今回の旅行では、ホーチミンシティー → カントー、カントー → ホーチミンシティ ニャチャン → ダラット と、3回、長距離(中距離)バスのお世話になりました。いずれも発着が郊外なのが難点ですが、便利、安価、快適でした。
バス路線は発達、いろいろな会社が各方面にむけて運行しているようです
TNK トラベルジャパン のサイトでは全国のバス路線が紹介されています。(ここから予約も可能です。)また、Baolau というサイトも日本語対応しており、アジア諸都市の航空便、鉄道便、バス便が網羅されています。(ここから予約することも可能です。)
今回は、ホーチミンシティー周辺限定でしたので、この地域最大手(らしい)のFUTA Busのサイトを訪問しました。
予約は簡単
大手のシンツーリストなどいくつかの会社が運行していましたが、ネットの評判などをみて、今回はフンチャンバス(Vé xe Phương Trang (FUTA BUS) )を利用しました。この地域最大手だそうですし真っ赤な車体なのでよく目立ちます。
FUTA Bus (ここをクリック)
① 路線を選びます、(例えば SAIGON⇒CAN THO 190km 4h 165,000d)
② 次に、往復か片道かの選択、日付を決定します。FIND NOW のボタンを押下
③ 時刻を選びます。(おおむね毎時でています。)
④ 座席を選びます A が下段、 B が上段、若い番号が前方です。
⑤ ピックアップポイントがでてきます。出発地以外を選んだ場合は、出発地のバスステーションまでシャトルバスで運んでくれます。
⑥ 名前、アドレスなど記入、支払いにすすみます。
バーコードつきのコンファメーションがメールされてくるので、これを発券窓口で提示するだけです。(チケットを発行して貰う必要があり、そのままバスには乗れません。)出発の1時間前までに来るようにとの注意書きがあります。
当日売りもあります
もちろん当日売りもあります。料金は同じです。路線にもよりますが毎時、場合によってはもっと頻繁に走っているので、その場で買ったほうが効率的かもしれません。
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各社のバスが待機 |
受付でバーコード入りのコンファメーションを提示したらチケットを渡されました。(早く着いたので1台早いバスに換えてもらおうと頼みましたが、ダメでした。規則なのか、面倒くさいからなのか、言葉が通じなかったのか、それはわかりませんが、ちょっと不満。でも来たバスは満席だったのでお姉さんが正しかったのでしょう。
車内は快適
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2階建てSleeper(FutaBus公式サイトから) |
停車場によっては空港のような案内表示板があります。発車15分前くらいに、バスが入線します。乗車開始のアナウンスは、ベトナム語なのでわかりませんから、発車時刻が近づいたらバスの周辺で待機して、周りの人々の動きに注意を払っていました。
チケットにナンバープレートの番号と座席が印字されているので、行き先とナンバープレートをよく確認することが大事です。
バスの入口の係員にチケットの確認を受け、(大型の荷物は床下に格納してもらい)、靴を脱いで乗車します。(靴は持っていき、車の外に残さないように。当たり前か)
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二段カプセルホテルです |
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手前の物体は私の足です |
3列、2段になっており、座席番号Aが下段、Bが上段、若い番号が前方、バスに乗ってすぐの場所に表示がありました。 私は3回とも進行左側窓側下段を選びました。夜行なら荷物の安全を考えて上段もありですが、上にあがるのは少し辛いです。車は日本と逆の右側通行なので、右側のほうが景色がよく見えたかも知れません。
水とおしぼりのサービスがあり、また、充電も可能です。テレビ、音楽も可能なようです(使わなかった)Wifi は当然あります。(実際は使わなかった)
座席ですが、フルリクライニング、と言うより、逆に起き上がるのは困難です。
バックパックを持ち込んだので足元が多少窮屈ではありましたが、長い脚をフルに伸ばせてきわめて快適でした。
途中の休憩所も完備
