2024年8月末から9月にかけて、北欧4カ国、バルト3カ国、そしてポーランドの合計8カ国をめぐってきました。
コロナ前に友人たちと、ノルウェーをメインに周辺国をドライブする計画をたてていたのですが、結局予約を全部キャンセルしてしまい、そのリベンジです。今回はアクセスの容易なフィンランドを中心に周辺を2,3カ国めぐるつもりでいたのですが、ついで、ついでで欲張ってしまったこともあり、そしてフライトの利便性など考え、当初考えなかったデンマークやポーランドも加え、8カ国(乗り継ぎのバンコック含めると9カ国)の旅行になってしました。
行程の概要
|
行程 |
宿泊地 |
1日目 |
(成田発17:25タイ航空TG677便 バンコック着21;55) |
(空港/機中) |
2日目 |
(バンコック発1:10タイ航空950便 コペンハーゲン着7:40) コペンハーゲン市内観光 |
コペンハーゲン |
3日目 |
(コペンハーゲン発12:40スカンジアビア航空2864便 ベルゲン着14:00) ベルゲン市内観光 |
ベルゲン(ノルウェー) |
4日目 |
(ベルゲン発8:30列車 ヴォス着8:30、ヴォス発9:42バス グドヴァンゲン着11:30 グドヴァンゲン発12:00遊覧船 フラム着14:00 フラム発16:15列車 オスロ着22:27) 終日フィヨルド地方観光 |
オスロ(ノルウェー) |
5日目 |
オスロ市内観光 |
オスロ連泊 |
6日目 |
(オスロ中央駅発5:56(列車) ストックホルム中央駅着11:17) ストックホルム市内観光 |
ストックホルム(スウェーデン) |
7日目 |
ストックホルム市内観光 (ストックホルム発16:30フェリー ヘルシンキ着翌10:10) |
船中泊 |
8日目 |
(ヘルシンキ着10:10) ヘルシンキ市内観光 |
ヘルシンキ(フィンランド) |
9日目 |
ヘルシンキ周辺の国立公園観光 |
ヘルシンキ連泊 |
10日目 |
ヘルシンキ市内観光 (ヘルシンキ発19:30フェリー タリン着21:30) |
タリン(エストニア) |
11日目 |
タリン市内観光 (タリン発16:00バス リガ着20:25) |
リガ(ラトビア) |
12日目 |
リガ市内観光 |
リガ連泊 |
13日目 |
(リガ発9:00ツアーバス バウスカ、ルンダレ、国境、十字架の丘経由 ビリニュス着17:00) |
ビリニュス(リトアニア) |
14日目 |
ビリニュス市内観光 |
ビリニュス連泊 |
15日目 |
(ビリニュス発10:10列車 カウナス着11:33) カウナス観光 |
カウナス(リトアニア) |
16日目 |
(カウナス発9:00バス ワルシャワ着14:45) ワルシャワ市内観光 (ワルシャワ中央駅発19:48列車 クラクフ中央駅着22:27) |
クラクフ(ポーランド) |
17日目 |
アウシュビッツ収容所跡、ウィエリチカ岩塩坑観光 |
クラクフ連泊 |
18日目 |
クラクフ市内観光 (クラクフ発18:25ポーランド航空LO3924便 ワルシャワ着19:15) (ワルシャワ発22:50ポーランド航空LO79便 成田着翌18:35) |
機中泊 |
|
(成田着18:35) |
|
事前準備
予約
(1) 全般
・交通、宿、現地ツアーなど、おおよその目処をつけたあと、まず、キャンセルの利く宿、鉄道、ツアー、そして最後にキャンセル・変更のできない航空機の順番に押さえました。
・宿はすべてBookingcom で取りました。宿泊施設側との間で不払いなどのトラブルが有る旨仄聞しましたが、直接関係ないし、そうはいってもシェアの高いところが選択肢も多いし無難と判断しました。Airbnbには、民泊がいくつかありましたが、結果的には施設との条件があわず、使いませんでした。
・フライトは、スカイスキャナーで検索。便を選んだあと、それぞれの取扱代理店ごとの価格が出てくるのですが、倒産などトラブルが怖いので一部の会社は最安でも敬遠、結局、コペンハーゲンまではTipcom、そしてベルゲンまででと帰国便は飛行機会社直(それぞれ、SAS、ポーランド航空)のサイトから予約しました。
トルコ航空で、長時間のトランジットタイムにイスタンブール観光できそうなのもありましたが、日程などが合わず断念、往路はバンコック、帰路はワルシャワからの直行便におちつきました。
価格面では中国系が格安でした。現在燃料価格があがっていることにくわえ、ロシア上空を飛べないという成約のため、多くのキャリアーは、長時間かつ高価格になっているという事情もあり、ロシア上空を飛べる中国系は優位にあるのだと思いますが、中国に立ち寄るリスク(まさかスパイで拘束されることはないでしょうけれど無責任、機嫌損ねると何されるかわからない)を考えてやめました。
