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2023/03/04

ベトナム南部一人旅⑧ ニャチャン海岸リゾートでアクセク名所巡り(2023年2月)

ホーチミン近郊の海岸リゾート地ニャチャンを訪問、海岸、奇岩、市場などを見物しました。

ホーチミンの北東400キロ、ニャチャン

ニャチャンと言ってもまだ無名かもしれませんので、トラベルjpさんのサイトから一部抜粋紹介いたします。

◯ ニャチャンビーチ  ベトナムを代表するリゾートと言えばニャチャンです。7kmにも渡るビーチには、リゾート感たっぷりのチェアとパラソルが用意されています。ビーチ沿いにある整備された遊歩道には、ヤシの木が植えられた緑いっぱいの空間で、噴水があったり、ベンチや遊具があったりと公園のようになっています。夜にはライトアップもされ、とっても幻想的!
◯ ニャチャン大聖堂  1934年にフランス人建築家によって建てられたネオ・ゴシック様式の石造りの教会で、ベトナムで最も大きな教会と言われています。
◯ ポーナガル塔  ニャチャン一帯では2世紀頃からチャンパ王国が支配し、サイゴン(現ホーチミン)やハノイとは違う文化を築き上げていきました。チャンパ王国は海に面していたことから、早くから外国との貿易が盛んで、ヒンドゥー教やイスラム教の文化を取り入れているのが特徴です。ニャチャンにあるポーナガル塔は、8世紀から9世紀にかけて建てられた寺院で、名前にあるポーナガルとは、チャンパ王国の人たちが崇拝していた女神の名前です。
◯ ホンチョン岬  ニャチャンでも屈指の絶景スポット。どこまでも広がる蒼い海と青い空、ボーっと眺めているだけでも心洗われる場所。地元の方も海水浴やダイビングに訪れおり、シュノーケルの穴場スポットでもあります。
◯ ダム市場  ニャチャン最大の市場、ダム市場はTシャツやベトナム雑貨、香辛料等のお土産に最適なものから、野菜や果物、お肉等の地元の人の生活が垣間見ることができる青空市場までたくさんのお店が並んでいます。

観光名所なんて、どこでもでっち上げられるもので、いちいち付き合っていては、忙しいばかりで楽しくありません。とは言え、ここは本来、お金持ちが海岸に寝そべってゆっくりするところ、大した名所もありませんので、半日の短い時間でしたがいくつか周りました。

ニャチャン大聖堂 ~早朝から敬虔な祈り

早朝、4時15分着の夜行寝台でニャチャンに着きました。ニャチャン大聖堂は歩いて数分の距離にあるのですが、開園が6時、流石に食べ物屋さんはどこも開いていませんので聖堂前の公園で暫し待機。
頃合いを見てなだらかな坂道をあがり、行ってみると既にミサが始まっていました。無信心者のわたしは邪魔にならないように後ろで暫くオブザーバー聴講。

このあと、Grabのタクシーがつかまったので、市内から少し離れた名勝ホンチョン岬にいって来ました。

ホンチョン岬でゆっくりしましたがスコールが来て中断

岬は小高い丘の上になっていて5時ごろだというのに何人か散歩やジョギングをしていました。顔立ちから見て、地元の人か国内のリゾート客だと思いますが、豊かさをかんじさせられます。
ホンチョン岬というから、誰でもアクセス出来る場所かと思ったら、私有地のようで入場料30先ドン(200円)は良いとして7時まで開かない。岬で初日の出を見られるかと思ったのですが暫し待たされました。
街の中心部が見渡せます。高層ビルはいずれもホテルでしょう。
東の空です

ここの売りのようですが、それだけのこと
巨人の爪痕だそうです

待たされた甲斐あって、よく整備された公園、他に観光客もおらず風景を堪能、気候も厚からず寒からず、ベンチで気持ちよく昼寝(朝寝)をさせていただきました。

何やらポツンポツンと肌にあたるものを感じ、念のために喫茶コーナーに移動したらスコール。椰子の葉で葺いたすきまからもしずくが落ちるほどの大雨。30分ほどで止みましたが、乾季なのにスコールを味わえたのはラッキーでした。

ポ-・ナガル塔

ホンチョン岬から2,30分歩いたところにあるボー・ナガル塔に行ってきました。



チャンパの末裔なのでしょうか、ここでも熱心にひざまずいて祈っています。私にはそれよりも、お祭りでもあるのでしょうか、踊りの練習をしている若者たちに目が行ってしまう。

