2023/01/05

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅④ チェンマイ郊外 ~メオ族ドイプイ村など(2022年11月4日)



ソンテウをチャーターしてチェンマイ郊外ドイプイ村、ドイステープなど訪問

少数民族の村(ドイプイ村)、ドイステープ、プーピンパレスなど郊外を見物、午後は市内を散策しました。 

チェンマイ郊外探訪~現地ツアーをケチってソンテウをチャーター

チェンマイでの楽しみは、市場など街歩きと郊外の山岳地方。日本を発つ前に現地ツアーを調査、例えばVeltra社の「郊外最大の名所・ドイステープ寺院に訪れる半日ツアー<午前 or 午後/ホテル送迎付/日本語ガイド>」(THB1300)なんて魅力的に思えたのですが、よく見ると2名以上の設定、一人なら2名分払えとのことでそこは一人旅の悲しさ、断念。ブログでは、ソンテウを乗り継いでいくべしとの案内あり、このアドバイスに従うことにします。

早速、大通りに出て流しのソンテウをピックアップ、これは郊外までは行かないとのことなので、専門業者のあつまっているチェンマイ動物園まで乗車(THB50 約15分)。ちなみにソンテウとは小型トラックを改造した乗り合いバスのこと、これから随所で何かとお世話になります。

15分ほど走ると、チェンマイ動物園に到着。この動物園は広大な敷地に300種類以上の動物を自然な形で飼育、水族館も併設している有名動物園。パンダ様もコアラちゃんもいるとのこと。ま、ここは割愛して、入口付近にたむろしている観光ソンテウにコンタクト。往復THB400で人数がまとまると出発するようですが、あまり観光客の姿をみかけないので待っていたら日が暮れる、一人ならTHB800(約3000円)、看板を掲げており値段交渉の世界ではないようなので言い値でチャーターしました。

途中はひどい道で乗り物酔いするといくつかのブログに書いてある記事もあったようですが、それは杞憂で普通の山道。30分以上かけて山道をぐんぐん上り、おまちかねドイプイ村に到着。

少数民族、メオ族の暮らすドイプイ村訪問

山道から左にそれる脇道にはいって暫し、小屋掛けの売店がならび、何台かのソンテウが待機しているちょっとにぎやかなエリアに到着、そこがドイプイ村入り口。ゲートの上には国王夫妻の御真影らしいものが掲げてあり少数民族なりの気配りでしょうか、あるいは前のブミポン国王が少数民族を熱心に支援されたとのことなので、ブミポン国王のお写真かもしれません。

入っていくと土産物屋街を経てマンション街、そこをぬけるとのどかな畑が縦にひろがる懐かしい風景。(段々畑)

村の入り口、両側に土産店が並ぶ
奥に進むと生活の場

山に向かって畑が続く。
住居でなく倉庫でしょう。

さてと、ショッピングセンター。この模様、民族ごとに違うそうで、その違いはわからないけど、どれを見ても惚れ惚れする美しさ。



荷物がふえるけど誘惑に勝てず思わず購入。値切るのは遠慮して買う時、売り子のお姉さん、もとお姉さん、奥の方で刺繍をしていたお婆さんに臨時のモデルになってもらいました。
買ったもの: スカーフTHB100(約400円) 刺繍のスカーフTHB200(800円) 巻きスカートTHB150(600円) 刺繍入り財布THB10(40円)
 (自分用ではありません、娘へのお土産です。念のため。)




女性たちは刺繍や土産物で生計をたてている、男たちは山仕事?それともソンテウの運転手? (だから、市街地のソンテウはここまで来られない、ここの観光ソンテウは街に行けない、と邪推。)

なお、ここに暮らすモン族とは中国でミャオ族(苗族)と蔑称で呼ばれ、山岳地帯で暮らしていたのが、中国政府からの迫害をうけてゴールデントライアングル周辺の山岳地帯にに移住したということのようです。

途中、プーペンパレス(プーペン離宮)

途中、プーペンパレスの前を通ったので、ソンテウの運転手さんにちょっと待ってもらって10分程度の駆け足見物、流石にきれいに手入れされている。入場料THB50(200円)



ドイステープ寺院はさすがの美しさ、眺めも絶景

山の頂上に行けば見晴らしが良さそうだけど、結構時間がかかりそうだったので断念。次の目的地は、ドイステープ寺院。

両側にナーガ(インド神話起源の蛇神。釈迦が悟りを開く時に守護したとされる)を配した階段、全部で306段(説明書によっては348段)、日本の山寺などから比べたら大したことないでしょうけど結構暑かったので横着して50バーツ奮発、横にあるケーブルカーを利用。








