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2023/01/14

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(2022年11月13日)

タイ国鉄寝台列車でバンコックに入る

寝台列車の予約 

(細かい経緯をグダグダ書きますので興味のない方は以下読み飛ばしください。)寝台列車の予約は、すこし手こずりました。amazingTHAILANDというサイトによるとオンライン予約が出来るのことで、早速予約サイト(D-Ticket)にアクセス、タイ国鉄のサイトを開くことが出来ました。(ブラウザーによってはブロックされるようで、Edgeでは開けず、Cromeから開いたらたどり着けました。) 

親切にも日本語が表示されており日本語でも出来そうですが、変な訳になっており想像力を働かせてもわけがわかりません。仕方ないから英語表示に変えて続けました。路線(Northeast Line)を選択、出発駅と到着駅、乗車日などなど必要事項をいれておくと出発便の選択肢が出てきました。(受付は1ヶ月前からのようです。)7:45発 16:37着のEXPRESS 18:50発 0:32着のRAPID  19:40発 5:52着のSPECIAL EXPRESS という具合に選択肢が出てきましたので、19:40を選びました。このあとは、コンピューターのご機嫌次第のようで、最初Data not found などと出てきましたが、あーだこーだやっているうちに、なんとか席を選択する画面に至りました。

やれやれということで、下段ベッド(Lower berth)を選択しました。支払いの部分では最初、日程変更時等の二重支払いリスクも考えクレジットカードにせず現地支払を選んだのですが、結果的には無理でした。仕方ないから画面を戻ったのですが、支払い方法だけの変更はできず、座席選択の前の画面に戻り最初からやってみると、元の席はうまった形になっており選べませんでした。あたかも私が席を押さえてしまったかのように見えダブルブッキングになりはしないか不安だつたのですが已むなく別の席を選びました。支払いはクレジットカード決済にしました。不安が残りましたが最悪ダブルブッキングになっていても落ち度はないみたいだし1回しか払っていないからなんとかなるあろうということで深追いせず、ベッド選択画面に進みました。一等個室は上段ベッド、下段ベッドの2席があったのですが、下段を選びました。最初の席どうなったかと思い、翌日再度検索したらちゃんと空きになっていました。どうも席の片方を予約すると全席埋まった形になり、他人と一緒の部屋にはならない仕組みになっているようにと思えました(状況からの推定)。どんな御婦人とご一緒できるかなと思っていたのですが結果的には1人分の料金で1室独占することが出来ました。料金は1557バーツ(約6,000円)

いよいよ乗車

ノンカイ駅入り口(再掲)

列車は入線済み

先頭機関車

何やら機械類、頼もしい

最後尾は電源車?

後ろ姿

始発駅ノンカイ駅についたら列車は既にスタンバイしていました。列車は機関車いれて14両、うち14号車の半分は機械類。横付けされているのは隣のホームでしたが、跨線橋のような面倒なものはなく、そのまま線路に降り、そこから別ホームに上り乗車しました。ちょっとはしゃいで列車の前後を走り回ったのですがお咎めなし。ラオス中国鉄道の初々しくピリピリした雰囲気とは別世界、良いことか悪いことかわかりませんが好感をもった次第であります。勝手な評価ながら。
写真に写っている最終尾の後方には線路がラオス・ビエンチャン駅まで伸びており、将来的には中国まで直行列車が走る予定とのことです。いずれシンガポール駅からマレーシア・クアラルンプールを経てタイ、ラオス、そして中国まで列車で行くことができるようになるでしょう。一帯一路というと胡散臭くなってしまいますが、嬉しいことですね。
参考までに、タイのローカル誌WISE「タイの鉄道事情」のリンクを貼っておきます。

車内は快適

2等寝台車

1等二人室を独占


シャワー室もあります

寝台車はまこと快適、二人部屋を一人で占拠。室内には洗面所もしつらえてありました。またテーブルもあって上にペットボトルの水が2本用意されており、コンビニ弁当をたべるのに不自由はしませんでした。見た目も衛生的、念のためどこでもベープを使いましたが、虫に刺されることもありませんでした。

発車後、機嫌よくウロウロしていたのですが、お腹がおかしくなりました。腸はつよいほうですが、流石に疲労がたまっており、安心した途端に反乱をおこしたのでしょう。幸い室外の共用トイレはきれい、意外にもシャワー室もあり汗もかいていた折これには助けられました。