ポー・ナガル塔をでたところから、市内中心部の方向が一望できます。漁船が沢山浮かんでいる一方で、随所にクレーンが立っています。公害なんて言葉もなかった昔、煙突が立ち並ぶ風景を見て誇りに思った時代に育った私としては、こういう活気のある街の様子も好きです。




市内 ~ ダム市場とビーチ




ダム市場は移転したとかするとかで活気なし。昼間行ったせいもありますが派手なのは入り口のゲートだけ。周辺のレストランもGoogleの地図には乗っていても探せど探せどみつからない。街がきれいになりすぎて、猥雑は市場は駆逐されてしまうのかな。

市場脇の食堂で朝食を摂ったあと少し浜辺を散策、ビーチはきれいな砂浜もつづき、まわりも綺麗に整備されています。季節が悪いのか時間がわるいのか、コロナのせいなのか、残念なことにビキニのおねえさんたちの浜辺で休む姿は見ることができませんでした。それが心残り。気を取り直してGrabタクシーにてバスステーションまで移動、寝台バス(くわしくは「ベトナム南部一人旅④」をご参照。楽しみにしていた高原リゾート、ダラットに向かいます。

ダラットについてはまた次回、および次々回に。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。


ベトナム南部一人旅⑦ ベトナム統一鉄道個室寝台でホーチミンからニャチャンへ(2023年2月)

2月15日、カントーからバスでホーチミンに帰ったあと、サイゴン駅から夜行列車に乗ってニャチャンまで行きました。 

(寝台列車予約のしかたについては、ベトナムホーチミン一人旅①ご参照。)

サイゴン駅周辺はアジア的な古い街

奥の方にあるのがサイゴン駅










時間があり余っていたので市内のバスターミナルからサイゴン駅まで5キロほど歩いていきましたが、駅に近づくにつれゴミゴミとしたいかにもアジアらしい街並みになってきました。

駅の位置を確認、荷物を預けたかったけどそんなサービスはもちろんありません。(今回の旅行を通じて荷物預かりらしいものがあったのはタンソンニャット国際空港でみかけただけです。)

歩き回る元気は残っていない一方時間がタップリ余っていたので駅近くのコーヒーショップで一休み。日本にあってもおかしくないおしゃれなチェーン店で、アルバイトらしい店員が友人と一緒になにか勉強していたのが印象的でした。サイゴン川の支流の小さな川岸までいくと、何件かレストランが並んでおり、なにか大きな魚を焼いていました。これを夕食にしようと、テラス?路上?のテーブルにすわりましましたが、周りは鍋料理を囲んで盛り上がっている地元の人達でいっぱいた。ちなみに、このお魚、お名前は存じませんが、パサパサしていてあまり美味しくなかった。ライスペーパーに野菜をタップリのせ、一緒に巻いてニョクマムをつけて食べました。

駅前の様子

蒸気機関車が展示してあります。説明はありませんが、ベトナム戦争後?走っていた栄光あるものなのでしょう。

発車30分前から改札開始、アナウンスはベトナム語と英語の両方でされるのですが、列車番号のSE2の、2の部分がTwoともSecondとも聞き取れずその30分前の別の列車可と思いボンヤリしていたら親切な係員が促してくれました。

中国製?のディーゼル機関車
調理場もあります

2段ベッド4人部屋
軟座

もともと、2段ベッドを予約したかったのですが、残席がなく、1段ベッド2人部屋を予約しました。軟座もなかなか居心地良さそうで短距離なのでこれでもよかったかもしれません。

ちなみに、今、3月の値段を調べたら、軟座454千ドン(2700円)、3段ベッド617(3700円) 2段ベッド817(4900円) 1段ベッド1681(10000円)と、結構な開きがあります。庶民には安く、持っている人からはたくさん取る、社会主義の正しい姿?

