昔、出張の折に連れて行ってもらったコッツウォルズが素晴らしく、家族を連れて再訪するのが夢でした。その後連れ合いには先立たれてしまったのですが、今回、娘夫妻を伴って湖水地方、コッツウォルズなどに行くドライブ旅行を実現させることができました。
行程のあらまし
4月27日(木) 先発隊(私)成田発 韓国仁川乗り継ぎASEANA航空で渡英4月28日(金) 娘夫妻羽田発JAL直行便で渡英、同日合流、レンタカー借り出し4月29日(土)~5月1日(月) ヨーク経由湖水地方見物5月2日(火) ~5月4日(水) リバプール経由コッツウォルズ見物5月5日(木) ストーンヘンジ見物、レンタカー返却5月6日(土) 娘夫妻JAL直行便で帰国(7日着)、残留組(私)は大英博見物5月7日(日) ヘンリー国王の戴冠式で湧く市内見物、自然博物館など見物5月8日(月) 韓国仁川乗り継ぎASEANA航空で帰国(翌日着)
飛行機代はじめ何もかも高いのにびっくりしょんぼり
現役である娘夫妻は時間節約で、JALの直行便にしたのですが、往復で411,210円。GWの時期だからというのでなく、試しに時期をずらして調べてもほぼ同じくらいでした。
ヒマ人の私は、乗継便で行き、現地で合流することにしたのですが、それでも220,170円。2017年に友人たちと行ったとき(そのうち別途ブログアップ予定)は、香港乗り継ぎで78470円でしたからほぼ3倍近くです。春の旅行シーズンだったこともさることながら原油価格の高騰と、ロシア上空回避のためかと思います。
レンタカーも17万円ほどかかりました。これも前回は、ほぼ同じ日数で67千円+保険料など400ポンド(@147 58千円)=125千円と、かなり高くなっています。
宿代は比較しにくいですが、食費が高いのにも驚きました。英国のEU離脱に伴う人件費高騰、ウクライナ戦争にともなう資源価格の上昇、これらで、英国の物価な毎年10%上がっているとか。加えて円安、2017年当時1ポンド147円だったのが、今回は175円以上、参った参った。
乗継便でハラハラ
予約便の一方的な変更で超タイトな乗り継ぎ時間を指定
2月17日に予約したのですが、次の予定で行くはずでした。
ところが、2月20日になって変更の通知が。
行きの乗り継ぎ時間がわずか45分。仁川のMinimum Connecing Time(最低乗り継ぎ時間)は45分ということなので、業界で定めた規定以内ではありますが、混雑その他で少し遅れたら間に合わない、間に合わないと、1日遅れの便になってしまい、ロンドンでの待ち合わせ、レンタカー借り出しに間に合わない。となると最初宿をとった500キロはなれたヘクサム(ヨークより更に北、ノーザンバートランド国立公園内)にたどり着けない。
仁川からは他の便にしてくれるのか、場合によってはソウルで1泊しても良いから1日前の瓶など余裕のある便に替えてくれ、と依頼しましたが、その場合はお客様都合の変更になりキャンセル料全額をいただきます、乗り継げるはずですの一点張り。航空会社は強気、何しろ他に便が無いのだから。
心配しました、最悪時の行動方法を打ち合わせ、あとは運を天にまかせるしかない。
案の定遅れ、ソウル仁川場内を小走り、でも結果オーライ、待っていてくれました
当日、成田のセキュリティーチェックなどは思いの外空いており、予定時刻に扉が閉まったのですが、離陸が遅れ、結局30分以上の延着。
乗継便はすぐ隣のゲートだろうと踏んでいたのですが、とんでもない。10分以上小走りして移動、そこでセキュリティチェックを受けて、また小走り。到着ゲートにトランジットの看板を持った職員がいたので、大丈夫とは思いましたが、焦りに焦りました。結局は出発便もそれなりに遅らせてくれたので間に合いました。知っている人は知っているのでしょうね、この辺のしくみ。もとJALの機長をしていた友人に聞いたら、絶対大丈夫とは言えない、待てないときは待てない、とのことでした。
SIMカードでおお揉め vodafoneのSIMはほとんど使えず
