たのですが満室で断念、今回も何回かのトライのあとたまたま空いていたので予約できたものです。

田沢湖畔発14:32(バス)14:54アルパこまくさ着(送迎バス)宿着 15:15

付近は雪が残り、秘湯の雰囲気満載。事務所で受付をしたあと、部屋に行きます。事務所のある棟「本陣」は食堂と、いくつかの部屋が並んでいますが、泊めてもらうのはお向かいの2号棟、板敷き、山小屋風の素朴な作りですが、居心地は十分。ちょっと前、友人たちと近所の秘湯と称する温泉にいったのですが単なるボロ旅館でがっかりした経験があります。それ以来、「秘湯」の宣伝文句に眉唾しているのですがここは本物でした。

荷物を降ろしたあと付近を散策、なだらかな坂道を下っていきます。足元にはところどころにフキノトウ、両側には雪が積もっており葉を落とした木々の彼方には雪山が望めます。20分ほど下りっていくと先程車で通った「山の宿」に着きます。こちらは茅葺屋根の棟があったりして、また一段と秘湯の雰囲気でした。


お風呂ですが、黒湯、白湯、中の湯、それぞれ男女に分かれています。ほかに、中央に露天風呂があり、ここは混浴です。白湯、中の湯をちょっと覗いてみました(もちろん男湯ですよ)が、狭い小屋の中で4人も入ったらキツキツの広さ、誰も入っていませんでした。露天風呂は数人の男性客が入っていましたが広いので他人が気にならない。雪景色は抜群、四季折々に素晴らしい景色を望めそうでまた来たいな。

食事は下駄を履いて向かいの棟に行き、そこで郷土料理をいただきました。何がでたか忘れましたが普通においしかったですよ。

 (泊)乳頭温泉郷 鶴の湯温泉  仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50 
     2食(朝夕食)9,680円+入湯税150円

4月12日(火) 本州最北端、下北半島をドライブしました。

水車小屋など付近を散策後、送迎バスでアルパこまくさに向かいました。

アルパこまくさ発9:04(バス)田沢湖駅前9:38着
田沢湖発10:14 (こまち216号) 10:49盛岡着
盛岡発11:26(はやぶさ211号)12:02八戸着
八戸発12:10発(青い森鉄道)12:55野辺地着 
野辺地発13:00(大湊線)13:56下北着 

アルパこまくさから路線バスで田沢湖駅に向かい、秋田新幹線こまち号で盛岡に出、新幹線で八戸、そこからローカル線を乗り継いで下北駅に向かいました。なぜか八戸でなく盛岡で買った八戸小唄寿司弁当、これは美味しかった。

下北駅からはバス便もあるのですが本数が少ないのでレンタカーを借りました。もう春ですし道路は除雪されており全く問題ないとのことでした。(14:00-翌10:00 6160円)

下北駅→(61㌔)→仏ヶ浦→(38㌔)→大間→(19キロ)矢印下風呂温泉 という行程で行きました。仏ヶ浦は、本来、船に乗って海から眺めるとすごいとのことでしたが、断崖を下に降りる遊歩道があり、そこから眺めました。途中2人連れの女性と男性1名にあっただけで寂しいものです。まあ、良い運動になりました。それだけです。

仏ヶ浦から大間までの道は、必ずしも道なりではなく、所々に◯◯方面積雪のため通行止めなどという表示があり、土地勘のない私は心配が募るばかり、とはいえ、なんとか大間崎に到着。本州最北の地、マグロで有名な場所なので、なにか良いものがないかと期待したのですが誰もいない海。何もない街。寒風だけが吹きすさんでいました。北端に来たといううらぶれた雰囲気があっていいっちゃえばいい。宿には17時すぎに到着、古びた旅館でした。ウニプランを申し込んだのですが、あるか分からないとの念押しがあった通り季節前で入手できず、代わりにトゲクリガニが出てきました。青森の特産で心尽くしなのだろうけど、カニって面倒くさい。正直不満が残りました。

(泊)まるほん旅館  うにプラン 11000円+入湯税150円  

13日(水) 龍飛岬で津軽海峡冬景色を眺めました。

8時前にチェックアウト、むつ科学技術館付近を経由、海上自衛隊基地をチラ見、レンタカーを返却しました。むつ六ケ所村の原子力再処理施設に興味があったのですが、観光案内にも載っていないので外から見ても何もない可能性が高いし時間的余裕もないので見送り。それにしても青森県には原子力関係の施設が沢山あるのを知って驚かされます、地産地消のほうがエコだから他にもいろいろな電力を使う工場が来るのを期待していたのでしょうね。電気に近隣割引は無いのかな。