ついでながら、現在社会主義国家を名乗る国は、ベトナム、ラオス、中国、キューバ、そして北朝鮮の5カ国とのこと。こう並べるとどうも。。。

私の乗った1段ベッド2人部屋は、こんな具合。どうも他人同士は同室にしないようで、独占できました。私が乗った2月15日は一等寝台1416 千ドン(8500円)、2段ベッド797千ドン(4800円)、でしたから値段は倍しますが、価値あります。(現時点で調べたら上記のように、季節的なものか、原油価格動向によるものか、上記のように少し値上がりしていました。)

11月にタイの夜行列車にも乗ったのですが、この時は室内に洗面設備があり、トイレ、洗面所が客車ごとに、そしてシャワー室(無料)がついていました。(このときの様子は「タイ北部・ラオスのメコン川下り・寝台列車の一人旅⑭」ご参照)

未明のニャチャンに到着

列車は20:55に発車、極めて快適、外を見ても光以外何も見えないのではやばやと就寝。寝過ごすのを心配していましたが、到着4:15より少し前、目覚ましがなる前に目覚めました、普段悩まされる頻尿に感謝。トイレも綺麗で良かった。(ニャチャン駅のトイレがどうなっているか、ちょっと見てみましたが、外側から見る限りでは工事現場のトイレのようで、列車の中ですませておいて正解でした。)

到着予定時刻4:15、少し前に車掌さんが声をかけてくれ、順調に下車。列車の運行は正確です。

 
思ったより大勢の人が乗り降りしていました。いかにも停車場という風景、いいものです。駅前は流石に寝静まっていました。何台かタクシーはいましたが、すぐそばのニャチャン大聖堂に歩いていきました。

ニャチャン滞在の様子は次回。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

2023/03/02

ベトナム南部一人旅⑥ 雑記帳:Grabタクシー、Grabバイクタクシーにはお世話になりました(2023年3月)

私は日本ではタクシーを余り使わないし、配車アプリというものを使ったことがありません。わざわざ配車アプリを使うという方は少数派ではないでしょうか。

ところが、場所不案内、言葉不自由、悪質運転手が横行しているかもしれない海外ではこの配車アプリというやつは非常に便利です。今回、ベトナムや東南アジア諸国での配車アプリについてご紹介します。経験談と言うより一般的な話が多いので、ご興味のある方はこのブログ記事を読むより、専門のサイトに当たられたほうが良いかも知れません。

配車アプリについて(ご存じの方も多いとおもいますが)

・スマホのアプリで、乗り場と行き先を指定すると、料金を明示の上、最寄りのタクシーが迎えに来る仕組み、要はマッチングアプリ。日本の場合は白タクはご法度なので、提携のタクシー会社が配車してきて、料金もメーター通り(+迎車料金)となるようですが、この辺は国によってことなるのでしょう。Grabについては、次の項で説明します。

・海外の配車アプリについては、例えば IMATABI ー タクシーの進化系!海外で人気の配車アプリって何? に詳しく説明されてあります。

Grabについて

欧米ではUberが主流のようですが、東南アジア圏の配車アプリで圧倒的につよい(というか独占)のがマレーシア発祥のGrabです。

事前準備

① アプリをいれます。(検索でGrab といれればでてきます。)
② その地で使える電話番号と、クレジットカードの明細を登録しておきます。

実は、去年の11月タイ北部・ラオス旅行をしたときは、電話番号がなかったので、つかえず残念な思いをしていました。(ラオスはGrabサービス対象外)今回は、電話付きのSIMカードを購入、晴れて使えるようになったわけです。

利用手順

①アプリを開いて行き先を指定します。事前にはいっている場所を選択する、アドレスを打ち込み、リンクしている地図で指定するなどのやりかたがあります。前日にでも、事前に目的地を保存しておくと便利でしょう。
② 次に何処で落ち合うか、これも地図で指定します(通常、GPSで現在地が示されます)
③ 料金がでてきます。それでOKにすると、最寄りの車の明細が表示され、乗車地までで来ます。到着するまで時間と、現在位置とがアプリ上に表示されます。
④ 車両番号などでお互いに確認後乗車、目的地についたら、そのまま下車。料金はクレジットカードから引き落とされ、領収書がメールされてくる。

そのメリット

① 必要なときすぐ拾える。
② 口を聞かなくても良い(外国語が通じなくても大丈夫)
③ ドライバー評価システムがあるので、ある程度信頼できる。
④ 最初からいくらかわかるし、ボッタクられる心配がない。
⑤ 現金の受払をしなくても、事前に登録のクレジットカードから引き落とされる。