バンコック到着

終着駅、これは幸せなドラマか
隣では車内清掃中

沢山並んでいます





そうこうする間に、無事バンコックファランポーン駅につきました。ちなみにこの駅名は正確にはバンコック駅なのですが、地元の人はファランポーン駅と呼んでおり、地下鉄(MTR)の駅名はクルンテープ、チョットややこしい。大阪駅と梅田駅みたいなものですかね。当初、途中の道路との踏切が渋滞のもとになると言うことで2021年12月をもって閉鎖する予定がありお別れ式典までされたそうですが、地元の反対もありその後延期になっています。最近、どこかの記事で今度こそ廃止とあったような気がします。(追記  2023年1月19日から一部普通列車を除きバンスーン中央駅を終着駅にすることになりました。)どうなることやら、タイらしくていいですね。 (駅廃止情報のお陰でホテルや列車の予約を取るにあたってずいぶん惑わされました。)


予約したと思ったホテルは思いの外のボロホテル

駅ロビー、いい雰囲気
ファランポーン駅外観


こんなボロホテル嫌だなー

夜行列車で早朝着くということで、駅そばのホテルを予約しておきました。駅廃止の噂もあり新駅予定地で予約するか、結構逡巡したのですが、流石に列車の予約を受け付けた以上変わることはないだろうということで決めたものです。

駅到着後、荷物をホテルに預けたかったのですが流石に6時はまだ無理だろうということで、暫し駅構内で時間を潰し、7時前にGooglemap様と相談しながら予約したとおぼしきホテルに行きました。
ところがこれが超ボロボロ、入り口は木製の机の前にコンクリのタタキが広がり売り物のない市場のような風情、まあここは中華街だからこんなものか、寝るところがあればいいやと諦めたのですが、そもそも言葉の通じる人がいない。30分ほど待ってやっと英語をはなすオーナーらしい老婦人が来て受付け。デポジットをおかされ、しかたないから500バーツと荷物をあずけて観光に出発しました。

初めて乗る地下鉄(MRT)

MRT入口

MRT切符自販機


スカイトレイン(観光庁サイトより)

20年以上前でしょう。以前来たバンコックは至るところ車の洪水、当時から鉄道の建設が始まっていましたが、どこの道路も大渋滞で最速の交通手段がバイクタクシーという時代でした。
そういうことで今回MRTに乗るのは初めて、ワクワクです。設備は流石に近代的で入出場も電子化されており、クレジットカードをかざして入場することもできるようです。写真とりそびれましたが、車両も内部もきれいで快適、文句の付け所がありません。難点を言えば、道路からの入り口が目立たないこと。これはタイ語がわからないからかもしれませんが。



涅槃仏、目開いているじゃん

踊りのリハーサル中

お腹が心配なので朝食は摂らず、ワット・ポー、ワット・プラケオ、王宮付近など駆け足で一応足を運びました、正しい観光客の義務ですから。詳しくは観光案内にいくらでも載っていますのでご参照ください。
途中の店で食事を摂ったほかは歩き詰め、疲労困憊、宿に戻りました。
幸いこっちの宿でなく

こっちの宿でした

件のボロホテルに戻ったのですが、念のため予約シートを提示しても話があわないので、よく聞くと2、3件隣のホテルと間違っていたこと判明。名前はそっくりでした。ああよかった、デポジットは没収と言うのを交渉、結局違約金50THBせしめられましたが、まあこちらが悪い、仕方ない。ボロホテルでなくてよかったと本物ホテルに移り、少し早いがチェックイン時刻までロビーで待つことにしました。幸い疲労困憊、テーブルにづっ伏している様子を見た宿のお姉さまが早めにチェックインさせてくれ、しかも華奢な体で3階の部屋まで荷物をもち上げてくれ大いに助かりました。午後はなにも食べず洗濯だけして静養。

最後に体調崩して残念、歩数計みたら日本を発った3日の7600歩から始まって、24400,20630,13100,13600,6900,10000,18820,32400,20200,そしてこの日11200歩と、スローボートに乗った8日以外は全部1万歩越え、暑い中よく歩いたものだ。これでもっと悪化させて自信をなくさないよう、よく休んで回復させよう。結局翌日も終日休養、ホントは、クロンタイとか、オンヌットとかクローントイとか歩き回りたかったんだけど夢は枯野を巡る。いい、長生きしてまた来るもん。

泊まった宿は

Baan Wualamphong บ้านวัวลำพอง(調べたらWild Cow Houseの意味だそうです。)455 Rong Mueang Road Rongmuang, パトゥムワン, 10330 バンコク  駅に近いから選びました。 食事なしTHB801 

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅シリーズ全体の目次

① その1 行程などあらまし(2022113日~15日)

② そもそもの発端 ~ ラオスに魅せられて(202211月)

③ 羽田からチェンマイのゲストハウスまで(2022113日)

