バルト三国の最終目的地リトアニアのカウナスからバスでポーランドのワルシャワに向かいます。
ワルシャワでは、半日の見物をしたあと、列車でアウシュビッツ収容所跡のあるクラクフに行きます。
リトアニア ヴィリニュスからワルシャワに移動
バルト三国はバスのサービスが充実しています。ここカウナスでも市内をトロリーバスのほか左下のようなミニバスが走り回っているほか、バスターミナルから長距離バスが発着しています。バスターミナルは立派で空港かと見まがうほどです。
今日の予定は9時発のワルシャワ行のバス。ワルシャワセントラルには14:45に到着予定です。
バス会社はLUX社、ネットで予約しています。1階が荷物室になっているデラックスバス、最初中をみたときトイレなしかと思ったのですが、真ん中辺に階段があってそこにトイレだけでなく、無料コーヒー販売機がありました。
1.5時間で国境、ホテルや乗り物乗るとき以外では初めてパスポートコントロールをうけました。
(参考)シェンゲン協定、EU、NATO
今まで、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニアと回ってきましたが、いずれもシェンゲン協定により相互間の国境管理はないので、今回パスポートチェックを受けたのは初めてです。ポーランドもシェンゲン協定締結国のはずですが、なにか別の理由でしょう。
ちなみに、今回まわった国はすべてシェンゲン協定国、ノルウェー以外は全部EUにも加盟、ついでにNATOは全部が加盟済みです。(フィンランドは2023年、スウェーデンは2024年)
通貨は、バルト3国とフィンランドはユーロ、その他は独自の通貨でした。
トラブル発生、ワルシャワ違いで別の駅前まで行ってしまう
のどかな風景がつづいたあと、ワルシャワ王宮が見えてきました。もうすぐワルシャワ。
ワルシャワ駅らしいところにバスは停車、半分くらいの乗客が下車、私も一旦は降りたのですが、まだ降りない人が沢山いる。
駅舎らしい立派な建物はあるのですが、バスはワルシャワ行だし、ワルシャワ中央駅というからには、沢山の線路が集まっているはずという思い込みもあって、またバスに戻ってしまいました。疑って聞くも話が通じず、運転手にワルシャワワルシャワと連呼しても、まあいいから乗れという感じ。そういうことで、そのまま次の最終目的地まで行きました。
下車したのは、Warzawa Centralではなく、Warzawa Zachodnia Station。(下の写真)
マップをみるとこちらの駅には沢山の線路が書かれているので、こっちが本物? どうもこちらはショッピングセンターなどもあってバスのターミナルにふさわしいのですが、ワルシャワセントラルから3キロも離れており、観光の目的地であるワルシャワ王宮付近からは反対方向。
仕方ないので、一駅電車にのって行くことにしました。
ところが、駅らしいほうこうに行っても入口がわかりにくい、通行人に聞いても私の下手な英語は通じない。インフォメーションはしまっていたのですが、インフォマークをつけた人がいて、ようやく切符はキオスクで買えという情報を得、そこで20分券を購入することができました。ノルウェーのベルゲンでもそうでしたが、ここも区間で買うのではなく、時間制。
ところが今度はプラットホームへの行き方がわからない。
わからないわけです、改装中で、下の写真のようにチケット売り場から50メートルほども離れた工事現場のようなところから、仮設のエレベーター(右)に乗って入構。
いやー、えらい目に会いました。
でも、首都のまんなかで、あんなエレベーターに乗ったのは面白い経験でした。
乗ったら車内にあるこの機械で「改札」します。これから時間制の20分がスタート。
一駅乗ってやっとセントラル駅に到着、駅のホームは地下でした。どうりで線路が見えないわけでした。
ワルシャワの街
到着したのが15時頃、すったもんだしたので、セントラル駅から観光をスタートしたのは16時頃。ここでは1泊せずに19:48発の列車でクラクフに移動するので、残された時間は3時間あまり。とりあえず荷物預けにリュックをあずけ、観光スタート
まずインフォメーションに行き地図を入手しました。下の左の立派な建物、表に大きくツーリストインフォメーションと書かれています。
インフォメーションに、持ち時間を告げてどこに行ったらよいか聞いたら、地図に印をつけてくれました。めざすオールドタウンまで4キロくらいです。
少し行ったところに地図上で正三角形を上下に重ねた「ダビデの星」があったので、よってみました。シナゴーグです。この日は日曜日、観光客とは思えない人が大勢ではいりしていました。(上、右および下左)
少し行くと、Saski公園、無名戦士の墓の前で衛兵が交代式を行っていました。
地図上には博物館がやたらと沢山あります。詳しい地図なのですが、英語表記がほとんどなく、大体の勘で歩いていきます。名前はのちほどGoogleレンズで調べたものもあります。
ワルシャワはショパンの街だからか、ストリートミュージシャンが多い。悪く言えば音楽乞食、上手な人もいれば聞くに耐えない人もおられる。でも、よい雰囲気を醸し出していました。
右は大統領官邸です。
左はカルメル会教会
キャッスルスクエア
ワルシャワ王宮(車窓から見たのと反対側)とオールドタウン市場広場
歴史地区バルバカンと市壁
バルバカンは16世紀中頃、旧市街を囲む市壁を強化するために建設され、旧市街を囲む市壁に付随しているバロック様式の砦で、馬蹄形をしています。ここのトンネルを潜ると新市街になります。建物見ても何が旧か何が新かわかりませんというのが正直なところ。
キュリー夫人にはごめんなさい。どこかにあったのかもしれませんが失礼しました。
北欧やポーランドの人々に対する印象
北欧、バルト三国、ポーランドと一連の街歩きを通じて思った、くだらない感想。
教会はじめ中世の建物群を嫌ってほど見てきました。それぞれの都市都市で個性があるはずなのですが、正直、どこで何を見たのか記憶が混在、あまりいっぺんに多くの場所を巡るのも良し悪しだと思いました。
それから、人々、タトゥーをしている人、タバコを吸っている人が思いの外多い一方で、穏やかな感じの人が多い。
北欧の男性は背が高くて太鼓腹、後頭部が剥げている人が多い、女性は巨大なおっぱいをおもちの方が多い、そんな印象でした。そしてそれがバルト三国にくると、少し日本人よりになって来る、こちらの目が馴れたからかもしれません。
そうそう、それから、この辺の男性は、プーチンさん似の人をよく見ます。
以上、いい加減な感想でした。
列車にてクラクフに移動
駅前のレストランで夕食をとり19時48分の列車にのりこみました。
クラクフ中央駅着は22:27、さすがに真っ暗になっていました。なにやら立派な駅舎です。
クラクフでは2泊、最初の日にアウシュビッツ博物館、ヴィエリチカ岩塩坑を見物、翌日には市内観光、そしてその夕刻にワルシャワ経由帰国する予定です。
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。
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