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2024/01/31

飲茶して帰国 ー台北郊外・台中の九族文化村・阿里山森林公園訪問(その7)

6日目、午前中市内でゆっくりし、帰国

台北市内でのんびり

乾物や漢方薬のお店が並ぶ台北最大の問屋街、迪化街。

朝行ったせいか、期待していた賑わいはなし。ここにある永久號に寄り、カラスミ購入、一腹NTD750≒3700、いいお値段ですが、帰りに空港で見たのはもっと高かった。品質によってピンキリらしいですが、日本では概ね倍ほどするみたいです。




このあとは鼎泰豊「新生店」でブランチ(飲茶)。

日本にもいくつか店を出している小籠包の名店です。MRT東門を下車、信義店(本店)に行きました。シャッターが下りていたので前でウロウロしていたら通りがかりの御婦人が、柱に貼ってあるビラを指差す。本店ではテークアウトのみ、レストランは近くの新生店に行けと書いてありました。

200メートルほどはなれた新生店にいき営業開始時刻11時の30分以上前に到着したのですがすでに人だかり。受付はとっくに開始されており番号札を持ってまっていると、まだ定刻にならないのに入れてくれました。この辺は、お客様本位で好感度アップ。

空港行MRTの切符が買えなくて大慌て

台北駅に行き、空港行のMRTに乗車。の、はずだったのですが、切符を買う段になってトラブル発生。実は、スイカに相当するICカード、Easy Cardがコンビニで使えるのを良いことに、残額を使い切ってしまおうとお土産を購入。従ってこの段階では台湾ドルはスッカラカン。

MRTの切符販売窓口で買おうとしたら、クレジットカードは使えない、2階に行けとのご宣託。あわてて2階に上がったがそれらしい窓口は見当たらない、仕方ないコンビニのATMでキャッシングしようと2軒ほどたずねるが、駅ビル内の店にはATMがない。聞きまくって郵便局のATMをみつけて試みるも、なぜかエラーが出る。よく見ると、外国のカードは使えませんとな。聞いても両替商はないとのこと。ああ、国際都市なのになんという不親切。

思い余って日本人観光客に両替してもらおうと、それらしい2人連れに声をかけたら、私達韓国です。

結局、友人のEasy Cardを解約して現金を入手、なんとかなりました。なんでもっと早く気づかなかったんだろう。

駅構内のお店はもう旧正月モードでした。



帰国

出国カウンター、セキュリティコントロール、ともにかなりの混雑でしたが、無事手続き終了。

空港内売店で、頼まれていた中国茶を購入、お値段ピンキリでしたが、一箱数千円もするのが並んでおりました。中国(台湾も)ではお茶道楽にはまると身上潰すと言われるそうですが、その一端が伺えます。


16:55発Peach MM622便に乗り込み、成田着21:00。見渡す限り満席でした。


終わりに

費用

一人 約128,000円。

内訳

航空運賃 53,000円。LCCだが直前予約だったので少し高くついた。
その他交通費  14,000円
宿泊費(5泊) 28,000円(うち台北3泊が21,000円)
飲食   29,000円(うち「欣葉」7,600円、「鼎泰豊」5,500円)
その他、入場料などが4,000円

反省点

・同行者との日程調整に手間取り、直前に具体化させたため(というのは言い訳で、台湾だからなんとかなるという横着心のため)準備が不十分だった。行き当たりばったりも旅の醍醐味とは言え、バスなどで遠出するときは、もっと下調べしておくべきだった。

・再両替をきらうあまり現地通貨をあまり用意しなかった。思ったより現金社会だったので不自由な思いをしてしまった。

・単独行ではなかったので(楽だし、楽しかった反面)、お互いもたれ合い、緊張感に欠け、バスの行き先確認など基本的な注意が欠けてしまいがちだった。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。

「水金九エリア」でプチトレッキング ー台北郊外・台中の九族文化村・阿里山森林公園訪問(その6)

5日目は少しマイナーな観光地に行きます。

台北郊外の「水金九エリア」を目指す

台湾の公式観光ガイドをみると、台北の郊外新北市瑞芳区の鉱山秘境「水金九エリア」が紹介されています。「水湳洞」「金瓜石」「九份」の三つをまとめて言うらしいですが、日本統治時代の面影がのこっている地域です。

このうち九份は超有名で、「千と千尋の物語」が人気を得たこともあり、台湾旅行者のほとんどが一度は行くところだと思います。とても素晴らしいところですが、行ったこともあるので、今回はそこは素通りして、水湳洞、わけてもそこの「十三層遺址」およびその付近にある金爪石・黄金博物館にいくことにしました。

下の写真は私の撮ったものでなく、観光案内から拝借したものですが、これみたら見に行きたくなりません?