④ チェンマイ郊外 ~メオ族ドイプイ村など(2022114日)

⑤ お役立ちグッズ、お世話になったモノたち(202211月)

⑥ チェンライに移動、サタデーマーケット最高。(2022115日)

⑦ タイ・ラオス・ミャンマー国境付近(2022116日)

⑧ 国境川沿いの街、チェンコーンにて (2022117日)

⑨ 陸路国境越え、スローボート乗船、何もない田舎漁村へ(2022118日)

⑩ ルアンプラバン再訪 (2022119-10日)

⑪ ラオス、バンビエーンまで悪路バス移動(20221110日)

⑫ バンビエーン郊外散策後ラオス中国鉄道でビエンチャン入り(20221111日)

⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(20221112日)

⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(20221113日)

⑮ 雑記帳  WIFI 言葉 移動手段 お金 その他(202211月)

⑯ バンコックから帰国便搭乗(20221114日)



2023/01/13

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(2022年11月12日)

ビエンチャン市内散策

11月12日、この日はビエンチャンの市内を見物、夕刻、国際バスでタイのノンカイに出て、そこからバンコックゆき寝台特急に乗車します。

ビエンチャンはユルいけど大都会

ビエンチャンは、「アジアで一番ゆるい首都」とも「何もない首都」ともいわれるそうで、これといった見どころは思い当たりませんが、そうは言ってもラオスの総人口730万人のうち100万人(仙台市や千葉市とほぼ同じ)が住む一国の首都、大きなビルが立ち並びます。観光名所もあまりなさそうですが、こんなものデッチ上げればいくらでも出来るわけで、短期訪問者にはむしろ有り難い。

まずはバスチケット購入がてらマーケット見物

ホテルに荷物預けてバス停にむかいます。2-3百メートルも歩くと銀行や官庁のビルが並び、さすがに首都。地球の歩き方の地図で中心地として囲んである図の北東のあたり、すなわち、市街地のほぼ中心地にいることを確認しました。(地図で見ると、官公庁や銀行はエリア全体に散在しているようです。)

バスターミナル付近

バス発車時刻

バス運賃

更に進むと、タラートサオという大型ショッピングモール、その隣は小さな店が並ぶマーケット、まもなくバスターミナルに到着します。ここまで15分程度。バスターミナル付近には沢山のトゥクトゥクがたむろ、街の玄関口なのでしょう。バスターミナルで夕方18:00の乗車券を買います。(1台早い15:30にすれば慌てなかったと、あとで反省) 料金は週末と平日と別料金で60THB(230円)、キープ建てとバーツ建てが併記されていました。

昔ながらのマーケット

新タイプのショッピングセンター

タラートサオは旧タイプ 入り口
いろいろな店があります。

2階は貴金属屋さんばかり

景品交換所ではなく両替店です

バスの乗車券を買えたので一安心、周辺のマーケットやタラート・サオの中を見て回りました。いかにも一昔前のアジアって感じ、地下1階にバッグや靴、1階が食堂と衣類、雑貨、2階が貴金属など(3階以上は行けなかったので不明)雑多な店があり、エスカレーターがとまっているのも味がありgood。
ついでに両替しました。先客の奥様は大きな札束を替えていました。お金持ち?お仕事の人? そういう人が利用するだけあって、レートは1000THB=495LAKと良好。(入国時は445 ルアンプラバンでは494、もちろん相場は変動するので何とも言えませんが)

市内観光スポット巡り

ワット・シーサケット

国家主席府

ワットホ-パケオ

付近の観光名所らしいワットシーサケート、ワットホ-パケオをこれもチラ見。チラ見だと? だって何処見ても同じようなものなんだからゆっくり見ても印象に残らないんだもん。

トゥクトゥク拾ってタート・ルアンを訪問

乗り心地は悪いが順調

パトゥーサイ公園

タート・ルアン


高貴な人かと思ったらプレ

トゥクトゥク(三輪タクシー)を拾ってパトゥーサイ、これはパリの凱旋門をモデルにした戦没者慰霊塔だそうですがこれもチラ見でいいやと、そのままタート・ルアンまで直行しました。タート・ルアン(タート・ルアン博物館)は、仏像や銅像、蛇神ナーガなど展示物はさほど面白くありませんでしたが、全体的な雰囲気は抜群、ビエンチャン一の名所の名に恥じません。途中、格好良い服装のカップルが通ったので写真撮って良いかとジェスチャーしたらわざわざ止まってポーズしてくれました。どういう人なのだろうかとちょっと疑問に思っていたのですが外に出て疑問氷解。あちこちで昔の礼服?着て写真撮っている。ここは新婚さんののメッカなのでしょう。

