2023/03/23

ネパール旅行追憶⑪ ロープウェイ、ダクシンカリ寺院、クレカニダム訪問(2020年2月)


2月18日 Thankot地区チャンドラギリのロープウェイで眺望を楽しみ、ダクシンカリ寺院を見物、水のきれいなKulekhani(クレカニダム)に行きました。

チャンドラギリケーブルカー(ロープウェー)で山頂へ

チャンドラ切りケーブルカーは、2016年にできたばかりのご自慢の設備、標高2547mの「チャンドラギリの丘」まで、登ります。

ここからは東はエベレスト、西はアンナプルナまで、360度の眺望が楽しめる筈。
アンナプルナは見たからこんどはエベレストがみられる、見ても違いがわかるわけではないのですが、楽しみにしていました。お天気も良いことだし。


が、何も見えません。カトマンズは流石に大都会、都会には空がない。
季節的なこともあるのでしょうが、恒常的にスモッグに覆われているようです。

しかたないから、看板の写真です。ホントはネットから写真取ってきたほうが良いのですが、著作権の問題と言うより、自分で撮ったんだと言い張りたいだけ。




ああ、アホらし。
実物は、こんな空です。

生贄奉納のダクシンカリ寺院

気を取り直して、ダクシンカリ寺院に行きました。
ダクシンカリはカーリーは血と殺戮を好む暗黒の女神カーリーをまつる寺院で、毎週火曜日と土曜日にに生贄を捧げる儀式が行われるということで、ちょうどこの日、火曜日。
真面目な信者やお連れのヤギさん、ニワトリさんにぶつからないように覗き見てきました。
まず、参道。お土産的なもの、食材なども売られています。


ニワトリは生贄用でしょう。



入り口では、生贄を連れた人たちが順番待ちをしています。(ネパール人は総じて温厚、おだやかだと思います。)
我々ヒンズー教徒じゃないので奥までははいれません。


鐘を奉納するんですね。鍵を結びつけて縁結びをするという浮いたものではないようです。



この人は、額に赤い斑点ティカ(tikka)別名ビンディ(bindi)をつけてもらっています。連れらしい人が写真構えているからもしかしたら観光客かもしれません。(服装からして現地人だと思いますが)
ティカはヒンズー教で祝福をしめすもので、初日にK村で歓迎の印につけてもらったは良いけど、あちこちに色がついて往生しました。
指で食べるのも、水で尻洗うのも慣れましたが、これは苦手です。

クレカニダム

また山道をすすみます。
大きなダム、ダム施設もありましたが、あたりの風景はのんびりしたものです。




どこ見ても険しい山、「のんびりしたものです」は取り消し。厳しい世界です。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。



ネパール旅行追憶⑩ ガート、Pashupatinath寺院に行きました。(2020年2月)

2月17日 チサパニからスンドラジャル、Mulkharka村水源地を経て、プタニールカンタ、Gokarneshwar Mahadev寺のガートを見物、カカニをみたあと、カトマンズに帰り、Pashupatinath寺院を訪れます。

久々に見る漢字

沐浴場(ガート見学)

Gokarneshwar Mahadev寺を訪れました。

中に入るとガート(ヒンドゥーの沐浴場)があり、家族とおぼしき集団(それにしては少人数)と礼服らしき衣装を着た人がところどころで、お供えものらしきものを広げています。((神聖な作業を覗き込むわけにはいかないので、想像です。)


画面では小さくてわかりませんが、信仰心の篤い猿が遠くで見守っています。お供物目当てにしてはずいぶん遠慮深い。

寺の外では、結婚式らしい集団が集まっていました。


Kakaniのマスの養殖で昼食。

そのあと、つづら折りのデコボコ山を登って山の中腹にあるマスの養殖場に行き、昼食をとりました。Kakaniは夕日の名勝といわれるだけあって周りの景色が素晴らしい。空が澄んでいれば8000メートルの山々がみえるのででしょう。水が豊富なためか、豆腐がありました。誰が何処で使うのでしょうか。


