(13日目)
今日はいくつかの観光地を巡りながら、バスでリトアニアのヴィリニュスに移動します。
ライフル部隊の彫像前からツアーバスで移動
集合は9時にライフル部隊のモニュメントの前との指示。左の写真でラトビア占領記念館の前にありますが、どこにライフルがある? かなり抽象化された像でした。
そう言えば、日本て戦っているモニュメントないですね。「平和主義」で武器や戦争はタブー、臭いものには蓋、これでは平和は守れないのでは
それはともかく、像は広場の真ん中にあり、そこまでバスが入れるはずがないのに、それらしい案内人がいない、ほかのバス待ちらしい人に声をかけるなど、ちょっと不安を感じながら待っていたら、定刻ちょっと過ぎ脇道にワゴン車が到着、あわてて走り込みました。
このバスは、バウスカ、ルンダーレとラトビアの名勝を経由、国境を越えたあとリトアニアの観光地「十字架の丘」のあるシャウレイを経由、ヴィリニュスには17:00到着の予定となっています。通常の路線バスではなく、これらの観光地を経由していくツアーバスの位置づけで、それぞれの場所では簡単な説明をして入口まで案内してくれますがパッケージツアーとは別物で半分乗合バスみたいなものです。
ちなみに両都市間の移動手段としては飛行機のほか鉄道、路線バスもあり。直行バスは3時間30分でいけますが、列車は本数が1日1本と少なく5時間あまりかかります。今回はシャウレイ経由でいきたかったので、「ツアーバス」を利用しました。
バウスカ
ワゴン車は定員いっぱいの7名が乗車、最初の立ち寄り地はバウスカというリガから66キロほどはなれた町。このはずれにあるバウスカ城に行きました。15世紀に建てられた要塞、古城で廃墟となっています。観光客はまばらですが、内部には土産物やなんかもありました。
2つの川に挟まれた小高い丘の上にたっており、古城にふさわしい素晴らしい景色です。
ルンダーレ宮殿
次に寄ったところは、ルンダーレ宮殿。バウスカから10キロ程度の近所にあり、18世紀に作られたバロック宮殿だとか。博物館も併設されています。バラでいっぱいのフランス式の庭園がきれいです。建物中にははいりませんでした。
城の周辺はのどかな田舎です。右の木になっているのはリンゴ、下にも沢山おちています。もちろん、一つ拾って食べました。酸味があって本来の?リンゴの味でおいしかった。
十字架の丘
国境を越えるとトウモロコシ畑や牧草地、時にキャベツ?畑がひろがる田園風景が続きます。やがて到着したのはシャウレイという町。ここにある十字架の丘が今回の目的地でもあります。リガとヴィルニュスのほぼ中間地点にあり、最寄り駅シャウレーからも12キロほどはなれた不便な場所にあります。ヴィルニュスからいくにしても、リガからいくにしても、交通の便が良くなく、そういうわけで今回のツアーバスを利用したという次第。
なにもない草原の中にある小高い丘の上に5万を越えるともいわれる十字架が置かれています。聖地ではないようで、お墓はありません。1831年のロシアに対する蜂起ののち、処刑された人々の鎮魂のために十字架を建てたところ、次々と増えて、ソ連に占領されたときは一度破壊されたようですが、めげずに数を増やしていったそうです。
こうなると、ゴミ捨て場にも見えてきます。
独立後も増え続けており、見学したときも、大きな十字架を埋めている作業員を見ました。案内所では十字架が売られていましたので、観光客が面白がって?増やしていることもあるのでしょう。
ここはお墓ではないのですが、私のような非キリスト者には、まるで骸骨がならんでいるようで不気味にも思えてきます。下の女性(マリアさま?)の顔なんか、微笑みのつもりでしょうけれど、なにかニタっと笑っているようで怖かった。変なこと言ってごめんなさい。
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