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2023/01/26

フリーパスを使っての欲張り秘境周遊~只見線、リゾートしらかみ、恐山など

(少し遡った記録を公開します。記録のみでほとんど写真がありません。悪しからず)

今回も大人の休日4日間フリーパスを使い倒すぞ(2022年6月)

4月に大人の休日東北フリーパスを使って、乳頭温泉、下北半島、龍飛岬を訪れたのですが、東北ではまだ冬。龍飛岬の階段国道は閉鎖中、恐山もまだ雪に埋もれていました。今回はそのリベンジ旅行、恐山のほか、五能線の十二湖、只見線沿線の景色を味わってきました。今回もJR東日本全線4日間乗り放題 15270円 のお世話になり、どうせならとなるべくアチラコチラ乗りまくるプランで臨みました。

6月26日(日)  只見線沿線の景色を堪能しました。

早朝出発、秋田に向かいます。直行したらあっという間なので、この際只見線にも乗ってやろうじゃないかということで、遠回りルートで行くことにしました。

大宮発6:33(とき301号自由席)7:36浦佐 浦佐発7:43(上越線)7:52小出
小出発7:58(只見線)9:10只見 只見発9:25(代行バス)10:15会津川口
会津川口発12:29(只見線)14:15会津若松
会津若松発14:20(磐越西線)15:36郡山 
郡山発15:58 やまびこ65号自由席 16:38仙台
仙台発16:53 こまち31号 19:06秋田
上越新幹線ときで、長岡の手前、浦佐で下車。浦佐と言うと昔スキーでよく行った所、懐かしいかといえば全く記憶なし、そりゃ60年前だもん名前覚えていただけマシというもの。そこから上越線で2駅ほどすすみ、小出駅であこがれの只見線に乗り換えます。暫くは田んぼが拡がり、ここ魚沼だったのだと納得。そう言えば魚沼田中なんて駅もありました。

只見線は新潟県魚沼から会津までの渓谷を走る秘境路線、各種の観光ベストテンの常連で撮り鉄の聖地ともいわれる人気路線ですが、もともと毎年数億円の赤字を出す路線。そこへもって2011年東日本大震災と同じ年の夏に豪雨に見舞われ、3箇所で橋りょうが流出するなど大被害を受けました。JRからは当然ながら廃線、バス路線への転換が提案がされたそうですが、永年の交渉の結果、地元側が復旧費用85億円の3分の2、年間維持費2億円を負担することで存続することになり、少しづつ復旧、2022年10月に全線開通に至っています。行きずりの私から見れば無駄なことをと思いますがこの心意気、感動もの。

「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」1位、「雪景色のきれいなローカル線ベストテン」3位に選ばれる、コロナ以前は外人観光客にも人気の路線だそうですが、私の乗ったときはオフシーズン、撮り鉄すらおらず平均して2-3人、いや運転手をいれて3-4人くらいしか乗っていませんでした。それだけに両サイドに迫る山の緑、白い飛沫を見せる川、など両サイドの景色を満喫できました。写真なくてごめんなさい。

6月時点では、まだ、只見、会津川口間がまだ不通で、只見駅から代行バス(ハイエース)に乗り換えました。客は私一人、今度はいくつかの集落を巡り、今はお休みしている鉄道駅には都度律儀に停車していきます。会津川口まで約1時間弱ののんびりしたバス旅を楽しませていただきました。

会津川口駅では接続がなく、駅の人のすすめで川沿いに30分ほど歩いたところにある道の駅会津金山を訪れ、そこで昼食をとりました。途中、川の景色を堪能したのは言うまでもございません。

福島県金山町(只見川)
次いで、隣にあった東北電力記念館を見学、只見川は東北電力が利用しまくっているようです。その後、会津川口から1つ目の会津中川という無人駅で列車待ち、ここで夫婦連れの方に会いました。久々の旅行者遭遇。お二人は、2駅ほど先の早戸温泉つるの湯に泊まり、なんとか山を経て来たとのことで、早戸温泉を絶賛していました。



このあと、会津若松、郡山、仙台を経て、こまち号で秋田に入りました。宿はビジネスホテルだったので、夕食は郷土料理の店でいただきました。

(泊)中通温泉こまちの湯ドーミーイン秋田 秋田市中通2-3-1(素泊まり7040円) (ドーミーイン名物の夜鳴きそばをいただきました。)

27日(月) 五能線リゾートしらかみ号で白神台地十二湖に行き湯瀬温泉に泊まりました。 

秋田8:19発(りぞーとしらかみ1号)10:25十二湖 十二湖(バス)奥十二湖
十二湖13:04発(リゾートしらかみ3号)15:49弘前
弘前16:32発(奥羽本線つがる6号)17:09大館
大館17:35発(花輪線)18:49湯瀬温泉