結構おおきなマスで、素揚げにして食べました。新鮮な空気と肉厚のお魚、おいしかった。指で味わえばもっと美味しかったかも。

Pashupatinath寺院

シバ神をまつるパシュパティナート寺院は世界遺産になっている火葬場です。
この日は特にお祭りでもないのですが、大変な人出。観客席のような場所では、奉納のためか賑やかな音楽が流れ、行者だかが踊っている。ガートの方では、ご遺体らしいものが布にくるまれて、担がれて行く。川に流されたりするわけではなく、このあと火葬にふされるとのこと。日本のような近代的な窯じゃないから、長時間かけて焼かれるようです。





観光の対象として見物して良いものやら悪いものやら、複雑なきもちですが、まあ、めったにない経験でした。
一足先に帰りましたが、まだ大勢の人がたたずんでいました。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

ネパール旅行追憶⑨ 水源地、シバブリ国立公園、チサパニ訪問(2020年2月)

2月16日  カトマンズから、ジープで北東方面の水源地、シバブリ国立公園、チサパニに行き、チサパニで泊まりました。


まわりは絶景なのですが、ホテル(Dorje Lakpa Hotel & Lodge)は、頼りなさそうな建物、おむかいの建物は2015年の大地震のせいでしょうか、崩れかけています。

付近を歩くと、前の日に訪れた紙漉き工場でおなじみの、ミツマタが自生していました。鶏が首輪でつながれて大事に飼われているのがおかしかった。

夜、ごちそうになったお酒が変わった味がしておいしかった。Landrukでも出されたので、この地方独特のものなのでしょう。Zhakhatia というそうで、作り方を聞きました。地酒のロキシー(Raksi=家庭で作られる米、ヒエでつくられる焼酎)7割に水を3割、これに米をんバターで炒めたものをいれたもの。温めて飲むので冷えた体に染みわたります。




読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

2023/03/19

ネパール旅行追憶⑧ ボタナート、次いで手漉き和紙工場を見物(2020年2月)

2月15日、この日はカトマンズ近郊のタメル地区にあるユネスコ世界遺産、ボタナート(Bouddhanath Stupa)を見物、そのあと、手漉き和紙を作っている工場を訪問しました。

ボタナート、巨大な仏塔 

ネパールでは最大のチベット仏教仏塔(ストゥーパ)でユネスコ世界遺産に登録 ブッタの知恵の目が四方を見渡してます。お前、悪ことしていないよな。仏塔の上から四方八方にタルチョ(お祈りの5色旗、チベットやネパールでみられる一種の万国旗)が張り巡らされています。

当初の計画では、このあと手漉き紙の工場を訪問しました。

和紙工場を見学

なぜかこの地で和紙を作っています。

ロクタ紙といわれる手漉きの紙で、昔から作られているネパールの特産品だそうで、日本でも沢山売られているのでご存知の人も多いかもしれません。和紙につかわれるミツマタのご先祖様がこの地方で採れるロクタなんだそうで、和紙と言っては本家様に失礼。

今回、趣味ゆたかで普段の生活の中で環境保全に心がけておられるFさんが、ツテをみつけてきて、その縁で訪問がかなったものです。

工程は、
皮をはぐ、(通常、すでに剥がされた干瓢状のものを仕入れます)苛性ソーダに浸す、煮沸する、すすいでほぐす、練り上げてパルプ状にする、平たいザル状のものの上に広げて、ゆすって平らにする、干す、ものによっては着色する、出荷する。機械はほとんど使われていないようです。



干しているのは絨毯と飼い犬で紙ではありません。




多くは、そのまま出荷しているようですが、付加価値をつけるためでしょう、色を付けたり、いろいろな形に切り取ったりして、なかかな素敵な商品が並んでいました。

日本の紙幣はミツマタのほか、アパカ(マニラ麻)がつかわれているようですが、その主原料のミツマタはほとんどをネパールからの輸入に頼っているとのことです。初めてしりました。お土産に完成品を1枚いただきました。

(肖像権保護のため一部改変しておりますが変造ではありません)

読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。