今回利用したバスには車内にトイレはありませんですが、途中、15-20分くらいの休憩があり、問題ありません。
休憩所と言うから、今までの経験から、田舎の商店と汚い目のトイレという先入観をもっていましたが、立派なのに驚きました。
下の写真はホーチミン(サイゴン) ー カントー間にあった休憩所ですが、ほかの路線もなかなか上等で、日本の道の駅より数段上を行っています。
聞いたら休憩時間は20分とのことでしたが、出発のアナウンスや、出発時刻の表示はありません。心配で食事をとる度胸はなく、カントーに行ったときはジュースと豚まんを、ダラットに行ったときはバインミーを買って持ち込みました。
ダラットに向かうときは、乗るバスを間違えかけたうえ、食べ物は禁止と注意されました。たしかにバインミーを食べると音がするし、パンのかけらで車内が汚れる。お腹空いていたので、すみませんと謝って、カーテンを引いてパンくずを落とさないように注意しながら試合続行しました。ごめんなさい。
(一部には?)無料送迎サービスもあります
バスターミナル(バスステーションと呼んでいます)は、いずれも市内から2-30分離れた場所。アクセスは悪いのですが、(一部には?)無料送迎サービスもあります。
ホーチミンからカントーに行ったときですが、バスが停まった途端、出口なところには係員のようなひとが来て、何処に行きますか、タクシーがありますとの親切な申し出。
事前に先達のブログで送迎バスがあることを知っていたので、ニセ係員の申し出を断ってシャトルバス、シャトルバス、シティーと連呼、すると下記の写真のカウンターに案内されてそこで行き先ごとに札を渡されました。ミニバスが来たのでその札を見せ、行き先を伝えた所、無料で宿の前まで送ってくれました。宿は小さなゲストハウスなのに、住所だけでそこまで行ってくれたのに感激しました。
ニャチャンからダラットに行ったときは、上記のようなカウンターがなく、必ずや無料バスがあるとの信念のもと、それらしきミニバスに伺いをたててはそこで待て、と断られることの繰り返し。届け先が広範囲にわたっているためだったのでしょう、2,30分またされたあと乗ることが出来、結局これもゲストハウス前まで送ってもらえました。
逆に、カントーからホーチミンに戻ったときは、この辺の意思疎通がうまくいかず、結局街までいく中間点の別のバスターミナルで降ろされました。
一方、迎えのほうですが、私はGrabタクシーなどで行きましたが、電話すれば迎えに来てくれるという話のようです。一流ホテル限定かも知れないし、電話で話を通じさせる自信がないので、これは諦めました。
FUTABusのサイトで調べてみましたが、送迎について触れている所はみつかりませんでした。大きなセールスポイントなのになぜ? 現地の常識? 多分、私が見落としたのかもしれません。
4時間寝台バスに乗って送りつきで165千ドン(1000円)、フンタン、大好き。名前も可愛らしい。
利用上の注意:乗る場所がわかりにくい、案内が不十分なのが難点、時間に余裕をもつこと
良いことずくめですが、ご多分に漏れず英語は通じにくい。(その①で触れたように予約時にちょっとトラブルがあったのですが、その対応は英語で迅速でした) 利用者は当然現地人が多いのですが、西洋人観光客も少なからずいたので、もう少しなんとかして欲しいものです。(私の英語だけが通じないという説もありますが)
バスステーションは1箇所とは限らず、下手をすると間違った場所に行く可能性があります。タクシーに乗るにしても、Google Map や人に道を聞くにしても、バスステーション名、所在地を現地語、英語の両方で記録しておくとより安全です。
長距離バスのバスステーションはいずれも市内中心から遠くはなれていました。1時間前までに来いとあるので飛行機でもあるまいにと思っていましたし、今回、実際には直前でも大丈夫な感じでしたがが、途中の渋滞、発券所の混雑などの可能性を考えると早めに行くのが正解でしょう。
バスステーションは、ある程度広く、バス会社ごとの発券所が隣接しているとは限らない。また、発券所と乗り場がそばとは限らず、バスステーションから発券所を経て、実際のバス乗り場までも、オリエンテーションを楽しみむことになります。今回は、事前にしらべておいたので、道を聞く人が親切だったので、無事たどりつけましたが、もうすこし案内表示がほしいところでした、(現地語ではあったのかも知れません)いずれにしても時間に余裕をもつことが大事と思いました。
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。