リゾートしらかみは2回目です。以前、2015年3月にこれも4日間フリーパスで、気仙沼、陸前高田、宮古、久慈などを訪ねたあと、青森で三内丸山遺跡を見物、その足で青森から秋田まで乗ったのですが、車両の楽しさと景色の良さに感激したものです。その時は直行でしたが、今回は途中十二湖で下車、バスで奥十二湖に行きました。今までどこ行ってもガラ空きでしたがこのバスは満員、さすがと変に感心。

十二湖はそれぞれの湖が美しいというだけで、特にこれといったものはないのですが、なんといっても一帯は世界遺産白神山地、ブナ原生林におおわれた小道を散策するだけで気分爽快でした。帰りは茶屋でインスタントの疑いのある「名物ラーメン」を食べたあと、下り坂を駅まで歩き、2時間半後に来たリゾートしらかみ号で弘前まで行きました。弘前からは奥羽本線の特急で大館、次いで花輪線にのり、湯瀬温泉駅で下車、19時近く宿に入りました。それにしても、何処に言っても列車の本数が少なく、特にローカル線に乗った日には細切れの上接続がわるく長時間待たされる。

(泊) 湯瀬ホテル  鹿角市八幡平字湯瀬湯端43 (2食付12950円)

 28日(火) 豪雨のなか恐山を見物、宿坊に泊まりました。

湯瀬温泉7:47発(花輪線)9:12好摩  
好摩9:36発(いわて銀河鉄道)11:00八戸
八戸11:04発(青い森鉄道)11:49野辺地 
野辺地13:00発(大湊線)13:56下北
下北14:05発(バス)14:48恐山  
秋田県鹿角市湯瀬温泉にて

湯瀬温泉は、列車の乗り継ぎ上の必要から選んだのですが、これも秋田県の秘湯、お湯といい食事といい大満足。朝、川沿いを散歩したのですがなかなかの景色でした。
朝食をとりたかったのですが、朝食は7時30分からだと(公式H/Pには7:00とありますが季節によるようです)、一方、列車は7:47発でこれを逃したら12:02までない。しかたないので、弁当をつくっていただきました。鉄道で来る客を想定していないのですね。卵か鶏か、ローカル鉄道は、そして山奥の宿も衰退の一途。

早立ちのガラ空き列車に約1時間30分ほど好摩まで乗り、そこからいわて銀河鉄道で八戸、ついで2ヶ月前お世話になった青い森鉄道で野辺地に出ました。
野辺地で昼食をとり、これも2ヶ月前にお世話になった大湊線で下北まで乗車、バスに乗り換えて、15時に恐山に到着しました。

到着したのはよいのですが、大雨。尋常じゃない大雨でした。私、晴れ男を自負していたのですが、そこは恐山。流石です。幸い買ったばかりの登山用のレインスーツを用意していたので初仕事をしてもらいました、快適、満足。地獄めぐりから極楽浜まで全部見て回りました。ほかにも何人か傘をさして歩いていましたが信心のチカラか、せっかく来たのだから元を取らねばという執念からか。
宿坊は広々、部屋も困ってしまうほど広く、かつ掃除が行き届いてて快適でした。お坊さんの説明を受けたあといただいた食事は精進料理なのですが素晴らしく美味しかった。旅館としても一流です。敷地内にある湯の小屋は少し離れたところにあり、多少小降りになったとは言え軒伝いに傘さしていく必要がありました。暗くてさほど広くない秘湯ムードの温泉で、ここは一流旅館じゃないですがこれもなかなか乙なもの。上がろうとしたら頭を丸めた中年のお坊さんと思しき人が入ってきたのですが、アヒルの絵のある洗面器を携えていました、カワイイ。(風貌は全然かわいくなかったけど)

夜、暇なもので置いてある本で勉強させていただきました。有名観光地だからと言うので来たものの、いろいろな観光案内をみるからにおどろおどろしく、好印象はもっていませんでしたが、実際に来ていろいろ見せてもらうと、非常に真面目な姿勢で気持ちの良い場所、評価がガラリと変わりました。来てよかった。
(泊)宿坊 吉祥閣 青森県むつ市田名部宇曽利山3-2 (1泊2食12,000円)