デメリットは

① そばに車がない場合は来てくれない。人里離れた場所では流石にむりでしょう。
② 行き先を正しく入れる必要がある。特にローカルの地名など、表記がわかりにくいのでうっかり間違えると、間違えた場所につれていかれる。ドライバーは一種のロボット状態なので場所を修正するのも、手間がかかる。
③ 待ち合わせ場所を正しく指定しないと来てくれないし、正しく指定しても、お互いに見つけにくいときがある。

Grab、今回使ってみました。

ホーチミンシティーではグラブタクシーをよく使いました。特にお金のトラブルがないのが良い。ほとんどストレスなく使え、行動半径が大幅に広がりました。

失敗から学んだこと

・一つ勉強したことは、待ち合わせ場所の選び方。
車の停めにくい場所、周辺に車が沢山停まっていて、どれが自分の車かわからなくなりそうな場所は避けたほうが良いようです。一番無難なのは、ホテルや有名施設の入り口ですが、入り口が複数ある場合は、気をつける必要があります。アプリ上の地図に車の位置がGPSで示されるので、常に自分と双方がどこにいるか掌握するように気をつける必要があります。

・行き先は事前によく調べておく必要があります。兄ちゃん、東京駅までやってくれ、というわけにはいきませんから。一度、行き先の指定を間違えてしまったことがあります。ある地点AからBまで行き、そのあとCにいくつもりが、Bを発ったあと走る道に見覚えがある、これはおかしいということで停めて調べたらもとに地点、Aに向かっていました。アプリの登録地点をタップするとき、謝ってタップしてしまったようです。その時の運転手のセリフ、一度Aまで行かせてくれ、と。なんとかアプリを操作して目的地変更をすることができましたが、ちょっと慌てました。

バイクタクシーも愛用しました。

最初ちょっとためらいましたが、みんな乗っている。一度乗ってみたいなと、使っていたら病みつき。料金が1/3位ですし、風を受けて走るので爽快。お兄さん(一度だけ幸せにもお姉さん)の背中につかまって一体感を味わえ、ますますベトナムが好きになります。

避けたほうが良いケースは、荷物が大きいとき、疲れているとき、それから、道路が混雑しているとき、道路の状態が悪く凹凸がおおそうなとき。雨の日はありませんでしたが、論外です。ダラットでは気持ちがよかったので、バックパックを背負ったままバイクタクシーを利用してしまいました。

何十年くらいか前、地下鉄が出来る前のタイが大渋滞に悩まされ、ビジネスマンたちがバイクタクシーを愛用しているという話を聞いたことがあります。今回の経験では、さほどの渋滞はなかったし、運転も大人しく、大渋滞の間をスイスイと走るので早い、ということはありませんでした。第一、スイスイやられた日にゃ怖くてたまらない。

所によっては使いにくいようでした。

今回行った街は、どこもGrabサービスがありましたが、フーコック島ではやや不自由でした。

フーコック島では、すべてタクシー会社につながるようで、余りメリットがありません。また、バイクタクシーもほとんど普及していないようで、1回使えただけでした。フーコック島はリゾート地として人気絶頂の場所ですが、タクシー以外の公共交通機関がないし、Grabも余り使えないということで、もしかしてタクシー会社の利権?、ワタシ的には評判を落としました。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

ベトナム南部ン一人旅⑤ 豊穣のひとこと~カントー メコンデルタで植物園、水上マーケットなど見物(2023年2月)


2月14日火曜日、ホーチミンシティーから150キロほど離れたカントーに移動。ここはメコンデルタの中心部、水上マーケットとナイトマーケットが売りです。

朝の長距離バスでカントーに移動

7:30開館の戦争証跡博物館をみて、Grabタクシーでホーチミン郊外10キロほどのところにあるミエンタイバスステーションに移動。9時発のバスに滑り込み。早起きは三千ドンの得。(バスの様子は「ベトナムホーチミン一人旅④」をご参照。)

13時ごろカントー到着、宿のあるところまで送ってくれたミニバスから降りてちょっとキョロキョロすると、近所の店に人が親切にもこっちだよ、と指差す。結構有名な宿なのかな。

ボロイが素敵な宿にチェックイン

予約してあった「Thanh Ha Guesthouse」は、路地の奥まったところにあり、治安の悪い国だったらちょっとビビるかんじの場所、途中の家の中が見えたりします。

