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2024/10/23

北欧バルト8カ国一人旅(その4)ベルゲンからフィヨルドツアー

港町ベルゲンから、鉄道、バス、遊覧船を乗り継いて、フィヨルド見物をします。最終目的地はノルウェーの首都、オスロです。






ベルゲン駅からヴォスまで

ベルゲン発8:30のベルゲン急行に乗りヴォスに向かいます。ベルゲンはターミナル駅で、近郊の町から通勤客らしい人や観光客が続々と降りてきます。



座席指定ではなく、どこに座ってもよいですが、予約客が来たらお譲り下さいとの表示。なにか落ち着かない気持ちで、少し高い位置にあるボックス席窓側に陣取っていましたら、案の定、8人グループのベトナム人グループがやってきました。
いいよいいよとおっしゃり、なんとなくその一団に混ざってしまった感じ。ホーチミン付近から来られたそうで、このあとオスロに直行するのだとか。
(あとで、ストックホルムの広場で声をかけられ、再会しました。)


 8:30、定刻にヴォスにつきました。列車はこのままオスロにむかいますが、ここで下車、ヴォスはソグネフィヨルドの拠点駅で、冬はスキー客でにぎわうのだそうです。


ヴォス発9:42バスに乗り換え、2時間ほどバスにゆられ、観覧船の出港地、グドヴァンゲンをめざします。車窓の風景は流石です。こうした緑と水の景観は我が国どこにでもあるといえばそれまでですが、この大きさと静けさは格別です。
これは途中のスタルハイムホテル、なかなかの景観で、バスは暫く休憩します。一緒に3台ののバスを連ねてきたので、休憩の後、どのバスに戻るのか迷ってしまいました。ナンバーを控えておくべきでした。
いたるところに大小の滝がみられます。
グドヴァンケン11:30到着。ここから12:00発のフェリーに乗り換え、いよいよ湖に乗り出します。 
ソグネフィヨルドはヨーロッパで最も細長く、深いフィヨルドなのだそうで、電動のフェリーは渓谷の間を静かにすすみます。
14:00フラムに到着、駅前には鉄道博物館があり、昔の山岳鉄道の様子が展示されています。ご自慢は最大傾斜5度、(アプト式などギアなしでは)世界最急勾配の登山鉄道ということ。

そして16:15分発のフラム鉄道。長い編成で、前後に機関車が連結されています。 
途中、落差が225mあるというショース滝で暫しの観光停車。なにか音楽がながれているとおもったら、赤い衣装をまとった人が舞っていました。伝説にある、男性を誘惑する妖精フルドラになぞらえたものなのだそうです。遠くて男女の区別、年齢はわかりませんでしたが、妙齢の美女ということにしておきます。 
途中駅のたたずまいです。
17:10、フラム鉄道終点のミュルダールに到着、ここから17:40発のベルゲン鉄道に乗り換え、オスロを目指します。

約5時間後の22:27、さすがに日は落ちて、無事オスロに到着しました。まえもって地図で見たときは真っ暗な夜道をホテルまで歩くのかと思っていましたが、さすが一国の首都、ネオンに照らされた石畳が雨に濡れていました。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

北欧バルト8カ国一人旅(その3)ノルウェー ベルゲンの街

コペンハーゲンから空路1時間20分、ノルウェーの南西部、港町ベルゲンに行きました。フィヨルド観光の玄関口です。

飛行機の座席がわからない

ベルゲン行のフライトはオンラインチェックイン。早く入れるから機内預け荷物のない人には便利。日本で予約した成果、チケットが日本語で書かれているのには驚きました。

それは親切でよいのですが、座席が28階と書いてある。しばらく考えて、あ、そうか28FのFをフロアー=階と訳したんだと納得。でも、他の人が来るのではないかと、心配でした。

機内は概ね西洋人、しかもコペンハーゲンでも思ったのだけれど背の高い人が多い。機内ではみんな座席から首ひとつでている、事故ったらむち打ち症になるなと思いました。後ろから追突されるなんてことはないと思いますが。

空からの絶景

スカンジナビア航空の座席は窓側だったので、ベルゲンに近づくと、一体のフィヨルド地形が一望できて、素晴らしい風景でした。予期していなかっただけに嬉しい驚きでした。


かわいいトラムに乗ってホテルへ

空港からホテルまでビバネン(Bybanen)という路面電車に乗っていきます。

券売機で90分券47クローネ(≒750円、私は67歳以上なんで24NOK)24時間チケット115(67歳以上55NOK)を購入、最初の乗車時に車内の機器にタッチすることによりアクティベート、すなわち以後有効になります。

トラム最高です。すぐ来る、きれい、案内もわかりやすい。駅もきれいで街と一体です。

電車は道路の角を器用に曲がって行き、1-2分くらいでもう次の駅という具合に頻繁に停車、いかにも市民の足です。



ちょっとした芸術の街?