29日(水) 恐山から鳴子温泉、新庄など迂回しながら帰宅しました。

恐山10:05発(バス) 10:35むつターミナル 
大湊11:48発(大湊線)12:39野辺地 
野辺地12:45発(青い森鉄道)13:31八戸
八戸14:16発(はやぶさ28)14:44盛岡
盛岡15:08発(やまびこ66)16:10古川
古川16:59発(陸羽東線)17:46鳴子温泉
鳴子温泉18:06発(陸羽東線)19:08新庄 
新庄19:57発(つばさ160)23:03大宮

 恐山からバスでむつターミナルまで移動。そこから徒歩で下北駅にむかいそこで昼食。下北駅から11:52発の列車に乗って野辺地方面に行くつもりでしたが、ちょうど11:08発の大湊ゆきの列車がいたのでこれに乗りこみ一旦大湊に行きました。ターミナル駅というより最果ての田舎駅という風情、駅前をちょっとだけ散歩、雑貨屋のお婆さんとちょっとお話をして、再び大湊駅発の列車で下北、野辺地方面に行く折り返し列車に乗りました。(乗り放題切符だから不正乗車ではありません)

野辺地からは来た道を戻り八戸まで。そこから真っすぐ帰宅することも可能でしたがそこはせっかくの乗り放題切符。盛岡から古川に出て、鳴子温泉で乗り継ぎ、新庄へと迂回して帰りました。山形新幹線に乗りたくでわざわざ新庄まで迂回したのですが、この新庄駅、新幹線始発駅なのに何もない。時間が遅いせいもあるのでしょうけどガラーンとしていてレストランどころか駅弁を買うのがやっとという駅でした。これが新幹線始発駅。まっすぐ帰ればよいのにワザワザ寄り道する愚行でしたが、何か変わったことすると新しい発見があります。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

2023/01/25

最果ての雪景色いいですね。フリーパスで乳頭温泉、下北半島、龍飛岬に行ってきました。

(少し遡った記録を公開します。記録のみでほとんど写真がありません。悪しからず)

大人の休日4日間フリーパスを使い倒すぞ(2022年4月)

大人の休日東北フリーパス、以前2015年に利用して以来、暫く利用しないできました。2020年から蔓延していた新型コロナが一段落した今、そろそろ行くかと早速プランづくり。JR東日本全線4日間乗り放題 15270円 を購入、根がセコいので、どうせならできるだけ乗ってやると言うことで、にわか乗り鉄のようなプランになりました。

4月11日(月) 乳頭温泉鶴の湯を目指しました。 

まず、最寄りの大宮駅から新幹線に乗車、仙台を目指しました。一気にはやぶさで行けば1時間あまりで行けるのですが、ヒマを持て余していたので、わざわざ途中福島、白石で鈍行列車に乗りかえて行きました。

大宮発7:05(やまびこ303自由席) 福島着8:30
(このまま行けば仙台着8:53 6:57発のはやぶさ1号なら8:03仙台到着)
福島発8:35の普通列車 9:08 白石着  白石発9:15 10:03仙台着 
のんびりと鈍行で行くのも良いものです。途中、随所に桜が咲いていてきれいでした。
仙台では、牛タン弁当を購入、こまち号で田沢湖を目指します。

仙台発11:04(こまち217号) 田沢湖13:11着

 牛タン弁当は、正直期待外れでした。やっぱり、仙台に腰を落ち着けて食べるものかな。

田沢湖駅前発13:20(バス)13:32田沢湖畔着 

田沢湖駅からはバスが接続していて、30分ほどで目的地付近に着くのですが、途中田沢湖畔で一旦下車、付近をぶらつきました。季節外れのせいか、乗降客は自分以外なく、土産物屋で飼っていた秋田犬も寂しそうでした。ここの名所、龍子の像は前にみたことがあるし、少し遠いので割愛、かわりに「飲水思源」像の写真を1枚。1987年に田沢湖と中華民国澄清湖とが姉妹湖提携をした記念の像だとかで、水を飲んだら井戸を掘った人の恩を忘れるな、いい言葉です。台湾(清澄水海は台北でなく高雄が近い)にも行って少しはお金を落として恩返ししなければ。食べ物おいしいしなあ。

次のバスで、いよいよ送迎バスの来る、アルパこまくさに向かいます。アルパこまくさは、自然ふれあい温泉館、情報センター、火山防災ステーションの3つの施設がある秋田駒ケ岳や田沢湖観光の中核拠点の筈ですがガラガラ、防災ステーションでダムカードを頂戴しました。本当はもう少し先の鶴の湯温泉入り口バス停まで行き、そこから40分ほど歩いていけばよかったのですが、この季節道がぬかるむとのことで、駅前から宿に電話して、送迎バスを依頼しておきました。送迎バスは途中「鶴の湯温泉別館山の宿」に立ち寄り、ほんの10分ほどで念願の鶴の湯温泉に到着しました。そう、念願の温泉です。以前にも近所まで友人とドライブ出来たのですが満室で断念、今回も何回かのトライのあとたまたま空いていたので予約できたものです。