正式には、「ワット・プラタード・ドイ・ステープ」と言うそうで、エメラルドグリーンのブッダが鎮座、至る所黄金色。 見とれながら石畳を歩いていったら何か注意される、一方通行だったかと思って引き返すが、また注意される。3人目のお姉さんが指差すの見ると、靴がたくさん転がっている。すみません、と靴を脱いで改めて見学させてもらう。寺は高いところにあり、山緑に囲まれたチェンマイの街並みが広がっていて絶景でした。

(横着して詳しくは書きません、タイ観光庁のサイトを貼っておきます。)

チェンマイ市内を徘徊

気づけばもう昼、もと来た道を帰ります。動物園前に付く前、チップはずむからもう少しサービスして町まで送ってくれないかと言ったら、別のソンテウを斡旋 THB50(200円)、縄張りのような決まりがあるのでしょう。(ソンテウは、運行地域により色が異なるそうです。)

市街地西側のスアンドーク門付近で下車、降りたところで鶏がたくさんぶらさがっているレストラン、どうせならと地球の歩き方で紹介のSPチキンに入る。看板メニューのガイヤーン(鶏の焼いたやつ)とソムタム(青パパイヤ入のサラダ)THB145を食べました。

そのあとは、ワット・プラシンとか、いくつかの寺院周辺、チェンマイ門市場などをウロウロ、ターペー門(市街の東側)に来ました。なにか、きれいに飾り付けしていて、背中ににMATH PROGRAMと書かれた赤シャツ軍団が集まっていました。数学のお勉強が人気あるとは思えないのでプログラムのお勉強かな。写真向けたらピースマークするなどフレンドリー。政治が安定していれば、そのうち日本を追い越すかも。

君らの将来は明るいよ。ターペー門にて。

散歩の途中で雑感

路傍の寺? そして、お墓のないこと

路傍の寺なんて言っては失礼ですね。宿のそばにあった寺です。タイでは有名観光名所以外に随所にこんな寺があります。しかも一部の廃寺を除いてピッカピッカ。

でも、日本に来た観光客は、随所に神社がある、なんて信心深いんだと感じるかもしれませんね。地域の人が普段から守っているかどうかは、彼らにはわかりませんし。

お寺といえば、おやっと思ったのはお墓がないこと。気づいてそのめで見てみても、お墓ってみあたりません。(軍の共同墓地や一部の中国人などのものを除いて)調べてみたら葬儀屋さんのサイトで説明がありました。別なサイトでは「寺院の通路の壁や納骨堂の壁、仏塔などの一部を繰り抜き、そこに遺骨や遺品を安置して蓋をします。蓋をしたあとはモルタルで塗り固めますが、必ずしも永遠に安置するわけではなく、数年後に取り出して散骨することが多いようです。そのため、塗り固めた壁には故人の写真や名前が貼られています。」とのこと。考えてみたら、タイは上座部仏教で中国経由の大乗仏教とはことなりますものね。

ワロロット市場はじめ市場が軒並み

ターペー門を出て東に向かうと、カートルアン、モーン族市場、チェンマイナイトバザールなど市場がたくさん、乱立と言っても良い。地域全体が市場と言ってもよいでしょう。ナイトバザールのフードコートで夕食をとることにしました。のどが渇いていたのでまず椰子の実を購入、上の方を割ってストローとスプーンを渡されました。椰子果汁は乾いた喉に最高。スプーンで掻き取って食べたココナツも絶品、これでTHB50(200円)。

 

お花屋さんもあれば、タイでは定番になったお寿司屋さんもある。

もちろん、サソリやコウロギもああります。

元気回復、少しうろついたあと、適当な席に荷をおろし、カオソイを食べました。THB55。

以上、ぼーっと見ているだけのよそ見旅なので、名所旧跡の写真や説明は別の観光案内など見てください。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

 

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅シリーズ全体の目次

① その1 行程などあらまし(2022113日~15日)

② そもそもの発端 ~ ラオスに魅せられて(202211月)

③ 羽田からチェンマイのゲストハウスまで(2022113日)

④ チェンマイ郊外 ~メオ族ドイプイ村など(2022114日)

⑤ お役立ちグッズ、お世話になったモノたち(202211月)

⑥ チェンライに移動、サタデーマーケット最高。(2022115日)

⑦ タイ・ラオス・ミャンマー国境付近(2022116日)

⑧ 国境川沿いの街、チェンコーンにて (2022117日)

⑨ 陸路国境越え、スローボート乗船、何もない田舎漁村へ(2022118日)

⑩ ルアンプラバン再訪 (2022119-10日)

⑪ ラオス、バンビエーンまで悪路バス移動(20221110日)

⑫ バンビエーン郊外散策後ラオス中国鉄道でビエンチャン入り(20221111日)

⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(20221112日)

⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(20221113日)

⑮ 雑記帳  WIFI 言葉 移動手段 お金 その他(202211月)

⑯ バンコックから帰国便搭乗(20221114日)



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