北欧旅行も6日目、この日はノルウェーのオスロから早朝の列車でスウェーデンのストックホルムに向かいます。
ストックホルムでは1泊2日の予定で街歩きする心づもりです。
オスロからストックホルムまで列車で移動
オスロ中央駅5:56発の列車でストックホルムに向かいます。運行しているのはスウェーデン国鉄、食堂車(Bistro Car)もそなえたきれいな車体。座席も窓と肘掛けの間にハンドバッグなど置く台があるなど広め、なにより網棚が大きくて楽々とバックパックを格納できたのがありがたかった。
お値段はサンドウィッチ朝食付きで5800円。物価が実感日本の2倍のこの国ですが、これはJRの半額以下って感じ。
5:56定刻発車、外は朝霧。朝食付きだったこと忘れていたのですが、検札の人からビストロカーにいけと言われました。親切。
ホテルでパンを食べ、昼食も買い込んでいたのですが、でも嬉しい。コーヒーとチーズを挟んだパンとリンゴジュースをいただきました。ワインも売っていたのですが、11時からだとのこと。え、この列車到着予定時刻は11:17なんですけど。
途中の車窓風景は、いかにもという感じです。(左の写真の左は太陽でもオーロラでもなく車内のライトの反射です)
ストックホルム中央駅
地下駅なのですが、列車の横を上に上がったらそこはいきなり市内。改札口がないのには馴れましたが、駅のホームがデパートのふ
11:17の到着予定が1時間遅れで到着。時差はありません。
ホームをでたらいきなり外部、列車降りたらすぐ大丸の売り場(大阪なら阪急デパート?)って感じ。改札口がないことには馴れていましたが、驚きました。
外に出ると、駅の大きいこと大きいこと、いろんなビルに入口があります。
駅のコンコースは広大な広場、そのなかに、インフォメーションセンター、大きなスーパーマーケット、フードコート、各種のお店がはいっています。もうショッピングモールですね。
立体構造だし出口がたくさんあり、迷っていまいます。列車の乗り場も、京葉線ホームなんてものじゃなくて、神田にあったり、有楽町にあったり、そのくらい離れている感じ。
このあとも駅周辺をウロウロしたのですが、正直苦手です。
でも、馴れないからそう感じるのかもしれません、考えてみたら仮に東京駅で、改札口が撤去され出入り自由になったら、やっぱりそんな感じになりますね。地下鉄考えたらそれ以上かもしれません、地下街で迷ってひょこっと上にでたら三井物産の本社の前で皇居が見えたなんてこともあるわけですから。
街角風景
ホテルに荷物を預けてヒョートリエット、セルゲル広場あたりを散策。市場なんか除いてみますが、アジアの市場とは大違いで、肉やハム、野菜、果物なんかが整然と並んでいます。
広場では花がたくさん並んでいます。ここに限らず、北欧の街や市場には花屋さんが多いと思いました。冬が長いから花を渇望するのですかね。東南アジアなんかでも、花で飾る事が多いから、むしろ日本が少数派なのかもしれません。
右側の黄色いのは全部キノコです。多分カンタレーリ(あんず茸)、バターでソテーして塩胡椒し、トーストに乗せて食べるのが定番だそうで、森に分け入って積んでくるのだが彼らの楽しみだとか。北欧諸国のどこでも沢山売られています。
左はコンサートホール 右は軽食堂・バー
左はKungstranden Garden(王立公園)と王立オペラ劇場、ちょっと行くと港、水の都です。
ガムラスタン
更に歩いていくとガムラスタン(旧市街)に来ます。
まずは王宮。
広い王宮から出て細い石畳の道を進んでいくのですが、中世の世界、どこ見ても絵になります。上は大聖堂とドイツ教会、大広場に面しているのがノーベル博物館。
セーデルマルム島で夕食
ガイドブックでスウエーデン料理の店をさがしたところ、農家直送の有機野菜を使った料理というのがあり、良さそうなので、行きました。
Bar Agrikulturという店で、更に隣の島、セーデルマルム島にあり、駅からも結構歩きます。住宅地の片隅というたたずまいで、これまた良し。
帰りの道すがら
こちらの人って甘いもの好きですね、ズラーッとキャンディーが並んでいます。
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トラムに乗ったら、検札のお姉さんにでくわしました。ノルウェーでも、またこれから行く国も入口にゲートがなく信頼ベースですが、時々抜き打ち的に検札します。
電車の通行区分の不思議
電車といえば、ここでは日本と違って車は右側通行。でも大発見しました。
トラムでは右側通行でしたが、地下鉄乗ったら左側の線路を走っているんです。なんででしょうかね。調べてみました。
この国では長年イギリス式の左側通行だったのですが、大陸諸国は右側通行、ボルボなんかも輸出先にあわせて左ハンドルにしていたようです。そうすると運転しにくい上、陸続きのノルウェーやフィンランドが右側通行なので混乱があり交通事故も多発したのだそうです。それで長年議論され国民投票までする騒ぎの末、1967年に自動車の対面交通が左側通行から右側通行に変更されたのだそうです。
我が国でも沖縄でそういう例がありますが、大変な作業だったことでしょう。
ところが鉄道、大昔、道の草創期、イギリスの技術で普及した歴史的な経緯もあり、国鉄や地下鉄は未だに左側通行、路面を走るトラムは右側通行というわけでした。
市庁舎
ホテルのあるストックホルム中央駅周辺に帰ってきた頃には、さすがに日が沈んできました。連日の2万歩歩きで足もクタクタ、最後の目的地、市庁舎は、遠景を見るだけで良しとしましょう。
郊外の観光
ストックホルムでの初日は街歩き中心でしたが、二日目は郊外に足を伸ばしました。
まず、ドロットニングホルム宮殿、今でも王様がお住まいの宮殿ですが、一部は一般に開放されています。
湖ごしにみるときれいですね。そして広大な庭園がついています。庭園にはゴルフ禁止の札が、確かに格好のゴルフ場。世界遺産なのだそうで、ヴェルサイユより絶対こっちのほうが良い。
ユールゴーデン島とシェップスホルメン島
トラムとバスを乗り継いで、ユールゴーデン島を見学しました。王室の領地なのだそうですが島全体が自然公園になっていて、ちょっとしたハイキングです。途中木陰のベンチで昼寝、気持ちよかった。
中にはスカンセンという、野外博物館もありました。オスロでも似たような施設に入ったのと、子供連れが多かったので、これは子供向けか、ということで中には入らず、そこのそばからでているフェリーでシェップスホルメン島にわたりました。
シェップスホルメン島はかっての王室保有地、ついで海軍基地だったそうですが、現代美術館、東洋美術館もあります。下の写真は建築博物館だと思います。正直なところ、特に面白いものには会えませんでした。
よく歩き回り、またトラムやバスの乗り回した2日間でした。
このあと、16:30発の豪華フェリーでフィンランド、ヘルシンキに向かいます。
読んでくださりありがとうございました。普段から健康に気を配られて、機会をみつけ元気に旅行に出られますように。