最寄り駅では、トラムの線路を横断できず、地下道を通って反対側にいきましたが、地下道はこんな、落書き?みたいな絵がありました。飾りというより、先に描いてしまえば落書きされないという狙いかも。

ホテルロビー、変なところに古自転車が置いてあると思ったら、デーブルがしつらえてありました。

ベルゲン港


フィッシュマーケットということですが、アジアや南欧でみるような市場とことなり、観光市場といった感じ。食べさせる店もありましたが、ぼったくり価格だと思いました。

ハンザ博物館は改装中でした。

ブリッゲンと言われる地区です。ショップがならんでおり、前の歩道はオープンテラスになって観光客がお茶しています。

いくつかの建物には立体看板がほどこしてありました。





港に沿って少し遠くまで歩いていったら、住宅地らしいものが斜面に並んでいるエリアにきました。もしかしたら別荘地? 港と丘って絵になります。





フロイエン山からの展望

港から少し中にはいるとロープウェー乗り場があります。左は派手な建物だったのでこここかと思ったのですが、そうではなく、右の写真の地味な建物です。少し上り坂だったのに騙されて損しました。



料金は片道90NOK(約1300円)、往復でも安くならないので、帰りは歩く可能性も考え、片道だけ払って乗りました。(思ったより高いところまで行ったので、帰りの歩きは断念しました。)
なかなかの絶景、往復2600円の価値はありました。

明るいうちに下山しましたが、問題は夕食。フィッシュマーケットで食べればよかったのですが、高をくくってトラム沿線を探したのですが、いずれも閉店。いくつかの駅で降りてさがしたあげく、スーパーで買い込むことにしました。ワインも買いたかったのですが、20時過ぎは売れないとのことで、しょんぼり。


さて、翌日は、いよいよベルゲン駅からオスロ中央駅までフィヨルド巡りのツアーです。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

2024/10/22

北欧バルト8カ国一人旅(その2)コペンハーゲンでガッカリしなかった

前日の17:25に成田を発ち、タイ航空機でバンコック経由、7:40コペンハーゲン空港に到着しました。バンコックまで6.5時間、3時間おいて、更に11.5時間の長時間フライトでしたが、食事もよく快適でした。空港からは国鉄で3駅、コペンハーゲン駅から徒歩15分、午前中にホテルにチェックインできました。

空港では通じるはずのe-SIMが開通せず、空港のフリーWiFiを使ってサポートと連絡をとるなどのトラブルがあり、予定より1時間程度遅れましたが、無事チェックイン、ホテルのコインロッカー(有料!)に荷物を預け、早速観光にくりだしました。



コペンハーゲン駅とチボリ公園

コペンハーゲン駅、日本で言えば東京駅なのに駅をでたらいきなり眼の前に空中ブランコ。ま、大阪駅からも観覧車見えますが、そんなんじゃなくて、チボリ公園という立派な遊園地。 なんでも1843年にできたという老舗。それにしても、一国の首都なのに高層ビルもなく、のんびりしたところです。駅舎はさすがに風格があります。




アンデルセンにご挨拶 



市庁舎にむけて進んでいくと、アンデルセン像がありました。この人には親子2代にわたり、お世話になりました。人魚姫のお話もこの人が創ったものです。1837年といいますからチボリ公園より先輩ですね。






人魚姫にお目通り

その人魚姫ですが、中心部からはずれたところにあるカステレット要塞の先端にあり、ここまで、石畳や工事中の歩きにくい道を結構歩かされます。

観光客が群がっていました。ただ1体の人魚なのに、大スターの風格があります。踊り子に手を触れないで下さい、なんて言われなくても、水に隔てられた手の届かないところで、超然と日向ぼっこしています。





ブラッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオン像とともに、世界3大ガッカリと言われ。はるばる歩いて見に行くほどのものかという気もしないでもないですが、なかなか美形で見応えがあります。運河越しにオペラハウスなんかも遠望できて、ゆっくり時間をつぶすのにも悪くない。はるばる歩いてきたので疲れたのか、それとも元をとろうというわけか、観光客たち、なかなか立ち去りさらず、写真とりまくっています。