(2)鉄道、バス ブログ記事など参考に、鉄道会社等のサイトから予約しました。
(3)フェリーは、会社によって港の位置が異なるので、時間帯とともに、宿からのアクセスを考えて選定しました。
(4)ツアーでは、下記を利用しました。
ポーランドにつきましては、ポーランドナビというサイトが随分役に立ちました。旅行案内のみでなくバックグラウンドなども解説してくれてくれ、またチケットの取り方なども書いてあります。日本からポーランドにいかれ現地でガイドをしておられるカスプシュイックあやかさんが運営しているサイトです。アウシュビッツもヴィエリチカ岩塩坑もガイドが義務付けられているのですが、アウシュビッツの英語ガイドは混雑してとりにくいようなので、現地語のツアーに加え彼女のガイドを依頼しました。(PLN670≒27000円、他に、入場券兼現地ツアー料金2人分約8000円)
その他、フィンランドの国立公園ツアーで下記を検討しましたが、一人旅の悲しさ、催行せずなどの理由で利用できず、公共交通機関をつかっての単独行になりました。(結果、苦労したが自由度も高く、経験も積めて多分正解。)
荷物、その他
携行荷物
スカンジナビア航空、ポーランド航空の機内持ち込み制限は8キロでしたが、往路のタイエアーの機内持ち込み制限は7キロ(受託は20kg、身の回りは2キロ)と厳しく、愛用のバッグ、キャビンゼロに加え、重量の嵩むモバイルバッテリー、ガイドブックなどはポケット盛り沢山のガイドベストに格納しました。(結果的にはどのエアラインでも重量チャックはありませんでした。)バッグは36リットルでも収まったのですが、背負って街歩きする局面はあまりなかったので、余裕のある44リットルにしました。多少かさばりましたが何でも放り込めて気楽でした。
現金
デンマークはデンマーク・クローネ、ノルウェーはノルウェークローネ、スウェーデンはスウェーデンクローネ、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニアはユーロ、そしてポーランドはズウォティと、5種類もあります。ユーロは以前の旅行の余りがありましたが、他はキャッシュレスの進んでいる国々だからと、ズウォテイ以外用意せず。正解でした。荷物預かりや公衆トイレを含めすべてカード決済。ユーロをつかったのは、市場で露天のおばあちゃんからベリーを買ったときだけでした。
ズウォティだけ用意したのは、現地ツアーをお願いした「あやか」さんが現金でとのご指定だったのが理由。残金がでましたが市場などで使い切りました。
保険
普段、クレジットカードの付帯保険のみにしていますが、北欧は医療費など物価が高いし、歳考えると現地で病気になる可能性もあるからと家族からの強い申し入れがあり「たびほ」に加入しました。項目ごとに選べるのが良い点で、個人賠償保険、傷害死亡などクレジットカードでカバーされているものはなし、または最低額にして、治療・救護費用に絞り、これを5千万円と、私の分際でそんなに価値のないだろうという高額にしたにもかかわらず12200円と、足掛け19日間と長期の割には比較的リーゾナブルな保険料に抑えられました。
通信
欧州全域対応をうたっている、Holafly のe-SIMを入れていきました。20日間データ無制限、6900円ということでしたが、結果的には使えず不自由しました。定評のある会社のものだと思いますので相性が悪かったのでしょうけれど、サポートが悪く(だって、チャットがすぐタイムオーバーになるし、人が変わっても案件が引き継がれておらず、最初から説明、同じことの繰り返しをさせられる)、サポート側も断念、返金いただきました。
SIMは繋がらないことが多々あり、現地で買って入れてもらい開通を確認してから支払いをするようにしていますが、時間もかかるしSIMの入れ替えが面倒、下手すると紛失するので、e-SIMが良いのですが、私、どうも相性が悪いようで、前回アジアで利用したTrifa でも結構手間取りました。(Trifa のサポートは優秀です。)
その他、各都市の交通アプリなどをいれていきましたが、SIMが使えなかったため、役立てられませんでした。
地図については、Google Mapのほか、Mapsme をダウンロード、オンラインマップが使えなかった折、大助かりでした。特にMapsmeはオフラインでも経路検索ができ、便利でした。
その他、各種予約控えなど、紙とは別に、スマホに入れておきました。クラウドが使えなかったので、よかったと思います。
費用
合計 725千円
正味18日間ですから、1日あたり4万円、遠くまで行ったのですから交通費は仕方ないとしても、食費が高い上、宿が安ホテルでも2万円近くするんですから、貧乏旅行なのに随分高くつきました。
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。