2023/01/11

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅⑫ バンビエーン郊外散策後ラオス中国鉄道でビエンチャン入り(2022年11月11日)

バンビエーン郊外散策 および ラオス中国鉄道乗車

11月11日になりました。3日に日本を発ってから1週間を過ぎ、あとはにわか乗り鉄になってラオスの鉄道で首都ビエンチャンに行き、ついでタイ国鉄の夜行寝台に乗るだけです。この日は、バンビエーンの郊外、農村を徒歩ですすみ、観光地ブルーラグーンを見物、そのあと列車でビエンチャンに行くという、はじめのんびり、あとセカセカの日程です。

徒歩でバンビエーン郊外のブルーラグーンを目指すことに

地球の歩き方によると見どころは「タム・チャン洞窟」と「ブルーラグーンとタム・プーカム洞窟」の2つとのこと。両方行く時間はないし、洞窟ばかり行ってもしかたない。いちばん有名なのはブルーラグーンおよび同じ場所にあるタム・プーカム洞窟を目指すことにしました。

ここへのアクセスですが、正しいバックパッカーはバイクのレンタル、ほかにも自転車などのチョイスがあるようです。いずれも1000円もせず安くて便利ですが、慣れないものに乗って転んだら大変、といって現地ツアー(例によってトラックの荷台)は一人だとボッタクられる(ひがみか)し自由度が低い。Googleマップによると市街地から8キロ程度のようだし、そんなに暑くなかったのでのんびり散歩も良しか、ということで、歩いて行きました。

野道を歩く楽しさ

宿の朝食はなかなかのものでした。フランスの影響とかで、どこもパンが絶品。
特にここのは美味かった。
コロナ大不況の折、ご馳走ありがとう。
宿を出て、町中を通り抜け、ナムソン川にかかるナムソン橋(木道)を渡ります。水は本当にきれいで、男の子たちがムズ遊びしています。途中にある田舎の寺をちょっとのぞき、あとは自動車道をテクテク。途中、ツアーバスやトラックに追い越されますが交通量はすくなく、のどかなもの。

ちょっと横見ると絶景

みんなで畑仕事

大麻もスクスク


学校、男女別々に遊んでいます


移動店舗

明るい農村

タム・プーカム洞窟は、岩登りの覚悟が必要

間違った出口から見下ろす
手すりが頼りの急

 
10,000LAK(100円)払ってラグーンおよび洞窟の園地にはいります。タムプーカム洞窟はまずその入り口までが岩だらけの急坂、やっとの思い出入り口付近にたどり着くと左手にも通路があり、そちらにも入り口がありそう。ためらわず大きい方から中に入ると、ほとんど漆黒の闇。ヘッドランプのお世話になりながら洞窟内をそろりそろりと今度は降ります。少し進むと明るくなるけど、岩はツルツルでかつ、高さが高い。
広いところに出ると、黄金の仏様が横たわっていました。
問題はそのあと。 進路表示がないから、前方の明るいところが先程の道に通じる出口と合点してすべりそうな岩をかなりヒヤヒヤしながらよじ登る。で、出口?から外を見ると断崖、こりゃ間違えた、道に迷ったら元の場所に戻るべし、ということで振り向くと左側の写真ように既にかなりの高所。やっとの思い出脱出しました。この間、ほかのグループはいなくなっていて自分一人。何かあったら黄金仏さん、加護してくれるのでしょうか。


ブルーラグーンは西洋人のグループの他、韓国人の若い子たちがキャピキャピ言っていました。韓国ドラマの舞台になったようで、ヒロインに気分かな。

動いています。
仲間に入れてもらえない老人はオープン食堂で昼食、帰り道につきます。
駐車場広場では、お嬢さんが店を出している。
覗き込んだら、こういうモノでした。
さすがに生で食べるのではなく、横で焼いていましたが、ちょっとジューシーすぎるようなので食べるのは遠慮しました。

ちゃんと焼いてくれます

帰り道は、トゥクトゥクとか乗り合いバスを拾うつもりでしたが、みんな予約済み。というか、旅行社の車ばかりのようで拾えませんでした。ちょうど、韓国人男性グループが乗り込もうとしていたのでメンバーに頼もうかとも思ったのですが、昨今の日韓関係に鑑みると借りを作るのは本国の利益にならないと思料されたので本官は思いとどまり、結局来た道を歩いて帰った次第であります。慰安婦強制連行はなんとか新聞の誤報だって言うのに、早く正常化して仲良くしたいものですね。