田沢湖畔発14:32(バス)14:54アルパこまくさ着(送迎バス)宿着 15:15

付近は雪が残り、秘湯の雰囲気満載。事務所で受付をしたあと、部屋に行きます。事務所のある棟「本陣」は食堂と、いくつかの部屋が並んでいますが、泊めてもらうのはお向かいの2号棟、板敷き、山小屋風の素朴な作りですが、居心地は十分。ちょっと前、友人たちと近所の秘湯と称する温泉にいったのですが単なるボロ旅館でがっかりした経験があります。それ以来、「秘湯」の宣伝文句に眉唾しているのですがここは本物でした。

荷物を降ろしたあと付近を散策、なだらかな坂道を下っていきます。足元にはところどころにフキノトウ、両側には雪が積もっており葉を落とした木々の彼方には雪山が望めます。20分ほど下りっていくと先程車で通った「山の宿」に着きます。こちらは茅葺屋根の棟があったりして、また一段と秘湯の雰囲気でした。


お風呂ですが、黒湯、白湯、中の湯、それぞれ男女に分かれています。ほかに、中央に露天風呂があり、ここは混浴です。白湯、中の湯をちょっと覗いてみました(もちろん男湯ですよ)が、狭い小屋の中で4人も入ったらキツキツの広さ、誰も入っていませんでした。露天風呂は数人の男性客が入っていましたが広いので他人が気にならない。雪景色は抜群、四季折々に素晴らしい景色を望めそうでまた来たいな。

食事は下駄を履いて向かいの棟に行き、そこで郷土料理をいただきました。何がでたか忘れましたが普通においしかったですよ。

 (泊)乳頭温泉郷 鶴の湯温泉  仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50 
     2食(朝夕食)9,680円+入湯税150円

4月12日(火) 本州最北端、下北半島をドライブしました。

水車小屋など付近を散策後、送迎バスでアルパこまくさに向かいました。

アルパこまくさ発9:04(バス)田沢湖駅前9:38着
田沢湖発10:14 (こまち216号) 10:49盛岡着
盛岡発11:26(はやぶさ211号)12:02八戸着
八戸発12:10発(青い森鉄道)12:55野辺地着 
野辺地発13:00(大湊線)13:56下北着 

アルパこまくさから路線バスで田沢湖駅に向かい、秋田新幹線こまち号で盛岡に出、新幹線で八戸、そこからローカル線を乗り継いで下北駅に向かいました。なぜか八戸でなく盛岡で買った八戸小唄寿司弁当、これは美味しかった。

下北駅からはバス便もあるのですが本数が少ないのでレンタカーを借りました。もう春ですし道路は除雪されており全く問題ないとのことでした。(14:00-翌10:00 6160円)

下北駅→(61㌔)→仏ヶ浦→(38㌔)→大間→(19キロ)矢印下風呂温泉 という行程で行きました。仏ヶ浦は、本来、船に乗って海から眺めるとすごいとのことでしたが、断崖を下に降りる遊歩道があり、そこから眺めました。途中2人連れの女性と男性1名にあっただけで寂しいものです。まあ、良い運動になりました。それだけです。

仏ヶ浦から大間までの道は、必ずしも道なりではなく、所々に◯◯方面積雪のため通行止めなどという表示があり、土地勘のない私は心配が募るばかり、とはいえ、なんとか大間崎に到着。本州最北の地、マグロで有名な場所なので、なにか良いものがないかと期待したのですが誰もいない海。何もない街。寒風だけが吹きすさんでいました。北端に来たといううらぶれた雰囲気があっていいっちゃえばいい。宿には17時すぎに到着、古びた旅館でした。ウニプランを申し込んだのですが、あるか分からないとの念押しがあった通り季節前で入手できず、代わりにトゲクリガニが出てきました。青森の特産で心尽くしなのだろうけど、カニって面倒くさい。正直不満が残りました。

(泊)まるほん旅館  うにプラン 11000円+入湯税150円  

13日(水) 龍飛岬で津軽海峡冬景色を眺めました。

8時前にチェックアウト、むつ科学技術館付近を経由、海上自衛隊基地をチラ見、レンタカーを返却しました。むつ六ケ所村の原子力再処理施設に興味があったのですが、観光案内にも載っていないので外から見ても何もない可能性が高いし時間的余裕もないので見送り。それにしても青森県には原子力関係の施設が沢山あるのを知って驚かされます、地産地消のほうがエコだから他にもいろいろな電力を使う工場が来るのを期待していたのでしょうね。電気に近隣割引は無いのかな。