金瓜石・黄金博物館を訪問

有名な九份からさらに5~10分行ったとこに金瓜石と呼ばれる地域があり、「黄金博物館」があります。日本統治時代、金と銅の産地として繁栄を極めたそうで、地域一帯が博物館という意味で「黄金博物園区」となっています。

ホテルから徒歩15分くらいのところにある進安公園から1062番、金瓜石ゆきバスに乗李山を上っていきます。途中の景色も結構楽しめました。


九份の街です。バスから大勢下車しましたが、10時前だったせいもあって、街はしずかでした。

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約1時間ほどで、金瓜石に到着しました。













いくつかの建物が展示されています。まず、サービスセンター(写真左側)で入場料支払います。

写真右側、鉱山職員4世帯20人が暮らしていたという四連棟に入ってみましたが、ベッドが設えてあるのと防空壕がある以外は、昭和か大正を感じさせる家でした。


左が、環境館、金瓜石の自然環境や地質学的説明のパネルが展示されていました。右は派出所です。ほかにも(現役の)郵便局もありました。


鉱夫食堂では、鉱夫弁当が売られていて、中には大勢の観光客が昼食をとっていました。折角なので鉱夫弁当を買ったのですが、一人NTD290≒1,400円と妙に高いと思ったら、金属製の弁当箱と箸がついていました。中身だけだったら半額程度だったのに。何より、捨てるのに忍びなく、持ち帰ることになったので荷物が増えて迷惑でした。言葉が通じない+注意不足を反省。  

坑道にいくトロッコがありましたが、余り期待できそうもないので省略しました。

「黄金館」は台湾金属鉱業公司が事務所として建てた建物。1階展示室では金瓜石の金鉱脈の発見の歴史や坑道の模型、作業員の人形などが展示されていました。金塊を触らせてくれるのですが、見張りがいなかったので、爪で削って少し持ち帰ろうかと思ったのですが、固くて無理でした。

金瓜石神社の遺構があるのですが、そこまでは坂道をかなり登らなければならないらしいので、写真をとって省略しました。

黄金瀑布へ

2キロほど離れた場所に黄金瀑布があります。黄金博物館の裏手の路をとると、階段だらけの路地がつづいており、お土産屋があればまるで九份。山の斜面に家がひしめいているので、どうしてもこうなるのでしょう。九份とはことなり生活感満載、豆腐のおからのようなものを手製の道具で絞っている人がいました。

途中からバス道に出て車道を歩き、30分ほどで黄金瀑布に到着。途中、奇岩や青い海が見えて、ちょっとしたハイキング気分。

黄金瀑布のよこには、何か注意書きが表示されていました。

グーグルレンズで調べると、滝の隣り台津古鉱山(通称十三階遺跡)があり、銅鉱山から流れてきた水で重金属なんかが含まれています。景色は良いですが飲んだり立ち入ってはいけません。眼の前には吉龍山福丘「臥阿山要塞」と曲がりくねった金水公路(別名ロマンティック街道)があります、なんて感じでした。


水湳洞、「十三層遺址」

観光案内によると、十三層遺跡と呼ばれている水湳洞選鉱・製錬所は1933年(昭和8年)に建てられ、日本統治時代は貴金属の選鉱・製錬を行う重要な施設でした。戦後、台湾金属鉱業株式市場が引き継ぎ、新しく金の製錬所が建てられ、選鉱所と分けられました。その後衰退し、1987年に閉鎖され、台湾電力に管理が引き継がれました。とのことです。

看板のご指示に従い、水は飲まず、「ロマンティック街道」を登っていきます。そこに目指す水湳洞、「十三層遺址」があると信じて。

道は登り坂、全然ロマンティックではありません。グーグルマップでは「天空之城 十三層遺址」まで750m15分とのことでしたが、実感30分ほどあるいたところで、遺構の入り口らしき表示に到達。鍵がかけられており、人が通った気配も有りません。先程の看板にもかいてありましたし、各種情報によっても通行禁止とありますので、これは仕方ない。