そんなこんなで、ロンドンヒースロー空港に到着。しかも時刻通り。それなら最初のスケジュールにしておけよと言いたくなる。ついてながら申すと、機内食は韓国飯をたのんだけれど意外とおいしかった。
個人旅行の必須アイテム、通信回線を入手しなければなりません。日本で買うより現地で買って、専門の人にセットしてもらったほうが良いだろうと考え、空港で購入しました。
サービスカウンターで大手Vodafoneの30日感20GBのSIMを購入、セットしてもらいました。ところが、表面上つながった形になっており上部にもVodafoneの表示がでるのですが、試しに検索してみてもつながらない。電話はつながるのにネットはダメ。
係の人が色々やってくれた結果、なぜかYoutubeだけつながる。Google検索は不可、天気予報も地図も見られない。これでは宿にたどりつけるかなと不安。
その後、宿についたあと、機内モードをオン・オフするなど、いろいろやってみたところ、まだら模様でつながるようになりました。結局旅行中、まばらにしかつながらず、25ポンド(4500円)ほとんど丸損。娘が買ったタイの有名メーカーAISはフル稼働だったのに。
ついでながら、Yahooは、イギリスでのサービスをやめたとこかで、Wifiのあるところでも、アクセスすることはできませんでした。日本のニュース、株価などみたかったのですが、他のサイトに拠るしかなく、不便でした。(逆に言えば、普段、大変お世話になっているということですね。)
宿がわかりにくい
SIM設定で手間取り、小雨も降っているし遅くなったのでバスはあきらめタクシーで予約していたゲストハウスに着きました。空港近くなのにタクシー代30ポンド(5千円)、イギリスのタクシーは安いというイメージでいたのですが、日本並みのお値段。宿の表示はなく、暗い中、扉に書いてある番地でそれらしい家をみつけ、こわごわノック。アメリカだったら間違えれば撃ち殺される。なにしろ、民家をそのまま、部屋がししているものだから、看板なんかない。一見普通の家。
しばらくノックしてやっと宿のオーナーがでてきて部屋に案内され落着。ネットがつながってからメールを見たら、入り口にある鍵ボックスの暗証番号がメールされていました。だって、メール届かなかったんだもん。(ちなみに、空港のWIFIもうまくつながらなかった。相性がわるいのかな。)
キャッシュレスって旅行者には辛い
翌日、空港まで娘たちを迎えにいきます。バス停は直ぐそば、料金の支払い方などをネットで検索したところ、さあ大変、現金は受け付けない。オイスターカードという、SUICAやICOCAのようなものを購入するか、非接触対応のクレカしかつかえない。持っているクレカはVISA、MASTER、とJCB。 このうち非接触対応のはJCBのみで、そのJCBは対象外とのこと。VISAやMASTERも、非接触対応でも外国のものはダメな可能性があるとのこと。
クレカがないならオイスターカードを買うしか無いというわけですが、説明によると売っているのは地下鉄駅など限られた場所だけ。 うーんと唸って、Google Pay(ウォレット)を受け付けることを発見、急遽インストールしました。でもうまくいく自信がない、バスの入口で揉めたら皆の迷惑、乗れなければ誰かにお願いするしかない?
でも、解決しました。バス停前にインド人らしい人がやっている小さな店があ理、看板にはOYSTERの文字が。しかも朝、7時前なのに開いている。周辺に店なんてなく個々だけなのに、天の恵み。普段善行を積んでいてよかった。
いたるところでキャッシュレス化はすすんでいるようでしたが、例外は駐車場。クレカがつかえないところもあり、紙幣を受け付けるところは皆無なので常に小銭を用意するようにしていました。 (ついでに言うと、イギリスのコインは金額表示が小さくかつ不明瞭、老眼の身には、1ポンド以外の硬貨は、判別できなかった。)
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。