玄関口で靴を脱いでロビーというか土間にはいると、西洋人老夫妻が2組、ソファーでくつろいでいました。宿のオーナーHaさんは、かなり流暢に英語をつかい、翌日の水上マーケット見学の手創りツアーを説明してくれました。本人曰く、高いから自分で船をチャーターするのもおすすめ、気にしなくていいよとのこと。お菓子と果物を出してくれた上、チェックイン時間の3時よりだいぶ早かったのに入れてもらえ大助かり。部屋は315千ドン(2000円)と値段なりに古くてシンプルだけど清潔、施錠は南京錠。やさしい良い顔をしたお婆さんでした。

果樹園見物~ドリアンの木を求めて

水上マーケットは早朝が売りなので、この日は10キロほど離れた場所にあるミーカン観光農場を訪問しました。

旅行社の主催する水上マーケットツアーは、大抵が早朝出発で、ライスペーパー工場、細い水路でのボート、観光農園、市場散策などがセットで5000円から10000円くらいまで、なかなか良さそうなのがあり魅力的だったのですが、帰りのバスに間に合わない、水路のボートツアーやライスペーパー作りはほかで見物済みということで、今回は自分ツアー。観光農園だけ先に行っておこうと思った次第です。

宿のHaさんによれば、この季節花も咲いていないし何も実っていないからお勧めじゃないとのことでしたが、そう入っても実るまで待てない。昔、シンガポールにいたとき、マンゴやパパイヤなどいくつかの熱帯フルーツのお馴染みだったのですが、マレーシアで1回だけ見たドリアンの木が見たかった。あの大きい実が高いところに鈴なりになっている姿ってすごいですから。

ということで、Grabバイクで、果樹園までひとっ走り。交通量が少なく、道も良さそうなので、今回はタクシーでなく、初めてバイクタクシーにのりました。最初、ちょっと怖かったけどすぐに馴れ、快適、快適。

果樹園の中は結構広くて散歩を楽しみましたが、ジャックフルーツくらいしか存在感のある果物はなっておらず、がっかり。Haさんの仰る通り。

ドリアンの木はどこにある、とグーグル翻訳を駆使してたずねまわりましたが、あちらこちら生かされた挙げ句、スギちゃん似の作業員お兄さんが連れて行ってやるとバイクにのせてくれてました。右の小さいのがランブータンで、その奥にあるのがドリアンだと。

疑り深いものたちなんで、そばで草取りしていたお婆さんにも聞いたらやはりそこに連れて行ってくれたから本物でしょう。花や実がなっておらず残念ですが、思いがかないました。


近所を散策、ナイトマーケットに行きました。

宿の近所の路地で(荒物屋)

夕食はマーケットにでていた魚介類を焼いてもらい、搾りたてのグァバジュースとともに堪能、腹一杯になって宿に戻りました。

水上マーケット

15日水曜日、4:30。Grabバイクがつかまるか心配でしたが、さすがに水上マーケットが売りの街、すぐつかまり、約5キロ余りはなれたカイランまで。市場近辺につくと、女性の乗ったバイクが並走、Grabの運ちゃんに話しかけてくる、と、バイクが方向を変えて橋の下そばの水辺でストップ。どうやら、ボートの客引きに説得されたか。いくらもらったか知らないけど、まあ、探す手間が省けた。ボートチャーター料は1時間300千ドンとのこと。ある程度の相場を事前に調べてあったので一応250に値切って、2時間はどうだと言ったら、2時間300で妥協。(結局1:15で帰ってきたので、250+チップ20を支払いました。) モーターボートを出すときはどこからともなくやってきた男性が手伝い、その親父が操船するのかと思ったらバイクで勧誘のおカミさんが乗ってきました。女性はたくましい。

まだ真っ暗闇の中、ボートを走らせると、派手に照明している水上小屋にて一端停留。そこは土産物屋や食堂を兼ねている川の駅。特に買い物をすすめるわけでもなかったので、要は夜があけるまでの休憩。おカミさんの分と2人分のホーを頼み朝食としました。


陸のマーケットも凄い、凄い。

空が明るんできた頃、船着き場に戻ります。船着き場のそばには、市場が広がります。
広がります、って文字通りで、一つの街がまるごと市場という感じ。海産物はじめ野菜、果物、何でもあります。魚はみんなピチピチ、動いています、生きています。市場が好きであちらこちら覗いているのですが、ここの市場の規模、元気さには驚かされました。それにしても、折角のうなぎ、どこかで蒲焼にして売っていないかな、とないものねだり。