ラオス中国鉄道の予約は自分では無理

あと先しますが、ラオス中国鉄道について。
2021年12月に中国雲南省国境に接するボーテンからビエンチャンまで、ラオス中国鉄道が開通しています。一帯一路の一環で中国名は中老铁路とのことです。開業当時の事情は、旅行総合研究所タビリスさんのサイトをご参照ください。(ただ、その後コロナや通貨事情などでその他で開業直後とは大幅に変わっているようです。)

日本ラオス双方コロナ鎖国していたから、まだ日本人で乗った人少ないのでは。ということで、是非とも乗るぞということで、いろいろ探しましたが、日本からの予約はできず、切符を買うには現地(駅)に行くか、それを代行している旅行社から買うしかないようでした。

確かに街を歩いていると左のような看板が発っています。料金が書いていないところが困ったもの。

渡しの場合は、着いた日にホテルに依頼、140,000LAK(1300円)で入手しました。硬座運賃は90,000LAKなので高すぎると言いましたが、駅まで自分でタクシー往復したらもっとかかるぞと言われ、納得、引き下がりました。


駅の営業時間表示、効率経営


予約の残席表示、良い席から埋まりゼロが並ぶ


後でわかったことですが、駅は常に開いているわけではなく、自分で買いに行ったら時間のロスもかなりなものになっていたでしょう。しかも残席が少なく、オロオロしていたら買いそびれそう。
立派な駅

セキュリティチェック
改札口


駅までは約5キロ、ホテル主人の白タク(50,000LAK=400円)で行きました。立派な駅です、両国とも威信をかけていますね。それにしてもいかにも中国風のデザイン。一路一帯の看板路線、債務の罠という言葉が頭をよぎりました。
駅に入る前にセキュリティーチェックがありました。途中駅からの乗車は少ないと見えて、待合室はガラガラでした。若い駅員に話しかけたら親切に応対、ヤングエリートの誇りを感じさせられました。

入線、隣は貨物列車

硬座は満席

隣のコンパートメント

出発直前にホームに出るのですが、日本でいうイエローラインのところまで進もうとしたら厳しく止められ、列車が停まるまで5m位後ろで待たされました。駅員、乗客双方まだ不慣れ出、安全第一、これだけスペースが有れば、そのほうが良いですね。列車は17:48定刻発車、硬座という最安クラスでしたが、快適でしたよ。


ビエンチャン到着、ビエンチャン駅は成田にあった

ということで20時前後、無事ビエンチャン駅に到着、タクシーが少ないと聞いていたので駅前のタクシー乗り場にダッシュ、無事ゲット出来たましたが、ホテルまでの料金が驚きの250,000LAK(約3800円)、駅から市街地までの公定料金のようでした。運転手さんはどちらかというと好人物、乗ってみて思っていたより遠いことが判明、後で調べたら15キロ強ありました。東京国際空港で来日した外国人の気持ちがわかりました。(ちなみに、成田-東京は70キロあるようです。)



宿は、Moonlight Champa、13 Pang Kham Street, 01000 ビエンチャン  朝食付きUSD25(3700円)

到着が21時ごろで暗くてわかりにくい場所でしたが、あとで見たら、ウエルカム看板まで出してありました。

ラオスの宿はいずれもタイ北部の宿より高め。ラオスキープが毎日下落している事情でか、すべて米ドル建て。

付近のレストランは営業時間外ばかりで、近所のホテルで夕食をとりました。


さて、明日は何もない首都といわれるビエンチャンを徘徊、夕刻国境を越えのバスでタイのノンカイに向かう予定です。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅シリーズ全体の目次

① その1 行程などあらまし(2022113日~15日)

② そもそもの発端 ~ ラオスに魅せられて(202211月)

③ 羽田からチェンマイのゲストハウスまで(2022113日)

④ チェンマイ郊外 ~メオ族ドイプイ村など(2022114日)

⑤ お役立ちグッズ、お世話になったモノたち(202211月)

⑥ チェンライに移動、サタデーマーケット最高。(2022115日)

⑦ タイ・ラオス・ミャンマー国境付近(2022116日)

⑧ 国境川沿いの街、チェンコーンにて (2022117日)

⑨ 陸路国境越え、スローボート乗船、何もない田舎漁村へ(2022118日)

⑩ ルアンプラバン再訪 (2022119-10日)

⑪ ラオス、バンビエーンまで悪路バス移動(20221110日)

⑫ バンビエーン郊外散策後ラオス中国鉄道でビエンチャン入り(20221111日)

⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(20221112日)

⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(20221113日)

⑮ 雑記帳  WIFI 言葉 移動手段 お金 その他(202211月)

⑯ バンコックから帰国便搭乗(20221114日)


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