周辺のタート・ルアン南院や公園にも寄りました。

ブラブラ歩きしながら荷物を取りに宿へ

国際会議場
革命記念塔

人民安全保障博物館

きれいな街並み

 


寿司屋も多いがここ、名前がユニーク


 

 
結構立派な床屋さん

綺麗な町並み

何かの工場

これもどこかの会社

小洒落た喫茶店で遅い昼食

喫茶店ながら侮れない

ずいぶん歩き回りました。さすが首都だけあって大通りを外れても結構立派な家並み。食堂探しに苦労した挙げ句に見つけたコーヒーショップで昼食。
ホコリまみれの家々が並ぶ、工場地帯の裏手と言った雰囲気の場所にはちょっと場違いの佇まいの店で、特殊なご商売の店かもとちょっと警戒しながら入ったのですが、中も小綺麗で食事も美味しく干天の慈雨でした。このあとなかなか見つからないタクシーを拾うべく大通りを歩いていたら後ろからバスがププッ、よたよた歩きの老人を哀れんで拾ってくれました。これも追加の慈雨、乾季は始まっているのに。最後まで好印象のままラオス旅行を終えることになりそうです。

国際バスに乗車、国境を越えてタイのノンカイへ向かう

国境越えてタイまで行く
タイのイミグレ

ノンカイ駅の賑わい?

宿から荷物を取って早めにバス停へ。タラート・サオでお土産のスカーフを買って残ったキープを使い果たしていたので、バーツやクレジットカードで食べられそうな安食堂(たか食堂など周辺にはない)を探しましたがバーツ経済圏なのに意外と見つからず往生しました。仕方ないからコンビニでサンドウィッチを買い込みました。コンビニはレジ機も複数通貨対応で普通にバーツで支払えました。

最後にまたアクシデント

ビエンチャンバス停からノンカイ行のバスは定時の18時に出発、30分程度で国境まで来ましたが、ラオス出国ータイ入国の手続きは瞬時とはいかず、大方の入国手続が済みそろそろ出発という段階で19時ごろになっていました。心配になったので念のために運転手さんに確認すると、このあとバスはノンカイ駅による予定はなくノンカイバスターミナルに直行する模様。ノンカイバスターミナルからトゥクトゥクを拾って駅まで行く時間があるか不安が募りました。

運転手はほとんど英語を介さず、細かい話が通じず困っていると隣の若いカップル(多分タイ人)が、彼らも英語苦手のようなのにわざわざスマホの翻訳アプリを差し出して来ます。事情を説明すると、運転手に仲介してくれ、そのまま下車しトゥクトゥクに乗り換えてノンカイ駅へ行くことになりました。冷や汗でした。もう1台早いバスで行くべきでした。親切な乗客が助けてくれたのと、たまたま国境にトゥクトゥクの空車があり、バスの運転手さんが親切に話を通してくれたから助かったのですが。。。。調査不足、早合点、時間に余裕を持たせなかったこと、再び反省。

ノンカイ駅は無人駅に毛が生えた程度の駅、列車は入線済み。19:40の発車時刻まであと僅か。危ないところでした。

夜行寝台の話はまた次の回で。次回は夜行寝台列車の話、バンコックでのお話をいたします。それではおやすみなさい。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅シリーズ全体の目次

 ① その1 行程などあらまし(2022113日~15日)

② そもそもの発端 ~ ラオスに魅せられて(202211月)

③ 羽田からチェンマイのゲストハウスまで(2022113日)

④ チェンマイ郊外 ~メオ族ドイプイ村など(2022114日)

⑤ お役立ちグッズ、お世話になったモノたち(202211月)

⑥ チェンライに移動、サタデーマーケット最高。(2022115日)

⑦ タイ・ラオス・ミャンマー国境付近(2022116日)

⑧ 国境川沿いの街、チェンコーンにて (2022117日)

⑨ 陸路国境越え、スローボート乗船、何もない田舎漁村へ(2022118日)

⑩ ルアンプラバン再訪 (2022119-10日)

⑪ ラオス、バンビエーンまで悪路バス移動(20221110日)

⑫ バンビエーン郊外散策後ラオス中国鉄道でビエンチャン入り(20221111日)

⑬ 掴みどころない首都ビエンチャン街歩き後国際バスでタイへ(20221112日)

⑭ 快適なタイ国鉄夜行寝台でバンコック入り(20221113日)

⑮ 雑記帳  WIFI 言葉 移動手段 お金 その他(202211月)

⑯ バンコックから帰国便搭乗(20221114日)