戻ったあと、時間が余ったのでカントー博物館(無料)を見物、土地の歴史や産物などが展示されていますがさほど面白くはありませんでした。なにせ言葉がわからなければどうしようもない。そのあと宿をチェックアウト、13時のバスでホーチミンに戻ります。

ホーチミンでは、こんどはベンタイン市場など中心部に戻らず、3キロくらい離れたベトナム統一鉄道サイゴン駅に向かいます。このへんは次回また。

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。


ベトナム南部一人旅④ ベトナムの長距離バスは最高(2023年3月)

今回の旅行では、ホーチミンシティー → カントー、カントー → ホーチミンシティ  ニャチャン → ダラット と、3回、長距離(中距離)バスのお世話になりました。いずれも発着が郊外なのが難点ですが、便利、安価、快適でした。

バス路線は発達、いろいろな会社が各方面にむけて運行しているようです

TNK トラベルジャパン のサイトでは全国のバス路線が紹介されています。(ここから予約も可能です。)また、Baolau というサイトも日本語対応しており、アジア諸都市の航空便、鉄道便、バス便が網羅されています。(ここから予約することも可能です。) 

今回は、ホーチミンシティー周辺限定でしたので、この地域最大手(らしい)のFUTA Busのサイトを訪問しました。

予約は簡単

大手のシンツーリストなどいくつかの会社が運行していましたが、ネットの評判などをみて、今回はフンチャンバス(Vé xe Phương Trang (FUTA BUS) )を利用しました。この地域最大手だそうですし真っ赤な車体なのでよく目立ちます。

FUTA Bus (ここをクリック)

① 路線を選びます、(例えば SAIGON⇒CAN THO 190km 4h 165,000d)
② 次に、往復か片道かの選択、日付を決定します。FIND NOW のボタンを押下
③ 時刻を選びます。(おおむね毎時でています。)
④ 座席を選びます A が下段、 B が上段、若い番号が前方です。
⑤ ピックアップポイントがでてきます。出発地以外を選んだ場合は、出発地のバスステーションまでシャトルバスで運んでくれます。
⑥ 名前、アドレスなど記入、支払いにすすみます。

バーコードつきのコンファメーションがメールされてくるので、これを発券窓口で提示するだけです。(チケットを発行して貰う必要があり、そのままバスには乗れません。)出発の1時間前までに来るようにとの注意書きがあります。 

当日売りもあります

もちろん当日売りもあります。料金は同じです。路線にもよりますが毎時、場合によってはもっと頻繁に走っているので、その場で買ったほうが効率的かもしれません。

各社のバスが待機


受付でバーコード入りのコンファメーションを提示したらチケットを渡されました。(早く着いたので1台早いバスに換えてもらおうと頼みましたが、ダメでした。規則なのか、面倒くさいからなのか、言葉が通じなかったのか、それはわかりませんが、ちょっと不満。でも来たバスは満席だったのでお姉さんが正しかったのでしょう。

車内は快適

2階建てSleeper(FutaBus公式サイトから)
停車場によっては空港のような案内表示板があります。発車15分前くらいに、バスが入線します。乗車開始のアナウンスは、ベトナム語なのでわかりませんから、発車時刻が近づいたらバスの周辺で待機して、周りの人々の動きに注意を払っていました。



チケットにナンバープレートの番号と座席が印字されているので、行き先とナンバープレートをよく確認することが大事です。

バスの入口の係員にチケットの確認を受け、(大型の荷物は床下に格納してもらい)、靴を脱いで乗車します。(靴は持っていき、車の外に残さないように。当たり前か)


二段カプセルホテルです

手前の物体は私の足です

3列、2段になっており、座席番号Aが下段、Bが上段、若い番号が前方、バスに乗ってすぐの場所に表示がありました。 私は3回とも進行左側窓側下段を選びました。夜行なら荷物の安全を考えて上段もありですが、上にあがるのは少し辛いです。車は日本と逆の右側通行なので、右側のほうが景色がよく見えたかも知れません。

水とおしぼりのサービスがあり、また、充電も可能です。テレビ、音楽も可能なようです(使わなかった)Wifi は当然あります。(実際は使わなかった)
座席ですが、フルリクライニング、と言うより、逆に起き上がるのは困難です。
バックパックを持ち込んだので足元が多少窮屈ではありましたが、長い脚をフルに伸ばせてきわめて快適でした。