(今回、恐山にも行きたかったのですが、まだ深い雪に閉ざされているようで5月の山開きを待たねばなりません。行けないと聞くと行きたくなるもので、実はこのあと、6月に再びプリーパスのお世話になることになりました。これについてはまたいずれ)

下北発10:26(大湊線)11:13野辺地着 
野辺地発11:49(青い森鉄道)12:37青森着 

この日の目的地は龍飛岬。昔から一度は行ってみたいと思っていました。今回プランづくりで困ったのは足の便。津軽線にのり終点の三廐まで行き、そこからのコミニティーバス(←リンク貼っておきます)で行きたかったのですが、どう考えても時間があわない。ホント最果て。宿も1軒しかなく、そこが送迎バスを出しているので、これをお願いすることにしました。青森駅前で立ち食い津軽そばを食べ、ロータリーにある交番前で待っていると、所定の時刻13:20、お姉さんが声をかけてくれました。お姉さん運転の乗用車で途中青函トンネル入り口広場に立ち寄ってくれ、次いで平坦な海沿いの道を再びホテルに向かうのですが、最後に海沿いの道から急坂をしばし登り、15時過ぎに到着しました。お姉さんは青森市内に在住、送迎はマイカーで手の空いた人がやっているとのことでした。(通勤マイカーは軽が通り相場だから、違っていたのかも知れませんが、一見プライベートカーでした。)

荷物を置いてまずはあこがれの階段国道。車で上ってきた急坂を徒歩で降り、下の国道339号線に出、岬方面に歩いていくと小さな漁港の脇に太宰治文学碑と観光案内所があります。観光案内所は休業、文学碑をチラ見、さらに進むと前のより少し大きい漁港、その先には漁港につきもの、弁財天宮があります。太宰治の言う「ここは本州の袋路地」です。ここもチラ見、少し戻ると階段国道入り口に至りました。この間誰にも会わず、国道入り口もわかりにくい場所でした。

階段国道(これも339号線)は急な崖を362段ほど上がり、ホテル上方に至る道ですが、5月1日まで閉鎖だとか。雪も氷も残っておらず通行に全く支障ないのに、入り口には非情な通せんぼがありました。横をくぐれるレベルでしたが、階段国道の上を見るには、もと来た急坂を遠く巻いて徒歩で戻るのが正しい方法です。

階段国道の上からは、暗い海とはるか彼方の北海道が見渡せ、達成感と微かな罪悪感とで暫し感激に浸りました。ここからホテルまで800メートルほど道を下っていくのですが、途中に「津軽海峡冬景色」の歌碑がありスイッチを押すと誰もいない空に向かって石川さゆりの歌声が流れます。私、演歌は好きじゃないのですが、ここで聞くと心に染みます。名曲、名歌詞です。泊まった「龍飛崎温泉ホテル竜飛」は独占営業にもかかわらず、設備、サービスとも上等、何と言っても景色が最高。津軽海峡を見渡しながら舟盛りの食事と地酒を楽しみました。

(泊)  龍飛崎温泉ホテル竜飛 1泊2食  14800円+入湯税150円

14日(木) 龍飛岬を堪能したあと、仙台、常磐線経由の遠回りで帰宅 

チェックアウト前に灯台まで行ってきました。暗い雲天、見晴らしはあまりよくなかったのですが、むしろこの場所にふさわしい。タップリ最果てをたのしませてもらいました。このあと、青函トンネル記念館にも行ったのですが、当然休館でした。ホテルも空いていたし、コロナもさることながらこの時期に来るもの好きはいないということなのでしょう。


ほかのお客、男性1名とともに9時発の送迎車乗車、青森駅前まで送っていただきました。このあと、新青森からはやぶさで一気に帰宅、せずに、やや寄り道をして最後は常磐線に乗って帰宅しました。途中、盛岡で昼食、盛岡冷麺ビビンパ付き、夕食には鶏めしの駅弁を食べ、23事前後に帰宅、JRを使い倒したという満足感と多少の疲労感とで、心地よい眠りにつきました。

青森発11:22 11:27新青森着 
新青森発11:52(はやぶさ240号) 12:45盛岡着(14:00仙台)
盛岡発13:52(東北本線)15:19一ノ関着
一ノ関発15:51 16:38小牛田着 小牛田発16:49 17:36仙台着
8:02仙台発(ひたち30号)    以後省略

今回行きそびれた恐山については、このあと6月にリベンジしました。いずれご報告したいと思います。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。