(今回、恐山にも行きたかったのですが、まだ深い雪に閉ざされているようで5月の山開きを待たねばなりません。行けないと聞くと行きたくなるもので、実はこのあと、6月に再びプリーパスのお世話になることになりました。これについてはまたいずれ)

下北発10:26(大湊線)11:13野辺地着 
野辺地発11:49(青い森鉄道)12:37青森着 

この日の目的地は龍飛岬。昔から一度は行ってみたいと思っていました。今回プランづくりで困ったのは足の便。津軽線にのり終点の三廐まで行き、そこからのコミニティーバス(←リンク貼っておきます)で行きたかったのですが、どう考えても時間があわない。ホント最果て。宿も1軒しかなく、そこが送迎バスを出しているので、これをお願いすることにしました。青森駅前で立ち食い津軽そばを食べ、ロータリーにある交番前で待っていると、所定の時刻13:20、お姉さんが声をかけてくれました。お姉さん運転の乗用車で途中青函トンネル入り口広場に立ち寄ってくれ、次いで平坦な海沿いの道を再びホテルに向かうのですが、最後に海沿いの道から急坂をしばし登り、15時過ぎに到着しました。お姉さんは青森市内に在住、送迎はマイカーで手の空いた人がやっているとのことでした。(通勤マイカーは軽が通り相場だから、違っていたのかも知れませんが、一見プライベートカーでした。)

荷物を置いてまずはあこがれの階段国道。車で上ってきた急坂を徒歩で降り、下の国道339号線に出、岬方面に歩いていくと小さな漁港の脇に太宰治文学碑と観光案内所があります。観光案内所は休業、文学碑をチラ見、さらに進むと前のより少し大きい漁港、その先には漁港につきもの、弁財天宮があります。太宰治の言う「ここは本州の袋路地」です。ここもチラ見、少し戻ると階段国道入り口に至りました。この間誰にも会わず、国道入り口もわかりにくい場所でした。

階段国道(これも339号線)は急な崖を362段ほど上がり、ホテル上方に至る道ですが、5月1日まで閉鎖だとか。雪も氷も残っておらず通行に全く支障ないのに、入り口には非情な通せんぼがありました。横をくぐれるレベルでしたが、階段国道の上を見るには、もと来た急坂を遠く巻いて徒歩で戻るのが正しい方法です。

階段国道の上からは、暗い海とはるか彼方の北海道が見渡せ、達成感と微かな罪悪感とで暫し感激に浸りました。ここからホテルまで800メートルほど道を下っていくのですが、途中に「津軽海峡冬景色」の歌碑がありスイッチを押すと誰もいない空に向かって石川さゆりの歌声が流れます。私、演歌は好きじゃないのですが、ここで聞くと心に染みます。名曲、名歌詞です。泊まった「龍飛崎温泉ホテル竜飛」は独占営業にもかかわらず、設備、サービスとも上等、何と言っても景色が最高。津軽海峡を見渡しながら舟盛りの食事と地酒を楽しみました。

(泊)  龍飛崎温泉ホテル竜飛 1泊2食  14800円+入湯税150円

14日(木) 龍飛岬を堪能したあと、仙台、常磐線経由の遠回りで帰宅 

チェックアウト前に灯台まで行ってきました。暗い雲天、見晴らしはあまりよくなかったのですが、むしろこの場所にふさわしい。タップリ最果てをたのしませてもらいました。このあと、青函トンネル記念館にも行ったのですが、当然休館でした。ホテルも空いていたし、コロナもさることながらこの時期に来るもの好きはいないということなのでしょう。


ほかのお客、男性1名とともに9時発の送迎車乗車、青森駅前まで送っていただきました。このあと、新青森からはやぶさで一気に帰宅、せずに、やや寄り道をして最後は常磐線に乗って帰宅しました。途中、盛岡で昼食、盛岡冷麺ビビンパ付き、夕食には鶏めしの駅弁を食べ、23事前後に帰宅、JRを使い倒したという満足感と多少の疲労感とで、心地よい眠りにつきました。

青森発11:22 11:27新青森着 
新青森発11:52(はやぶさ240号) 12:45盛岡着(14:00仙台)
盛岡発13:52(東北本線)15:19一ノ関着
一ノ関発15:51 16:38小牛田着 小牛田発16:49 17:36仙台着
8:02仙台発(ひたち30号)    以後省略

今回行きそびれた恐山については、このあと6月にリベンジしました。いずれご報告したいと思います。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

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