途中の休憩所も完備

今回利用したバスには車内にトイレはありませんですが、途中、15-20分くらいの休憩があり、問題ありません。
休憩所と言うから、今までの経験から、田舎の商店と汚い目のトイレという先入観をもっていましたが、立派なのに驚きました。
下の写真はホーチミン(サイゴン) ー カントー間にあった休憩所ですが、ほかの路線もなかなか上等で、日本の道の駅より数段上を行っています。

聞いたら休憩時間は20分とのことでしたが、出発のアナウンスや、出発時刻の表示はありません。心配で食事をとる度胸はなく、カントーに行ったときはジュースと豚まんを、ダラットに行ったときはバインミーを買って持ち込みました。
ダラットに向かうときは、乗るバスを間違えかけたうえ、食べ物は禁止と注意されました。たしかにバインミーを食べると音がするし、パンのかけらで車内が汚れる。お腹空いていたので、すみませんと謝って、カーテンを引いてパンくずを落とさないように注意しながら試合続行しました。ごめんなさい。

(一部には?)無料送迎サービスもあります

バスターミナル(バスステーションと呼んでいます)は、いずれも市内から2-30分離れた場所。アクセスは悪いのですが、(一部には?)無料送迎サービスもあります。

ホーチミンからカントーに行ったときですが、バスが停まった途端、出口なところには係員のようなひとが来て、何処に行きますか、タクシーがありますとの親切な申し出。

事前に先達のブログで送迎バスがあることを知っていたので、ニセ係員の申し出を断ってシャトルバス、シャトルバス、シティーと連呼、すると下記の写真のカウンターに案内されてそこで行き先ごとに札を渡されました。ミニバスが来たのでその札を見せ、行き先を伝えた所、無料で宿の前まで送ってくれました。宿は小さなゲストハウスなのに、住所だけでそこまで行ってくれたのに感激しました。


ニャチャンからダラットに行ったときは、上記のようなカウンターがなく、必ずや無料バスがあるとの信念のもと、それらしきミニバスに伺いをたててはそこで待て、と断られることの繰り返し。届け先が広範囲にわたっているためだったのでしょう、2,30分またされたあと乗ることが出来、結局これもゲストハウス前まで送ってもらえました。

逆に、カントーからホーチミンに戻ったときは、この辺の意思疎通がうまくいかず、結局街までいく中間点の別のバスターミナルで降ろされました。

一方、迎えのほうですが、私はGrabタクシーなどで行きましたが、電話すれば迎えに来てくれるという話のようです。一流ホテル限定かも知れないし、電話で話を通じさせる自信がないので、これは諦めました。
FUTABusのサイトで調べてみましたが、送迎について触れている所はみつかりませんでした。大きなセールスポイントなのになぜ? 現地の常識? 多分、私が見落としたのかもしれません。

4時間寝台バスに乗って送りつきで165千ドン(1000円)、フンタン、大好き。名前も可愛らしい。

利用上の注意:乗る場所がわかりにくい、案内が不十分なのが難点、時間に余裕をもつこと

良いことずくめですが、ご多分に漏れず英語は通じにくい。(その①で触れたように予約時にちょっとトラブルがあったのですが、その対応は英語で迅速でした) 利用者は当然現地人が多いのですが、西洋人観光客も少なからずいたので、もう少しなんとかして欲しいものです。(私の英語だけが通じないという説もありますが)

バスステーションは1箇所とは限らず、下手をすると間違った場所に行く可能性があります。タクシーに乗るにしても、Google Map や人に道を聞くにしても、バスステーション名、所在地を現地語、英語の両方で記録しておくとより安全です。

長距離バスのバスステーションはいずれも市内中心から遠くはなれていました。1時間前までに来いとあるので飛行機でもあるまいにと思っていましたし、今回、実際には直前でも大丈夫な感じでしたがが、途中の渋滞、発券所の混雑などの可能性を考えると早めに行くのが正解でしょう。

バスステーションは、ある程度広く、バス会社ごとの発券所が隣接しているとは限らない。また、発券所と乗り場がそばとは限らず、バスステーションから発券所を経て、実際のバス乗り場までも、オリエンテーションを楽しみむことになります。今回は、事前にしらべておいたので、道を聞く人が親切だったので、無事たどりつけましたが、もうすこし案内表示がほしいところでした、(現地語ではあったのかも知れません)いずれにしても時間に余裕をもつことが大事と思いました。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。