広場にて


話は前後しますが、アンデルセン像のすぐ先、市庁舎前広場では蚤の市のようなものが開かれていました。ちょうどこの日、日曜日だったからかもしれません。皇居前や都庁前で露店やったら楽しいのにな。

市内には小さな広場がたくさんありました。




これはイスラエル広場にあるトーベヘルネ食品マーケットでのスナップです。さすが北欧、魚も沢山うられています。それからきのこが山程あることには驚かされました。
のちにわかったことですが、北欧諸国、バルト諸国、どこの国でも共通でした。


さすが絵になるニューハウン

この写真、どこかで見たことがあるという人も多い、有名観光名所。
運河に面した色とりどりの木造建築群。かっては航海から帰り着いた船乗りたちが飲んだりいろんなことをして楽しんだ場所、いまではテラス席に観光客がやすみ、船着き場からは湾内観光クルーズボートが観光たちを満載しています。
観光クルーズボートは1時間109クローネ、別のところでは同じコースなのに60クローネ,この差なんなのだろう。
人魚姫は遠望するだけなので、やめました。

お城、宮殿、教会やら

いろいろあって、素晴らしいっちゃ素晴らしいですが、ああそうか、だけの感想ではあります。

クリスチャンスボー城は、コペンハーゲン発祥の地、スロッツホルメンにあり塔の高さは市内一だそうです


ローゼンボー城は1606年に夏の離宮として、オランダルネサンス様式で建てられた、この時代のデンマークの建造物の典型的なものなのだそうです。歩き疲れていたので、そばまではいかず、遠望のみでしたが、すごい王冠が展示されているのだそうです。











アメリエンボー宮殿は、言われなければただの広場って感じ、でも衛兵が建っています。
衛兵のかぶっている防止はクマの毛皮なんだそうです















アメリエンボー宮殿のそばにフレディリクス教会がありました。








クリスチャニア

大小、沢山の島があるというか、沢山の運河がはしっているというか、コペンハーゲンは水の都。運河で隔てられたところにクリスチャンハウンがあります。
運河には跳ね上げ橋がかかっており、大きな船(観光用)がくると跳ね上げます。
水のある風景っていいですね。下手な写真でも美しく見えます。


そして、奥にすすむと、下左の写真のようなゲートがあり、その先はヒッピーの自治区、クリスチャニア。1971年にできて以来、政府が公認したり、制限したり、せめぎあいがあって今日にいたるようですが、ある程度の自治は認められ、観光地になっているようです。
外見的には落書き特区の感がありますが、マリファナが売られたり、ちょっとヤバい場所もあるとのことです。





救世主教会からの眺望

このクリスチャニアを抜けたところに、救世主教会があります。
写真ではよく見えないかも知れませんが塔の先端部がねじれています。目をこらすと肉眼でも人が動いているのが見えます。

ここからの見晴らしが良いということなので、登ることにしました。
教会の前のベンチには何人かの人たちが休んでいましたが、あとでわかったのですが、これは次の順番待ちのひとたち。30分程度ごとに、1グループを入れる仕組みで、予約して、30分ほど待ちました。
こちらが何も言わないのにシニア料金52クローネにしてくれました。

もちろんエレベーターはありません。覚悟を決めて細い階段を上がっていきます。
階段の途中には、用済み?になったキューピットや鐘なんかが転がっています。
外から見て当然わかっていたはずなのですが、上に行くにつれ通路が細くなってくる。最上部になるとすれ違いも無理、怖いこと怖いこと鉄柵と神の加護を信じるのみ。

でも、上からの景色は感動もの。中世そのままのような、箱庭の街と、運河が一望。というより360℃の眺望をそれぞれの場所から四望できました。


再び鉄道で空港まで

コペンハーゲンでは1泊、翌朝10時にホテルをチェックアウト、中央駅から国鉄で15分ほどの距離にある空港駅に向かいました。

ポーランドでもこういう線路をみかけました。最初、線路の広さが併存しているのかなともおもいましたが、使っている様子はなく、ただの予備?



大きな駅なのですが、地味な駅でした。
構内には、セブンイレブンがありましたが、小規模で、ほかに売店などみかけず、月曜日の朝なのに全体的にガラーンとしていました。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。