ただ、それらしいものが遠望できるかと思い付近をウロウロしましたがからっきしダメ。路線バスの運転手が親切にもわざわざ下りてきて、あっちだと教えてれたのに従い、山道を下山。途中、上から見た海の景色は抜群。

30分以上あるいたでしょうか、やっと下のバス道に到着、少し歩いて水湳洞バス広場に到達。お待たせしました、やっとそこから遠望することができました。工場遺構のある場所(山の中腹)と見える場所(海岸沿い)とは全く別物ということでした。良い運動をさせてもらいました。


饒河街夜市見学

このあと、バスで台北に戻る途中、MRT松山駅で下車、饒河街夜市を見物しました。5時前だったのでまだ賑わいは序の口でしたが、入口付近にある屋台の胡椒餅が美味しかった。ナンのように、内釜にお餅をペタペタ貼り付けて焼く、有名店のようで、行列ができたきました。



本当はここで食事もすませようと思ったのですが、旅行も最後にさしかかり、台湾ドルの手持ちがほとんどなし。どこもキャッシュオンリー、やむなく台北にもどり、駅ビルのレストランで台湾最後の夕食を食べることになりました。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。



2024/01/30

烏來 ー台北郊外・台中の九族文化村・阿里山森林公園訪問(その5)

4日目は、烏來を目指します。目指しますって大げさなものではなく、台北からMRT(地下鉄)とバスを乗り継いで、1時間半ほどで行ける景勝地です。

なんとなく温泉街

ホテルのある忠孝新生駅から地下鉄(MRT)に5分ほど乗って、古亭というところからバスに乗り換えます。約1時間少しで、烏来総站に到着。

バスは台北駅付近が始発、MRTの新店から乗ったほうが早いのですが、途中から乗ると座れない可能性があるのと、バスの時刻が不安定になりがちなので、古亭から乗車しました。人気の観光地なのでバスの本数は多いようです。

バスを降りると、いかにも景勝の地という感じ。旅館のたたずまいも、なにか懐かしい温泉地を思わせます。少し歩いたところの観光案内所でトイレを借りましたが、案内所は閑古鳥でした。お土産物屋、食べ物やが並びます。粽と里芋餅を立ち食いしましたが美味でした。




トロッコで上に

トロッコとロープウェーで登っていきました。歩いてもなだらかな登り坂だ大した距離ではありませんが気分は遊園地。

上に上がると、ウーライ瀑布がきれいに見えます。街のたたづまいも、洗濯物が干してあったり、年寄がぼーっと外を眺めていたり生活感があって良い。

烏來瀑布、対岸にあって結構な高さがあり、まさかこの上に行くことになるとは思っていませんでした。

民族衣装を着た娘さんたち

土産物屋の広場で、仲間同士写真をとりあっている娘さんたちがいました。貸衣装を着た観光客かと思ったのですが、お店の店員さんたち。かなりヒマのようです。二人並んだところを撮ってあげたあと、こちらのカメラで一緒に並んで写真とらせてもらいました。気の良い娘さんたちでした。(ヤニ下がっている老人の写真は省略)

雲仙楽園

少し階段を上がった所にロープウェーの駅があり、2人分NTD300≒1500円を払って乗りました。川を挟んで滝の上辺りに行きます。これで終わりと思いきや、そこから登り坂が続いています。かなりありそうです。雲仙楽園と書かれており、先程ロープウェーの料金だと思ったのは運賃というより、入園料のようでした。

かなり長い上り坂のようで、木が進まなかったのですが、上は自然をうまく利用した庭園、ちょっとした楽園でした。


タイヤル民族博物館(烏来泰雅民族博物館)見学

帰りにタイヤル民族博物館を覗きました。説明は中国語のみ。九族民俗村にいったばかりなので、あまり新鮮味はありませんでした。


夕食は少し張り込んで、台北の名店「欣葉」でご馳走、目一杯飲み食いしました。

明日は、台北の東、九份方面にある金瓜石・黄金博物館と水湳洞 にいきます。


読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。